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2019年2月17日日曜日

ノーモアヒバクシャ近畿訴訟・傍聴記―2019-02-08

司法の判断に従わない安倍政治は変えねば


副島圀義
二月八日、大阪地裁第七民事部では、原告Tさんご本人、Wさん代理人の喜久山大貴弁護士が、それぞれ意見陳述。同部に係っていた訴訟は、このお二人について結審、別のお二人については今月二十八日が判決ですから、いよいよ大詰めとなりました。

原告TさんとWさんのことは、昨年十一月十一日付の本欄でご紹介しました。この日、Tさんが次のように述べられたことはとりわけ強く響きました。
―原爆にあって幼い時から様々な病気で苦しんだ。今も「原爆症」として申請している糖尿病・慢性肝炎以外に白内障や狭心症で治療中だし、膀胱がん、腎臓がんの疑いで経過観察中、等々々。頭のてっぺんから足のつま先まで、人間のあらゆる組織に影響を与えるのが原爆だ。「原爆症」というのは、あらゆる病気にかかわるのだ。――

喜久山弁護士はWさんの手紙を、「昨年来、危険な状態に何回もなり、今は療養に努めています。死ぬわけにはいきません。病魔に負けるな!自分に勝て!と奮いたたせる日々です」と読み上げ「高齢化する原告らの命あるうちに、一刻も早く、正しい判断を」と求めました。
TさんとWさんについての判決は五月二十三日と決まりました。

例によって、国側代理人は書面の提出オンリーで、公開の法廷では何も発言しません。
後の報告集会で、弁護団の尾藤事務局長が次のように話しました。
―全国原告団長の山本さんの勝訴確定はじめ、東京での訴訟は完全勝利に終わった。そのように、いくら司法の場で裁かれても、安倍首相は認定制度を改めないと固執している。
私たちは裁判を争っているが、あえて政治を変えることも訴える。統一地方選挙でも参議院選挙でも、安倍政治に審判を下そう。――

(兵庫民報2019年2月17日付)

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