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2019年9月15日日曜日

日本共産党県議団二〇二〇年度予算に対する重要政策提言を知事に提出:悪政の防波堤となり暮らし・福祉を守る兵庫県政に


日本共産党兵庫県議団は九月三日、井戸敏三県知事に、二〇二〇年度予算に対する重要政策提言を行いました。
冒頭、ねりき恵子団長は、兵庫県政が、安倍政権の消費税増税、社会保障削減、九条改憲など悪政の防波堤になり、県民の暮らし・福祉を守る立場で行われるべきと趣旨を紹介。きだ結政務調査会長が、被災者生活再建支援制度の恒久化、ゼロ~二歳児含めた幼児教育無償化、大学学費の段階的無償化、中学の少人数学級、最低賃金千円への引き上げ、個別所得保障の復活、昨年の台風による被災地域の護岸対策、河川対策の充実、駅のホームドア設置など、十分野二百九十四項目の提言概要を説明しました。
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補足説明として、庄本えつこ議員は、「『あいちトリエンナーレ2019表現の不自由展・その後』が中止になった件で、知事は『補助するかどうかの判断を行政から受けたくなければ、補助申請をしなければ良かった』と発言されたが、憲法二十一条で保障される『表現の自由』を脅かし、禁止されている『検閲』にあたる措置を後押しするような発言になる。行政が表現の自由に介入するような発言をすべきではない」と主張しました。
いそみ恵子議員は、「災害援護資金貸付金については、返済免除の拡大などが行われたが、行方不明者が返還対象になったままといった課題が残っている。償還期限の延長など、さらなる改善を国に求めてほしい。加齢性難聴者の補聴器購入補助制度の創設を国に求めてほしい」と述べました。
ねりき議員は、「新温泉町の風力発電所建設計画については地元から中止を求める要望書もだされている。知事として中止させるという政治的働きかけをしてほしい。県立高校の適正化計画が進められており、今後、統廃合につながっていくことが懸念されている。地域の学校をなくさないようにしてほしい」と要望しました。
入江次郎議員は、「赤穂市に産廃をつくろうとしている業者が開発許可なしに森林の伐採を行っていたことが判明している。不適格な事業者には建設を認めないでほしい。警察署の統廃合について、対象となっている地元市町から『到底受け入れられない』(香美町長)、『まずは県議会に方針を報告し、議論すべきではないか』(佐用町長)など反発の声が上がっている。まずは、計画全容を明らかにし、地元合意のない計画は中止すべきだ」と発言しました。
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井戸知事は、「新温泉町巨大風力発電は反対している。関係市町にも決議などあげられないか要請している。赤穂の産廃についても同じ立場だ。補聴器については、国にしっかりと要請をしているところ。国の動向を注視していきたい」などと回答しました。
西上三鶴教育長は、県立高校の適正化計画について「五学区制がほぼ定着してきたなかで、さまざまな条件に変化が生じてきており、今は整理を行っている段階」と回答。
加藤晃久警察本部長は「地元市町の意見を踏まえ、これから具体案を考えていく。具体案を県議会にも説明する」としました。

(兵庫民報2019年9月15日付)

STOP10%:10月消費税10%ストップ!兵庫県ネットワークが9月4日、全県で一斉宣伝をおこないました

24カ所で106団体・409人がリレースピーチ、シール投票などで「消費税増税中止は今からでも間に合うと訴え、854人が署名に応じました。


豊岡アイティ前では直前に激しい雨に見舞われましたが開始予定時間には次々参加者が集まってきて14人で実施しました。


洲本イオン前では6人で訴えました。

JR三田駅2階通路ではプラスター13枚を並べ、宣伝スポットをリーダーと参加者の掛け合いで訴えました。若い人の署名やシール投票が多くみられました。
須磨区板宿商店街では「ややこしくなる」「こまる」と商店の人たちも署名に応じていました。

(兵庫民報2019年9月15日付)

日本共産党創立97周年記念講演DVDを視聴するつどい:神戸市垂水区・神陵台後援会―志位委員長の話に相づちと拍手


九月八日(日)午後、残暑厳しい日差しの中、神陵台六丁目のYさん宅に地域の十五人が参加。
まず、七月の参議院選挙で当選した七人の力強いあいさつを視聴、ひとりひとりの挨拶が終わるたびに拍手が起きました。
その後、完成したばかりのダイジェストDⅤDを視聴。志位委員長のわかりやすいお話に〝そうだ!〟の相づちと拍手で賛同しました。
記念講演を力に、来る総選挙で隠匿、改竄、忖度、国民の思いに耳を貸さない安倍政治に必ず終止符を打とうと意思統一。最後に、冷たいビールと手作り料理を囲んで歓談し、つどいを終えました。歓談の中で消費税のことに話がおよぶと〝そんなんたいへんやあ!〟と、悲鳴に近い声が上がりました。
―横山晴朗

(兵庫民報2019年9月15日付)

党創立97周年記念講演会の感想

○共闘の歩みに確信
志位委員長の講演は、市民と野党の共闘の四年間の歩みをとても感慨深く聞きました。確信が持てましたし展望の持てる内容でした。(北区女性)

○この道こそ政治を変える確かな方向
市民と野党の共闘が政治を変えるという立場がはっきりしたし、この道でこそ日本の政治を変える確かな方向であることに確信を持った。この中身を自ら語り、野党共闘と共産党の躍進のための努力をしていけば党は前進できると思います。そのためにも「党を大きく強く」を合言葉にして、一丸となって頑張っていくことが大切だと思います。(兵庫区男性)

○敗北と捉えていた気持ちが晴れた
伊藤岳議員の「二十一年間、七転び八起き」に希望を見出しましたし、当選された七人の議員の挨拶に本当に心にしみました。志位委員長の講演は、野党共闘の出発の経緯から統一候補の勝利、議会での様子・雰囲気の力関係の変化が目に浮かぶように伝わり、嬉しさと笑いがこみ上げました。議席減、敗北と捉えていた気持ちが晴れました。野党共闘に尽力する日本共産党の誠実さ、国民の幸せを願うブレない姿勢に誇りを取り戻した思いです。兵庫県で野党共闘が実現すればどんなに素晴らしいだろうと思いました。(兵庫区)

○連合政権への呼びかけに励まされた
参議院選挙結果で悔しい思いをし、なかなかそれをバネにすることができずにいましたが、野党連合政権に向けた話し合いの開始を呼びかけるという志位さんの訴えにとても励まされました。(尼崎女性)

○「意志」の大事さ
記念講演会は楽しく、うれしく聞けました。力が湧いてきました。市民と野党共闘の確信が持てました。大事なことは「意志」、大事な言葉だと思いました。次の選挙が楽しみです。候補者のみなさん、本当にお疲れさまでした。心からお礼を申し上げます。(伊丹女性)

○知らない人に伝えたい共産党の安心感・価値・歴史
リアルタイムで見たのは初めてで、聞けて良かったです。山下よしきさんの演説が子供の心に届いたお話は、ほほえましく、とても嬉しかったです。それこそ希望を感じました。日本共産党のことを知らない人には、共産党がもっている安心感や価値、歴史を端的にうまく伝えていきたい、魅力を伝えていきたいです。外交でも頼りになるのは共産党です。(女性)

○謙虚な姿勢と情熱に感激
「お互いに学びあう」という謙虚な姿勢と野党連合政権を目指す情熱に感激しました。(女性)

○共産党が心棒になって共闘前進を
講演の中で共闘の四年間をもう一度学び直して、着実に共闘が前進している実感がわいた。ともすれば他の野党に対する不信感を払拭できず、選挙結果の総括するうえで議席獲得が第一に陥りがちになり、共闘のプロセスの大事さを十分理解をしていなかったことを痛感しました。日本共産党が心棒になって野党共闘をより前進させ、安倍内閣を打倒して自公政権を終わらせ、市民と共に国民連合政府をつくっていくという大義と大志をもって取り組みを強めていきたいと思いました。(北区男性)

○連合政権構想を
市民と野党の共闘について詳しく話していただいて、少しずつ理解できたように思います。ぜひ、野党連合政権構想を打ち出して連合政権に向けて、進んでいってほしいと思います。(女性)

(兵庫民報2019年9月15日付)

西宮市議会でまつお・佐藤両議員が一般質問:公契約条例案の作成、幼児給食費無償化を

西宮市議会第二回定例会で九月五日、日本共産党の、まつお正秀、佐藤みち子両議員が一般質問を行いました。

まつお正秀議員


公契約条例と市民体育館建て替えついて質問しました。
二〇一一年に条例の研究を行なった西宮市は、条例の制定をしなくても賃金や労働条件の確保はできるとの結論を出しました。しかし、この三月に市は、産業振興条例と連動する形で働き方改革プランを打ち出し、その中で公契約条例の検討へと大きく踏み込みました。
このプランは五年計画のため、今回の質問で私は条例案の作成を前倒しで行うように求めました。
また、市民体育館の建て替え整備の検討が進められていますが、西宮をホームとしているプロバスケットボールチームストークスが市民体育館をホームアリーナにしないことを表明。その背景にはBリーグが売り上げや観客動員数基準を大幅に引き上げたことがあります。市民利用を中心とした体育館ではストークスが自由に収益を上げる取り組みができないので新たな体育館を探すようですが、難航が予想されます。
質問で私は、「みるスポーツ」偏重の整備ではなく、市民が「するスポーツ」を中心にした整備を求めました。
―まつお正秀(西宮市議)


佐藤みち子議員


十月一日から始まる幼児教育無償化について質問しました。
日本共産党は無償化が当然だと考えますが、財源が低所得世帯ほど負担の重い消費税頼みとなっていることは問題です。財源は、消費税ではなく、累進性の強い所得税や法人税等を充てるべきです。
三歳~五歳児の保育料は無償になりますが、給食費は実費負担になります。民間保育園は園が徴収することになり事務量が膨大に増え、滞納への対応と今でさえ忙しいのにさらに忙しくなります。
西宮市は国基準の保育料を市単独補助金で低く設定していたその額は約八億円です。約二億二千万円で給食費の実費負担がなくなる。しかし、石井市長はやらないと、「子育てするなら西宮」が泣きます。
―佐藤みち子(西宮市議)

(兵庫民報2019年9月15日付)

姫路市議会で森議員が個人質問:核兵器禁止、保育園副食費――市民の願い実現を


姫路市定例市議会本会議が九日に開かれ、日本共産党の森ゆき子議員が個人質問に立ち、平和行政、自治体戦略2040、幼児教育・保育の無償化に合わせ副食費の無償化を、投票所の増設・バリアフリー化、選管事務局の職員態勢などの問題を取り上げました。
広島、長崎の市長が呼びかけている平和首長会議は二〇二〇年までの核兵器廃絶に向けて取り組んでいます。全国の自治体にも二〇一七年からの三年間の行動計画の実施を呼び掛けています。
森議員は、この行動計画に対し、姫路市としてどのように対応しているのか、核兵器禁止条約への署名、批准を政府に求めること、空爆犠牲者慰霊協会の代表理事に市長が就任しなかった理由、手柄山の太平洋戦全国空爆死没者慰霊塔を登録有形文化財に指定するよう政府に求めることなどについて、清元秀康市長の見解をただしました。
清元市長は「ヒバクシャ核兵器廃絶国際署名にも署名した。今後も非核平和の町として取り組んでいく」としつつも、核兵器禁止条約については「政府が署名しないのは、総合的に十分検討したこと」などと答えました。
慰霊塔の有形文化財登録については、松田克彦教育長が「対象になりうるか政府に確認中」だと答えました。
森議員は、核兵器禁止条約について「アメリカに追随することなく」という被爆者の思いを、より重く受け止めるべきだと指摘しました。
十月から、三歳から五歳児までの幼稚園、保育所、認定こども園の利用料が無償化されます。しかし、保育園給食費では、副食費の負担が新たに生じます。年収三百六十万円未満の世帯と第三子以降の子どもについては免除されますが、それ以外の世帯は負担が生じます。副食費の徴収も保育現場で行うことになり、保育士さんたちの事務量がさらに増加することになります。
森議員は、高砂、明石、加西市などでは独自で無償化を行うとしていることにならい、姫路市としても無償化すべきだと求めました。
名村哲哉子ども育成担当理事は「副食費は保護者負担であり、無償化から外されている。国の制度を基本に行いたい」と答弁。無償化するための費用は四億円だとしました。
森議員は、市の財政は五十一年連続の黒字となっていることなどを指摘、四億円は負担できる額だとして、近隣自治体の状況も見て無償化するよう迫りました。

(兵庫民報2019年9月15日付)

活動や今後のとりくみワクワク伝えるマジカル☆ニュース――民青同盟兵庫県委員会が創刊


日本民主青年同盟兵庫県委員会が毎月の活動や今後のとりくみを紹介する『マジカル☆ニュース』を創刊しました。県内各地の青年たちのとりくみを〝ワクワク楽しく〟伝えています。「しんぶん赤旗」日刊紙に折り込まれる予定です。
その創刊号の一面記事を紹介します。
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念願の高校生合宿を実現☆

兵庫では十数年ぶり(?)となる高校生合宿を淡路島で行いました!
学習では科学的社会主義や民青の目的・歴史などを学んで、「唯物論と観念論がわかった!」「悩みの原因が見えづらくなっていると思った」「やっぱり知ることって大事!」などたくさん感想が出されました。
夜は夕陽をバックにサンセットバーベキューで、楽しく交流しました♪

「学べるのがいいですね」と加盟☆

阪神北地域の伊丹班では、学生の藤木華さんをお試し班会に誘い仲間に迎えました! 華さんはK-POPが好きということで、日韓関係について学んで交流しました。
「中学の時に徴用工や慰安婦問題について学んだ。みんなが学ぶわけではないので大事ですね」「今回の選挙は外交関係を基準に選んだけど、選挙で投票してそれっきり終わりではだめだと思う」と話します。
「民青では選挙の時だけじゃなくて普段から社会や政治と自分がどう関わっているか学べるし、行動できるよ。ぜひ一緒にやろう」と伝えると「学べるのがいいですね」と話し、加盟しました♪

地区でヒバクシャ署名行動!

尼崎地区委員会ではJR尼崎駅前でヒバクシャ国際署名宣伝に取り組みました。
「核兵器をなくしたいと思いますか?」「日本政府の核兵器禁止条約への反対はどう思いますか?」とシールアンケートで対話し、四十分間で十三筆集まりました。
署名した学生は「めっちゃ大事やからみんなも署名して」と通りかかった友人にも声をかけ、署名板に人だかりができました。「核抑止力は理解できる」と話す男性も「被爆者の方の訴えは当然。禁止条約に全ての国が批准してほしい」と話し署名しました。

韓国が好きだから心配!と学習会開催

「K-POP好き!」な人が多い神戸西地域高校生班では、神戸コリア教育文化センターの金さんを講師に「金さんにおしえてもらおう」を開催。韓国の文化や日韓関係について学びました。
「ニュースで分からなかったことを生で聞けてよかった」「自分の質問に答えてもらって嬉しかった。楽しかったです」と感想が出されました。班では韓国フィールドワークも実現させたいと盛り上がっています。

(兵庫民報2019年9月15日付)

借り上げ復興住宅「被災者追い出し裁判」:法改正前入居・Tさんの控訴審始まる:裁判所が事前通知に注目

神戸市が借り上げ復興市営住宅の被災入居者に明け渡しを求めている裁判のうち、兵庫区のキャナルタウンウエストのTさんの控訴審第一回弁論が九月五日、大阪高等裁判所(第十四民事部・田中俊次裁判長)で行われました。
一審の神戸地裁は、URからの借り上げ期間が二十年であることから住宅の明け渡しを求めた神戸市の主張を認める判決を下し、Tさんが控訴していました。
Tさんがキャナルタウンウエストに入居したのは改正公営住宅法の施行(一九九六年八月)より前の同年三月でした。
Tさんはこの日の陳述で、入居時、神戸市から「二十年後に退去」という説明はなく、入居許可証にも記載はなく、何の疑問もなく暮らしてきたと強調しました。
事前通知のないまま市から提訴され、皮膚病などを発症、歩行も困難、さらに今年七月には大腸がんの診断を受けたと自身や同じく提訴された入居者の窮状を述べ、「神戸市長はおろか局長、部長さえ一度も話し合いの場に来たことはありません。罪もない私たちが命を削って法廷に立たされていることに、何の痛みも感じないのでしょうか」と告発し、「一日も早く継続入居できますように」と訴えました。
田中裁判長は法廷で、神戸市に対し①改正公営住宅法施行後もなぜ、二十五条二項に基づく通知(期間満了に伴う明け渡しの事前通知)をしなかったのか、②公営住宅法改正前に借り上げ住宅制度を作ったが、その際どのような制度として検討していたのか―を明らかにするよう神戸市に求めましたが、市側は後日回答すると述べました。
また、裁判長は和解を勧告しました。
次回は、十月三十一日十時、大阪高裁二〇二号法廷で行われます。

TKさん12月に地裁判決

九月六日には、東灘区のシティーコート住吉本町を父から承継して住むTKさんの裁判が神戸地裁で行われました。
借上弁護団は、市の明け渡し請求が国連社会権規約(健康権と憲法十三条(人格権)に反しているとする棟居徳子早稲田大学教授の意見書を提出し、それに基づいて陳述。結審となりました。
判決は十二月十三日、十四時開廷で言い渡される予定です。

(兵庫民報2019年9月15日付)

日中友好協会兵庫県連合会が強制連行犠牲者追悼と学習会:戦中、ラジオで日本軍の蛮行を発信:長谷川テルの生涯に学ぶ

厳しい残暑が続く九月八日午後、日本中国友好協会兵庫県連合会は二十二回目となる「強制連行による中国人犠牲者を慰霊する集い」を神戸市兵庫区の宝地院で開催しました。
戦争末期、国内の労働力不足を補うため国策により中国大陸から三万八千九百三十九人の中国人を強制連行し全国百三十五事業所で強制労働させ、六千八百三十四人の犠牲者を出しています。兵庫県内では神戸港と相生の造船所で合わせて四十五人が亡くなっています。


集いは、宝地院の中川正興住職の読経と参加者の焼香により犠牲者を追悼しました。


その後、集会所で「長谷川テルの生涯に学ぶ」学習講演会を開催。日中友好協会大阪府連の平松悦雄常任理事が長谷川テルの生い立ちや学生時代以後についての年譜、写真、当時の新聞記事などの資料を映像で映しながら紹介しました。
一九二九年、十七歳で奈良女子高等師範学校へ入学した長谷川テルは良妻賢母をめざす教育内容にうんざりし、四年生の秋、ある人物を介しエスペラントを学び始めます。その影響もあり左翼関係の人々と接したことから治安維持法で検挙され一週間で釈放となりましたが、退学し東京へ帰ります。
エスペラントを学ぶ中で中国人留学生の劉仁と出会い結婚、上海へ渡ります。第二次上海事変の戦乱で上海の一般市民、子供が日本軍の蛮行により大きな被害を受けていることを目の当たりにしショックを受け、抗日反戦への決意を固めます。一九三八年七月、要請を受け漢口で初めてマイクの前に立つことを決断、流暢な日本語で日本軍と日本軍兵士に戦争の中止をラジオで訴えました。日本の家族に害が及ぶことがわかっている中での決断です。
平松氏は、長谷川テルのラジオ放送を聞いたという宮西元日本軍通信兵が、一九九四年にピース大阪で証言した言葉も紹介。一九四七年一月と四月に亡くなった長谷川テルと劉仁が眠っている佳木斯の烈士墓園を大阪府連が二〇一五年に墓参したことや残された二人の遺児、劉星と暁嵐(長谷川暁子)が戦後中国でどのように育てられたかなどにもふれ、長谷川テルがエスペラントを通じ世界へ日本軍の蛮行を発信し続けた反戦への堅い決意が戦後七十年を経てようやく意識され、評価されるようになったと語りました。
―上田雅美(日中友好協会兵庫県連)

(兵庫民報2019年9月15日付)

原発をなくす西宮の会が学習会:電力会社の動きはどうなってる?

原発をなくす西宮の会の学習会は会員の希望により「電力会社の動きはどうなってるの?」のテーマで九月七日西宮市市民交流センターで行われました。講師の速水二郎氏(電力兵庫の会)は、日本でも世界でも原発問題に関しては〝一電力会社の動き〟だけ見てもわからないと述べ、〝原発利益共同体全体の動き〟について講演しました。
最初に八年前の福島原発事故以降「原発の時代は世界的に終わりを迎えつつある」ことを諸資料で具体的に示しました。次に「迷い始めた日本政府」の証拠として原発二二%の実現が不可能になりつつあり、財界や政府部内からの批判の声もでてきていることを紹介しました。
関電・東電など地域独占企業の動きについては、電力システム改革の終盤である二〇一九年の実態をさまざまな角度で説明、特に発電・送配電・販売の分割に関しては所有権分離に抵抗している例を話し、原発にしがみつつ顧客の奪い合いに没頭する実態を話しました。
三菱・日立・東芝など四百五十法人による原子力産業協会の動きでは、二〇一九年四月の年次大会で会長が「原発三〇%稼働」と豪語したものの各企業から矛盾に満ちた発言内容も紹介、また協会自身が行った企業アンケートでは「安倍エネ計画(原発二二%)は到底達成できない」との結果でした。
原発立地自治体の現状について、一九七四年田中角栄首相が「(危険な)原発をつくる迷惑料」として決めた電源三法による原発マネーに毒された具体例として敦賀市・美浜町・大飯町・高浜町の姿を語りました。また福島事故前の〝原発立国政策〟時、膨大な税金による宣伝費が電通・博報堂・産経新聞等などに使われた事実を示しました。
最後に、「核ビジネス」として一九四〇年代開始の米の「マンハッタン計画」以来、巨大産業が請け負う姿で核軍事利用(核兵器)と核産業利用(原発)が七十五年後の今も世界各国で継続されていることを述べ、日本では『核兵器禁止条約』と野党共同提案『原発ゼロ基本法案』の二つをかかげた幅広い運動の必要性を強調しました。
参加者からは、「市民運動の広げ方」「送配電網への再生可能エネ発電のつなぎ方や空き容量」「自給自足・地産地消のエネルギー」など六点ほどの質問や意見が出され互いに認識が深まりました。

(兵庫民報2019年9月15日付)

ちょっとうれしくなることばや戦争の悲劇をモダンダンスで:藤田佳代舞踊研究所第四十二回発表会


藤田佳代舞踊研究所の第四十二回発表会が十月十二日夕、神戸文化ホール大ホールで行われます。
新作「ちょっとうれしいことば みつけたよ」「メリーさんと隠れ家」の二作品と「届ける――東北の地震と津波と原発事故で亡くなった数限りない命たちへ」が上演されます。
「ちょっとうれしいことば――」は、紫式部、藤原定家、与謝蕪村、西脇順三郎などの作品からちょっとうれしくなることばをさがして創ったもの。たとえば『平家物語』にでてくる「垂氷(たるひ)」―しんとしたすべてが凍りついた状態――を踊ります。
「メリーさん――」は、かつて友好の記念としてアメリカから贈られたものの戦争がはじまり「敵国の人形」とされてしまったメリーさんを守って子どもたちが活躍します。
「届ける――」は二〇一二年初演以来十年間の予定で上演しつづけている追悼の踊りです。音楽は使わず拍踏衆の手拍子足拍子だけで、ダンサーは手にはめた下駄を打ち鳴らして踊ります。
今回の出演者は百名。うち七名は知的障害クラスの生徒たちでほぼ介助者なしでおどります。
(写真は前回の発表会から 撮影=中野良彦さん)

藤田佳代舞踊研究所モダンダンス公演:第42回発表会

10月12日(土)16時30分開場・17時開演/神戸文化ホール大ホール/無料(招待券)/問い合わせ Tel. &ampFax 078‐822‐2066、http://www2s.biglobe.ne.jp/~fkmds/

(兵庫民報2019年9月15日付)

亀井洋示「新三猿」

(兵庫民報2019年9月15日付)

観感楽学

ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は昨年一月、「焼き場に立つ少年」の写真をカードにして世界に配布するように指示した。「戦争がもたらすもの」との法王の言葉と署名を添えて▼説明文に「この少年は、血がにじむほど唇を噛み締めて、やり場のない悲しみをあらわしている」とある。この写真を原爆症認定集団訴訟のポスターに使うことを撮影者の故ジョー・オダネル氏は承諾してくれた▼永年、被爆者医療にあたっている齋藤紀医師がカラーデジタル化された写真を分析。瞳の横にグレー部分があること、出血止めの詰め物を鼻腔にしていることから放射線被ばくの急性症状が出ている可能性を指摘された。原爆の悲惨さを告発して胸に刺さる。長崎市の教育委員会も昨年度から小中学校向け教材で活用している▼長崎市の平和祈念式典の後、被爆者団体代表は安倍首相に黒こげの少年や焼き場に立つ少年の写真を渡し、「これを見て、感じて考えて下さい」と語りかけた▼安倍首相は写真を見ることもなく何も答えなかった。今年十一月に長崎を訪れるローマ法王と比べるのは失礼だが、被爆国の首相が何も感じないのは不思議で恥ずかしいことだ。(K)

(兵庫民報2019年9月15日付)

2019年9月8日日曜日

神戸市のシンポ中止問題で集い:だれもが、自由に表現でき、それを自由に受けとれる街に


神戸市とTRANS-KOBE実行委員会が、「あいちトリエンナーレ2019」の津田大介芸術監督をまねき開催する予定だったシンポジウムの中止を八月九日に決めた問題について考える集会を、兵庫県憲法共同センターと市民デモHYOGOが八月三十一日、神戸市勤労会館で開き、百六十人が参加しました。
中止されたシンポジウムは、神戸市と実行委員会の主催でこの秋に開かれる「アート・プロジェクト KOBE 2019:TRANS-」のプレ企画として八月十八日に予定されていた「2019年―2020年、アートは異物を受け入れるのか」。
集会では、味口としゆき市議(日本共産党)と、あわはら富夫市議(つなぐ)の経過報告、立命館大学の伊藤健一郎講師のスピーチが行われ、参加者からの意見交流も行われました。
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味口市議は、日本共産党神戸市会議員団がシンポ中止撤回を求め二度にわたり申し入れた際、市が「脅迫はなかった」こと、久元喜造市長は情報収集を指示しただけで表現の自由を守るための積極的な対応をしていなかったことを認めたと報告。
さらに、二〇〇一年に議員立法で成立した「文化芸術基本法」の制定過程で前文に「文化芸術の礎たる表現の自由の重要性を深く認識し」と明記されたことを紹介し、文化施策の原則である「アームズ・レングスの原則」(注)を踏まえ、行政や政治家の介入を許さないことを求めていくと述べました。
あわはら市議は、新社会党兵庫県本部が市民三十人とともに市と文化振興財団に抗議の申し入れを行ったことなどを報告。シンポ中止は津田氏の考え方を排除したものだと批判し、思想および良心の自由を侵してはならないとする憲法十九条の立場でも追及していくと述べました。
伊藤氏は、各地のヘイトスピーチで対抗してきた経験などを語りました。
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意見交流の中で、川元志穂弁護士は、憲法二十一条が保障する表現の自由には、個人の自己実現に加えて、国民の自己統治――政治的な意見を政治に反映させ、民主主義を健全に運営するために特に尊重される――という価値があると指摘。芸術家が政治的発言を控えることはこの点から違和感があると述べました。
「あいちトリエンナーレ」についての河村たかし名古屋市長、松井一郎大阪市長らの発言は、国民の表現の自由を保障すべき公務員とは逆の立場のものだと指摘しました。
さらに、表現の自由に制限が加えられるのは公共の福祉――人権どうしの衝突を調整する最低限度の措置だけだが、神戸市のシンポジウム中止は、脅迫もなく必要最低限の措置とは言えるのか疑問だと批判しました。
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また、他の参加者からも、「同じく津田氏を招いた瀬戸内国際芸術祭の企画は中止されておらず、神戸市の中止は危機的」「歴史修正主義とのたたかいでもある」などの発言がありました。
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集いは、アピール「だれもが、自由に表現ができ自由にそれを受けとることのできる街にしよう」を採択し、市と実行委員会にシンポジウムのやり直しを求めるとともに、市民にも「そんな神戸をとりもどしましょう」と呼びかけました。
注 「arm's lengthの原則」=芸術と行政が一定の距離を保ち、援助を受けながら、しかも表現の自由と独立性を維持すること。

(兵庫民報2019年9月8日付)

10月消費税10%ストップのための全国いっせい宣伝行動:「消費税10%困ります」―日本共産党の宣伝に市民がつぎつぎ署名


日本共産党は九月二日から「十月消費税一〇%ストップのための全国いっせい宣伝行動週間」にとりくみました。兵庫県でも、兵庫県委員会と東灘・灘・中央地区委員会と兵庫県議団、神戸市議団が二日、神戸三宮で、そのキックオフ宣伝を行いました。
「消費税一〇% いまからでもやめられる」「ストップ! 大増税」などのプラスターを並べ、マイクでの訴えや、しんぶん赤旗九月号外を配りながらの対話で、日本共産党の財源プラン「消費税に頼らない別の道」も説明し、増税を中止し、「くらしに希望をもてる新しい日本を」と呼びかけ。
市民も「電車代もなにもかも上がって困る」など次々署名に応じ、一時間で四十五筆が集まるなど、注目を集めました。

(兵庫民報2019年9月8日付)

参院選を土台に、本気の「共闘」で新しい政治へ道を拓こう:革新懇全国交流会開催への期待高まる

兵庫県実行委員会事務局長 宮田静則


十月十九・二十日神戸で開催される「地域・職場・青年革新懇全国交流会」まであと五十日。登壇者の多彩な顔ぶれや豊富な企画に、今まで革新懇の活動に参加したことがないという方からも「是非参加したい」との期待の声が寄せられています。
革新懇全国交流会は、二年に一回、その時々の焦眉の課題でのたたかいを交流し、市民と野党の共同を広げる活動の発展をめざし全国各地で開催されてきました。
今回は、〝参院選を土台に、私たちが安倍政治を終わらせる、本気の「市民と野党の共闘」で希望ある新しい政治へ道を拓こう〟をかかげ、「市民と野党の共闘」の発展をめざす決起の場、市民団体や総がかり行動実行委員会などとの連帯の場、改憲阻止はじめ沖縄、原発、消費税、ジェンダー平等など平和と民主主義、くらしを守るたたかいの交流の場、として開かれます。
第一日目、神戸文化大ホール(二千人)での全体会には、憲法学者の小林節さん、総がかり行動実行委員会共同代表の福山真劫さん、首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさんの連帯の挨拶、共産党委員長の志位和夫さん、ジェンダー平等の大学教授・岡野八代さんの特別発言が予定されています。最新の情勢をふまえて今後どうたたかいを進めるのか、それぞれの立場から縦横に語られると思います。今から楽しみです。
第二日目は、兵庫県民会館と兵庫県学校厚生会館で分散会、分科会が開かれます。分散会は県民会館の八会場に分かれて「市民と野党の共闘」をテーマに経験交流と討議が行われます。分科会は「職場交流会」「青年交流会」「市民と野党の共闘」「ジェンダー平等」の四つのテーマで行われます。どのテーマもこの間の豊富な全国の経験がもちよられ、突っ込んだ議論が行われます。大いに学び今後の自らの活動にいかせると思います。
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地元兵庫として、去る三月十五日に兵庫県実行委員会が発足させました。八月十日には第二回実行委員会を開催し、神戸文化ホール二千人の参加者の内、「千五百人は県内から」を目標に全県での取り組みが進んでいます。神戸中央区革新懇は、百人の参加目標を掲げ、地域の団体を訪問し、参加を呼びかけています。長田区では地域実行員会が発足。但馬地域はマイクロバスチャーターを計画。また、兵庫労連や兵商連、新日本婦人の会をはじめ多くの団体が構成員にチラシを配布しています。
当面する九条改憲阻止はじめ各分野のたたかいと共同を前進させ、また次の衆議院選挙に向けて県下十二小選挙区で「市民と野党の共闘」を実現するためにも全国交流会の成功が大きな力になると考えます。
皆さんのご参加と取り組みを呼びかけます。

(兵庫民報2019年9月8日付)

西宮革新懇が講演会「参院選の結果と市民の共闘の展望」:生きづらさ感じる人に寄りそって


西宮革新懇(平和・民主・革新の日本をめざす西宮の会)は九月一日、西宮勤労会館で「参院選の結果と市民の共闘の展望」と銘打って講演会を開催し、百四十人が参加。西宮革新懇代表世話人で原水禁世界大会起草委員長でもある冨田宏治関西学院大学法学部教授が講演しました。
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冨田教授は、参院選の結果に至る経緯を約十年のスパンで世界の政治情勢の推移を含めて俯瞰的に述べました。
―参院選は、重要な勝利だった。しかし美酒を酌み交わすというまでの勝利では無い。来る衆議院選挙が本番だ。全国二百八十七選挙区全てで野党統一候補を生みだす作業にかかりましょう。
―アメリカの中間選挙で民主党が勝利。民主党の次回大統領選挙候補に自称「社会主義者」のバーニー・サンダースなどが上位に位置している。そういう人が当選するかも。トランプは国内政治では自分の主張を貫けない。だから外交で点数を稼ごうとする他ない。イギリス労働党の最左派のジエレミー・コービンが右派も含む全党から支持を受け党首になり、次回総選挙では首相になるかも。韓国では連日百万人のデモを組織したろうそく革命により朴槿恵を倒し文在寅大統領を産み出した。「市民と野党の共闘」はこういう世界政治の流れの一環だ。
―野党共闘が勝利するためには投票率を上げる必要がある。かって民主党に投票したが失望して棄権に回っている人たち二千万人と政治に関心を持てない状況に置かれている「生きづらさ」を感じている人へ呼びかけ、寄り添って政治に関心を持っていただくことが焦点だ。
―と強調しました。
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参加者からは、「三人定数の兵庫選挙区でもう少し共闘を進めて欲しかったのお話があった。選挙カーのアナウンサーをしていて立憲の車にであったとき、〝お互い頑張りましょう!〟とエールを送るべきだったんだなあ、と思いました」(友成陽子さん)、「椅子が足らなくなるほどの盛況でよかった。そもそも革新懇が何か知らずに参加したがお話は分かりやすかった」(竹内よしみさん)などの声が寄せられました。
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開会挨拶で阿波角孝治代表世話人は「西宮革新懇は二〇一六年三月二十四日に二十年振りに第二回臨時総会を開催して活動を再開させた。当初〝革新懇では活動がせまくなるのでは?〟〝平和と民主主義を進める会と競合しないか?〟などの意見が出た。この三年半の活動でかなり払拭されたが完全ではない。粘り強くこの問題の解決に向けて取り組みたい」と強調。また、十月十九・二十日に神戸で開かれる全国革新懇交流会に参加を呼びかけ、「今すぐ、この場で申込書をお書きください」と訴えました
―阿波角孝治(西宮革新懇代表世話人)

(兵庫民報2019年9月8日付)

猪名川町・稲美町の町議選9月17日告示・22日投票:暮らし守る町政へ共産党が全力

猪名川町と稲美町の町議選が九月十七日告示・二十二日投票で行われます。
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下坊達雄氏
池上哲男氏

猪名川町議選(定数十六)には日本共産党の下坊達雄氏(67)と池上哲男氏(66)=ともに現職=が現有議席確保をめざします。
下坊・池上二氏は住民の切実な声に基づき、こども医療費を中学校卒業まで無料化、国保税の一万円引き下げなどを実現してきました。今回の選挙に向けては「希望のもてる猪名川町へ八つのプラン」として、個別収集などごみ収集の改善、ふれあいバス改善、川西病院の医療機能を残し通院バス配車、現在の道の駅を充実、減らない年金実現にむけ政府に意見書提出―などの政策を掲げ、その実現のために日本共産党の二議席をと訴えています。
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大路ひさし氏

稲美町議選(定数十四)には日本共産党の大路ひさし氏(73)=現=が現有議席確保をめざします。
大路氏はこれまで就学援助入学準備金の入学前支給、幼稚園・小中学校のエアコン設置、交通弱者へのタクシー・バス券支給など、住民の立場でとりくみ実現。
今回の町議選に向け、大路氏は、安倍政権の暴走政治から命と暮らしを守る町政をめざしひきつづき全力をあげる決意を表明し、国保税引き下げ、買い物・通院の交通手段を確保、子ども医療費を高校まで無料化、三十人学級を六年生まで拡大、町独自の給付型奨学金創設などの政策を掲げています。

(兵庫民報2019年9月8日付)

非核の政府を求める兵庫の会が市民学習会:再生可能エネルギー中心の社会を市民・地域主導で


非核の政府を求める兵庫の会は八月三十一日、和田武氏(和歌山大学客員教授、自然エネルギー市民の会代表、元・日本環境学会会長)を招いて市民学習会を行いました。今回のテーマは「再生可能エネルギー中心の持続可能な社会を目指して~市民と地域の力で明るい未来を切り拓こう!~」。
和田氏は――、
①地球温暖化防止は待ったなしの段階。二十一世紀の気温上昇が摂氏二度以上になると不可逆的な環境破壊が始まるため、それを回避するのは至上命題であること。
②世界は再生可能エネルギー中心の社会の構築へと本格的に動き始め、市民と地域主導による普及がすすめられその地域社会が発展していること。一方で、日本では原発再稼働と石炭火力をベースロード電源とした第五次エネルギー基本計画に基づいて、安倍内閣が世界の流れに逆行する政治をすすめていること。
―を明らかにし、
③日本では安倍政権を退陣に追い込むたたかいとともに、温暖化対策は一刻の猶予も許されない課題。千基を超えた市民・地域共同発電に学び、市民・地域主導で再生可能エネルギー中心の持続的可能な社会へと切りひらいていくことをよびかけました。
最後に風呂本武敏代表世話人が講演と参加へのお礼を述べ閉会しました。

(兵庫民報2019年9月8日付)

済生会兵庫県病院の存続・充実へ:とりくみ新たな段階――「求める会」が学習会


「済生会兵庫県病院の存続・充実を求める会」(略「求める会」)で「済生会兵庫県病医院の取り組み、新たなステージへ」の学習会を九月一日に開催。追加の椅子も出し六十人を超える参加者で会場いっぱいになりました。
講演した今西清氏(兵庫の地域医療を守る会代表)は取り組みが新たな段階に来たことを力説しました。
一つは三田市立病院をめぐる動き。三田市長選後、再選された森哲男市長が記者会見で「三田市と北区で広域基幹病院をめざす。神戸市にも協力を求める」と言明したこと。
二つ目は「済生会はなくならない」と言ってきた神戸市当局が、七月二十五日の神戸市議会福祉環境委員会で「今はどうなったのか」という議員の質問に「神戸大学が動いている。済生会が決めること」と従来とは違う見解を示したこと。
三つ目は済生会兵庫県病院の動き。八月二十七日の「求める会」との懇談会で済生会兵庫県病院事務局長が「神戸大学が医師を派遣しなくなった」と言明したこと。
「急性期の拠点病院づくりを検討」(済生会2025プラン)も示し、統合再編の動きが表面化していることを具体的な事実で今西氏は解明しました。
「求める会」との懇談会の中で済生会兵庫県病院事務局長の態度が問題にされました。事務局長は席上、「今年一月から三月までの病院患者が激減した」、「求める会」が発行した昨年十月のビラが問題だと言及。ビラの文言について「詫び状」を提出しなければ今後、話し合いには応じないと言い、途中で席を立ちました。ビラの文言を理由にした今回の事務局長の態度は許されるものではなく、市民に対する威嚇であったことも今西氏は参加者に訴えました。
―浜本宏(同会)

(兵庫民報2019年9月8日付)

西はりま・姫路母親大会「明るく元気に」:参加者励ました大門参院議員の講演


「西はりま・姫路母親大会」が九月一日、姫路労働会館で開催され、六十人定員の部屋に男性も含め七十人の参加でした。桂潤子会長の開会挨拶に続いて、大門みきしさん(日本共産党参議院議員)の「私たちの暮らしの経済学」という講演がおこなわれました。
大門さんの「京都生まれで、神戸大学で演劇にはまり、劇作家を目指して上京したが……」という自己紹介から参加者を笑いに巻き込む話しぶりは軽快で分かりやすい。
「十六年間の議員生活で八人の首相とめぐり合わせたが、安倍さんほど危険な首相はいない。憲法九条改憲のために執念を燃やし、経済政策もそこにしかない。私はアベノミクスを徹底批判した『カジノミクス』という本を出版した。アベノミクスは大企業と大金持ちが一番喜ぶ株価の上昇――株価至上主義が基本で、そのために私たちの年金まで投入するようなバクチ経済である。こうした経済政策の下、国民の暮らしは追い詰められている。根本的に政治を変える以外に解決の道はない。市民と野党の共同の力で安倍政権を倒し、くらしを守る新しい政権を目指そう」と締めくくられた。
「明るく元気にやっていこう」という姿勢に励まされました。
―菊池恵躬子

(兵庫民報2019年9月8日付)

西宮・上田公会堂で平和を願う地域住民のつどい:核兵器禁止条約は被爆者の悲願

第二回平和を願う地域住民の集い(主催=実行委員会、柳澤尚委員長)」が八月三十日、西宮市上田中町の上田公会堂で開催されました。
開幕は沖田守男さん(ピアノバー・西宮民商会員)が軽快なジャズをピアノ演奏しました。
武居勝敏西宮原爆被害者の会会長が三十分にわたり、家族十四人の被爆体験を語りました。

知り合いの被爆者で座敷牢に入れられて外に一切出してもらえなかった人、結婚を約束した相手の親に被爆者だと知られ、反対されたため悲観して自殺した人など悲劇は数知れなくあったと述べ、生きている間に核兵器をなくして欲しいというのが被爆者の悲願だと強調。被爆者の会として来年八月までに「ヒバクシャ国際署名」を二万筆集めたい(現在一万一千余筆)のでご協力を、と訴えました。
最後に加古川市在住の小林愛子さん(元プロ野球選手張本勲氏の姉)が講演。原爆投下時、母親が自分と弟に覆いかぶさって助けてくれたこと、「はよ、勲を連れて逃げろ」の声に逃げ出した様子などを語り、国際署名を集め続けたいと話しました。
―阿波角孝治

(兵庫民報2019年9月8日付)

穀田恵二「政権をとるための野党間の協議を」

連載エッセイ1

八月の終わり、私は、小池晃書記局長とともに立憲野党を訪ね、「政権構想の話し合い」を申し入れた。もともと、二〇一五年九月一九日、安倍政権の戦争法(安保法制)強行可決のその日、日本共産党は「安保法制廃止の国民連合政府」を提唱した。その原点に立って、野党が共同して政権をとりに行く協議を呼びかけたのである。
四年前は、日本共産党から連合政府をつくる呼びかけが発せられたことが、当事者にもメディアにも衝撃が走った。
その後の四年間、政権の議論は足踏みしたが、「市民と野党の共闘」の形で三回の国政選挙で、選挙協力が行われた。この取り組みを通じて、各党内にも地域においても、共闘で自民党を倒すことができる、いわゆる「共闘効果」の認識が深まったといえる。
共闘の前進は、現場に足を運び現実を直視し、問題の本質について認識を共有することから始まった。例えば沖縄辺野古における不法・無法な基地建設の視察、秋田市新屋の陸上イージス基地候補地視察と住民との懇談などを野党共同で実施することにより、住民無視の現実への怒りを共有し、日米地位協定の異常性などを共通認識にした。 国会での野党共闘と市民連合との共通政策づくりが選挙での共闘を後押しした。共同が連帯をつくり、連帯が信頼感を醸成した。まさにこの四年間は、熟成のための期間だったといえる。様々な困難を乗り越え、安倍政権を打倒する政権を視野に入れる時期が来たのだ。安倍政権の悪政と闘い野党間の政権協議をとの世論づくりが急務だ。
(日本共産党衆議院議員・党国会対策委員長)

(兵庫民報2019年9月8日付)

日中友好協会加古川支部と印象工作室:交流の思い出を写真・書画で


日中交流活動にかかわる写真や書画などの記念品などを集めた「第五回日中交流思い出展」が、日中友好協会加古川支部と印象工作室の共催で八月二十五日~二十七日の三日間、東播磨生活創造センター「かこむ」で開催されました。
会場には、「シルクロードを自転車で横断」の記念の記録写真。日中国交正常化前の「日中青年大交流のアルバム」や、「文化大革命」時の「毛沢東語録」など歴史的なものや、民間の団体旅行での「水墨画」や「漢詩の掛け軸」などの記念品などが多数よせられ、二〇〇八年四川大地震の様子を収めた支援活動に参加した会員の写真、諸葛孔明の第四十九代子孫が神戸長田で「三国志祭り」に来神時にしたためたとされる書も展示され注目を集めていました。
にぎやかに参観者の注目を集めたのは、一昨年七月の加古川市と江蘇省の中学校との交流時の写真展示や、日中加古川支部の出前授業の写真などに、偶然展示会に来ていた中学生が「これ私や」と指差し、友達にも連絡し参加者が広がりました。
また江蘇省から寄せられた小学生絵画「児童画」が約四十点展示されていて注目を集めました。
そのほか出展は全部で三百四十点以上が展示され、三日間で百人を越える参観者がありました。
―前田清(日中友好協会加古川支部)

(兵庫民報2019年9月8日付)

みんぽう川柳〈八月〉「記念日」

選者 島村美津子

特 選

ガリガリボロボロ玉音聞いた夏の日よ
 神戸市 山本尚代

【評】暑い暑いまっぴる間、ガリガリボロボロ疎開先で聞いたラジオの玉音放送とか私の耳には雑音ばかり、ラジオをとり囲んだ村人たちも同じだったに違いない、しばらくして叔父が日本が負けたんやとポツンと叫んだ。ああ助かったという思いが体中を駆け抜けた。今この国はとてもきな臭い、どんなことがあっても再び過ちを繰り返してはならない。揚句は淡々と現実を詠みながら平和への思いを強く感じさせる佳句になりました。

入 選

被爆の日非核を避ける安倍首相
 神戸市 長尾粛正

記念日をただ鉄面皮鉄面皮
 神戸市 長沼幸正

終戦記念日高校球児黙禱す
 芦屋市 梶尾嘉代子

黙とうを捧げ記念日過ごす夏
 神戸市 塩谷凉子

亡夫との記念日淡きくすり指
 神戸市 玉山歳子

記念日がもひとつ増えるやがて喜寿
 尼崎市 中内眞佐子

あれこれと記念日作りお酒飲む
 神戸市 梶山洋枝

終戦記念日あの日の思い忘れずに
 神戸市 藤田幸子

過ちは二度とさせない原爆忌
 神戸市 高馬士郎

記念日は平和を学ぶ戦争展
 尼崎市 富田明美

何たって敗戦記念日一番だ
 神戸市 松尾美恵子

新らしい命記念日孫の足
 明石市 小西正剛

記念日に悲劇の涙数珠ぬらす
 明石市 川路政行

安保法制消費税そんな記念日葬ろう
 明石市 豊田智恵子

みんぽう川柳募集 ▽九月の題は「実り」、締め切りは九月二十七日▽十月の題は「夜なべ」、締め切りは十月二十五日▽毎月第四金曜日必着(水曜日には投函しないと届かないことがあります)▽一人二句まで。葉書、メール、Fax(葉書大の枠を書き、その中に)に作品二句と氏名・年齢・住所・電話番号を明記し、編集部まで。できるだけ葉書でお願いします。

(兵庫民報2019年9月8日付)

ひなたぽっころりん〈645〉


(兵庫民報2019年9月8日付)

観感楽学

政府は十月一日より消費税を一〇%にあげようとしています▼私が勤めていた会社は若い人が多かったからかもしれませんが普段から政治の話をする人はいませんでした。それでも消費税が初めて導入された時には、何も言わない会社の人たちも「困るなぁ」「上げないでほしい」とブツブツ言う人がいたのを思い出します。政治に無関心な人たちが多いと言われますが、普段の生活に直結することなので、すごく当たり前の反応だと思います▼消費税は「年金や医療、介護などの社会保障給付と少子化に対応するため」と政府は言います。けれどある男性の「消費税が何に使われてきたのか分からない。これで増税と言われても納得がいかない」という意見の記事を読みましたが多くの人は増税に反対だと思います▼私が勤めていた会社はソフト会社だったため、増税のたびにシステムの修正という仕事が増えるのですが、これら修正案件は金額が安いため会社としてもうま味はなく、実務担当としての私にとっても残業が増え仕事に追われ、増税と言うなんとも嫌な思い出しかありません▼消費税一〇%実施を延期し、国会でもっと議論し増税は中止としてほしいです。(ふ)

(兵庫民報2019年9月8日付)

2019年9月1日日曜日

日本共産党兵庫県文化後援会が研修会:自由に楽しみ・活動できる条件整備こそ――日本共産党の文化政策学び、取り組みを交流


文化活動の前進をめざして、日本共産党兵庫県文化後援会の研修会が八月二十五日、神戸で開催され、文化の各方面で活動する文化人らが多数参加しました。
研修会は始めに、日本共産党中央委員会学術文化委員会の土井洋彦責任者が講演し、後半は県下の各分野の文化運動の実情が報告されました。
会場には演劇や、うたごえはじめ各種文化行事の案内ポスターが掲示され、会報や出版物なども多数が展示され、活動の交流が図られました。
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土井氏の講演は、先の参院選挙の結果と教訓について詳しく報告し、市民と野党の共闘が前進するもとで、多数の文化芸能人との交流が深まり前進したことをリアルに報告しました。
文化政策面では、日本共産党の立場として、①国民が自由に文化を楽しめるようにする②芸術団体や芸術家・文化人は自由に活動できるように、条件を整備していく――その際、「arm's length(アームズ・レングス)の法則」(芸術と行政が一定の距離を保ち、援助を受けながら、しかも表現の自由と独立性を維持する)が大事であることを強調し、「表現の不自由展」をめぐる自治体や政治家の干渉、妨害は許せないと指摘しました。
また土井氏は文化を巡る環境の整備について、諸外国にくらべても国や自治体の取り組みが遅れていること、長時間労働と低賃金が文化の受容の障害になっていることなどを豊富な資料で解明し、文化の各分野での幅広い活動の発展が必要だと指摘しました。
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休憩後、党県委員会の小林明男常任委員が兵庫での参院選の結果について報告し、文化後援会の堤隆二事務局長が当面の文化後援会の活動について報告しました。秋の行事として、「しんぶん赤旗」に連載された小説『新・二都物語』の作者・芦辺拓氏を招いての講演を十一月十六日に開催、十二月には第十一回作品展が県立美術館分室・原田の森ギャラリーで開催します。これらの活動を通じて季刊ニュース『風を起す』の読者を増やし、後援会活動を広めていくことを提唱しました。
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討論では、はじめに庄本えつこ県議が発言、自らの文化活動への取り組みを紹介するとともに、「表現の不自由展」中止問題について絶対許されないことで、表現の自由を守るため、ともにたたかうことを表明しました。
兵庫県平和美術協会の西沢愼会長はこのほど逝去された安武ひろ子元参議員を忍び、絵画や短歌で多彩な才能を発揮され、文化後援会の発展にも尽力されたことを報告。その遺志継ぐことを誓って全員で黙禱をしました。
さらに、美術、うたごえ、演劇、文学などの諸団体の活動報告が続き、地域からは姫路と丹波の活動が報告され、それぞれの文化の分野で後援会活動の前進をいっそう強めることが確認されました。

(兵庫民報2019年9月1日付)

松元ヒロさん安倍政権を痛烈に風刺:笑い飛ばし元気に頑張ろう:9条の心ネットワーク・兵庫労連がソロライブ開催


時の政権を面白おかしく笑い飛ばし、憲法のすばらしさを軽妙な語り口で広めている芸人・松元ヒロさんのソロライブを、9条の心ネットワークと兵庫労連の共催で八月二十四日、神戸市勤労会館大ホールで開催しました。
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松元さんは陸上の選手だったと自己紹介しながら、話題は復興オリンピックや原発事故に。福島では汚染水がまだ出ているし、避難している人もまだ五万人いる中、どこが復興かと安倍政権を批判しました。
また、辺野古新基地建設についても言及し、海底のマヨネーズ状の地盤に七万本もの杭を打つ様子を自ら杭に扮し表現しながら、杭の長さが短いため強固な地盤まで届かず台風で流されると「杭が悔いを残す」とダジャレも連発。二~三兆円もの税金がつぎ込まれていることにみんな怒れと訴えました。
安倍首相が組閣の時、閣僚全員で取り組むことを「全員野球」と例えたことに触れ「ルールがわかっていない、みんなライト(右派)だ」とつっこみを入れ、会場は拍手喝采。
憲法に関しては、今の日本国憲法は英知を集めたもので、先の戦争を反省して決めたものと自身の憲法観を語り、憲法について語ってきたことを絵本にしたことを紹介し、「絵本を買って!」とストレートに訴えました。
最後は、一九八九年にルーマニアの独裁政治が倒れた時、独裁者が開いた集会で一人の男性が悩みながら声をあげたことがきっかけで革命が起きたことを例にあげ、声を上げようと訴えて締めくくり。
安倍政権を笑い飛ばし、明日から頑張ろうと元気が出るライブとなりました。
―土井直樹(兵庫労連事務局長)

(兵庫民報2019年9月1日付)

神戸市が敬老パス・福祉パス制度「見直し」:改悪やめ、充実・拡充をと署名運動などとりくみ始まる


神戸市が、敬老パス・福祉パスの見直しを進めようとしています。
敬老パスは七十歳以上が小人料金で、福祉パスは障害者と介護者、母子世帯、戦傷病者、被爆者、中国残留邦人などが無料で市営地下鉄・バス、民間バスなどに乗車できる制度。福祉パスは一九六八年、敬老パスは七三年に「社会参加の促進と移動支援」を目的に生まれた制度です。これまでも当初無料だった敬老パスの半額負担導入(〇七年)、生活保護世帯を対象外に(一二年)などの改悪が行われてきましたが、日々の買い物、通院、通学、通勤・通所、余暇活動など、人と人とが交流することで社会からの孤立化を防ぎ、街の活性化や健康維持などに大きな役割を果たしています。
今回、神戸市は「長期的に維持し得るための制度のあり方を検討する」として七月十二日と八月十六日に「有識者会議」を開催しました。従来は市民の代表も委員になっていましたが、今回は大学教授など「有識者」のみ。「高齢者も障害者も高所得者がいる」「元気老人には必要なし」などの意見が出ています(別項・松本さんの傍聴記参照)。
これに対し、「私たちのねがい!集会」が八月二十六日に開かれ、敬老パス・福祉パス制度をよくする会が発足し、久元喜造市長にたいし「制度を維持し拡充を求める」要望署名運動などの取り組みが始まりました。

神戸市の敬老パス・福祉パス見直し「有識者」会議を傍聴して

松本勝雄(神戸の交通問題連絡会)

八月十六日、神戸市は敬老・福祉パス見直しに関する有識者会議(二回目)を行い私も傍聴しました。
この「有識者」会議は、敬老・福祉パスがICカード化され、民間バスから「市の負担金と実際の利用実績に大きな乖離、差額が発生、バス会社がこれ以上の負担に耐えられない、改善がない場合はこの制度への参画を見合せる」と要望され、検討を行うに関し、有識者の意見を求めるとしたものです。
この問題の論点は二回目の会議で八つほど挙げられていますが。
①限られた予算でどうするか~二〇一八年度のこの制度による交通事業者の収入は約五十四億円。内訳は利用者の負担約十九億円、神戸市の負担金三十五億円(この額は近年ずっと変化なし)です。
論議でもたびたび言われているが、「制度発足四十六年前にくらべ、高齢者も障がい者など福祉パス対象者も増えており、予算が限られているなかで制度を存続するには『制度を縮小』するか『負担をふやすか』で、負担を増やすのは『利用者負担を増やすか、市民全体の負担を増やすか』」との論議が行われている。
高齢者などの対象者が増えれば制度全体が危機になるのは当然ですが、このような場合市民の暮らしを守るために他の自治体が選択しているのは、開発型予算など他の事業費予算を回しているが、その選択は議論されていません。
②この制度が目的とした高齢者と、障がい者などの「社会参加の促進」と「移動支援」で果たしてきた役割は多くの方が認めておられました。
③一方、現時点に立って福祉制度としてのこの制度を「公共交通全般で見直す」「制度発足当時から高齢者の元気さや活動活発化、預金や持ち家などの生活の変化をふまえて、必要かどうか含めて検討」などの意見もありました。
特に気になったのは、「高齢者は貯金を二~三千万円持ち、持ち家率八〇%と『豊か』。一方非正規で働き貯蓄ゼロ、借家住まいの若い層は『貧困』。予算は豊かな高齢者から貧しい若い層のためにまわすのが『人口減少・地方消滅』の時代のやり方」と主張される方もおられました。先ごろの「年金問題」をどう受け止めておられるのかと考えるご意見。
④敬老パス制度と福祉パス制度を分けて考え、福祉パス制度は現状のままでよいとするのが大方の論議、ただ、高収入の方の問題や、母子世帯の利用目的レジャーや買い物への使用で意見が出て、通勤・通学などに誘導することや、父子世帯への支援も検討すべきなどの論議がありました。
⑤北区、西区は近郊路線が多く、例えば三宮~三田間や緑が丘間が百十円というのは「違和感がある」と、近郊路線の適用をやめようという意見が大半でした。しかしこれは、北区や西区の市中心部から離れたところの方は、「高い交通料金を負担して当然」というのは、市民に「交通権・移動する権利」を認める点からは慎重さが必要。かつてJR和歌山のローカル線の差別運賃の裁判が、「交通権」の論議の出発であったことや、神戸市と面積があまり変わらない京都府・京丹後市の平成合併後の市民の負担公平をめざした公共交通運賃「市内上限二百円」の制度を見習うことも必要では。
長らく市民のくらしを支えた敬老・福祉パスが危機に直面! しっかりとした取り組みが求められています。

(兵庫民報2019年9月1日付)

借り上げ住宅「被災者追い出し」裁判:次々大詰め―傍聴支援呼びかけ

8月26日のキャナルタウンウエストの4人の控訴審報告集会

神戸市と西宮市が借り上げ復興市営住宅の明け渡しを求め、入居している被災者を訴えた裁判が次々と大詰めを迎え、借上住宅弁護団や、ひょうご借り上げ住宅協議会はじめ支援者が、傍聴など支援を広く呼びかけています。
この問題でもっとも早く声をあげた神戸市兵庫区キャナルタウンウエストのTさんの控訴審(大阪高裁第十四民事部)の第一回期日が九月五日(木)十時開廷で行われます。Tさんの控訴審は双方の日程が合わず開催が遅れていましたが、この間、書面の提出・進行協議など法廷外の協議は進んでいます。五日はTさん本人が陳述し直接裁判官に訴えます。弁護団や支援者は多くの傍聴で励ましたいとしています。
翌六日(金)には東灘区のシティーコート住吉本町のTkさんの神戸地裁での期日が十三時三十分開廷(一〇一法廷)で開かれます。
西宮市の裁判(高裁第十民事部)の期日は未定です。
*
控訴審で借上住宅弁護団は、関西大学法学部の水野吉章准教授の意見書をもとに、公営住宅法は、入居者が継続して住み続けるよう制度づくりをしており、借り上げ住宅も同様であることを主張していますが、神戸市は、条文に書いてあるから、という以上の反論をせず、議論を深めることを避けています。

(兵庫民報2019年9月1日付)

民青県委員会が共産党創立記念講演視聴会:政治変える本気度伝えたい


民青同盟兵庫県委員会は八月二十四日、日本共産党創立九十七周年記念講演の視聴会を開催しました(写真)。
参加した同盟員からは「史上二番目の低投票率は問題だと思っていた。こうした状況を打開する上で政治を変える本気度が伝わる発展が求められている、ここが一番大事だと思った」「そもそも投票に行っていない人たちに支持をどう広げるかが大事だと思った。そういう人たちに支持を広げるためには政権構想を打ち出して、その政権が本当に政治を変えられるという見通しを示していくことが大事だと思った」「共産党アレルギーが元々あるような人たちとも一緒にたたかって乗り越えていることがすごい」など感想を交流しました。
終了後、大学四回生の同盟員が日本共産党に入党しました。
―上園隆(民青県委員会)

(兵庫民報2019年9月1日付)

神戸製鋼さん石炭火力発電所つくらないで――裁判日記(民事訴訟第4回):将来の子どもたちにより良い環境を(原告 近藤秀子)

八月二十日、民事裁判が行われた神戸地裁一〇一号法廷は、百名を超える傍聴人で満席でした。とりわけコープ自然派兵庫が親子企画として参加者を募集、五十名の方が申し込み、子どもたちが傍聴席で熱心に聞いていたことは特筆すべき点です。
裁判ではPM2・5と温暖化の問題を取り上げました。金﨑正行弁護士がPM2・5による健康被害について疫学調査に基き、呼吸器系や循環器系への影響について報告。PM2・5に係る環境基準については、被告神戸製鋼らは環境影響評価手続きにおいてPM2・5の調査・予測・評価をしていないか、公表していないことが問題であり、この点を公表すべきだと主張しました。淺岡美恵弁護士は地球温暖化と二酸化炭素について気温上昇との関係をわかりやすく述べました。
新設発電所からの二酸化炭素排出量は「六百九十二万トン」。世界の二酸化炭素排出量の五千分の一にも相当します。今後三十年以上にわたり排出して温暖化・気候変動を加速させ、その損失は甚大かつ継続的で住民にとっても客観的・現実的切迫性があり、住民らの受忍限度を超えています。石炭火力発電所の建設・稼働は差し止めるしかありません。


裁判終了後、石炭火力発電からの脱却を促す裁判を求める署名、四千五百三十二筆を裁判所に提出しました。裁判長がこの署名の重みをしっかりと受け止め、正しい判決が出ることを祈らずにはいられません。
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今日の裁判で子どもたちがどう感じたのか、少なくとも自分たちの健康に影響を及ぼすような石炭火力がこれから造られようとしていることを知ってもらえたのだろうか、私たち原告団は将来世代の子どもたちにより良い環境をつなぐためにたたかっていきます。

(兵庫民報2019年9月1日付)

芦屋平和委員会「第7回あつまれ!ひろがれ!平和のわ」:ストーリーテーリングで思い伝え講演で歴史を学ぶ

芦屋平和委員会(濱本美津子会長)主催、新日本婦人の会芦屋支部共催の「第七回あつまれ!広がれ!平和のわ」が八月二十五日に芦屋市民センターで開催されました。
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第一部では、広島で被爆した女性が、ある青年から「神は乗り越えられない試練は与えない」と言われた言葉を力にして苦難の中を生き抜き、時を経て青年と再会する物語「マーマレードスカイ」を、子育て中の新婦人会員がストーリーテーリングで演じ(写真上)、最後に子どもたちといっしょに「折り鶴」を合唱しました。
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第二部では「天皇、元号そして憲法」と題して、芦屋市在住で万葉集の研究家でもある兵庫県歴史教育者協議会会長の山内正英氏が講演しました。
万葉集に歌われる「大王」「大君」にも触れ天皇が歴史の中でどのように位置づけられてきたのか振り返り、元号のもつ意味と関係性について解説。「令和」が、これまでの漢書でなく国書である「万葉集」を典拠としたと説明されていることについて、「そもそも万葉集は中国などアジアとの文化交流から生まれたたもの」「改元によるリセット感を利用して森友問題など都合の悪いことは水に流そうというのが政権のねらい」と指摘し、「令和」の考案者とされる中西進氏が「日本国憲法第九条を変えてはならない」と力説していることも紹介して安倍政権による改憲の動きを批判しました。
最後に、万葉集にある天皇の軍卒として防人の任に着く勇ましい歌が利用された歴史があるが、その一方で同じ作者が、離れて暮らす妻を夜も昼も思う歌も残していることを紹介し、「改元についても利用されないように私たちがしっかりしないといけない」と結びました。
―平野貞雄(芦屋平和委員会事務局長・市議)

(兵庫民報2019年9月1日付)

治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟淡路支部を再建:戦前の歴史を再び繰り返さない


治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟淡路支部再建総会が八月二十五日、洲本市総合福祉会館で行われ、三十人が参加しました。
最初に淡路支部準備会を代表して片岡ただし洲本市議より、参議院選挙で国民の民意が示されたにも関わらず、憲法改正を狙っている安倍政権を批判し、歴史を再び繰り返さないためにも、戦前のたたかいの歴史を学び、後世に引き継ぐことが重要であるとして、淡路支部再建の意義を強調しました。
岡正信国賠同盟県本部会長は、昨年、南あわじ市議会で「国家賠償法の制定を求める請願」が採択される(採択は全国で三議会)など大きな役割を発揮し、自由民権運動と農民運動のたたかいで先駆的な役割を果たした淡路島で、淡路支部が事実上の結成総会となったことを歓迎しました。さらに、歴史的転換点となる今日、再び戦争の惨禍がおこらないようにするために国賠同盟の役割が大きくなり、淡路島での会員が増えていることを紹介し、新たな前進へのともに頑張ろうと呼びかけました。
その後、岡田教夫日本共産党淡路地区委員長や淡路労連代表から来賓の挨拶を受け、今年五月の講演会以来となる映画監督で南あわじ市出身、国賠同盟滋賀県会長の島田耕さんからは「(総会の成功を)本当にうれしい」「お互いに頑張りましょう」とお祝いの言葉を頂きました。
淡路支部再建総会に向けての報告が鎌塚俊子さんから、目的・規約と当面の活動方針が小澤正三さんから提案・承認され、交流が行われました。第二部では国賠同盟記念映画「種まく人びと」が上映されました。

(兵庫民報2019年9月1日付)

丹波市革新懇が総会:10月の全国交流会に50人以上、映画「カメジロー」にも感動


丹波市革新懇総会・映画会が八月二十四日、丹波市柏原自治会館で開催されました。地域で行事が重なり、参加者は例年よりやや少なく四十名でしたが、映画会には隣の丹波篠山市・多可町からも参加がありました。
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総会では、世話人からこの一年の経過報告・会計報告、活動方針・役員の提案がありました。特に活動方針については「革新懇の存在意義」「市民と野党の共闘」が世話人会で論議されたものです。革新懇は「三つの共同目標」で平和・民主・革新の日本を目指して活動することが強調されました。
また、十月十九・二十日に革新懇全国交流集会が神戸で開催されるので丹波から五十名以上参加しようとの提案でした。二人の方から意見があり、全員で活動方針・役員を承認しました。
第二部は映画会で、TBS長編ドキュメンタリー第二弾「米軍が最も恐れた男 その名はカメジロー」(百七分)が上映されました。第一弾の評判がよく、現在第三弾まで作られている話題のドキュメンタリーです。瀬長亀次郎さんの生涯を写真をまじえてたどるドキュメンタリーでした。沖縄人民党を結成し、米軍と不屈に戦い、今日の「オール沖縄」の取り組みの基礎を築いた人です。「不屈」の精神の持ち主で、沖縄県民に愛された人です。「すごいなあ」とみんな感動していました。
最後に沖縄「不屈館」のTシャツに着替えた代表世話人の小松忠重さんが閉会挨拶をして閉会しました。
―西脇秀隆(丹波市議)

(兵庫民報2019年9月1日付)

山下よしき「次は本気の政権構想を」

連載エッセイ18

「いま、志位委員長のたいへん説得力あるビデオを見せていただき、思わず入党届を書いてもいいのかなと思った」
八月十一日、日本共産党滋賀県委員会が主催した党創立九十七周年記念集会で、そう語って会場を沸かせたのは小坂淑子・社民党滋賀県連合代表です。
集会には、参院滋賀選挙区で自民現職を打ち破った嘉田由紀子さんをはじめ、立憲民主党、国民民主党、社民党の代表が参加してくれました。それだけでも驚きなのですが、野党三党の代表は、「共闘の四年間と野党連合政権への道」と題した志位委員長の講演を揃って視聴してくれたのです。
三氏は共通して「説得力があった」と感想を述べ、小坂さんは「野党連合政権の実現は近いと感じた。私たち一人一人が政権をつくる気持ちでがんばろう」と訴えてくれました。
八月十九日、総がかり行動実行員会の議員会館前行動。私は、参院選で力を合わせた市民と野党各党が、野党連合政権にむけた協議を開始しようと呼びかけました。
投票率が四八・八%と過去二番目に低かった参院選ですが、県ごとにみると、第一位山形(六〇・七%)、二位岩手、三位秋田、四位新潟、五位長野(五四・三%)と、トップ五はすべて野党統一候補が勝利した県でした。そのことを紹介すると千六百人の参加者から歓声が上がりました。
次の総選挙では、野党としての政権構想を示し、政治を変える本気度を伝えて、投票率大幅アップ、新しい政治への扉を開きたい。
(日本共産党参院議員・党副委員長)

(兵庫民報2019年9月1日付)

神戸映画サークル協議会9月例会『30年後の同窓会』:取り返せない過去、そのせつなさ、でも、笑いもある――


『さらば冬のかもめ』(一九七三年)をご存知ですか。アメリカンニューシネマの佳作です。この作品の原作者がダリル・ポニックサン。九月例会『30年後の同窓会』では、監督との共同脚本もしています。本作には『さらば冬のかもめ』を思い起こさせるものがありますので、ファンの方にとっては見逃せない作品です。
監督はリチャード・リンクレイター。『6才のボクが、大人になるまで。』で、同じ俳優を使って家族の移り変わりを十二年間にわたって描くという、普通では考えられない作品で国際映画祭にて監督賞など、数々の賞を受賞しています。
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ベトナム戦争に従軍して同じ釜の飯を食った三人の仲間が、三十年の歳月を経て再会を果たし、イラク戦争で死亡した親友の息子の遺体を連れ帰る旅にでます。といっても戦場での「ある事件」のわだかまりや音信不通であった三人の旅では、当然のことながらはじめはギクシャクしたものがあります。でも、道中で語り合う中でお互いに次第に打ち解けていきます。
三十年間の空白を埋める旅なので、三人での会話によるやりとりが、自然でリアルな流れになることを追求するために脚本も何度も書き直しながら作品作りをしたと、監督は語っています。
―岡風呂賢(神戸映画サークル協議会)

映画『30年後の同窓会』

2017年アメリカ/125分/9月20日(金)①11時②14時③19時、21日(土)①11時②14時③18時/神戸アートビレッジセンターKAVCホール/一般当日1,700円(前売1,300円)、シニア・障がい者・大学生以下1,300円/Tel. 078‐371‐8550、URL http://kobe-eisa.com/
映画公式サイト: http://30years-dousoukai.jp/

(兵庫民報2019年9月1日付)

亀井洋示「破顔一勝」―埼玉知事選


(兵庫民報2019年9月1日付)

観感楽学

戦争が終結して七十四年、今年も暑い夏が過ぎようとしている。そんな折、戦争終結後の天皇と宮内庁トップとの会話を記録した「拝謁記」が報道された。NHKはこの会話記録をドキュメンタリー風にアレンジして放映。新聞各紙もこの内容に沿って報道した。この「拝謁記」は、まだ全文が公開されているわけではないが、天皇の「戦争責任」とともに「戦後責任」をめぐる問題が改めてクローズアップされている▼NHKの番組では、天皇が戦後七年の独立記念日の声明に「反省」という言葉を入れたいと熱望したが、吉田茂首相の反対で実現しなかった―とのフレーズが強調され、昭和天皇が戦争責任を感じているかのように扱われていた▼しかし沖縄では、「沖縄タイムズ」と「琉球新報」がこの「拝謁記」の中の別の発言に焦点を当て一面トップで報じた。それは、「基地の問題でもそれぞれの立場により論ずれば、一応、尤もと思う理由もあるが、全体のためにこれがいいとわかれば一部の犠牲はやむを得ぬと考える」「誰かがどこかで不利を忍び、犠牲を払わねばならぬ」という発言だ。天皇の政治発言が許されない新憲法下で、米軍による基地固定化を天皇の名で容認したこの発言は沖縄県民ならずとも許しがたい▼天皇はいったい何を「反省」しようとしたのか、戦争責任と共に「戦後責任」についても問わねばならないと思う。(D)

(兵庫民報2019年9月1日付)

2019年8月25日日曜日

「戦争をやめるためできることをしたい」―小学生が感想:尼崎平和のための戦争展


第24回あまがさき平和のための戦争展を終えて

――松岡宗治
第二十四回尼崎平和のための戦争展を八月十六日から三日間、尼崎市立中央北生涯学習プラザで開催。のべ約五百人が参加しました。
見出しの言葉はお母さんと一緒に来た小学生の女の子の言葉です。「私は戦争のことを知りたくなり、見に来ました。戦争やかく(核)は人の命をうばい、さらに人の幸せまでうばうことを知りました」と感想を寄せ熱心に展示物を見たり本も読んだりしていました。お母さんは「この子最近戦争に関心を持つようになってきて」と言われていました。

中学校の沖縄修学旅行の取り組みを紹介

今年は尼崎の十七中学校のうち十校が沖縄への修学旅行を企画・実施していましたので、全中学校の三年生に渡せるチラシを各校に持って回り配布していただきました。
そのうちの三校の担当の先生から聞き取りをし、その取り組みや感想などを展示しました。
▽各校とも二年生のときから平和学習にとりくみ、沖縄県人会から講師を招いて話を聞いたり、ドラマ「さとうきび畑の唄」などの鑑賞、民謡「てぃんさぐぬ花」の練習、沖縄戦の調べ学習、千羽鶴折りなど様々な取り組みを重ねて、修学旅行へ出発しています。
▽沖縄では、平和祈念公園では各校とも「平和セレモニー」集会を開き、平和宣言や歌、千羽鶴の奉納などを行っています。また、ガマに入り同年代の学徒隊の苦しみや辛さなどを聞き、思いをはせていました。
▽生徒たちは「私は死にたいと思うときがあるけど、『さとうきび畑の唄』を観て、もう二度と死にたいなんて思わないでおこうと思いました」「もっと早くに降参していれば、一般人も軍人も、こんないっぱい死ななくてすんだのにと怒りもわいたし、かけがえのない命を無駄にするな!」など率直な気持ちを語っています。
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戦争展当日、先生と一緒に参加した中学生の一人が映画「スパイ戦史」をみて、「戦争は過去に起こってもう終わったことではなく現在、生きている私たちにも関係があって、これから戦争や同じ過ちをしないように私たちが止めていかないといけないことがわかりました」と感想を述べていました。

高校生の「原爆の絵」を展示


また今年は広島原爆資料館から広島市立基町高校生と被爆体験証言者との共同制作による「原爆の絵」を借りて、二十点あまり展示しました。会場では「高校生は体験者の話を聞いて絵にするときに咀嚼することになります。記憶の継承としては素晴らしい手法だと思います」「この絵を描く過程を思うと心苦しく、しかし希望も感じました」など、多くの方が食い入るように見入っておられました。


恒例の語り部コーナーでは、原爆被害者の会や中国残留日本人と家族を支援する「コスモスの会」から体験を語っていただきました。
(第二十四回あまがさき平和のための戦争展実行委員会事務局長) 

(兵庫民報2019年8月25日付)

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