災害対策、社会保障・教育の改善など
日本共産党の金田峰生参議院兵庫選挙区予定候補と兵庫県議会議員団(ねりき恵子団長)、地方議員団および統一地方選挙予定候補が九月六・七日の両日、相次ぐ災害対策と、社会保障や教育の改善など八省庁に四十七項目を要請しました。
また、上京直前に起こった21号台風被害に関しても、緊急申し入れを行いました。
金田候補らは、学校や通学路の危険なブロック塀を撤去し、フェンスなどに変えて児童の安全を確保するための事業メニュー追加や、土砂崩れ対策への国庫補助拡充、被災者の生活再建支援拡充などを強く求めました。
土砂災害対策について、六甲砂防事務所の管轄事業で設計までできている砂防ダムが、予算がつかずに先延ばしになっている事例を示して早急に設置するよう求め、国交省担当者も「事務所から相談を受けている。計画がある分については対応を進めたい」と答えました。
要請団は、来年の夏までにすべての学校の教室と体育館にクーラーが設置されるよう要望。文科省担当者は、自治体の要望にすべて応えられる予算を確保し、「来年の夏までの設置に間に合うよう最大限の努力をする」と回答しました。
また、農業災害対応や林業支援について担当者は、「現場の声を聞いて色々工夫しているので、個別でも相談して欲しい」と述べました。
一方、国が特別支援学校に設置基準を設定していない問題について文科省担当者は、「様々な障害に対応するため」と強弁。金田氏が「『障害児には運動場も音楽室も必要ない。一人当たりの面積も障害を持っていない児童より狭くて構わない』と言っているに等しい。人権に関わる大問題だ」と厳しく追及しました。
要請には、山下よしき参議院議員、大門みきし参議院議員、宮本たけし衆議院議員、清水ただし前衆議院議員が同席。市田忠義参議院議員が激励に駆けつけました。
(兵庫民報2018年9月16日付)