憲法共同センター神戸代表者会議
三千万署名を推進する神戸市内九区地域センター代表者による六月度の会議を二日に開きました。
はじめに県憲法共同センターの津川知久代表が衆参両院の憲法調査会の動きを詳しく説明しました。
第百九十六国会はモリカケ問題や改竄・捏造・隠蔽文書などで混乱の中、安倍首相の執念が強くても憲法調査会が軌道に乗っていませんが、その要因は、まさに私たちのたたかいや野党共闘の力だと強調。改憲を発議させないため、さらに三千万署名を継続・強化しようと訴えました。
各区からは次のような報告がありました。
長田区
区全域でセンターの役割を発揮している〝戦争させない長田区の会〟は、共同行動だけでなく、区内の様々な組織の活動を紹介しあい、それぞれの自主目標達成に全力をあげています。
五つの地域で全国と地元の著名人の連名訴えを載せたビラを全戸に配布。その上で町ごとの著名人宅に署名ポストを置かせてもらったところ、「今日五十筆になったよ」「いま十三軒から署名が届いている」などと連絡が頻繁に入っています。
新婦人支部も長田神社の縁日に「保守的な人が多いかも」と思いつつ訴えて三十筆も集めました。
雨と暑い六~八月になりますが、九月の自民党総裁選の行方もにらみ、六月二十三日には上脇博之教授を囲んでしっかり団結学習もして乗り切っていく方針です。
須磨区
市民アクション結成で共同が広がり月二回の会議も充実しています。五月末集約を確認しあって〝ご苦労さん会〟も開きますが、運動継続の全国や県センターの呼びかけに応じ、引き続き続行させる方針です。署名対話でも真剣に「考えさせてくれ」という市民も多いので、少人数の憲法学習会をいくつも開く方針です。(四面に関連記事)
垂水区
毎月二回の共同行動を定着させ、独自に共同センター・各九条の会・医療生協・救援会・新婦人の垂水支部などが頑張り、リードしています。
北区・西区
北区と西区からは文書で、署名集約状況やロングラン宣伝のもようが詳しく報告されました。
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津川代表は「各区の創意ある活動内容を互いに毎月学びあって、前進している姿は素晴らしい。モリカケ疑惑・憲法を前面に活動するが、さらに『働き方改革』や様々な暮らしの要求の取り組みもまさに憲法をいかす地域政治の実現になるので、三千万署名運動を軸として幅広い共同組織の基盤をつくりあげよう」とまとめました。
(兵庫民報2018年6月17日付)