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2018年5月27日日曜日

参議院選挙兵庫選挙区候補に金田峰生さん

日本共産党兵庫県委員会は五月二十二日、二〇一九年参議院議員選挙で兵庫選挙区に金田峰生氏を擁立することを発表しました。(敬称略)

○参院選兵庫選挙区(定数三)


金田峰生(52)=新=
神戸市長田区生まれ。加古川北高、日本福祉大学卒。兵庫県保険医協会主任を経て党専従に。一九九九年から兵庫県会議員一期。現在、党国会議員団兵庫事務所長、党県農林漁民部長など。参院選兵庫選挙区には二〇一三年、一六年に続いて三度目の挑戦。


(兵庫民報2017年5月27日付)

安倍「働き方改革」反対緊急パレード


「長時間労働をなくし人間らしい真の働き方改革を求める5・19緊急パレード」が五月十九日夕、神戸市の元町商店街を西から東へ貫通して行われ、安倍政権の「働き方改革」に反対を訴えました。
主催したのは兵庫労連などでつくる実行委員会で、労組組合員や医師、教師など約五十人が参加しました。
安倍政権の「働き方改革」法案では、時間外労働の「上限規制」を過労死ラインを超える一カ月「百時間未満」として法制化しようとしています。さらに医師や自動車運転業務、建設事業、研究開発業務などはこの「上限規制」さえ「例外」としようとしています。
元町商店街西口「きらら広場」での出発集会で、兵庫労連の成山太志議長は、市民と野党の共同が広がっていると強調。労働法制改悪と改憲の強行をねらう安倍政権にとどめをさそうと主催者挨拶。
続いて、兵庫県保険医協会の武村義人副理事長が医療費抑制政策によって現在でも医師不足と長時間労働が蔓延していることを、建交労兵庫合同支部の笹川晃孝特別執行委員は、相次ぐ規制緩和によって運輸労働者の低賃金・長時間労働が広がっていることをそれぞれ報告し、安倍「働き方改革」でさらに深刻化すると批判しました。
兵庫教組の永峰博義書記長は、現行制度でも勤務時間の適切な管理が行われず長時間労働となっている実態を報告。
参加者は、同法案の廃案を求めるアピールを採択しました。

元町商店街で訴えるパレード
先頭は左から笹川晃孝氏、西山裕康氏(保険協会理事長)、永峰博義氏、武村義人氏

(兵庫民報2017年5月27日付)

ブラック企業、ブラックバイトって?:民青と共産党が伊丹で学習会


「一緒に考えよう。あなたの働き方ブラックかも⁉」と題し、ブラック企業・ブラックバイト問題をテーマにしたつどいを日本共産党阪神北地区委員会と民青同盟伊丹班の共催で開きました。
講師には過労死等防止対策推進兵庫センター事務局長の今西雄介弁護士を招きました。
今西弁護士は「労働基準法で定められている法定時間とは何時間でしょう?」「法定時間外労働については何%の賃金上乗せをしなければいけないでしょうか?」など参加者へのクイズも交えながら現行の労働基準法について解説しました。
一カ月八十時間以上の時間外労働が入ると過労死ラインと呼ばれ心身ともに異常をきたす可能性が出てくること、労働時間規制(一日八時間・週四十時間)があるものの、過労死ラインを超える三六協定を結べる問題があることなどを説明し、ブラック企業やブラックバイトの実態について、実際に寄せられている相談事例も紹介しました。
遺書に「忙しい時期に勝手なことしてごめんなさい」と死ぬ間際まで会社や上司に謝るような精神状態に追い込まれていた実例が紹介されると会場に衝撃が走りました。
講演後はグループに分かれて感想交流をしました(写真上)。「(会社が)間違っているとわかっていても一人だと声が上げにくい」「主観的に問題ないと思っていても、客観的には違反だということがあるから、働くルールをもっと知らなくてはいけない」などと話し合いました。
先週、駅頭で配られたビラをみて参加したという青年も「派遣で十一年働いてきたけど、仕事で病気を患い通院している。配置転換を言ったが聞いてもらえず悩んでいる」と語りました。
―上園隆(民青県委員長)、吉見秋彦(党阪神北地区委員長)

(兵庫民報2017年5月27日付)

県議選候補第2次発表

日本共産党兵庫県委員会は同日、二〇一九年の県議会議員選挙の神戸市垂水区選挙区と明石市選挙区の候補者を発表しました。(継承略)

○神戸市垂水区(定数三)

戸田あきら(66)=新=
大阪市立大学Ⅱ部商学部卒。飲食店経営、兵庫県高齢者生活協同組合職員を経て、二〇一七年神戸市議補欠選挙(垂水区)立候補。現在、党神戸西地区常任委員、党垂水区県政対策委員長。

○明石市(定数四)

福原ゆかり(30)=新=
関西国際大学心理学部卒。甲南バールCHICCO、TSUTAYA勤務。日本民主青年同盟元兵庫県委員。現在、明石民主商工会勤務、党明石市県政対策委員長。

(兵庫民報2017年5月27日付)

若者憲法集会プレ企画:世界の流れから平和のつくり方学ぼう


民青同盟兵庫県委員会は十九日、「若者憲法集会2018プレ企画〜世界の流れから学ぶ平和のつくり方〜」と題し、これまでの北朝鮮の動きや平和憲法をもつ日本の役割を学習しました。今回の企画は、六月三日に東京都で開催される若者憲法集会にむけての事前学習として行われ、神戸大学の太田和宏准教授を講師に、大学生や青年など十八人が参加しました。
講演では、そもそも北朝鮮がどういったことを求めているのかということについて、国の体制維持と南北の統一という二つの観点から、もっとも北朝鮮が意識しているのは米朝関係であることを強調しました。これまでの経過でも米大統領が北朝鮮に冷たくすると核開発が進んできたことや、融和的な時は対話路線であったことなど、事実をもとに北朝鮮という国を説明しました。
「国際社会は北朝鮮を今の体制のまま受け入れることが必要。日本は拉致問題を解決しないと国交を結ばないというが、そうではなく経済活動を活発にし、米朝関係、日朝関係を充実させることが拉致問題の解決へつながる。そして、外交というのはどちらか一方の言い分が百%通ることはなく、表面で対立していても裏で情報を交換するもの。まずは会談が行われることを前向きに受け止めるべき。安倍政権は圧力一辺倒でしか今のところなく、本来仲介役にもなれたがその役割を発揮できない」と太田氏は指摘しました。
「テレビではいろんな意見がでていて、もやもやしていたが、話を聞いて、面と向かって話し、関係ができること、軍事的な圧力ではなくて対話が大事なんだと思った」(大学四年生は)、「行動で示したときに行動で返していくという外交が必要だと思った。北朝鮮との交流が増えたときに、物資と同時にいろんな情報が知れたり、思想が伝わったりすることで北朝鮮も変わると思う」(労働組合の仲間と参加していた青年)など、感想を交流しました。

(兵庫民報2017年5月27日付)

西宮芦屋市民アクション:安倍政権は即退陣を!集会とパレード


安倍九条改憲NO!西宮芦屋市民アクションは、五月十九日、西宮市の六湛寺公園で「安倍九条改憲NO! 安倍政権は即退陣を―まともな政治の実現を市民の力で―市民集会とパレード」に取り組み、約百人が参加されました。
市民アクション呼びかけ人の一人である柴田悦子大阪市立大学名誉教授が「戦後七十四年、どこの国とも戦わず、平和な生活を続けてきた土台に憲法九条を世界にむけて発信したことがあります。憲法九条の持つ大きな役割を次世代につなぐことが大切です」と主催者挨拶をしました。
「現政権を退陣へ追い込み、まっとうな政治に戻さなければいけない。私も国政の場で尽力します」との立憲民主党の櫻井周衆議院議員のメッセージが紹介されました。
いそみ恵子日本共産党県議、梶川みさお社会民主党兵庫県連合代表・宝塚市議、前田辰一新社会党芦屋市議、よつや薫西宮市議、関西学院大学神学部大学院生の大野至さん、芦屋「九条の会」事務局長の片岡隆さんがスピーチ。「改竄、隠蔽、捏造など安倍政権は末期的な総崩れ現象のなか」「平気でウソをつく政治は終わらせよう」「安倍改憲の野望を葬り去るため、市民と野党のみなさんが心を一つにして頑張ろう」などと訴えました。
作詞者・関本英恵さんのリードで「憲法の歌」を歌い、改めて「今、憲法を変えさせてはいけません」という思いを広げました。
集会の後、阪神西宮駅前まで、コールしながら元気よくパレードして市民にアピールしました。


「もっともっと、地域で取り組みを強めなければ」「三千万署名に頑張ります」などの感想が寄せられました。
―樫村庸一

(兵庫民報2017年5月27日付)

北はりま憲法集会:危険な「緊急事態条項」


北はりまの七つの九条の会がネットワークを作り共同して「北はりま憲法集会」を五月二十日、小野市うるおい交流館エクラ大会議室で開きました。集会には会場いっぱいの百三十六人が参加して大成功しました。
集会では最初に、りぼん・ぷろじぇくと原作のアニメーション「戦争のつくりかた」を見ました。その後、日本弁護士連合会災害復興支援委員会の緊急時法制PT座長を務めた永井幸寿弁護士が、「憲法に緊急事態条項は必要か?」という演題で百分間の講演を行いました。
永井弁護士は、自民党が三月二十五日の党大会で「改憲四項目」とその条文案を公表し、「自衛隊条項」とともに「緊急事態条項」を導入する構えを打ち出したことの危険性と重大性を解明。
国民の間では、「緊急事態条項」についての議論がほとんどなされていない現状だけに、ナチスが当時最も民主的な憲法と言われたワイマール憲法の下で、人身の自由や意見表明の自由など国民の基本権を「一時的」に停止できるという「緊急大統領令」を悪用して「国家緊急権」を発動し、そして約一カ月間で独裁国家を確立し、全ヨーロッパを侵略戦争の渦に巻きこんでいった歴史を紹介して、事の重大性と緊急性を訴えました。
また、大日本帝国憲法の下で国家緊急権が発動され「緊急勅令」、「緊急財産処分」、「戒厳」などがどのように濫用されたかについて事例をあげてくわしく述べました。
最後に永井氏は、「緊急事態条項」は一言で言うと「政府独裁条項」であり、独裁と戦争を許さない社会を守り抜くために議論を強め、反対世論を広げようと呼びかけました。
―前田泰義(同ネットワーク)

(兵庫民報2017年5月27日付)

九条の会たかさご総会と平和講演会


九条の会たかさごの第十三回総会が五月二十日、ユーアイ帆っとセンターで開催され、六十三人が参加しました。
開会挨拶で同会世話人代表の宮先一勝氏が憲法九条改憲反対の運動を大きくしようと訴えました。文化の催しでは西本好道団長率いる東播センター合唱団が会場に華を添えました。
ジャーナリストの今井一さんが「戦争、軍隊この国の行方――九条問題の本質を論じる」と題し、記念講演しました(写真左下)。
今井さんは、憲法九条支持、自民党の改憲案支持、自民党案とは異なる九条改憲案支持の三つの立場から各党議員が意見表明、参加者全体で議論し、模擬投票するという「集中的議論と模擬国民投票」を二月に行ったことを紹介。議論開始前は五人が護憲か改憲か決めかねていましたが、議論が進み、最後には二人が非武装非戦の九条を支持したことをあげ、改憲派の人にもオセロの駒をひとつ一つ返すように膝を突きあわせて訴えていかなければいけないと主張しました。
また、平和憲法を守る高砂市民の会世話人代表の嶋谷数博氏から「不断の努力」を続ける市民の志と行動がある限り憲法は滅びないと連帯の挨拶がありました。
総会議事では、事務局長から活動報告と方針が報告され討議・採択されました。
自宅に入っていたビラを見て参加された方からは、憲法九条のことをもっと知りたいと、感想が寄せられました。
―大西ゆき(同会役員)

(兵庫民報2017年5月27日付)

伊丹革新懇が総会:ジェンダー問題で朴木さんが記念講演


伊丹革新懇は第六回総会を五月十九日、伊丹市立図書館「ことば蔵」で開催し、四十人が参加がしました。
総会に先立って神戸大学名誉教授の朴木佳緒留さんが「ジェンダー平等は平和と持続可能な社会形成のためのもの」をテーマに記念講演しました。
二〇〇四年第一次安倍内閣のとき「ジェンダーバックラッシュ」(日本会議等の勢力によるジェンダー平等への攻撃)が起き、朴木さんの著書も含めジェンダー関係の本が図書館などから撤去された事件の話からはじまり、女性と男性の「視点」の差について触れ、複数の視点から知恵や情報を生かす重要性について震災による避難所生活を例に語りました。
さらに、第二次安倍内閣の「女性活躍」政策は、少子化によって男性労働者が減り産業等が先細りになっていくのを心配して女性に頼りだしただけだと批判。「軍学共同」「武器輸出」政策についても触れ、軍事力のような力が支配する社会では多様な視点や価値観が認められず男女平等は成り立たないことなど、多岐にわたり豊富な資料、データを元に語りました。
*
続く第二部の総会では、来賓の立憲民主党の櫻井周衆議院議員が国政報告を含む挨拶をし、三会派の伊丹市議からも連帯の挨拶があり野党共闘の進展が示されました。
事務局からは、昨年度は市民と野党の共同に力をそそぎ、衆議院選挙では櫻井氏を野党統一候補として当選させることができたなどの「昨年度の活動報告」「会計報告」を行い、「今年度の活動方針&年間行事計画」「予算案」「役員案」を提案し、すべて承認されました。
―中島隆夫(同革新懇事務局)

(兵庫民報2017年5月27日付)

済生会兵庫県病院存続求める運動さらに


済生会兵庫県病院の存続充実を求める会の報告集会が五月十九日、神戸市の北神区民センターで開催されました。
浜本宏代表が、「三月二十二日に署名五千三百八名を添えて神戸市議会に請願を提出。市議会は審議打ち切り扱いとし、済生会を守るという意思表示はしなかったものの、不採択にはできず、住民世論が情勢を動かしている」と挨拶しました。
日本共産党の金沢はるみ神戸市議が、済生会病院は北区に必要な病院で、神戸市としても公的支援が必要だと追及していることを報告しました。
求める会事務局長の前山美由紀さんが、五百十名の住民アンケートの結果を紹介。済生会病院の医師や看護師が親切だとの多くの感謝の声が寄せられ、身近で総合的機能をもつ公的医療機関として期待されていると報告しました。
兵庫の地域医療を守る会の今西(筆者)が、三田市で進む市立病院の経営形態見直しや統合再編へ向けた動きが、県主導で急激に動いており、元県病院局長が三田市民病院に事務局長として任用されるなど、注意すべき事態がすすんでいることを紹介。これからの取り組みとして、神戸市長と兵庫県知事に済生会病院を中核医療機関として位置付け、地域医療と介護の総合的な政策を進める責任を明確にさせる取り組みを呼びかけました。
求める会の世話人田村芳春さんが、手書きのプラカードなどでのスタンディングや目に見える行動も行い、市長と知事に住民の声を届ける取り組みの行動提起をしました。
―今西清(兵庫の地域医療を守る会)

(兵庫民報2017年5月27日付)

ノーモアヒバクシャ近畿訴訟・傍聴記:2018-05-16

疫学・統計の理解を欠いた  国側代理人の失礼な「尋問」

副島圀義

五月十六日の大阪地裁では、原告・Kさんの狭心症について河本先生が証言台に。

Kさんは陸軍の救援隊として八月六日に広島入りし十一日まで救護活動に従事。争点は「狭心症が原爆放射線に起因するかどうか」。国側は「(一時的な血糖値の高さをもって)高血糖値や高齢が原因だ」「Kさんは『安定型狭心症』だから心筋梗塞とは別」などと、放射線起因性をしつこく否定しようとします。
河本先生は「被爆直後の爆心地近くで救護活動に携わった方が下痢に苦しめられたら、放射線被ばくによる急性症状と考えるのが当然」「他の原因がいっさいない、とは言わない。被爆によってリスクがあがることを認めよ」「安定型と不安定型を機械的に区別するのは病気の実際をみないものだ」等々と、ていねいに証言されました。

印象に残ったのは国側代理人が「反対尋問」の冒頭「証人は物理学、疫学、統計学などについて大学院博士課程を出ているか?」と切り出したことです。いかにも「証人は素人だ」との「印象操作」をねらったのでしょうが、河本先生はそのような失礼な質問にも「その分野の大学院博士課程はでていません」とたんたんと答えられました。
そもそも、「疫学も統計学も」たくさんのサンプル群全体を通じての、大きな傾向・特徴を研究・解明するものです。「〇〇%程度発病する」ということが明らかになった場合でも、個々の人(サンプル)が発病するかしないか、をそのまま当てはめることはできません。「特定の誰かが、宝くじに当たるか当たらないか」は、当たる確率とは別の問題。確率が高ければ「当たりやすい」だけ。「被爆者は病気しやすい」のは事実ですが、被爆者である私が健康に恵まれていても「それはおかしい」のではなく「よかったね」ということですし、病気にかかりやすければ「やっぱりね」ということにつきます。
証人に対する失礼な「尋問」は、国側代理人の無知ぶりや人格の低さを、自ら法廷でさらけ出してしまったようでした。

(兵庫民報2017年5月27日付)

枯葉剤問題シンポ、神戸でも

日ベト友好協会兵庫県連合会理事長 山根香代子


一九七五年にベトナム戦争は終わりましたが、アメリカ軍によって散布されたダイオキシン入りの枯葉剤を浴びたことによる障害者が今なお三百万人を超えて苦しんでいます。これは淡路在住の西村洋一さんが、カメラを通して枯葉剤の告発をされてきましたので、写真を見たという方もいらっしゃるかと思います。
枯葉剤被害者のための医療、リハビリ、就労支援共同作業所、療育施設などを含む総合施設の建設を支援するオレンジ村支援日本委員会(代表は尾崎望京都民主医療機関連合会会長、事務局長は国際環境整備機構理事長)がつくられ、兵庫県民主医療機関連合会でも多くの医師が賛同し、組織を挙げてカンパ活動に取り組んでいます。
五月二十七日~六月二日にはオレンジ村支援日本委員会の招きでベトナム代表団が関西を訪問。各地で枯葉剤被害者への支援を訴えるとともに、リハビリ施設の見学をします。
一行にはベトちゃん・ドクちゃんの主治医であり、ツーズー病院平和村村長の女医さんも参加しています。
これにあわせ、六月一日には新長田のピフレホールの会議室でシンポジウムを開催します。ぜひ多くの皆さん、参加してください。

枯葉剤問題シンポジウム(日本・ベトナム国交樹立45周年記念)

5月29日(火)大阪国労会館、31日(木)大学コンソーシアムキャンパスプラザ京都、6月1日(金)ピフレ新長田、いずれも18時30分開会/ベトナムからの報告者:トラン・ゴック・ト(全国枯葉剤協会副会長・ホーチミン支部会長、元人民解放軍少将)、グエン・チ・ゴック・フォング(全国枯葉剤協会副会長、ベト・ドク兄弟初代主治医・医学博士)、グエン・チ・フォング・タン(ホーチミン支部副会長、ベト・ドク兄弟二代目主治医、医学博士)/参加無料/主催:オレンジ村支援日本委員会☎075‐254‐0061

(兵庫民報2017年5月27日付)

兵庫山河の会「山河」より

紫のランドセル背負い笑顔なり一年生は一二〇センチ
 新井 幸

朝の時惜みて辺りを散策す桜並木と菜の花ばたけ
 石井敏子

若者の眩しすぎたる素足なりシミひとつなき心を映す
 古谷さだよ

若き日の我にもありしセクハラが ME TOOの声に呼び覚まされし
 塩谷凉子

FTAもイージスアショアも受け入れか経済主権何処にか在る
 古賀哲夫

スギ花粉吸い込みオウムもくしゃみする「くしゅん」とひと声春のいたずら
 高木庸子

ロゼットの芯より飛び立つわたぼうし新たな土地にしっかり根付け
 山下 勇

母で子で妻であること肯いて時に寂しきこでまりの花
 山下洋美

駒ヶ岳二度も登りし頃もあり生きる力よ蘇り来よ
 大中 肇

平和なる半島の春高らかに宣言文書南北署名
 西澤 愼

車椅子の吾花見へと弁当を作り連れくれし孫の夫婦は
 鵜尾和代

朝鮮戦争始まりし日の身の震え 万感迫る終戦予告
 安武ひろ子

幾年も種持ちしまま飛び立つ日雨を待ちいるまつぽっくりよ
 古賀悦子

戦没者の集いに奔走の日々ありて当日講座は会場溢るる
 岸本 守

(兵庫民報2017年5月27日付)

文学座『怪談牡丹燈籠』:神戸演劇鑑賞会6月例会


もともと、日本の幽霊には足がなかった。その足のない幽霊に足をつけ、音まで添えて登場させたのが、三遊亭円朝(一八三九~一九〇一年)である。舞台はこの円朝を語り手として登場させる。
円朝は幽霊に足をつけただけでない。登場人物たちの心の奥底を見透かし、人の欲望や表と裏をあぶり出した。それに、振り回されながら、ある時は悲しく、また、こっけいに生きて居る登場人物たちを舞台の上で、きり、きり動かした。
人を殺す。騙す。悪いと思いながら、そうせざるを得ない人たち。生きて行くためのせっぱ詰まったぎりぎりの行為。因果応報とはよく言ったもので、必ず己のもとへ帰ってくる。円朝が私たちに、語り掛けている。
旗本の娘お露は、浪人新三郎にひと目惚れ。恋い焦がれて死ぬ。乳母のお米も同時に死ぬ。新三郎の身の回りの世話をしている伴蔵は、毎夜、美しい燈籠と共に新三郎の元を訪ねて来るお露とお米に疑惑を持つ。ある夜、盗み見をして、腰を抜かす。そこには骸骨と共に新三郎がいた。伴蔵は仏の札を貼りめぐらせた。困ったのは、ふたりの幽霊。仏の札を取り除くのを条件に、百両のお金を伴蔵に渡す。主人を裏切った伴蔵夫婦は、江戸を立ち去ったが…。
―小谷博子

文学座公演『怪談 牡丹燈籠』

原作=三遊亭円朝、脚本=大西信行、演出=鵜山仁、出演=早坂直家、富沢亜古ほか/①6月17日(日)16時30分②6月18日(月)18時30分/神戸文化ホール中ホール/会員制(入会時に入会金1,000円と月会費2カ月前納)、月会費3,500円(大学生2,000円、中高生1,000円)/☎078‐222‐8651、Fax078‐222‐8653

(兵庫民報2017年5月27日付)

『50年後のボクたちは』:神戸映画サークル協議会6月例会

型破りの旅に笑い、ときには切なく


引っ込み思案のマイク少年が、夏休みに家をとびだして友達と二人でドイツの南へ車で出かけるロードムービーです。旅で出会う様々な出来事を通して大人への一歩を踏み出します。その道中をテンポよく、ユーモアたっぷりに描いています。その経験は少年にとってはとても貴重なもので、今までの自分から大きく成長する旅でもあります。
監督はファティ・アキン。突然愛する夫と息子を失った主人公の苦悩を描いた『女は二度決断する』などの監督で、ベルリン、カンヌ、ヴェネチアの三大映画祭で主要な賞を獲得した才能あふれる監督です。原作はドイツのヴォルフガング・ヘルンドルフの『14歳、ぼくらの疾走』。ドイツで二百二十万部を超えるベストセラーとなり、二十六か国で翻訳され数々の賞を受賞した小説の映画化です。
ドイツ南部の田園風景、畑のなかの一本の道路、青い空、そして、ちょっと変わった愉快な家族など、さまざまな出来事と人々との出会い。不良っぽいチックに誘われて、マイク少年は忘れることのない体験をします。さぁ、十四歳の少年になって、二人と一緒に旅に出てみませんか。型破りの旅に笑い、ときにはハラハラしながら、ときには切なく。そして、ちょっと過激な旅に。
―岡風呂賢

映画『50年後のボクたちは』

2016年、ドイツ、93分/6月22日(金)①11時30分②14時30分③19時、23日(土)①11時30分②14時30分③18時、神戸アートビレッジセンターKAVCホール/一般当日1,700円(前売1,300円)、シニア・障がい者・大学生以下1,300円/☎078‐371‐8550、URL http://kobe-eisa.com/

(兵庫民報2017年5月27日付)

冤罪青春グラフティ『獄友』:国民救援会でチケット取り扱い


チラシの似顔絵を見て、何事件の誰だかわかりますか? 全問正解ならあなたはかなり熱心な救援会員。
無実の罪(冤罪)で獄に捕らえられ、人生の大半の時間を奪われたのに、お互いを「獄友」と呼び、笑い、支え合う。
国会で平気でうそをつく官僚や、メンツにこだわる検察官に比べ、何と人間味あふれる人々か。
彼らは言う。「不運だったけど、不幸ではない」と。
試写会で一足お先に観てきましたが、お薦めです。(行事案内欄参照)
―神戸優香里(日本国民救援会宝塚支部)(救援新聞兵庫県版四月二十五日付から一部改変)

ドキュメンタリー映画『獄友(ごくとも)』

6月2日(土)~8日(金)12時20分、9日(土)~15日(金)10時、元町映画館/金聖雄監督作品、2018年、115分/初日6月2日上映後に金監督とゲストによるトークあり/当日一般1,700円、60歳以上1,100円、国民救援会県本部(☎078‐371‐0677)・各支部でチケット取り扱い

(兵庫民報2017年5月27日付)

観感楽学

『剣客商売読本』を読んでいたら「湯豆腐のとき、大根を千六本に切って鍋へ入れると、豆腐がうまくなった気がする」という文章が目に入った。千六本って千切りよりさらに細く刻むことなの?なら千七本でもいいのになぜ。仕方がないから大辞林で調べると「せんろっぽん」は「繊蘿蔔(せんろふ)という中国字音の転。蘿蔔=大根を細長く刻んだもの〈日葡〉」とあった▼日葡、すなわち日葡辞典(日本語→ポルトガル語)が気になったのでお次は『角川外来語辞典』をひらく。「センロフ=繊+rapum(ラープム)(ラテン語)で、大根などを細長く刻むこと。せんろっぽんと訛る」とあり、さらに「蘿蔔の語源はrapum」と説明している。中国が先か欧州が先かはともあれ、千六本は日本的によく工夫されたあて字であることが判明▼千切りに似て非なるものが一切。もちろんひときりではなく「いっさい」である。モリ・カケ問題で国会に喚問・招致された二人の高級官僚。のらりくらりと真実を語らず首相関与について、そこだけは記憶鮮明なのか口をそろえて「一切ない」▼ウソ八百にまみれるアベ政治。なんとしても千六本に刻んで、歴史のくずかごに放り投げねば。(T)



(兵庫民報2017年5月27日付)

日付順目次