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2018年5月19日土曜日

淡路九条の会「憲法学習会」

九条に自衛隊書き込む危なさを伝えよう


淡路九条の会は五月十三日、洲本市内で憲法学習会を開き、雨の中百五十人が参加しました。
学習会では、淡路島に来るのが九年ぶり二度目となる小森陽一さん(東京大学大学院教授・九条の会事務局長)が講演しました。
小森さんは、森友・加計疑惑で支持率が大幅に下がっている中でも、安倍首相は九条改悪に執念を燃やしており、改憲発議を許さない市民の運動を、三千万人署名の取り組みを広げながら取り組んでいこうと訴えました。
自民党の改憲案について小森さんは――九条に自衛隊を書き込むことの問題点をどれだけ幅広く周りの人にわかりやすく伝えるかが重要。二〇一五年に安保法制が成立するまでの自衛隊は、海外でアメリカ軍と一緒に軍事行動をすることは憲法違反というのが前提だった。ところが、安保法制が強行され、「国際社会の平和と安全を確保するために国際的に協調して行われる活動」の言葉が入ったことで、自衛隊がアメリカ軍と一緒に海外で自由に軍事行動ができるようになった。そのため、憲法に「自衛隊」を書き込むだけで、自衛隊は戦争ができる組織に変わる。
―と述べるとともに、南北朝鮮の平和的解決の動きや、市民と野党の共闘の優れた取り組みなども紹介しながら、安倍改憲を許さない大運動の意義を訴えました。
―まもり和生(洲本市議)

(兵庫民報2015年5月20日付)

西宮革新懇が総会

市民と野党の共同支え奮闘



平和、民主、革新の日本をめざす西宮の会(西宮革新懇)は五月十二日西宮勤労会館で第四回総会を開催し、八十三人が参加しました。
常任世話人の冨田宏治・関西学院大学法学部教授は「五月三日に三千万署名が千三百五十万に到達。改憲派が四年かかって一千万集めたが、わずか半年でそれを上回る数を集めた。安倍政権打倒へ三千万署名をやり遂げるため、頑張りましょう」と開会挨拶しました。
来賓として、安倍九条改憲NO!西宮芦屋市民アクション世話人の魚谷直生さん、憲法生かす阪神連絡会の奥山篤さん、芦屋革新懇世話人の吉澤弘さんが挨拶。兵庫革新懇、東灘革新懇から連帯のメッセージが寄せられました。
上脇博之神戸学院大学教授が「安倍政治の実相と三千万署名の重要性―『市民と野党の共闘』の発展で、まともな政治の実現を―」と題して記念講演しました(写真右下)。
上脇氏は、安倍政権の前と後では自衛隊の位置付けが違う。憲法に書き込もうとしている自衛隊は戦争法で戦争が出来る自衛隊だと危険性を指摘。安倍九条改憲NO!三千万署名の意義を強調しました。
議事では樫村庸一事務室長が二〇一七年度活動報告と二〇一八年度活動方針を説明。衆院選で日本共産党の上田さち子さんを野党統一候補として押し上げていった経過で西宮革新懇が果たした役割について、特に「野党は共闘!西宮芦屋市民の会」を立ち上げ、粘り強く宣伝行動を行い、市民と野党の共同集会の開催、選挙戦における弁士の配置、車上垂れ幕の準備に至る事務的作業など詳しく説明しました。
活動方針では、現在の最大課題「安倍内閣退陣要求運動、三千万署名達成活動」について、「安倍九条改憲NO!西宮芦屋市民アクション」を立ち上げ市民と野党の共同活動を粘り強く進め、当面、第二弾の「市民集会とパレード」(五月十九日十三時三十分から西宮市役所六堪寺町公園)を成功させようと強調しました。
―阿波角孝治

(兵庫民報2015年5月20日付)