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2018年2月3日土曜日

3000万署名〝頑張ろう〟

総がかり行動明石の署名行動(1月19日、明石駅前)

憲法共同センターの宣伝(1月19日、神戸大丸前)
兵庫県憲法共同センターは3000万署名の定例宣伝を毎月19日の夕方、神戸大丸前で行っています。日本共産党の松田隆彦県委員長はプラスターにLED照明をつけて参加。夕闇深まるなか明るくアピールしています。

(兵庫民報2018年2月4日付)

兵庫労連:職場・地域で学習・交流

兵庫労連は今春闘で各職場・地域で憲法学習を行い、三千万署名を進めようと意思統一しています。その一つとして、一月二十五日、須磨・垂水区地域の組合員を対象にした学習会を垂水勤労市民センターで開催し、二十二人が参加しました。

弁護士さんの講演


講師は明日の自由を守る若手弁護士の会の田崎俊彦弁護士。憲法の基本と安倍九条改憲についてスライドを使いながら説明していただきました。
田崎氏は、安倍首相の九条改憲については、そもそも今の自衛隊の文民統制は弱く、九条に明記されればこれまで以上に統制されず危険である、と指摘しました。
また、国民投票の費用について八百五十億円と試算されていることを紹介し、もし首相が言うように明記するだけで何も変わらないのであれば、無駄な費用であるということも訴えやすい事例の一つではと提案しました。
最後に「護憲派だけでは三千万人の署名は集まらない。〝改憲はするべきだが安倍改憲は許さない〟という人たちとも共同しよう」と訴えました。

参加者交流

参加者の交流では、「憲法共同センター作成のDVDを各分会で回して学習を強める」(福祉保育労)、「地域に出て署名を集めたいが人手が足りない」(年金者組合)、「今回初めて学習会に参加した」(建交労)などの発言がありました。
高教組の組合員からは自作の大きなプラカードを掲げながら、この学習会の前に駅前で一人スタンディングを初めて行い注目されたと個人でも活動していることも紹介され、それぞれが頑張ろうと決意した学習会となりました。
土井直樹(兵庫労連事務局次長)

(兵庫民報2018年2月4日付)

東園田九条の会と新婦人尼崎支部:伊藤真氏講演会

みんなの頭も心も満腹


東園田九条の会十二周年記念行事と新婦人尼崎支部学習会を兼ねて、伊藤真氏の講演会を一月二十八日、尼崎市女性センタートレピエで行いました。
当日はあいにく雪がちらつく天候でしたが、尼崎市内を中心に二百人の方々がお越しになり、会場は満席となりました。
伊藤氏には、「憲法九条があぶない―伊藤真が語る日本国憲法の核心」と題して、六十九枚のスライド資料を使いながら、一時間三十分にわたって日本国憲法をめぐる諸問題について、時にはユーモアも交えながら、縦横無尽に語っていただきました。
憲法や第九条や関連する条項の持つ意義などについてもわかりやすい内容で、私たち九条の会や三千万署名の持つ重要性などについてのお話も、相手側改憲派の主張などを盛り込み、それと対比しながらの講演は、参加者の心にストンと落ちる内容でした。
参加者から「伊藤氏の講演は何回か聴いたことがあるが、今回の内容が一番良かった」「大変わかりやすいお話で良い勉強になった」「北朝鮮が怖いという人にこれで話ができる」などの感想が寄せられるなど、ほとんどの方に〝来て良かった〟と納得していただけたようです。
質問時間では四人の方から質問がだされ、最後には二十代の若者からも三点にわたって憲法と自衛隊問題などについて質問が出されるなど、有意義な講演会でした。
最後に司会者から「今日の講演会は、フルコースのお料理を戴いたような感じで〝頭も心も満腹〟の内容でした」と語られたことに集約される充実した講演会でした。
岩田伸彦(東園田九条の会)

(兵庫民報2018年2月4日付)

甲東平和を考える会:カトリック教会で小森陽一氏講演会


甲東平和を考える会は一月二十八日、カトリック仁川教会聖堂を会場に学習講演会「憲法を生かし平和な未来を―今『改憲』問題を考える」を開催。九条の会事務局長の小森陽一さん(東京大学教授)が講演しました。
主催者からの開会の挨拶、カトリック仁川教会の神父さんの挨拶などに続いて、小森陽一さんの記念講演。
小森さんは最初に、憲法改悪を発議させないために三千万署名の重要性を強調。九〇年代後半の政治史を振り返りながら、なぜ九条三項加憲が危険なのか、発議させないためにどのように広く伝えていくのかなどユ―モアを交えた話に共感が広がり、三千万署名を集める決意を固めあいました。(Y)

(兵庫民報2018年2月4日付)

九条の会連絡会と3000万署名・須磨:学習と語りあう会

〝いま憲法改正は必要か〟

九条の会須磨区連絡会と安倍九条改憲NO!三千万署名・須磨の共催で一月二十七日、妙法寺の横尾集会所で学習と語り合う会を開き、六十人が参加しました。
木下智史さん(関西大学法科大学院教授)に安倍改憲の狙いと経過を話してもらいました。
木下さんは――長年自民党は改憲をめざしてきたが、今回安倍首相が「九条を変える」と明言し、改憲が動き出した。自民党憲法改正推進本部は、「自衛隊を憲法に明記する」ことによって、集団的自衛権行使のもとで、軍事力行使が優先される、としている。憲法改正案が発議されれば、メディアあげての改憲キャンペーンで「壊憲」への地ならしとなる危険がある――と述べ、「それを押しとどめる私たちの取り組みが重要です」と強調されました。
このあと参加者からの質問には、「北朝鮮の脅威にどうするのか?」「攻めてきたらどうするのか?」「訴えるのに良いキャッチフレーズは?」などにていねいに答えていただきました。
参加者から「近所で百筆署名を集めている。話し合うことが大事」「人間は平和でないと生きてゆけない」との発言もあり、お互いに元気をもらって学習会を終わりました。
三好正子(九条の会須磨区連絡会)

(兵庫民報2018年2月4日付)

山下よしき「本当の友人だからだと思います」

「きょうは共産党に文句を言うために来ました」
ドキッとする切り出しで子育て中の女性が発言してくれました。奈良でおこなった懇談会の一コマです。この二年余の市民と野党の共闘のなかでつながった方々に、安倍政治や野党共闘についての意見、日本共産党への注文を聞かせてもらおうと企画しました。
もちろん、昨年の総選挙で、いったんピンチになった野党共闘をよみがえらせるうえで共産党が果たした役割を高く評価していただいた意見もありました。
しかし、まだ足りないところがある、もっと変わってほしいという意見も同じくらい出されました。
なかには、人前で話すのは苦手だからと共産党への注文を文章にして読み上げてくれた方も。読む方にも聞く方にも真剣な緊張感がありました。
一時間半ほどの懇談を終え、私からごあいさつ。
「共産党を褒めていただいた方も、共産党に文句を言っていただいた方も、どちらもありがとうございました。文句を言うためにわざわざここまで来ていただいたというのは、本当の友人だからだと思います。しっかり受け止めて私たちも変わります。今度お会いしたとき変わってなかったらまた文句を言って下さい。私たちも共闘のなかで気づくことがあれば率直に意見するようにします」
みなさんから明るい笑顔と大きな拍手が返ってきました。よかった。
共闘のなかで私たちはすばらしい友人を得ました。この絆をもっと深く広くするために近畿と全国をめぐりたいと思います。(日本共産党参院議員・党副委員長)

新連載: 毎月第一週号に掲載

(兵庫民報2018年2月4日付)

洲本市議選:日本共産党現有3議席確保めざす:2月4日に山下副委員長招き演説会

洲本市議選は三月四日告示・十一日投票で行われます。
日本共産党は、片岡ただし(69)、近藤あきふみ(65)、まもり和生(67)の三現職を立て、現有議席確保を目指します。

片岡ただし市議
近藤あきふみ市議
まもり和生市議
*
二月四日、十時から洲本市総合福祉会館で日本共産党演説会を開催。山下よしき党副委員長が、国政問題と日本共産党について縦横に語ります。片岡・近藤・まもり各市議も、住民が主人公の市政実現を訴えます。

(兵庫民報2018年2月4日付)

モトコーを守る会と堀内前衆院議員ら国交省に要請

要請する(左から)堀内氏、大前氏、李代表ら

JR元町駅・神戸駅間にある「元町高架通商店街」(モトコー)は今、JR西日本(以下JR)の一方的な「リニューアル」計画により、存続の危機にさらされています。
通路をはさみ、山側はJRとの契約、浜側はJRと神戸市、振興組合の三者契約となっており、JRは期限を切って借地契約更新を拒絶し、立ち退きを迫っています。
店主らで結成した「モトコーを守る会」は、署名や要請など、JRや神戸市への要請を強め、運動のなかでJRの「説明会」を開かせ、「同意がなければ工事はしない」と回答を引き出しました。
しかし、JRは、「四月から空いたところから工事をする」と態度を急変させています。
この間、何度も国土交通省へ要請し、また、日本共産党の国会議員団と連携した委員会質問などで、「(JRは)関係者に対して十分かつ丁寧に説明をおこなっていただき、理解を得ながら事業をすすめていただきたい」と石井啓一大臣の答弁も引き出すことができました。しかし、JRは関係者の声に耳を傾けず、不誠実な態度を続けています。
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一月二十二日、日本共産党の堀内照文前衆院議員、大前まさひろ神戸市議、金田峰生国会議員団兵庫事務所長も同席し、モトコーを守る会が、国土交通省鉄道局に実態を訴え、改善を迫りました。
会代表の李敬司さんは、「JRが四月から空いたところから工事をすると言っている。我々の生活を奪うなと、たたかわざるを得ない。商店街の老夫婦からは、『私たちどうしたらええん』と相談があった。JRは、『新たなところに入るには所定料金を払ってもらう。書類審査をする。入れなかったら自分で探せ』と言っている。営業権、居住権をこんなことで奪われるなんて」と怒りで手を震わせます。
国土交通省の職員は、「このような意見が出ているということをJRにお伝えします」と。堀内前衆議院議員からは、「理解ができないというのが、事業者の皆さんの認識。そのような思いを持っていることを鉄道の所管として伝えていただきたい」と、要請しました。
那須由美子(兵商連事務局長)

(兵庫民報2018年2月4日付)

借り上げ住宅被災者追い出し裁判:東灘区の入居者2人の裁判始まる

神戸市東灘区の借り上げ復興市営住宅「シティコート住吉本町」の入居者二世帯二人に対し、神戸市が住宅の明け渡しなどを求める訴訟の第一回弁論が一月二十四日、神戸地裁で行われました。
入居者側は、神戸市が入居決定時に入居期間や退去義務などについて説明を怠っていたとして市側の請求を棄却するよう求めました。
また、兵庫区の「キャナルタウンウエスト」の入居者Nさんに対する裁判で、同地裁第二民事部が昨年、実質三回の審理で判決を出したようなことのないよう、入居者の生活実態や専門家の証言など十分な審理を尽くすよう求めました。
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同日にはこの他、「キャナルタウンウエスト」の裁判が同地裁で、「シティハイツ西宮北口」の裁判が同地裁尼崎支部で行われました。

Nさん控訴審3月1日

Nさんに対する裁判の控訴審の第一回弁論は三月一日十四時から大阪高裁本館二〇二号法廷で行われます。
借上復興住宅弁護団は同日の裁判傍聴や、高裁宛ての充実した審理と公正な判決を求める要請署名(リンク:署名の呼びかけ署名用紙)への協力を呼びかけています。
問い合わせは神戸あじさい法律事務所☎078・382・0121へ。

(兵庫民報2018年2月4日付)

ノーモアヒバクシャ近畿訴訟・傍聴記:2018-01-22,23

スッキリ勝訴と、気になる訴訟指揮と…

副島圀義

一月二十二日は大阪地裁第二民事部で弁論、二十三日は第七民事部でお一人について判決、二十五日は同部での弁論、と続きました。二十三日の判決と二十二日の弁論をレポートします。

報告集会で挨拶する宮本さん夫妻と小瀧弁護士

二十三日、宮本義光さんが勝利判決を受け取りました。
長崎で爆心地から一・八キロメートルで被爆し翌日爆心地近くを通って避難、一週間近く重傷の被爆者とも一緒に生活。労作性狭心症で認定申請したが国は喫煙や飲酒が原因だとして却下。宮本さんの提訴後も、国側はもっぱら「他の原因での発病」に固執しています。
しかし判決は「国の審査方針は、放射線被ばくの影響を過小評価している疑いが強い」「心臓疾患と放射線被ばくの関係は一般的に肯定できる」「喫煙など他の原因があったとしても、被爆の影響まで否定されるものではなく、あいまって発病に寄与したと考えるのが自然で合理的だ」と、司法判断と科学的知見の到達点にたった、明快・スッキリしたものでした。

二十二日に地裁第二民事部で、提訴後に死去された森野義法さんの裁判を承継されたご子息・良次さんが証言しました。
―森野さんは原爆投下時、因島の日立造船在職中、召集令状をうけて入隊準備中。八月十日、広島の陸軍部隊で療養中だった兄の安否を尋ねて被爆地を探し回る。いったん帰宅し十六日に入営(広島)したが、翌日召集解除。戦後は健康状態がよくないことが続いたが、被爆者健康手帳の取得は被爆から五十九年後、悪性リンパ腫で手術を受けてからだった。
因島から一緒に入営した友人が見舞いに来てくれ、証人になってくれたので「十六日の入市」と手帳には記載。――
国は「十六日入市なら、発病するほどの放射線はすでにない」と決めつけてきたのですが、この日の証言で「十日の入市」が否定しきれないと見たのか、今度は「十日の昼からではないか、夕方ではないか」とくどくど聞きました。
国の「認定審査の方針」には「入市が原爆投下後約百時間以内」という字句があるので、「十日の昼以後なら切り捨てられる」という戦術に出たのでしょう。
気になるのは裁判官も「十日の何時に入市したか」に注目している様子があることです。
しかし国の「方針」でも「約百時間以内」は「積極的に認定する範囲」です。これらに該当しない場合でも「被ばく線量、既往歴、環境因子、生活歴等を総合的に判断」としています。
七十三年前、原爆投下直後の船や鉄道の運行時刻を調べるなど「重箱の隅をつつく」ようなことでなく、被爆の実相に謙虚に向き合ってもらわねば、と思わされたことでした。

(兵庫民報2018年2月4日付)

神戸の石炭火力発電を考える会が公害調停に向けセミナー

神戸の石炭火力発電を考える会は一月二十八日、東灘区のコープこうべ生活文化センターでセミナー「神戸の石炭火力発電の動向とその問題点」を開きました。
神戸製鋼所が神戸市灘区の灘浜工場内に、既存百四十万キロワットのものに加え、百三十万キロワットの石炭火力発電所を新増設する計画の手続きは現在、環境影響評価準備書の公示という最終段階にあります。
これに対し、昨年末、兵庫県内に居住あるいは通勤・通学する市民が公害調停を兵庫県公害審査会に申請し、三月には第一回調停が開催される予定です。
今回のセミナーはそれに向け申請者や市民が現在の動向などについて学ぼうと開かれたものです。
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「神鋼石炭火力計画の問題点と地域への環境影響」については神戸大学法学研究科の島村健教授が報告しました。
島村氏は、神戸製鋼所の環境影響評価準備書を読み解きながら、①灘区が大型石炭火力発電所の適地か②公害被害地域において大気汚染物質の排出が増加することをどう考えるか③大気汚染対策は非悪化原則に基づく国内最高レベルのものか④水銀など重金属の総排出量を明らかにしリスク管理をすべきでは⑤水銀の大排出源である石炭火力発電所建設は水俣条約の趣旨に合致しないのではないか⑥国・県の温暖化対策目標との整合性はあるのか、市民の節電の努力が無駄にならないか⑦温排水の水質に及ぼす影響は⑧煙突増設の景観への影響は―などの論点を明らかにしました。
神戸製鋼所が、大気汚染物質について現在の排出総量と新発電所ができた場合の総排出量の予測値を示すことをかたくなに拒み、新発電所が稼働しても高炉廃止により環境が改善するような誤解を市民に与え、実際には硫黄酸化物・窒素酸化物とも大幅に増大することを神戸市の審査会の要求でようやく明らかにしたことを強く批判。神戸市南部が自動車NOx・PM法や県条例の対象地域とされ、長年重ねられてきた改善への努力の成果を石炭火力発電所計画は横取りするものだと指摘しました。
また、杉田峻介弁護士が公害調停の手続きなどについて報告。申請者は同日現在で二次も含め三百人を超えたことも紹介しました。

(兵庫民報2018年2月4日付)

前進座『柳橋物語』:神戸演劇鑑賞会2月例会


この舞台は、過酷な運命と愛の悲劇に耐えながら生き抜いてゆく、江戸庶民の姿を、実にリアルに描いて見る人たちの胸を揺さぶる。
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研ぎ職人源六の孫娘・おせんは、杉田屋の大工・幸太と庄吉のふたりに親しみをもっていた。杉田屋の跡取りが幸太に決まった。失意の庄吉は「一人前になって帰って来るまで、待っていてくれ」の言葉をおせんに残し、上方へ修行に旅立った。おせんは「待っているわ」ととっさに答えた。この一言がおせんの運命を左右することになる。
庄吉が上方へ旅だったあと、江戸の街に大災害が次々に起こった。地震、大火事そして大洪水。源六は火事で亡くなる。幸太は何とかおせんの力になろうとするが、その気持ちは届かなかった。やがて、幸太も火にのまれ、命をおとす。その最中、おせんは道ばたで泣いている赤子を拾う。そして、庄吉が帰って来る。
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この舞台は作者・山本周五郎の体験が生きていると考えられる。大災害の経験は、戦争中の空襲で逃げまどう人々の姿や、焼け野原になった街のようすに。庶民の姿は、市井で生きた苦労の数々。それらが源になっていると。いつの世も庶民は生きるのに苦しくても、乗り越えてゆく。そして、活き活きとしている。その庶民の本当の姿を周五郎は見ていたのだろう。
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災害で川に橋がなかったため、沢山の犠牲者がでた。のち、橋が掛けられた。人々はその橋を〝柳橋〟と呼んだ。
小谷博子(神戸演劇鑑賞会)

前進座公演『柳橋物語』

原作=山本周五郎 脚本=田島栄 演出=十島英明 出演=今村文美、嵐芳三郎ほか/①2月27日(火)18時30分②2月28日(水)13時30分、神戸文化ホール中ホール/会員制(入会時に入会金1,000円と月会費2カ月前納)、月会費3,500円(大学生2,000円、中高生1,000円)/☎078‐222‐8651、Fax078‐222‐8653

(兵庫民報2018年2月4日付)

クリスタル短歌の会から

安武ひろ子選

新春の光を浴びて山茶花は戦も平和も知らぬ気に咲く
 平野万里子

戦争も地震も知らざる孫たちの食事ほおばる姿ぞ平和
 西嶋節子

元旦に気分新たに願いしは転ばぬ事と戦なきこと
 三浦良子

富山からはるばると来たあすなろは神戸港のクリスマスツリー
 塩野菜美

ICANの面会拒絶の安倍総理被爆国の代表ぞ、恥じよ
 大西千鶴子

学校の上飛ぶ米のヘリコプター抗議もせぬか安倍政権は
 森ひろ美

あとどうせわずかとへたり込む老いを励ます若者震災ボランティア
 宮川菊代

元日も病に伏す友また語り合えるを信じ今日も誘いゆく
 広瀬弘子

冬の日は座敷深くさし込み来ぬ無心で黒豆炊く刻長く
 岡本征子

どんよりと雲の重たき冬近く時雨心地で墓前に立ちぬ
 清水淑子

姉妹が集いし部屋に笑いあり母の思い出数限りなく
 島田国子

午前四時気温は三度ドアの音静かに夫は「赤旗」配達
 長谷川一枝

(兵庫民報2018年2月4日付)

「5・3兵庫゠憲法集会」プレ集会:3月1日に開催

日時:3月1日(木)18時30分
会場:神戸市勤労会館大ホール
講演「今なぜ3000万署名なのか」内田樹
  (神戸女学院大学名誉教授安倍9条改憲NO!全国市民アクション呼びかけ人)
主催:戦争させない、9条壊すな総がかり行動兵庫県実行員会☎078‐341‐9991

(兵庫民報2018年2月4日付)

ひなたぽっころりん〈612〉


(兵庫民報2018年2月4日付)

観感楽学

神戸市は「パブリック・コメント」(意見募集)を「政策立案過程や規則等を定める過程において、事前に素案を公表し、それに対する意見を募集し、それを考慮したうえで最終的な意見決定を行うもの」と規定している▼ところが神戸市は、自分たちの意に沿わないパブコメの結果を黙視する態度を少なからず取ってきている。その一つが「敬老祝い金制度」廃止に対するパブコメ(二〇一六年)で、九十一件の市民意見すべてが「廃止しないで」という悲痛な声だったが、市は「これから高齢者が増加するから」として廃止を強行した▼「借り上げ住宅からの追い出し」条例制定にかかるパブコメ(同年)では、「被災者追い出し反対」とする意見が、入居者・支援者、弁護士会や医療・労働・市民団体などから続々と寄せられ、その数なんと七百件! 市の提案に賛成意見は皆無、ゼロ件だった。それでも神戸市は「この結果を踏まえて退去を求めた」と裁判で主張している。なんたる行政感覚か▼いま、三宮再開発にかかるパブコメが二月九日締め切りで募集されている。予算の裏付けも示さず、進めようとしているこの大規模な再開発に、厳しい市民意見を集中させなければならない。同時に、パブコメを形式だけのものにさせないよう監視し、声をあげなければならない。(D)


(兵庫民報2018年2月4日付)

日付順目次