共同発展へあふれる熱気
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「バンバロー」を唱和する成山議長(マイク)と堀内・菊地両氏(その左右)ら |
国民春闘兵庫県共闘委員会と兵庫労連の新春旗開きが一月六日、神戸市勤労会館で開かれました。
昨年、総選挙を野党共闘でたたかった堀内照文前衆議院議員、菊地憲之新社会党県書記長も来賓として挨拶するなど、市民と野党の共同の発展へ熱気あふれる発言が相次ぎました。
成山太志兵庫労連議長が開会挨拶。昨年の国内外の激動に触れ、知事選、神戸市長選につづき総選挙をたたかい、突然の解散・総選挙で、民進党の希望の党への合流の逆流を乗り越え野党共闘が前進し、改憲勢力の国会独占を許さなかったと指摘。今春闘と一体に安倍改憲を許さない三千万署名運動を成功させ、安倍「働き方改革」を阻止し、大幅賃上げを勝ち取るためにさらに共同を広げようと訴えました。
堀内氏は、兵庫では日本共産党と新社会党との協定をはじめ共闘ができたことの意義を強調し、さらに発展させようと訴えました。また、大企業が非正規労働者の正規化への法改正をすりぬけるためにクーリング期間をつくるなどの動きや、天井なしの労働時間を認める安倍「働き方改革」を絶対に許してはならない、共同のたたかいで打ち破ろうと訴えました。
菊地氏は、総選挙のお礼を述べ、明石では三千万署名運動推進の市民アクションから市民連合へ発展させる協議がすすんでいることを紹介し、安倍政権を倒す共同のたたかいの発展への決意を語りました。
津川知久憲法県政の会代表幹事、磯谷吉夫兵商連会長、畦布和隆元兵庫労連議長らが連帯挨拶。JAL争議団・エミレーツ航空争議団も訴えました。
文化行事では、大阪自治労連からKKコンビが来演、維新政治のもとでの大阪市役所の実態を笑いで告発しました。
閉会挨拶を国労兵庫地区本部の本田信幸委員長が行い、新幹線台車事故、大企業のデータ不正にも触れ、資本の暴走とたたかう労働組合の役割を強調し、共同の発展で春闘勝利へ頑張ろうと訴え、参加者で団結ガンバローを行い閉会しました。
(兵庫民報2018年1月14日付)