記事を検索

2018年12月23日日曜日

観感楽学

「これだけ民意をないがしろにできる国って何なんだろう」十二月十四日、辺野古のキャンプ・シュワブゲート前で翁長樹子さんが怒りのことばを口にした。これに対し、その国(政府)の菅官房長官は「適切な手続きに基づいて執行している」と反論している▼幾重にも違法行為をおかした末の新基地建設埋め立て土砂投入。赤旗記者は「いつからこの国は〝ならず者〟国家になりさがったのか」と翌日の日刊紙で表現した。米国にとり好ましくない国に「悪」のレッテルをはる役割をもったのが「ならず者国家」という用語だが、いまの安倍政権の手法はもう「ごろつき」にひとしいと筆者は思う▼しかし、あの厚顔な幹事長が土砂投入を「民意だ」とは絶対にいえないのが痛快。県知事選で示した沖縄県民の意思は、緊急記者会見における玉城デニー知事の「強行すればするほど県民の怒りはますます燃え上がる」との言明につながっている▼年末恒例の清水寺貫主が揮毫する今年の漢字は「災」だったが安倍首相、「自分にとっての今年の漢字は」と聞かれ「転」とこたえた。しかし安倍さん、それは一年早かった。二〇一九年こそあなたの「転」落の年。(T)

(兵庫民報2018年12月23日付)

日付順目次