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2018年12月30日日曜日

個人が尊重され、幸せを追求できる社会へ

政治を変える節目の年に

日本共産党の参院兵庫選挙区予定候補の金田峰生氏と、明日の自由を守る若手弁護士の会(あすわか)兵庫支部の吉江仁子弁護士が、憲法をめぐって語り合いました。(文責編集部)

金田 対談していただくのは二回目ですね。前回は二〇一六年四月。参院選に向けての「しんぶん赤旗」の企画でした。二年八カ月経ちましたが、その後、いかがでしょうか。

〇安倍政権はもう詰んでいる

吉江仁子さん

吉江 この三年ぐらいの間、たくさん強行採決をしてきたと思っていて、本当にひどいと思います。国民の素朴な疑問が全く国会で明らかになっていかないっていうことは、戦後、いまが一番ひどいんじゃないかというふうに思います。
自民党の世が永遠に続くんじゃないかと官僚が思っている状況がある中で、やりたい放題がなされて、モリカケ問題とかが起こっているのではないかと橋下徹さんが書いていました。また、外形的公正性を欠いた――安倍さんが関与したんじゃないのっていうふうに思われた時点でアウトなんだって話もわかりやすいと思いました。

金田 う~ん。もう安倍政権は詰んでるんですよ。

吉江 詰んでるっていうのは……

金田 モリカケの問題にしろ、トランプ米政権との関係にしろ、ロシアとの問題にしろ……

吉江 北方領土についてはむちゃくちゃですよね。

金田 外形的公正さとかではなく、中身と本質で「もうアカン」とわかっているのに居座っているっていう状況なんですよね。

吉江 それがなぜ可能なのか、そこも問題ですよね。

金田 従来の自民党なら引いたでしょうけれど、安倍自民党はそうしないだけの話です。その場合、選挙で落とすしか方法がほかにないんです。

吉江 でも、選挙で落ちないってタカをくくってはるわけですからね。

金田 彼らが居座ることができているのは、別に、国民の意識が追い付いていないからではない、もう、詰んでるということを国民が見抜いてないわけではありません。
前回の参院選当時は、この選挙で負けたらもう終わりだと思われていた方も結構おられたでしょうけれど、実際には闘いが広がり、一路改憲とはいっていない。二年八カ月、憲法審査会は事実上一ミリも動いていません。沖縄の方々も決して諦めていない。

吉江 そうですね。次の参議院選挙で自民党が改選議席について半分ぐらい、過半数割れを起こさせないとだめだろうとすごく強く思いますね。

金田 前回、野党共闘がはじまり、一人区で候補者を一本化し、十一議席を獲得しましたが、いま、私も街頭宣伝をしていると「野党が結束をしないと勝てないぞ」と有権者からよく声をかけられます。言い換えれば「野党が結束すれば、安倍政権は倒せる」とみておられる。

吉江 それがまだ弱いと思います。

金田 「本気の野党共闘」を実現して、有権者の皆さんに、勝てるという希望や確信を持ってもらえるようなアピールができれば、今度は三十二選挙区全部勝てるだろうし、沖縄の闘いに学んでしっかりと闘えば、一人区だけでなく、複数区でも勝利できると思います。今回は改憲阻止だけではない。与党と維新を少数に追い落とす選挙です。

〇政権を倒したあとの展望をわかりやすく

金田峰生さん

金田 あと「倒すのはいいけど、倒したあとどうすんねん」っていうことです。倒したあとの展望を信頼・確信っていうのを、我々が、それこそいかにわかりやすく知らせるがカギですね

吉江 そう。民主党政権の失敗で、政権、与党が代わることに対するアレルギーがありますね。それが野党への期待感よりも上回っているという状況があります。

金田 今度は共産党がいっしょだから大丈夫だと言ってもらいたいですね。
安倍政権はやめさせないといけないという声は巷に渦巻いています。それを本当に束ねて力にして、結果に結びつけるという努力を私たちがしないといけない。
そのために、わかりやすい言葉で、さらに、私たちのビジョンを広げていくことに大いに努力したいと思います。

〇憲法の魅力をもっと多くの人びとに知らせる取り組みを

金田 「あすわか」さん(明日の自由を守る若手弁護士の会)は、ずっと活動を続けておられますね。
三年前に「憲法九条を守ろう」っていう話から、「あすわか」さんが、「立憲主義って何だ」というのをわかりやすく知らせて下さって、立憲主義っていう言葉がメジャーになりました。それを通じて「憲法をもう一回手に取ろう」という機運が広がったように思うんです。

吉江 憲法の問題が実は生活に深く関わっていて、自分と関係のない問題ではないのだということに気づくためには、憲法カフェみたいな場所でお話をしていくのがいいと思うんですよね。
ところが、憲法カフェやお芝居も二〇一五年ぐらいはわりとニーズも高かったんですけれども、今年は本当に依頼が減りました。
主催者も、初歩の話を聞いたらどんどん深まっていきたいので、一回憲法カフェをすると、二回目以降は各論の話を聞きたくなるわけですよね。
私たちは成長したい生き物なので、それでいいと思うんですけれども、まだ憲法の魅力に出会っていない人たちのための、玄関(入口)の憲法カフェをもっとしていかないと、やっぱりいつまで経っても六割の人たちのところに広がらないんじゃないでしょうか。
だから、地域のお祭りなどで、憲法ビンゴで遊ぶブースを出すとか、まだ知らない人たちに憲法を知ってもらうことをもっともっと大事にしていただきたい。ぜひ、あすわかを呼んでいただきたいと思っています。

〇憲法に照らして考えてみる


金田 私たちは党の綱領があって、そこに基づいて活動しているんですけど、私たちの党の綱領は「いまの憲法の全ての条項を守ります、平和、人権、民主主義に関する条項を積極的に生かします」っていうことを定めています。つまり、私たちの活動や政策、立ち位置の基本は、綱領であると同時に日本国憲法でもあるんです。
ただこれまでは、たとえば「社会保障がこんなに改悪されている。こんな悪政をこう変えます」「消費税は暮らしと経済をつぶすので廃止。財源はほかにあります」―そんな話を一生懸命してきました。最近それに加えて、「憲法に照らして、消費税っていうのはどうなんでしょう、病院の統廃合っていうのはどうなんでしょうね」という話をすると、「あっ、そうなんや」という反応がありました。
二十五条の最低限度の生活を営む権利。生活保護はこの二十五条を具現化した制度で、朝日訴訟の浅沼判決は、最低限度とは生きるか死ぬかのギリギリのことを言っているのではない、社会保障は、財政状況に左右されてはならないものだと明確に述べている。そこから紐解いて、「医療費が増えるからこれを抑えるために病院を統廃合するとか、保険料を払えなかったら保険証を取り上げるとかというのは、それはまさに二十五条に違反していることですよ」とか、「お年寄りが増え財政が悪化しているなどと、お年寄りは肩身の狭い思いをさせられているが、それは言いがかりですよ」という話をすると、すごく皆さんホッとされる。声を挙げていいんだと明るい表情をされます。
そして、「うちの国の憲法なかなかいいじゃないか」という認識になるんですよね。だから、たとえば地域で病院の統廃合に不安を感じている人、年金を下げられて困っている人、介護を受けられずにあきらめている人、そんな人たちに憲法を手にしてもらう、そういう活動が必要かなと思っています。
憲法九条を変えてこの国を戦争する国にすると、当然、政府は国民に対し、お国のために戦地へ行け、人殺しせよと命令するわけです。そこには人権などない。安倍首相が「いまの憲法はみっともない」と言うのは、ただ単に軍隊が持てない、戦争ができないだけではなくて、国民の権利を幅広く認めているということがみっともないと彼らの目には映っているのではないかと思えてなりません。

〇十三条を入口に


吉江 私が憲法の話をする時に、いちばんおもしろいのは十三条だと思っています。
「ここにいらっしゃる皆さんには共通点があります。それはなんでしょう」と参加者に問いかけてみるんです。
いろんな答えが出てきます。どれも全て正解です。その上で、「私が今日正解にしたいのは、皆さんはみんな同じ〝人〟であるということです。だけど、憲法十三条は、皆さんを〝人〟として尊重するとは書かずに〝個人〟として尊重すると書いています。それは、皆さんが〝人〟であるのは当然の前提として、それぞれさまざまな背景を持った異なる個性を持った〝人〟であり、そして、それぞれが幸福を追求しながら生きていく社会をつくるときめています。十三条を実現するために、平和主義も、民主主義も、国民主権もあります」というような話をするんです。
個性ある存在として幸福を追求しながら生きていけるよう保障する、それが社会保障の使命だろうと思うんです。
個性ある私たちが幸せを追求して生きていくためには、当然、戦争に行くことも嫌だし、戦争の弾を受けることも嫌だし、じゃあどうすればいいか、外交努力をしてくださいということになる。憲法九条の主語は日本国民です。日本国民は決意した。だから政府に軍隊を持つなと言っている。ところが、自民党の改憲案では、日本国民は決意したと言っているそばから「自衛隊を持ってもいいもんね」ということにしようとするものです。全然、九条とは相いれないものです。
「みなさんは、個性、個人として尊重されて、それぞれがそれぞれの背景を持って幸せを追求しながら生きていく存在です。ここに憲法のいちばんの目的があるんです」という話は、会場を元気にするんですよね。
社会システムの話よりも、自分は個性ある人間として幸せを追求しながら生きていっていいんだっていうところから話をしていくと伝わるなってすごく思います。

金田 そうですか、そういえば、私が共産党に入ったのも、十三条に出会ったからです。

吉江 そうなんですね。

金田 日本福祉大で学んでいた時、運転手の過重勤務による犀川スキーバス事故で学友の命が理不尽に奪われました。人の命より儲けを優先してしまう資本主義という社会構造を変えないと同じ事故が繰り返されるだろうと考えて、資本主義を乗り越えようと本気で活動する日本共産党に入ったのですが、それはつまり、自由な時間を保障して、個人の個性や能力がもっと花開く社会、ある意味、十三条を最大限保障する、具現化する社会なんですよね。

〇いっしょに楽しく政治を変えていきたい

吉江 「あなたの〝したい・やりたい〟を実現できる社会になっているかという視点で物事を見ればいいんです。だから、いまの政府のあり方が正しいか正しくないかではなくって、自分の願いに合うか合わないかという目で見たらいいんだよ」という話をするのがいいと思うんです。
日本人ってすぐ、正しい答えを教えてくださいって言いますね。
憲法カフェに行っても、何が正解か端的に話してほしいと言われることがあります。「いやいや、正解は別に一つじゃありません。政治的な問題というのは一足す一は二ということではなくって、立場の違いや選択の違いなので、私はこう選択をする、あなたはどう選択するんですかっていうだけの話です。答えはあなたの中にあるんですよ」と答えています。

金田 我々も、もっといっしょに考えてもらうようなアプローチをするべきですね。「いっしょに考えましょう」という参加型――いっしょに楽しく政治を変えていく――それができればなと思っています。

〇命と、尊厳。憲法いかす日本へ

吉江 今年はいろんな意味で節目の年になるんでしょうね。

金田 憲法をもう一回手に取る、そして生かすチャンスだと思うので、ぜひ憲法カフェもまたいっぱい広げて下さい。私たちも憲法を生かす取り組みをいっしょに広げていきます。

吉江 十三条の価値をきちっと実現できるようにしていきたいですよね。ところで参議院選挙に立候補されるんですよね。

金田 はい、選挙区で

吉江 野党共闘もいいんですけど、共産党の議席は減っては困るということは合わせて伝えたいですよね。がんばってください。

金田 はい。〝命と、尊厳。憲法いかす日本へ〟全力をあげます。
今日はありがとうございました。

青年とともに

(兵庫民報2019年1月6日付)

山下よしき「被災者支援制度を 前進させてきた力は」

連載エッセイ新春号外

私の国会議員としての原点は、阪神・淡路大震災の被災者支援です。
震災直後の参院選で初当選した私は、国会で村山首相、橋本首相らに、被災者の生活再建に対する個人補償を求めましたが、「私有財産制の国では、個人の財産は自己責任が原則」と冷たい答弁しか返ってきませんでした。
そこで、志位書記局長、穀田衆院議員とともに、神戸市役所で当時の笹山市長と面会。被災者に対する個人補償を国に求めてほしいと要請しました。
しかし、市長は即座に「国は個人財産の補償はしない」と拒否。別の機会に貝原知事に要請した際も答えは同じでした。被災地の首長の姿勢がこれでは被災者は救われないと痛切に感じたことを覚えています。
結果、道路や港、空港はどんどん復興するのに、被災者個人の生活再建はいつまでたっても置いてきぼりとなったのです。私たちは、被災者の住宅再建に対する公的支援をめざして奮闘を続けます。
そのときです。阪神・淡路大震災の五年後に発生した鳥取県西部地震で、当時の片山知事がとった対応は驚きでした。県単独で全壊世帯に三百万円支給することを決定したのです。
超党派議員で片山知事を国会へ招き、話を聞きました。知事は、被災現場に立ち、中山間地の高齢者は自力では住宅再建できない、道路や橋だけ復旧しても意味がないと感じ、決断したと語りました。私が、政府から個人財産は自己責任が原則だと言われなかったか聞くと、「言われたが、憲法のどこに書いてあるのか反問すると誰も答えられなかった」とのことでした。
鳥取県の決断は、全国各地の被災者の運動を励まし、大きな世論となって、被災者生活再建支援法の抜本改正が実現します。
被災者・住民のねばり強い運動と、自治体の努力が、国の制度を前進させる――これが阪神・淡路大震災以来の教訓です。
地方と国の選挙が連続する今年、相次ぐ災害で明らかとなった課題を前進させ、日本の政治を根本から変えるチャンスです。(党副委員長・日本共産党参院議員)

(兵庫民報2019年1月6日付)

激動の情勢のもと可能性生かし日本共産党大躍進へ奮闘しよう

兵庫県日本共産党後援会会長 森原健一

あけましておめでとうございます。「安倍やめろ」の声が高まるなか、絶好のチャンスの年を迎えます。
効果的な選挙活動のため、党中央委員会は、選挙活動の日常化、後援会活動を選挙活動の日常化の要に位置づけることを強調しています。そしてすべての党支部に対応する後援会を確立すること、後援会ニュース発行を重視することです。
兵庫県後援会では、後援会の確立、後援会員の拡大、すぐれたニュースの発行などの豊かな経験が生かされてきましたが、さらに前進させていく必要があります。
全国で八百五十万、兵庫県で四十六万の得票を達成するためには、大きな飛躍が求められます。その可能性はあります。
まず、第一に、兵庫県では実績があります。一九九八年の参議院選挙では、比例代表でも選挙区でもその前回九五年の得票を倍以上に伸ばし、大沢たつみ議員を誕生させ、翌九九年の地方選挙で県議会議員を十四人へと大躍進させました。
第二に、情勢は発展する、たたかいが情勢を変えるということです。
第三は、地方選挙まであと三カ月、参議院選挙まで六カ月、字間をフルに活用することです。
第四に、県下十六万人の後援会員の力に依拠することです。
第五に、野党共闘と日本共産党の魅力を大いに語ることです。
激動の情勢のもと、党機関・党支部と団結し、大飛躍の二〇一九年にしようではありませんか。すべての後援会員のみなさんのご奮闘を期待いたします。

(兵庫民報2019年1月6日付)


野党連合政権へ道切りひらき統一地方選躍進の年に

日本共産党兵庫県委員長 松田隆彦

新年明けましておめでとうございます。
いよいよ統一地方選・参院選の年です。
*
野党共闘勝利と日本共産党躍進で、おごり高ぶる安倍政権に国民のみなさんの怒りの審判を下し、自民・公明・補完勢力を参院で少数に追い込んで、野党連合政権実現の道を切りひらく年にしようではありませんか。
昨年の臨時国会で自公政権は、審議を続ければ「キリがない」と出入国管理法や漁業法改悪を強行採決。日ロ外交でも記者の質問に答えないなど、説明不能の破綻ぶりを示しました。問答無用の政治には、選挙で決着をつけるしかありません。
安倍自公政権の狙う消費税一〇%の中止、憲法九条改悪を止めるためにも二つの選挙は何としても勝ちぬかねばと決意を新たにしています。
*
県民のみなさんと党議員団が力をあわせ進めてきた子ども医療費無料化は、県の医療費助成を就学前から中三まで拡大したことを土台に、中三まで無料が昨年七月には県下三十五市町(八五%)にまで広がりました。中学校給食の実施も四年前の五六%から八八%に広がっています。西日本豪雨災害では県独自の被災者生活再建支援金を実現。また長年求めてきた兵庫県議会での非核平和宣言が採択されました。
目前の統一地方選挙では日本共産党は、県議会選挙で八議席以上、神戸市議選で十三議席、後半の一般市議・町議選挙では現有議席確保と明石・姫路での議席増で前進をめざします。
参院選挙区から勝利をめざす金田峰生さんは、全県の地方議員のみなさんとも連携し、県民の願いを国政につないできた試されずみの政治家です。
兵庫県で比例四十六万票を獲得し、比例選挙で山下よしき副委員長、小池晃書記局長をはじめ七人以上の勝利を勝ちとることとあわせ、今度こそ金田さんを国会へ押し上げるためにみなさんの厚いご支援を心からお願いいたします。
*
最後に、今年が読者のみなさんにとっても実り多い年となりますよう祈念し、新年にあたってのご挨拶とします。

(兵庫民報2019年1月6日付)

ひなたぽっころりん〈632〉


(兵庫民報2019年1月6日付)

冬休み大人工作教室「吉祥文様を作ろう」

できあがったものを台紙にはりました

服部憲

七宝繋文様は、金銀瑠璃シャコ貝の殻などの七つの宝を表し、人の縁や関係の円満などの意味があります。
青海波文様は、無限に広がる海の波を表し、恒久平和の意味があります。図の発祥はペルシャで、シルクロードから伝わったといわれます。
折った紙をハサミで切ることで、この文様を作ってみましょう。
コンパスやモノサシを使って作図してみるのも良いでしょう。切り込みは鋭い方が格好いいですが、切りすぎるとバラバラになってしまいますから気をつけて。折った紙の誤差も出るので、試行錯誤してきれいな形を目指してください。
(団体職員)

七宝繋文様
①正方形の紙を図のように斜めに三回折ります。

②図のように文様を書きます。円の半径は計算か試行錯誤で決めてみてください。
③白い部分を切り抜きます。細い部分が離れないように。
④紙を広げてできあがり。

青海波文様
①正方形(長方形でも可)を図のように六つに折ります。

②図のように文様を書きます。
③白い部分を切り抜きます。
④紙を広げてできあがり。

(兵庫民報2019年1月6日付)

干支神戸人形「亥」(ウズモリ屋・吉田太郎氏作)

たけのこ見つけた!

たけのこひっこんだ。でも、目出たい。

(兵庫民報2019年1月6日付)

冬休み大人数学教室「甲羅を見てごらん」


中島隆夫

正月に散歩をしていると変なカメに出会いました。
カメは「私の甲羅の模様を見てごらん。一つの円に外接する正六角形と内接する正六角形があるでしょう。小さい方の六角形の面積と大きい方の六角形の面積の割合を求めて下さい。正解すると今年はきっといいことがあるよ」と言いました。挑戦してみませんか?
(日本数学検定協会数学コーチャー)

編集部から蛇足:カール・マルクスがヒントをくれました。「多角形の面積をはかり、比較するためには、それをいくつかの三角形に分解する。三角形そのものは、その目に見える形とはまったく異なる表現―底辺×高さ÷2―に還元される」(『資本論』第1巻第1篇第1章の8段落目)。ピタゴラスの三平方の定理も役に立ちますよ。


(兵庫民報2009年1月6日付)

観感楽学

年を重ねるごとに歳月の過ぎるのが早くなる。同じ一年でも二十歳の一年は二十分の一、八十歳の一年は八十分の一だからそう感じるのかもしれない。つい最近の事のように思っていたあの阪神・淡路大震災から間もなく二十四年である▼阪神・淡路大震災はボランティア元年と呼ばれているが、私が救援活動の拠点としたのは神戸・元町駅北側の旧・診療所跡だった。ここには、連日救援物資が届き、二十歳前後の若いボランティアが続々と集まってきた。東京や仙台から、寝袋を抱えてやってきた青年たちは、毎日、がれきの街に飛び出し、水や食料の調達、瓦やがれきの撤去など、寝食を忘れて駆け回ってくれた▼震災から十日ほどたったある日、私は、事務所に戻ってきた彼らを車に乗せ、神戸を一望できるビーナスブリッジまで連れて行った。この場所は、「百万ドルの夜景」―神戸自慢の街と港がきらびやかに見えるビューポイントであった。しかしその時、若者たちが見たのは街の光も消え悲しげに沈む街の姿であった▼このビーナスブリッジで毎年一月十七日五時四十六分、凍えるような寒さのなかで追悼の鐘を打ち、明けやらぬ街に向かってトランペットの音が流れる式典が行われてきた。この諏訪山での荘厳な儀式は、残念ながら今年でピリオドが打たれる。震災から四半世紀、主催してきた安田秋成さん、石田健一郎さんはそれぞれ九十三歳と八十三歳に。病と闘いながら、体力の限界まで継続されてきた両氏はじめ関係者に心から敬意と感謝をささげたい。(D)

(兵庫民報2019年1月6日付)

2018年12月23日日曜日

統一地方選へわたしの決意:わだ利男(灘区)

声援に応える(右から)わだ和男氏、大門みきし参院議員、味口としゆき神戸市議

県政を身近に/安心して暮らせる灘区を

灘区で党県議会議席奪還めざす わだ利男

私は、洲本市生まれで魚屋の三男で、両親と七つ上の兄と三つ上の姉と三つ下の弟(次男は赤ちゃんの時死亡)の五人家族で二歳の時兵庫区に転居。父は魚屋から川重の下請け労働者に、母も三菱の下請けの事務員として働き、母は、私が十三歳の時、四十歳で病気で死亡。
父親一人の給料では、高校に行けず三菱の養成工に就職、夜間高校に通う中、職場の先輩(共産党員) に労音に誘われ、民青に出会い沖縄返還闘争の時に沖縄の歴史と闘いにふれ、入党を決意しました。
三菱での青年運動と労働運動を二十年、その後神戸市教育委員会技術職員(学校管理員)に転職し、新日本スポーツ連盟の中でスポーツの民主的発展のため兵庫県連盟理事長(二十年)としてロードレースや平和行進や反核マラソンなど「スポーツは平和とともに!」の活動や神戸市、兵庫県の行政との懇談などスポーツ権の確立のため頑張っています。
灘区では、神戸製鋼所石炭火力発電所問題や43号線エレベーター問題、小学校の仮設校舎解消の運動や鶴甲会館問題などたくさんの住民運動があり、住民運動と連携し灘区のみなさんの命とくらしを守る県会議席の奪還に向けて全力で頑張っています。
わたくしの住んでいる鶴甲地域は、「土砂災害警戒区域」が多く、七月の豪雨ではお隣の篠原台で土砂災害が発生し、私有地の土砂撤去や避難者の生活の支援など日本共産党市会議員団の奮闘がありました。河川の管理は兵庫県の管轄です。防災減災のため私も是非働きたいと思います。
私は、スポーツ団体での活動を長くやってまいりました。元気で健康を維持するうえでスポーツの果たす役割は大きいと思います。身近でいつでも、誰もが気軽に利用できる公共のスポーツ施設の整備、増設などにも力を尽くしたいと思います。
そして、県政を身近なものに、安心して暮らせる灘区を目指し、頑張って頑張りぬいて県議会議席を奪還し、県議・神戸市議のダブル当選、参議院選挙…と連続勝利に向け全力を尽くします。

推薦します!

鶴甲在住、元長峰中学PTA会長
紙本文代さん

県民の要望実現へ一生懸命頑張る人

わださんのことを知ったのは、二十年以上前です。スキーが大好きな人で、地域の行事や集会にお誘いしても会議やスキー指導で忙しく、よく断られました。
候補者になった「わだ利男」さんは、以前とは一味も二味も違います。有権者の前で政治を語り演説をしたり、訪問で話を真剣に聞いて答えたり、もう議員のような行動ぶりです。一所懸命私たちの要望を実現しようと頑張ってくれる人だと思います。
味口としゆき市議とともに二人三脚で頑張ってもらいたいと思います。よろしくお願いします。

(兵庫民報2018年12月23日付)

西宮芦屋――日本共産党と民青同盟が「働き方」テーマにつどい

清水氏の講演

日本共産党と民青同盟の両西宮芦屋地区委員会は十二月十五日、西宮市内で「教えて! あなたの働き方」をテーマにつどいを開きました。
ゲストには日本共産党の清水忠史前衆議院議員と金田峰生党国会議員団兵庫事務所長を迎え、参加者と共に「働き方」について交流しました。
*
冒頭、金田さんがゴンチャロフの過労自死事件と放送大学での雇い止め事件など、兵庫県内で実際に起こっている若者の労働問題についてふれながら「いまこうした無法な問題について告発し、たたかっているところ。ぜひ今日はみなさんの働く実態をよく聞かせてほしい」と挨拶しました。
*
続いて、清水さんが「今日は〝電子紙芝居〟を用意してきました」と笑いを誘いながらスライドを映し、先の国会で問題になった入管法や働き方改革、水道民営化、漁業法などの問題について解説しました。
清水さんは「これらの背景には全て、財界・大企業の要求に従って暴走するという問題がある」と指摘し、「福祉のためと言い続けてきた消費税も、大企業の減税に使われていた」と話しました。
そのうえで、「世界の窓からこういう日本の働き方をみてみると、おかしいことはたくさんある」と話し、リーマンショック後の日本では派遣切りなどが横行したが、ドイツのシーメンス社は雇用を守ったことやフランスのルノーも政府が乗り出してリストラ計画を中止させたことなどの実例を紹介しました。
また、日本では残業時間が実質青天井になっていることに比べて、ドイツでは一日十時間を超える労働が禁止されていること、ドイツでは有給休暇が二十四日間保障されており病欠と有給の区別がつけられていることを紹介しました。
そして「欧州では政治、労働界、経済界の三者がほどよい距離感で緊張感を持ちながら労働条件から社会政策まで話し合って決める『三者構成主義』という仕組みがある。一方日本は、この三者が『癒着・結合』し、そこに巨大メディアの癒着が加わっている」と問題点を指摘しました。
最後に、フランスの「黄色ベスト運動」によって燃料税増税中止や最賃引き上げを勝ち取った事例や、マレーシアで総選挙によって政権交代を起こし消費税の廃止を勝ち取った事例をあげながら「大事なのは、声をあげることです。ぜひ今日は働き方の実態と共に、そうした実態をどうやって変えていくか交流しましょう」と呼びかけました。
*
青年と語り合う(正面右から)金田峰生氏、ひぐち光冬西宮市議予定候補

後半は二つのグループに分かれて討論。保育士、看護師、建設業など多様な参加者が、「時間外労働をしているが、それが労働時間として扱われていない」など実態を交流しました。―上園隆

(兵庫民報2018年12月23日付)

金田氏先頭に大学キャラバン宣伝

みなとじま駅前で学生に訴える金田氏(左)
日本共産党兵庫県委員会は若い世代に向けた宣伝作戦として十二月、大学キャラバン宣伝を開始。第五回中央委員会総会での「来年の二つの全国選挙に向けて全有権者規模の宣伝・対話に打って出よう」という提起を受けての取り組みです。

学園都市駅周辺での対話

金田峰生党国会議員団兵庫事務所長がマイクを握り、十二月四日は学園都市駅周辺で、十二月十一日はポートアイランドみなとじま駅周辺で、学ぶ権利を保障する国に変えようと、党の学費・奨学金の政策などを学生に訴え、シールアンケートや県党が作成した「学生生活リアルボイス調査」に取り組みました。
十一日のみなとじま駅での宣伝では、シールアンケートで六人、学生生活リアルボイス調査では二人の学生が応じてくれました。調査に応じた神戸学院大学の一年生との対話では、切実な実態が寄せられ「お金がなく下宿を諦め、毎日片道二時間をかけて通学している」「食事の回数を減らした」「バイトは月八日の時もあれば二十日間の時もある、試験期間でも休めないこともある」「奨学金を借りている、家族も進学のため借金、申し訳ないと思う」など、経済的な理由で学生生活に様々な悩みを抱えていることがわかりました。世界の学費や教育予算と日本を比較して、声をあげることで社会は変えることができると説明すると「そんなこと知らなかった。たしかにそうですね」と共感を得ることができ連絡先を交換しました。

(兵庫民報2018年12月23日付)

金田峰生「いよいよ命と尊厳を大切にする国づくりへ」

連載エッセイ6

十二月十日に閉会した臨時国会で、外国人実習生のあまりにも酷い実態が大問題になりました。
残業代はおろか、最低賃金さえ支払われず、人権蹂躙が横行する職場から、わが身を守るために離職した若者を、日本政府は、「より高い賃金を求めて失踪した」と、あたかも若者に問題があるかのように印象操作しました。そしてまた、隠蔽、嘘、改竄、強行が繰り返されました。
日本はそんなに野蛮な国なのか。こんな政治では、日本人労働者の権利も守られるはずがありません。
国籍を問わず、働く者同士連帯し、団結し、誰もが安心して働ける日本、そして八時間働けば普通に暮らせる社会に変えようではありませんか。
外国人実習生が、八年間で百七十四人も命を落としていることについてどう思うかと聞かれて安倍首相は「知らなかったから答えようがない」と言い放ちました。
未来ある若者が、日本にあこがれ、希望を持って来日したのでしょう。故国にいる親御さんは、わが子が立派に成長して帰ってくるのを待っていたでしょう。ところが日本の職場で暴力を振るわれ、人権を蹂躙され、死においやられた。
それを「知らなかったから答えようがない」としか答弁しない。人の命を何とも思っていない、「人命軽視極まれり」だと思います。
こんな政権、政党に憲法を変えさせる訳にはいかない、戦争できる憲法を持たせる訳にはいかないと、あらためて思いました。
いよいよ、命と尊厳を大切にする国づくりが求められています。
(日本共産党国会議員団兵庫事務所長・参院兵庫選挙区予定候補)

(兵庫民報2018年12月23日付)

西明石地域後援会が宣伝

福原さん(黒いコート)、くすもと市議(ベージュのコート)といっしょに
福原ゆかり明石市県政対策委員長・県議予定候補と、くすもと美紀市議は十二月十六日夕方、西明石イオン前で街頭宣伝を行い、西明石地域後援会からも十名ほどが参加して近畿民報を配りました。雨の中でしたが、買い物客、通行人の方たちのビラの受け取りもよく、「共産党か? 頑張れよ」などの声援が寄せられました。―川路政行(西明石地域後援会)

(兵庫民報2018年12月23日付)

統一地方選:伊丹市議選

現有4議席確保めざす

日本共産党阪神北地区委員会は統一地方選挙伊丹市議選(定数二十八)の候補者を発表しました。

上原ひでき(63)
現職・市議七期。松ヶ丘在住。立命館大学卒業、伊丹民商事務局勤務。現在、党伊丹市委員長、伊丹生活と健康を守る会副会長

かしば優美(67)
現職・市議七期。山田在住。鳥取大学卒業、灘神戸生協勤務。現在、党地区常任委員、くらしとまちに元気を伊丹市民の会運営委員

ひさ村真知子(67)
現職・市議五期。西野在住。伊丹市立伊丹高等学校卒、㈱ふじ化粧品関西出張所勤務。現在、党地区委員、宝塚医療生協伊丹支部長

服部よしひろ(67)
現職・市議一期。稲野町在住。滋賀県立瀬田工業高校卒、三菱電機㈱勤務。現在、党地区委員、くらしとまちに元気を伊丹市民の会事務局

(兵庫民報2018年12月23日付)

統一地方選:神戸市西区

県議選に川村氏・市議選に森田氏

日本共産党兵庫県委員会は、統一地方選挙兵庫県議選神戸市西区選挙区と神戸市議選西区選挙区の候補者を発表しました。
*
▼県議選(定数三)
川村進(75)
新人。静岡大学卒。OCI(大阪化学合金)勤務。現在、西区革新懇事務局、混声合唱団コーロKSC団長、党神戸西地区委員、党西区県政対策委員長。
*

▼神戸市議選(定数十一)
森田たき子(63)
新人。武庫川女子短期大学Ⅱ部卒。養護施設三光塾、中神戸法律事務所勤務。一九九九年県議一期(須磨区)。その後、社会福祉法人や党近畿ブロック事務所に勤務。現在、党西区くらし相談室長。

(兵庫民報2018年12月23日付)

12月県議会でねりき恵子議員が一般質問

公共事業の中心を防災・減災に転換を


十二月十一日の県議会本会議で、日本共産党のねりき恵子県議が一般質問にたちました。

災害対策

ねりき議員は、今年の豪雨・台風被害に対する高潮対策、河川整備等について質問。潮芦屋の護岸高測量誤りを取りあげ、県の責任を追及。被害への謝罪と補償、住民要望ふまえた防潮対策、全県の堤防高測量と、必要な対策を求めました。
溢水被害のあった宝塚市大堀川の早急な改修等を行うとともに、公共事業の中心を防災・減災事業に転換し、全県の河川整備を早急に行うことを求めました。
答弁にたった県土整備部長は、高潮対策について、「年度内に、浸水した地区の沈下も加味した護岸嵩上げを基本とした対策を、来年度には、全県下を対象に『兵庫県高潮対策十箇年計画(仮称)』を策定する」などと答弁しました。
大堀川改修についても、「残っている左岸側の護岸整備について、今年度から工事着手している。議員ご指摘の流下能力のネックとなっている国道百七十六号ボックスカルバート部の改良工事に早く着手できるように、護岸を先行整備するための施工方法等について今後検討していく」と答えました。

待機児童対策

ねりき議員は、兵庫県が待機児童増加数ワースト一であり、県の対策の中心が、既存施設の定員拡大とともに職員配置や設置基準が大幅に緩和されている「企業主導型」保育であること、「企業主導型」保育の監査は、パソナに業務委託されており、保育の質確保が懸念されていることなどを批判。「認可保育園増設と、公定価格引き上げによる保育士処遇改善が必要」と指摘し、待機児童解消を求めました。井戸敏三知事は、「認可保育施設だけでは対応できない。企業型の運用上課題があるならしっかり指導したい」とあくまで企業主導型保育を中心とした待機児童対策へ固執した答弁を行いました。

地域医療構想

県地域医療構想による三田市民病院と神戸市北区済生会病院の統合問題について、「市内から公的病院が無くなる」との住民の不安の声を紹介、当局の姿勢をただしました。井戸知事は、「地域ニーズにもとづき適切な医療が提供できるものと考える」と統合計画を否定しませんでした。
他にも少人数学級拡充、国保料引き下げ、旧優生保護法の強制不妊手術による人権救済について質問しました。

(兵庫民報2018年12月23日付)

きだ・いそみ・庄本県議が本会議討論

補聴器補助制度創設など党議員団提案の意見書採択

知事らの期末手当引き上げながら職員の給与水準引き下げる条例案などに反対

議案について


十四日の兵庫県議会本会議で日本共産党のきだ結議員は、知事提案二十五議案中、十議案に対する反対討論を行いました。
きだ議員は、職員給与条例の一部改定議案、補正予算議案に対し、知事等の特別職の期末手当て引き上げが含まれていることを指摘。さらに職員給与に対し、民間の比較対象役職を引き下げ、給与水準を引き下げる公民比較方法の導入に対し、「職員は、県『行革』で人員を削減され、給与水準を引き下げられる等、納得できないのは当然。比較対象の引き下げをやめるべきだ」と主張しました。県営住宅の管理戸数削減、園田西武庫線事業等に反対しました。


いそみ恵子議員は、議員提案議案の議員の期末手当て引き上げに対し「県民の暮らしが大変なうえ、県『行革』で低所得者の福祉切り捨てを押し付けているもとで、到底納得は得られない」と反対討論を行いました。

請願について


庄本えつこ議員は、請願の採択を求める討論を行いました。消費税一〇%増税の反対を国に求める請願、学童指導員配置基準等の緩和をしないことを求める請願、障害者教育の充実、三十五人学級等教育の充実、私学助成増額などを求める請願に対し、採択を主張しました。
本会議で、日本共産党が提案した「加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書」「持続可能な国民健康保険の確立に向けた対策を求める意見書」が全会一致で採択されました。

(兵庫民報2018年12月23日付)

議論が肝要と井戸知事が答弁:自衛隊明記・緊急事態条項

自民党の藤本百男県議が十二月七日、代表質問で「憲法改正」について触れました。
藤本氏は「自民党の憲法改正案で検討されている自衛隊明記、緊急事態条項は、国家の危急的事態、外国からの侵略や大規模な自然災害から国家、国民を守っていくための改正条項。近隣国による海、空からの攻撃・進入、年々頻発する激甚災害に対し、危険をも顧みず、身を挺して活動する自衛隊を憲法上明記する利と心にかなった改正案だ」と主張しました。
答弁で井戸敏三県知事も、「国際平和貢献、大規模災害への派遣など重要な機能を自衛隊が果し、国の安全の根幹をなす存在であることから、(自衛隊明記、緊急事態条項など)国民的議論が行われることが肝要だ」と応じました。
国の憲法審査会では、国民世論におされ、自民党改憲案提出が断念されるなか、憲法尊重擁護義務をも蔑ろにする異常なやりとりです。
日本共産党議員団は一般質問で、ねりき恵子議員が、井戸知事に対し、憲法九条をはじめ、平和、人権、民主主義の諸原則など含め、「憲法を遵守すべき」と主張しました。

(兵庫民報2018年12月23日付)

西宮で市民と野党のリレートーク


安倍九条改憲NO!西宮芦屋市民アクションは十二月十五日、西宮北口アクタ回廊で「安倍九条改憲NO! 安倍政権退陣! 市民と野党のリレートーク」を行いました。三千万署名は、四十六筆集まりました。
最初に、立憲民主党の桜井周衆議院議員は、臨時国会の異様ぶりを紹介しながら「審議に必要な資料も出さず、強行採決する。これが今の国会の状況だ」「民主主義の土台が壊されている」と告発し、「野党共闘で、安倍政権を大きく追い詰めていきます」と訴えました。
日本共産党県会議員のいそみ恵子さんは、「国民を愚弄する国会、数の横暴で悪法の強行、こんな政治をいっせい地方選挙と参院選で決着つけましょう。本気の市民と野党の共闘が求められています」と強調しました。よつや薫西宮市会議員、社民党の大島とき子宝塚市会議員、新社会党の前田しんいち芦屋市会議員からも、こもごも、悪政を告発しつつ「市民と野党の共闘に力を入れよう」とスピーチ。
市民の立場から、「憲法生かす阪神連絡会」の奥山篤さんは、「市民と野党の共闘で、安倍政権を退陣させましょう」と強調し、「野党は共闘!西宮芦屋市民の会(準)」の立垣満里さん(新婦人西宮支部長)は、「辺野古への土砂搬入や消費税一〇%への増税などみなさんの怒りを署名と選挙にぶつけましょう」と訴えました。
寒い中にも関わらず、立ち止まって聞く人の姿も。スピーチした議員と参加者で「野党は共闘!」とコールするなど、市民と野党の共闘の発展で暴走続ける安倍政権を退陣させようとの熱い思いが共有されたリレートークでした。
―樫村庸一(西宮革新懇)

(兵庫民報2018年12月23日付)

九条の会.ひがしなだ憲法学習会


「九条の会.ひがしなだ」は十二月十六日、東灘区内で憲法学習会を開催し、上脇博之・神戸学院大学法学部教授が、「安倍壊憲と国民投票のワナ」と題して講演しました。
上脇教授は、安倍改憲「四項目」は従来、①自衛隊の明記②教育の無償化・充実強化③緊急事態対応④参議院の合区解消とされていたが、「建前と本音が大きく乖離しており、実態は七項目」と指摘。「ウソとゴマカシが目立ち、すべては『戦争できる憲法へ』が本音」と明確にしました。
実態は①憲法第九条を骨抜きにし、戦争する国づくりを急ぐ②教育への国家介入を「合憲」にする③私学助成は違憲でもないのに改憲し、私学にも監督を口実に介入する④緊急事態における内閣への立法権付与で三権分立と立憲主義を壊し、ナチスに学ぶ独裁への道を開く⑤緊急事態における国政選挙の延期で、権力の維持・強化を図る⑥国政選挙における〝投票価値の平等〟を犠牲にし、少ない得票数でも多数の議席獲得をめざす⑦道州制を許容し、地方自治を壊す―七項目だと強調しました。
さらに、国民投票になった場合、領収書不要の官房機密費や自民党本部・支部での多額の使途不明金(裏ガネ)の力で「改憲が『買われる』おそれ」があることを強調。それ以前に、安倍改憲NO!三千万署名の成功で、改憲発議・国民投票をさせない運動こそが重要だ、と締めくくりました。

(兵庫民報2018年12月23日付)

神戸映サ1月例会:『天命の城』


一国の存亡を賭けた闘い、その真実を描く本格大作時代劇

一六三六年の「丙子の乱」を描いた歴史大作。
四百年近く前の歴史劇だが、まるで現代の物語のように心をひきつけ一瞬も目を離せない。二人の忠臣が全く正反対の主張をする。どちらにも一切の私利私欲がないだけに説得力がある。王はその意見を吟味して決断しなければならない。徒に時が過ぎれば兵や民が痛手を受ける。
そして国に翻弄される庶民がいる。サンホンに斬り殺された老人、彼の幼い孫娘、兵士として駆り出された鍛冶屋。彼らにとっては、国家の運命なんて二の次で、自分たちの平穏な生活の方が大事だ。兵として城に引っ立てられた鍛冶屋を通して描かれるあからさまな身分差別。
どの人物もキャラクター設定が緻密で物語に重層的な膨らみを持たせて観客を退屈させない。韓国の歴史劇ではあるが、どの人物も近しく親しみやすいのは、やはり多彩なキャラクターに命が通っているからなのだろう。
重厚な人間ドラマとして、迫力ある時代劇として、見応えのある作品を渇望している方に、ぜひ見ていただきたい作品だ。
争いも戦争も全く不毛で、残酷なもの。正しさを押し付けず、考えの違いを歩みよるためには、理性や知性、相互理解や寛容が必要だと映画が教えてくれる。
―桑田葉子(神戸映画サークル協議会)

映画『天命の城』

1月18日(金)①11時30分②14時30分③19時、19日(土)①11時30分②14時30分③18時、神戸アートビレッジセンターKAVCホール/監督:ファン・ドンヒョク、原作:キム・フン、音楽:坂本龍一、出演:イ・ビョンホン、キム・ユンソク、パク・ヘイル、コ・ス/2017年・韓国・139分/一般当日:1,700円(前売:1,300円)、シニア・障がい者・大学生以下:1,300円

1月例会学習会

12月27日(木)19時~20時30分、グストハウスギャラリー(神戸市中央区楠町5丁目3‐11 神戸映サ地階)/講師:朴鍾祐(神戸大学大学院人文学研究科教授、日本近世文学・日韓比較文化専攻)/参加費(一般)1,000円

問い合わせ:☎078‐371‐8550、http://kobe-eisa.com/

(兵庫民報2018年12月23日付)

兵庫山河の会「山河」より

南向く阿波の霜月つわぶきにミツバチ集まる羽音かろらに
 山下洋美

アヂサヰの葉の蝸牛に問ひかけむいまだ迷へる免許返上
 石井敏子

カレーしかレシピは持たぬ夫の味野菜たっぷりありがたく食む
 古谷さだよ

ふるさとの柿の葉寿司を口にする息子が買いくれしそのおいしさよ
 延原ちづ

音楽会ちょっとすました一年生目はきょろきょろと保護者を探す
 新井 幸

霜月に思いいづるは弟と釣りで過ごせし少年の日々
 山下 勇

ズワイガニも人も少子化進みゆく荒びゆくのか地球のいくすえ
 古賀悦子

デイケアに園児たち来て交歓すツリーの飾り共につくれり
 鵜尾和代

シベリアへ戦死の兄をたどる旅やっと見つけり埋葬の地を
 岸本 守

明日までに編集したき会報の作業は半ば結末つかず
 大中 肇

歳一つ重ねて病一つ増え厳しき老いの秋の深まり
 塩谷凉子

今老いて父母を恋しと想うのは柿の実うまい秋日和の日
 西澤 愼

今回が最後になると同窓会多くの友の集うを願う
 小林誉穂

(兵庫民報2018年12月23日付)

観感楽学

「これだけ民意をないがしろにできる国って何なんだろう」十二月十四日、辺野古のキャンプ・シュワブゲート前で翁長樹子さんが怒りのことばを口にした。これに対し、その国(政府)の菅官房長官は「適切な手続きに基づいて執行している」と反論している▼幾重にも違法行為をおかした末の新基地建設埋め立て土砂投入。赤旗記者は「いつからこの国は〝ならず者〟国家になりさがったのか」と翌日の日刊紙で表現した。米国にとり好ましくない国に「悪」のレッテルをはる役割をもったのが「ならず者国家」という用語だが、いまの安倍政権の手法はもう「ごろつき」にひとしいと筆者は思う▼しかし、あの厚顔な幹事長が土砂投入を「民意だ」とは絶対にいえないのが痛快。県知事選で示した沖縄県民の意思は、緊急記者会見における玉城デニー知事の「強行すればするほど県民の怒りはますます燃え上がる」との言明につながっている▼年末恒例の清水寺貫主が揮毫する今年の漢字は「災」だったが安倍首相、「自分にとっての今年の漢字は」と聞かれ「転」とこたえた。しかし安倍さん、それは一年早かった。二〇一九年こそあなたの「転」落の年。(T)

(兵庫民報2018年12月23日付)

2018年12月16日日曜日

統一地方選へわたしの決意:入江次郎(姫路市)

台風21号で土砂災害が起こった夢前町を調査する入江さん(左)(後ろは苦瓜かずしげ姫路市議)

働く人、子どもたち、誰もが安心の県政へ

県議会議員(姫路市) 入江次郎

高校卒業後、JR東海に就職しました。JRには複数の労働組合がありましたが、なかでも国鉄労働組合は労働者のためにはっきりと会社に物言う労働組合でした。
ただ、国労に所属していると、出世はない、遠隔地配転は当たり前、多数派労組員ばかりの職場に配置転換させられ脱退工作を受けるなど、徹底的に会社からの嫌がらせを受けます。
しかし、そんな嫌がらせに屈することない国労組合員、とりわけ日本共産党員の影響を受け「こういう生き方をしたい」と、二十四歳で入党しました。
三十三歳の時「入江君、市議会議員選挙に立候補しないか?」と、突然の地区委員会からの要請。私に市議会議員なんてできるわけがない。何度も断ったものの、繰り返し要請を受けました。
要請を断っている理由をよくよく考えると、共産党議員という重責、困難な道から逃げようとしている自分に気づきました。それに気づいた時、進む道は決まりました。市議選告示三カ月前の決意でした。結果は次点と六十票差の最下位でしたが当選を果たしました。
姫路市夢前町での産廃処分場建設問題では、悪質産廃事業者から名誉棄損で訴えられたりもしながらそれを跳ね除け、議会論戦等を通じて事業者を許可取消処分にまで追い詰めました。住民と力合わせ十五万筆の建設反対署名を集め、県・市に提出。ついに姫路市長は「市が計画地を買い取る」と発言。計画は事実上ストップしています。環境破壊と不正を許さず、住民が主人公の立場で頑張りました。
そして、二〇一五年、杉本ちさとさんの議席を引き継ぎ県議会へ。
今年の台風21号での高潮被害については、県がでたらめな護岸測量を行っていたことを追及。住民へ謝罪させ、護岸のかさ上げを約束させました。
入党の原点でもある「働く人が大切にされる社会」「子どもたちの笑顔があふれる地域社会」「誰もが安心して受けられる医療・介護体制の充実」―そんな県政を築くため引き続き頑張ります。

推薦します!

元JR東海社員鉄工所経営
市丸知也さん

真っ直ぐな入江さん

入江さんはJR東海在職時の一年先輩にあたります。私たちがJRに就職した当時は、分割民営化後の初採用の時期でもあり、国鉄労働運動を再発させないための徹底した管理教育が新入社員には行われていました。
しかし、そんな不合理な会社側の管理教育に真っ向から反発していたのが入江さんでした。
そんな入江さんですから上司からはにらまれる存在でしたが、同僚、後輩からは大変慕われていました。強い者に立ち向かい、真っ直ぐな入江さんを応援します。

(兵庫民報2018年12月16日)

山下よしき副委員長・参院議員が県内各地で訴え


安倍政権が十二月八日未明、入管法、漁業法、日欧EPAなどの採決を参院本会議で強行。日本共産党は全国いっせい宣伝で抗議しました。
山下よしき副委員長・参院議員は同日国会から駆けつけ、長田区と北区の演説会で国会報告。翌九日には神戸・大丸前で緊急街頭演説に立ち、「悪法を次々と強行する安倍自公政権を退陣させよう」と力説。「来年の統一地方選挙で県議会でも市議会でも日本共産党を伸ばし、参院選では比例で私を含む七人以上、選挙区で金田峰生さんの勝利を」と訴えました。

(兵庫民報2018年12月16日)

神戸市:認知症事故救済へ住民税増税

神戸市議会が十一月二十八日から十二月七日にひらかれ、日本共産党神戸市会議員団は、久元喜造神戸市長が提案する住民税増税計画について質疑を行いました。
神戸市は今年三月に「神戸市認知症の人にやさしいまちづくり条例」を制定し、認知症患者の事故の救済及び予防に力を入れるとしてきました。神戸市はこの条例を改定し、認知症診断と事故救済制度にかかる年間約三億円の費用として個人市民税の均等割に年間四百円の超過課税をかけようとしています。増税は、来年六月からの住民税から行われます。

追及する森本議員

十一月二十八日、本会議議案質疑にたった森本真議員は「これまで神戸市は、福祉や暮らしの充実にかかわる条例をいくつもつくってきた」「しかし、その財源にあたっては『施策を推進するため、必要な財政上の措置を講ずる』などとし、特定の財源を条例に盛り込んでこなかった」「なぜ、認知症だけが住民税増税を財源と固定化するのか」とただしました。
久元市長らは、「診断助成制度と事故救済制度を組み合わせて実施する新しい神戸モデルとして全国初の取り組みである」「認知症は誰もがおこりうるため、この神戸モデルに必要な経費は将来世代に先送りすることなく超過課税の導入で市民から広く薄く負担してもらう」などと答弁しました。
森本議員は、「個人市民税の均等割だけに対し超過課税を課している市町村はない」「この増税案なら、所得が一億円の市民も、所得割非課税の市民も、同じ金額の課税となり、税金は負担能力に応じて支払うという税の大原則から逸脱している」と指摘。認知症事故救済と住民税増税を天秤にかけるやり方は、保育の無償化など国民の切実な要求を人質に、消費税一〇%増税を強行しようとしている安倍内閣の反国民的な姿勢をそっくりまねたもので断じて容認できないと批判しました。
十二月五日の本会議で、大前まさひろ議員が住民増税の条例案について日本共産党を代表して反対討論に立ちました。
神戸市は、ベンチャーや大企業など誘致企業への減税を毎年六億円行っています。大前議員は、三宮再開発など大型開発や無駄遣いを見直し、税金の使い方をしっかり改めれば、超過課税をせずに認知症対策など福祉は充実できるとしました。
増税の条例案は、自民党・公明党・こうべ市民連合、維新の会、国民民主などの賛成多数で可決されました。

(兵庫民報2018年12月16日)

全国母親連鎖行動「赤紙」配り:憲法を守り生かせる政治への転換訴え


太平洋戦争開戦から七十七年目の十二月八日、「全国母親連鎖行動リレートーク」が各地で行われました。
神戸・三宮では兵庫県母親大会連絡会が主催し、母連・新婦人・兵商連・保険医協会・兵庫教組・神戸市職労・革新懇・AALA・原水協・うたごえ協議会・共産党の十一団体二十人が参加。召集令状(赤紙)チラシを配布し、うた協のコーラスも交え、参加団体がリレートークを行いました。
「戦後七十七年、安倍政権が憲法九条を変えようとしています。二度と戦争に子どもたちを送らないために憲法九条を守り、いかせる政治に変えましょう」と三千万署名もとりくみました。高校生たちや高齢の女性が署名に応じていました。

(兵庫民報2018年12月16日)

日本共産党東灘区委員会と後援会が「考えるつどい」

〝餌付けなくし、森林で暮らすイノシシ本来の姿に戻し、真の共存を〟

講演する横山氏(左)と、(正面右から)西、松本、きだの各議員

神戸市の日本共産党東灘区委員会と同区党後援会は八日、東灘区民センターで「イノシシ問題を考えるつどい」を開き、住民五十人が参加しました。東灘区に隣接する芦屋市でも四日、同市緑町で女性がイノシシに指をかみちぎられるなど、神戸市東部を中心にイノシシ被害が依然として多く起きています。
*
つどいでは、兵庫県立大学教授で県森林動物研究センター研究部長の横山真弓氏が講演。六甲山はミミズや木・草の根などイノシシの食物が豊富なのに、餌付けによって栄養価の高い食物が市街地に多いと学んだイノシシがくり返し出没し、人を襲うと説明しました。
都市部のイノシシ被害は全国でも珍しいとして、「餌付けをなくすことがイノシシ被害をなくしていく道。森林で暮らす本来の姿に戻すことが真の共存です」と語りました。
きだ結県議と松本のり子市議が県と市の施策を説明。共産党の取り組みや議会論戦などで対策が一定前進して人身被害は減少傾向ですが、被害根絶へさらに対策が求められることを報告しました。
会場から「イノシシが出たとき、市の通報窓口に電話してもまともに対応しない」など、次つぎと発言がありました。
西ただす市議が「行政との懇談会を持つので、それに向けて住民の声を集めましょう」と呼びかけました。

(兵庫民報2018年12月16日)

原発なくす兵庫の会学習講座第1回:地震・火山・地殻変動の根源を知る


原発なくす兵庫の会(原発をなくし自然エネルギーを推進する兵庫の会)は、原発や自然エネ問題の恒常的学習講座に取り組んでいます。
第一回は『列島分断フォッサマグナとは、地震・火山・地殻変動の根源⁈』をテーマに十二月六日、兵商連会館で開きました。
四国電力伊方原子力発電所三号機について広島高裁は今年九月、再稼働を容認しました。今回の学習講座では、高裁決定が、「(阿蘇カルデラの破局的噴火)を国民大多数が問題にしていない。発生の可能性が相応の根拠が示されない限り、原発の安全性に欠けるところはないとするのが我が国の社会通念」だと理由付けしていることが、とんでもないことだと明らかにしました。
*
速水氏

今回は、電力兵庫の会の速水二郎氏が、藤岡換太郞著『フォッサマグナ』(講談社)などをもとに解説しました。
速水氏は、日本列島が、ユーラシア大陸から一年に三十五センチメートルのスピードで離れてできたものであり、その過程で東日本と西日本は別々に動き、今も両方が押し合い、その押し合いの場所がフォッサマグナ(中部地方から関東地方にかけての地帯。西端は糸魚川―静岡構造線)であること、この日本最大の活断層の深さは六千メートル以上ありること、さらに、伊豆・小笠原弧が今でも一年間に九・五センチメートルずつ北上し伊豆半島・富士箱根火山を押し上げる動きとなっていることなどを紹介。
「フォッサマグナ地域にはいくつもの活火山があり、いつ何が起きてもおかしくない場所」「日本には二〇一八年現在百十一の活火山があり、その一割がフォッサマグナに集中している」「太平洋・北米・フィリピン・ユーラシアという四枚のプレートがひしめく日本列島」「二〇一一年の東日本大震災の直後フォッサマグナ周辺でも震度六の地震発生」などなど、千二百万年前にできた糸魚川―静岡構造線が、関東から九州・四国を縦断する中央構造線とともに、今も最大の脅威であることに参加は驚きの表情をみせていました。
速水氏は、世界の活火山の一割が日本にあり、地震発生も世界の一割という現実はもっと知らされる必要があると指摘。
フォッサマグナの存在も明治時代はじめに東京帝国大学地質学教室初代教授のハインリッヒ・エドムント・ナウマン(ドイツ人)が指摘したものの、「プレートテクトニクス理論」は一九六〇年代後半で新しい考え方であり、前述のような列島の動きはいまようやく書物などで一般に紹介されるようになりました。
しかし、原発推進者たちは「知らなかった」で済まそうとしても、裁判官が知らないようでは、無責任過ぎると速水氏は批判しました。
さらに速水氏は、大飯・高浜・美浜原発がある若狭湾について、神戸大学海洋探査センター長の巽好幸教授の研究も紹介。「越前海岸―鈴鹿山脈は断層で、若狭湾が沈み続け、高低差が広がると地層のズレでさらに断層が発達する危険な場所」(十一月六日付「毎日」)であり、大飯・高浜など再稼働した原発は直ちに停止・廃炉する必要があると述べました。
*
参加者は八団体から十八名で、岡崎史典事務局長の司会のもと質問などでさらに理解を深めました。今回の資料は同会に連絡すれば入手可能です。
また『原発なくす全国連絡会』発行のリーフレット『市民と野党の共同を広げ、原発ゼロ基本法案を実現しよう』の内容も紹介され、大きく活用することが呼びかけられました。
次回(二〇一九年二月七日)以降のテーマについての希望もいくつか出されました。

(兵庫民報2018年12月16日)

市民アクション東灘が学習会:〝隠蔽〟〝改ざん〟の原点を映像と講演で


安倍政権NO!市民アクション東灘は十二月九日、神戸内で「〝隠蔽〟と〝改ざん〟の原点」をテーマに学習会を開催。約六十人が参加し、ドキュメンタリー映像と解説・講演で、歴史を踏まえた現状認識を深めました。
「憲法を生かす会・東灘」「とめよう戦争!兵庫・阪神連絡会」「未来の社会を考える仲間たち」をはじめとする幅広い市民と東灘革新懇の共同企画です。
ドキュメンタリー映像『葬られた危機~イラク日報問題の原点』では、一九九〇年の中東戦争で自衛隊に代えペルシャ湾へ派遣された民間輸送船がいかに危険にさらされたか、「戦争そのものだった」という現地からの船長報告が日本政府によって秘匿され、平和憲法下での自衛隊の海外派兵に道を開いた経過などが明らかにされました。
続いて、赤塚宏一・国際船長協会連盟副会長が講演し、「第二次世界大戦以降の国際紛争と船長」のテーマで講演。「船に乗っている側は事実上、何もできず、平和以外には安全を守れないのだから、外交とソフトパワーを」と強調しました。
学習会に先立って行われた東灘革新懇の年次総会では、藤末衛代表世話人が「地域から平和と民主主義、生活と権利を守る変革運動を」と力説。安倍改憲NO!三千万署名の成功で安倍政権を退陣に追い込むなど、新年度の活動方針と役員体制が承認されました。

(兵庫民報2018年12月16日)

第41回「語りつごう戦争」展

「戦争に反対した人たち」も紹介

―戸崎曽太郎(「兵庫の『語りつごう戦争』展の会代表)

十二月五日から九日まで四十一回目の「兵庫の『語りつごう戦争』展」を、神戸市兵庫区の妙法華院で開きました。五日間でのべ約三百人が参加しました。
今年はテーマとして「戦争する国の体制づくり」を選び、通常の「戦時下の暮らし」のほか、本庄小学校の学校日誌にも基づいて戦時下の学校の置かれた状況、また多岐にわたる「配給制度」を詳しく展示しました。
そのほか「兵庫県から行った棄民された満蒙開拓団」についても説明しています。また「戦争に反対した人たち」を紹介して「治安維持法による弾圧」を紹介しています。
四回行われた「戦争体験を語る会」は、「赤紙を配って歩いて見た母親の実相(村田千恵子)」「集団学童疎開の思い出集を刊行(鈴木久子)」「満州で残留孤児となり日中の狭間に生きた人生(宮島満子)」「戦時下・占領下の少年の生活(戸崎曽太郎)」―四人とも貴重なお話でした。
「十二月八日のつどい」は「明治維新百五十年と教育勅語」と題して兵庫歴史教育者協議会の山内英正氏が、とんでもない発言をする歴史修正主義者の虚偽と無知を暴き、安倍政権と対峙する必要を語られました。

(兵庫民報2018年12月16日)

神戸市北区鳴子・星和台後援会がつどい


神戸市北区南部の鳴子・星和台後援会は十二月一日、「『すばる』読者・後援会員のつどい」を開きました。(『すばる』は後援会機関紙)
神戸市議五期の豊かな実績をもち、来春の統一地方選挙で県議会議席に挑戦する金沢はるみさんと、一期目ながら住民の声を代弁してフル回転の朝倉えつ子市議を迎えて、熱のこもった一日となりました。
神戸市の住民無視・三宮集中の「都市空間向上計画」、神鉄鈴蘭台駅ビルに移転した北区役所、市バス民営化、君影バスなどについて、たくさんの要望・改善の提案などが出され、金沢さん、朝倉さんの助言で、市への申し入れなどを検討。高齢化・過疎化にも目を向け、住みよいまちづくりと統一地方選の奮闘を誓いあいました。―泊満春

(兵庫民報2018年12月16日)

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