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2018年11月4日日曜日

金田峰生:西日本豪雨被災地へ支援物資を届けて

「救援センター」前にて(中央が筆者)

十月二十五日、皆さんから寄せられた募金の一部を、米、水、トイレットペーパーなど支援物資に換えて、岡山県倉敷市真備町にある「救援センター」(災対連岡山と日本共産党が合同設置)へ届けました。
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街へ入ると、泥はほとんど除去されていましたが、まだ瓦礫などが固めて置いてありました。中が滅茶苦茶になったままか、空っぽの家がずっと並んでいました。
コンビニ以外は、大手スーパーも含め、店もまだ閉まっていました。
倉敷市は被災後、民間アパートなどを借り上げた「みなし仮設」の設置を優先しましたが、真備町外にあるので、生活再建・地域復興が進まない要因となっているとのことでした。
炊飯器や布団など、救援物資として提供されるはずの生活必需品が届いておらず、さらに情報も届かず、被災者は仮住宅と避難所の二重生活を余儀なくされています。
また、障害者向け仮設住宅を準備せず、車椅子の方が入浴などに難儀しているとの話を聞きました。地図を見ると真備町内には、特別支援学校がありましたから、児童たちが今どうしているかも、心配です。

国に物言わぬ行政

現地の方々が怒っていたのは、「市長は国待ちで、何も言わない」ということでした。
例えば、被災者の医療・介護の費用減免は十月末までが期限とされていましたので、議会でこれを延長するよう求めましたが、伊東香織市長は首を縦に振らず、日本共産党議員団が直接、政府と交渉で延期を認めさせたそうです。

政治の責任

真備町の水害は既報のように、高梁川が増水し、高梁川に合流する、ほぼ東西に流れる小田川の流水が流下できなくなったためです。
さらに、その越水で水位が下がった小田川に、高梁川から水が流れ込み、再び越水しました。高梁川の急激な増水は、ダムの緊急放水が一因と指摘されています。
高梁川の浚渫・改修は、前々から住民が繰り返し要求していましたが、一向に進まなかったといいます。河川改修予算・防災対策予算がずっと削られているからです。
一連の話から「政治災害」の一面があると、あらためて感じました。
復旧に時間がかかりそうです。もう暫く、支援を続けたいと思います。
(日本共産党国会議員団兵庫事務所長)

(兵庫民報2018年11月4日付)

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