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2018年10月21日日曜日

観感楽学

朝鮮半島情勢の動きがめまぐるしい。戦争間際の危機が南北会談、米朝会談などで回避され、平和体制づくりの可能性も生まれている。韓国の文在寅大統領が、北朝鮮の金正恩委員長は完全な非核化のためにすべての核兵器や施設を廃棄する意向だと語り、二度目の米朝会談も予定されている▼この平和の流れの背景に、平和解決を迫った世界の人々の闘いがあったことを見逃さないようにしたい。とりわけ韓国の「ろうそく革命」と言われた闘いが、腐敗し民意にそわない政権は市民の力で変えることができることを示した意味は大きい▼韓国映画『弁護人』『タクシー運転手』『1987、ある闘いの真実』『共犯者たち』などが、若者・学生、庶民、マスコミが一体で独裁政権と闘う姿を紹介し話題になった▼原水爆禁止世界大会に参加した韓国代表は、「市民の闘いで二人の大統領(李明博、朴槿恵)を牢獄に送り新しい政権をつくった。日本では?」と問いかけた▼日本政府は朝鮮半島の平和の流れに背をむけ、沖縄県民の基地ノーの民意にも背を向ける。日本でも民意にそう新しい政治をつくり、被爆者を抱える日本と朝鮮半島で非核・平和の地域を築こう。(K)

(兵庫民報2018年10月21日付)

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