いのち・くらし守る兵庫県に
県議会議員(尼崎) 庄本えつこ
私の政治家としての原点は「誰もが平和の裡に生きる」です。小さい時から母や祖母に戦争や戦後の「たけのこ生活」などの話を聞かされました。父は戦争についてほとんど語りませんでした。 しかし「人肉は酸っぱいらしい」と言ったこともあり、子どもたちには言えない体験をしていたのではないでしょうか。母は「九条ができて日本はもう戦争しない。本当に良かった」とよく言いました。私は憲法を知る前から「九条」とともに成長しました。
その九条を安倍首相が変えようとしています。絶対に許されません。「核兵器禁止条約」の署名国が六十七か国、批准が十九か国になりました。米朝首脳会談、南北首脳会談により「核戦争の恐怖から抜け出す」平和のプロセスが始まっている今こそ、九条を生かす外交で平和のイニシアチブをとることが日本政府に求められています。
昨年十二月十四日、県議会で「非核平和兵庫県宣言」が決議されました。これは一九八〇年代から党議員団が繰り返し議会で取り上げてきたものであり、私の公約の一つでした。昨年二月に私の所属していた総務常任委員会に平和団体から請願が出され、これまでだったら即否決されていたのに継続審査となり、議員提案により全会派一致で採択されたのです。被爆者をはじめとする県民の運動が実ったものです。
私は友人から「平和のえつこ」と言われます。誇りに感じています。未来に生きる子どもたちに、このままの九条と戦争のない平和な社会を手渡したい。平和を原点に、「いのち・くらし」を守る兵庫県にするために全力でがんばります。
推薦します!
尼崎九条ネット代表委員の一人
大道秀子さん(80)
リズミカルさが魅力
平和運動の先頭に立ち、政治では大局的視野をもち、文学に精通する彼女は、県民と痛みを共有し、怒り、しなかやな対応のできる人です。街の声をひろい、世直しにこれからもリズミカルに羽ばたいていただきましょう。
(兵庫民報2018年10月7日付)