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2018年10月28日日曜日

兵庫山河の会「山河」より

関空の閉鎖報じるいつ帰国天命を待つ貴陽の朝
 石井敏子

深呼吸しながら上がる階段を秋は歩こうリュックと共に
 古谷さだよ

群青の空に朱の雲輝くも踏切待つ間に闇迫り来る
 新井 幸

眼に膝に迫り来る老い口角を上げて鏡に笑顔してみる
 塩谷凉子

ハンセン病差別と闘ひ生くる友ふるさとあるもふるさとはなし
 岸本 守

鱗雲空いっぱいに広がりて秋の深まり告げるが如く
 鵜尾和代

朝露背に公園デビュー子猫つれ野良の家族は四匹となりて
 古賀悦子

沖縄のこころを生かす翁長氏の思いをつなぐ十四歳の詩
 山下 勇

厳しくも時にはユーモア交えたる古賀講演の面目躍如
(古賀哲夫大先輩を悼む)
 西澤 愼

約束はわすれてないと花は咲く彼岸まじかの緋のまんじゅしゃげ
 山下洋美

八時過ぎはや当確の知らせ有り沖縄知事選意思表示する民
 大中 肇

(兵庫民報2018年10月28日付)

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