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2018年10月7日日曜日

神戸映サ10月例会『ロープ/戦場の生命線』

フェルナンド・レオン・デ・アラノア監督作品

停戦直後のバルカン半島 そこで何が起こったのか

一九九五年、停戦直後のバルカン半島で何が起こったのか? 衝撃と感動のヒューマン・ドラマ『ロープ/戦場の生命線』を十月例会で上映します。
紛争地帯で人々を救うため奔走する国際援助活動家たちの奮闘を『トラフィック』のベニチオ・デル・トロ、『ショーシャンクの空に』のティム・ロビンス、『オブリビオン』のオルガ・キュリレンコ、『ゼロの未来』のメラニー・ティエリーら実力派キャストの共演で描いたスペイン製のドラマです。監督はフェルナンド・レオン・デ・アラノア。『カット』でスペインのアカデミー賞であるゴヤ賞の最優秀監督賞を受賞した監督です。
この映画はボスニア内戦という激しい戦いの後、停戦になった地域の話です。外部の力ではどうにもならない戦争の本質を鋭く突いています。紛争直後の山岳地帯の実情を、どうしようもない閉塞感をもって映し出すのではなく、一人ひとりの人間に焦点を当てたドラマになっています。国に家族や恋人を待たせていても、給料が少なくても、どれだけ悲惨な状況や人間の汚い部分を目にし、命の危険にあっても、現地で困っている人を助けに行く。こんな人たちがいることに感動を覚えます。
また死ぬか生きるかの緊迫した状況にあってもジョークやユーモアが次々に飛び出し、観ている私たちの心を和ませます。
世界にはこの人達のように無欲で献身的な活動家たちがいるということを教えてくれます。たった一日の話です。映画は百六分。この世界に入り込んでください。
―飯川徹(神戸映画サークル協議会)

映画『ロープ/戦場の生命線』

10月19日(金)①11時30分②14時30分③19時、20日(土)①11時30分②14時30分③18時、神戸アートビレッジセンターKAVCホール/2015年、スペイン、106分/一般当日:1,700円(前売:1,300円)、シニア・障がい者・大学生以下:1,300円/☎078-371-8550、URL http://kobe-eisa.com/

(兵庫民報2018年10月7日付)

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