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2018年8月5日日曜日

ホンネで教育について語り合う:党神戸西地区と民青西神戸地域班


日本共産党神戸西地区委員会は二十六日、民青同盟の西神戸地域班と共同で「ホンネトーク〜教育について思うこと〜」をテーマに青年の集いを開催しました。九人が参加し、うち十六歳の高校生が民青同盟に加盟しました。
元高校教員で憲法県政の会代表幹事の津川知久さんが講師をしました。
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津川さんの話の前に、参加者から教育について、それぞれどういった関心があるのかというテーマで話し合いました。
司会をした民青同盟の鈴木さん(仮名)は、通っていた高校でいじめ自殺があり、その経験からいじめ問題に関心を持ち企画のテーマにすることを決めたと説明しました。
参加者からは教員の労働時間の長さや道徳教育の変化について関心があると語られました。
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津川さんははじめに、「いじめ問題はひと言では言えないが、生徒たちが自分たちでいじめを解決する力を身に着けることができていないことが根本問題ではないか。学生時代は大人へ自立していく過程であり、私も教員時代は〝生徒が自ら運営する力をつけるにはどういう教育が必要か〟と取り組んできた。十八歳選挙権ができた今、それはますます必要ではないか」と語りました。
そして、教育というテーマでは、「戦後の教育とはどういったものだったかを考えると、旧教育基本法の前文には、侵略戦争の反省に基づいて日本国憲法の民主的で文化的な国家の設立と、世界の平和と人類の福祉に貢献する決意などの理想を実現させるためには、根本に教育の力が必要だと書かれていた。憲法を大事にする社会では、教育が大事にされなくてはいけないと思う。しかし、中曽根政権から第一次安倍政権で教育基本法の前文を全面削除し、第二次安倍政権は道徳を教科化した。家族・学校・郷土・国など集団への帰属意識をもたせ、前川喜平さんの言葉を借りれば『個と地球が欠如』した、国家のための教育に変わってしまった」と語りました。
津川さんの話の後、赤田かつのり神戸議が、垂水区で二年前に起きたいじめ自殺事件にかかわるメモの隠蔽問題について報告しました。事件当時の職員による詳細なメモが隠蔽され、生徒の証言も隠されていたことなどが報告され、「これでは遺族が到底納得しない。いじめはどういう形であれ暴力。いじめ問題を根絶させるために全力で頑張りたい」と強い決意を表明しました。
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参加した高校生からは、「被害者が出ているのに、学校側がいじめ問題を隠すのは絶対に許せない」「権力による不当な支配から学校を守ることは大切だと感じた」と感想が語られました。
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津川さんは最後に、「高校生の自主的な集団がどれだけ素晴らしいか。若い人が自分たちの集団をつくっていく瞬間がどれだけ素晴らしいか。そこを知っていたから私は高校教員になった。今の学校もその部分は一緒だと思う」と学校教育の素晴らしさや、高校生がひとりの人間として成長していく素晴らしさについて語りました。
党神戸西地区での青年の集いはこれで三回目となりました。民青同盟西神戸地域班は西神戸地区委員会の再建に向け、地区党の援助を受けながら奮闘しています。

(兵庫民報2018年8月5日付)

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