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2018年7月8日日曜日

兵庫県社保協総会・社会保障学校


兵庫県社会保障推進協議会は第四十七期定期総会・第三回社会保障学校を三十日、神戸市勤労会館で開き、九十人が参加しました。記念講演の講師には税理士で元静岡大学教授の湖東京至氏を迎えました。
「消費税を上げずに社会保障財源三十八兆円を生む税制」と題し講演した湖東氏は、「消費税は消費者が八%払っているように見えるだけで、実は大企業が吸い上げている」と消費税の仕組みを説明。年間売り上げから事業者が消費税を計算する仕組みであり、大企業は仕入れ額を下請けに値引きさせるため、消費者から受け取った消費税額をおさめておらず、「輸出還元金」があり大手輸出企業は、消費税導入後一度も消費税額を支払っていないと試算した結果を示しました。
さらに、安倍政権の「骨太方針」は「消費税率アップの時に一斉に値上げをしないように」とし、軽減税率対象商品の前倒し値上げを推奨、軽減税率は消費者ではなく大手企業がもうかる仕組みとして導入される事を明らかにしました。
また、消費税に頼らなくても三十八兆円もの増収が見込まれる十三項目を示し、所得税負担率は所得一億円までは累進的に増すものの、それ以上では逆に下がり、百億円超では一一・一%となっている等の不公平税制の改善を訴えました。
総会はスローガン「憲法九条改憲をゆるさず、平和と人権を守ろう、国の責任で、社会保障を充実させましょう」をはじめ、二十五条運動、国保改善、介護保険制度改善、兵庫県地域医療構想と地域医療を守る運動などの方針を確認。新会長に県保険医協会副理事長の武村義人氏が就任しました。
―堤匠(県社保協事務局長)

(兵庫民報2018年7月8日付)

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