記事を検索

2018年6月3日日曜日

『神戸市都市空間向上計画計画』完全撤回へ一大運動を

この間の運動の大きな成果を確信に

日本共産党神戸市会議員団


巨大開発推進・地域切り捨ての『計画』

神戸市は、今年二月、『神戸市都市空間向上計画~次世代に継ぐ持続可能なまちづくり~基本的な考え方(案)』(以下、『計画』)を発表しました。
これは〝どこでも安心して住み続けられる〟まちづくりを放棄するものです。大企業のもうけを最優先に、駅前や都心部の巨大開発を後押しする一方、駅から遠い郊外のニュータウンは切り捨てます。
日本共産党神戸市議団は、『計画』発表後、議会論戦はもちろんですが、地域・草の根の運動を広げるため、緊急に市会報告ビラ(写真)を全戸配布し、学習会を各行政区で開くなど、『計画』の危険性と打開の方向を示し、神戸市の「意見募集(パブリックコメント)」への参加をよびかけました。

住民のおどろき、運動の広がり

市会報告ビラや学習会は大きな反響を呼びました。
須磨区や北区、西区などのニュータウン地域にお住まいの方からは、「高齢化、人口減少で問題をかかえる地域を神戸市は切り捨てるのか?」と切実な声があがりました。市街地・都心部にお住まいの方からも、「地価が上がれば、家賃が上がります。このままでは中央区に住み続けられません」と悲鳴の声が寄せられました。
こうした声は、神戸市当局や議会与党会派にも多数寄せられました。
神戸の「意見募集」には、わずか一カ月で四百九件の意見が寄せられました。市の担当者も「この種の意見募集では例がない」と語るほど、運動が広がりました。

運動が当初案を撤回に追い込んだ

その四百九件の意見のうち賛成はわずか十二件。
そのため神戸市は「施策の方向性、スケジュールなどを見直した『基本的な考え方 修正案』(以下『修正案』)を公表し、意見募集を実施する」と発表しました。神戸市が、当初案を修正して「意見募集」を再度行うというのは前例のないことであり、この間の運動の大きな成果です。
同時に、神戸市は「(反対意見は)誤解によるものであり、『修正案』は丁寧で分かりやすい表現にする」としており、『計画』当初の基本路線に固執しています。
しかし市民は「誤解」をしているわけではなく、この『計画』の反市民的本質を感じたからこそ反対意見を表明したのではないでしょうか。

たたかいは第二ラウンドへ

『修正案』の発表は六月十八日で、意見募集は七月の予定です。
日本共産党神戸市議団は、神戸市の「わかりやすい表現」という偽装に隠された『計画』の反市民的本質を引き続き議会論戦と地域での大学習運動で市民の前に明らかにしていきます。
『計画』完全撤回へ、みなさまのご協力をお願い致します。
(計画の問題点は次号以降で連載します)

(兵庫民報2018年6月3日付)

日付順目次