記事を検索

2018年5月20日日曜日

科学者会議が市民フォーラム:兵庫百年の災害復興

日本科学者会議兵庫支部は五月十二日、神戸市勤労会館で総会に続いて市民フォーラム「兵庫、この百年の災害と復興の歴史」を開催し、会員の他にも市民らが参加しました。
フォーラムでは室崎益輝氏(兵庫県立大学減災復興政策研究科長)の講演と質疑・討論を行いました。
室崎氏は、関東大震災(一九二三年)から九州北部豪雨(二〇一七年)に至る日本と兵庫の災害年表を示した上で、特に①北但馬地震(一九二五年)②阪神大水害(一九三八年)③神戸空襲(一九四五年)について被害状況と復興過程をたどり、積極面と問題点を指摘しました。
北但馬地震の後、城崎では全町民の合意形成をはかり、木造の美しい街並みを残しながら防災にも配慮して温泉復興と教育復興に力を注いだこと、戦後復興では民主化の中で優れた理念に基づく計画があったが十分には生かされず、その後の都市計画や災害復興にも受け継がれなかった問題など示唆に富んだ報告でした。
講演後も六甲山のはげ山化と植樹の歩み、自治体の規模(平成の大合併)などについて、活発な討論が行われました。
―廣森勝久(科学者会議兵庫支部事務局長)

(兵庫民報2015年5月20日付)

日付順目次