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2018年5月20日日曜日

第62回兵庫県母親大会in明石:雨をついて760人参加

貧困や孤立生まない社会への思い共有


第六十二回兵庫県母親大会を五月十三日、明石市で行いました。
予報に反して朝からの雨、出足が危ぶまれましたが、明石市民会館と勤労福祉会館は開会前から傘の列が続き、いすの足りない分科会もでる状況でした。
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健康、平和、教育、幼い子ども、憲法カフェ、女性、医療の七つの分科会では、助言者の提起に促されて、様々な経験や意見が交流されました。「作って遊ぼう」の分科会では、子どもも大人も、「風をつかまえる」をテーマにした実験やおもちゃ作りを楽しみました。講座「介護保険の落とし穴」は、切実な問題だけに熱心にメモをとる姿が見られました。
明石城、明石公園・人丸神社、魚の棚の三つの見学分科会も、傘を差して出発。それぞれの歴史を学び、今の姿を楽しみました。
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午後の全体会は、神戸医療生協のメンバーによるよさこいソーランの元気な踊りで幕が開きました。
運動交流では、尼崎市が今年度から行う小学一年生からの学力テスト「あまっこステップアップ調査事業」の問題点、加古川市での学校訪問の取り組みの報告があり、新日本婦人の会の「三千万人署名」への思いを込めた寸劇も披露され、それぞれに共感と励ましの拍手が送られました。
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NHK名古屋放送局の板垣淑子さんが「経済大国日本の貧しさ―無縁社会から結縁社会へ―」と題し記念講演をしました。ドキュメントを作成する中で、切実に感じた様々な貧困に焦点を当て、要所で映像を流しながら、講演しました。
少ない年金は老後破産を引き起こし、つながりの貧困も生んでしまうこと、子どもがいても老後破産のリスクを抱えていること、団塊の世代が「親を介護する最後の世代であり、介護をしてもらえない最初の世代」といわれる理由が明らかにされ、貧困や孤立を生まない社会保障のあり方を要求するとともに、先進的な取り組みに学びながら身近でできることは何かを広げていく運動にも取り組まねばとの思いを参加者は共有しました。
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最後に大会アピールを採択して、七百六十人が参加した県母親大会を終えました。
―中村治子(兵庫県母親大会連絡会)

(兵庫民報2015年5月20日付)

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