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2018年4月29日日曜日

観感楽学

四月十五日の西宮市長選で石井登志郎氏が新市長に就任した。市長選挙で「借り上げ住宅問題どう解決するか?」を問う、借り上げ住宅協議会の公開質問と回答が選挙後も関心を集めている▼協議会は、告示前、候補者に質問状を送り、全候補者から回答を得て、直ちに機関紙「たんぽぽ」39号に質問と回答の全文を掲載し借り上げ入居者に配布した。質問の要旨は、①借り上げ住宅入居者に対する「提訴」は取り下げ話し合うべき②自治体間で対応が異なっているが被災者はみな平等に扱うべき③URとの契約を継続して「継続入居」が必要―という三項目である▼質問に対し入居者に寄り添う回答をしたのは上田さち子氏と石井氏の二人であった。石井氏の回答の要旨は「そもそもこのような裁判が行政から住民に対して起こされていること自体不幸であり残念、これまで市が行ってきたことを精査したうえで、基本的にはまず和解を視野に検討したい」「被災者はどこに住んでいようがみな平等、復興住宅ができた経緯を考えれば、継続入居を認めていく方向で考えるべき」「解決策として戸別借り上げ手法など、前向きに考えたい」▼「たんぽぽ」に掲載されたこの公開質問と回答は、たちまち全入居者に広がり、元気を取り戻した入居者は、さっそく四月二十日、弁護団と共に声明を発表して早期解決に向け動き始めている。(D)



(兵庫民報2018年4月22日付)

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