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2018年4月1日日曜日

観感楽学

国会議員であれ地方議員であれ、自分の質問が議事録から削除されるのは屈辱の極みである▼森友事件をめぐる国会質疑で、「理財局長は、民主党政権時代の野田総理の秘書官も務めておりまして、増税派だから、アベノミクスを潰すために、安倍政権をおとしめるために意図的に変な答弁をしているんじゃないですか」と質した自民党の和田政宗参院議員の発言は批判を浴び、議事録から削除された。しかしこの質問は「それはいくら何でも、いくら何でもご容赦ください」と顔色を変えた太田充理財局長の答弁とともにテレビ中継され、国民の記憶に刻まれてしまった▼自民党は安倍夫妻を擁護するため文書改竄を財務官僚の責任にしようと必死で、和田議員もこうした党の意向に沿って理財局長を追及しようとしたのだろう。しかし、身内の麻生太郎財務大臣からさえ「レベルの低い質問。軽蔑する」と切り捨てられてしまった▼議会質疑で交わされる政治家の発言は、その政党や人物の本性を浮き彫りにするものだが、身内の議員を低レベルと決めつけた麻生氏と、うそをつき逃げ続ける安倍夫妻にいよいよ追及の矛先が迫ってきた。(D)



(兵庫民報2018年4月1日付)

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