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2018年4月29日日曜日

安倍政権退陣へ共闘発展強化を持続させよう:憲法共同センターアピール


憲法改悪ストップ!兵庫県共同センターは四月二十日、津川代表名でアピールを発表し、〝安倍壊憲〟を止め、安倍退陣への野党共闘を大きく発展するよう、地域共闘の発展強化を継続することを訴えました。

憲法を語る資格なし安倍政権は即退陣を!
公文書の隠蔽・ねつ造・改ざんで、民主主義・国民主権まで破壊

3千万署名運動の飛躍、共同の強化を

4・20アピール――憲法改悪ストップ!兵庫県共同センター代表 津川知久

いま県下の署名対話で、「安倍さんをやめさせる署名ですか」と並んで賛同してくれる姿も出てきました。行動で頑張る人びとは異口同音で「空気が変わった、国民の怒りが広がっている」と語ります。こうして「安倍首相のもとでの九条改憲は認められない」三千万署名を一気に広げるチャンス到来です。
もり・かけ問題はもとより、〝戦場日誌隠蔽〟は一層深刻です。「イラクの戦闘状況を厳格に伝える日誌は兵士の命と安全を守る重用資料」と現地に派兵された元幹部も述べています。これがリアルに伝わると文民統制(シビリアンコントロール)違反で、直ちに憲法違反となるので自衛隊幹部は大臣や政府にも隠し続けた、まさに〝軍部トップの独走〟と言えるものです。
このように憲法にもとづく政治そのものが壊されている事態が進行しているのに、自民党は三月二十五日の党大会で「矛盾だらけの九条改定案」を強引にまとめ、国会の審議をしゃにむに進めようとしています。
だからこそ、国会での野党共闘は多くの課題ごとにも共闘が実現し、与党の暴走を止め憲法通りの政治を実現させるため徹底追及しているのです。
これを支える私たちのたたかいの到達点は高揚しています。県下各行政区は、三千万署名運動を通じ、かってない共同実現へ前進しています。尼崎市や明石市、垂水区、灘区など人口大の都市だけでなく、赤穂市、三木市、丹波市でも野党の各会派や連合系労組とも手をつなぐ活動が展開されています。さらに街々レベルでも尼崎市東園田や立花、須磨区友が丘、兵庫区平野・荒田などなどから全戸訪問による感動が伝わっています。
県レベルでも総がかり行動実行委員会が5・3憲法集会成功へ全県六十カ所いっせい宣伝を成功させ、「みなせん」など市民団体主催による県下全野党合同街頭演説(編注=四月二十八日十五時~十六時二十分、三宮センター街東口)も企画されています。
四月二十日、兵庫県では二十万筆近い到達となりました(編注=二十四日現在、二十万筆を超えました)。でも目標にはまだ届きません。地域ごとの共同も始まったばかりの所も多くあります。中央の市民アクションは一応五月までとしていますが、兵庫県では〝戦争出来る国にする安倍壊憲〟を止め、安倍退陣への野党共闘を大きく発展するよう、地域共闘の発展強化を持続することを訴えるものです。
この四月末から五月、国会も激変しています。全ての団体・市民が手をつなぎ、幅広く行動しましょう。

(兵庫民報2018年4月22日付)

各地の憲法集会

5・3集会「朝日新聞阪神支局襲撃事件」を忘れない:《日本国憲法が保障する言論・表現の自由》を活かそう!

5月3日(木・祝)10時、西宮市役所東館8階ホール/講演「憲法とメディア~ジャーナリズムの現状~」坪井兵輔(元民放TV報道局ディレクター・阪南大学准教授)/参加無料/主催:平和と民主主義を進める西宮・芦屋の会☎0798‐26‐0537

戦争させない、9条壊すな! 5・3兵庫憲法集会


5月3日(木・祝)13時30分~15時、神戸・東遊園地/ゲスト:神田香織(講談師)、高石ともや(フォークシンガー)、司会:小山乃里子/集会後パレード/主催:戦争させない、9条壊すな! 5・3総がかり行動兵庫県実行委員会/☎&Fax078‐361‐9991(中神戸法律事務所)

5・4憲法フェスタ(阪神)

5月4日(金・祝)、いたみホール/10時30分~12時10分:映画「米軍(アメリカ)が最も恐れた男―その名は、カメジロー」/13時30分~16時30分:憲法集会:メイントーク=山尾志桜里(立憲民主党衆院議員)、歌=小野純一・まあの/前売り800円、当日1,000円、障がい者・原発事故避難者半額、手話通訳、親子室(8人)・キッズスペースあり/主催:5・4憲法集会実行委員会☎090‐6065‐4857(川上)

第40回憲法を守るはりま集会

5月5日(土・祝)13時、姫路市市民会館大ホール/講演「ずっと、ずっと、非武装・非戦」中山千夏(作家・元俳優・元参院議員)/平和を歌う合唱団「希望」/スライド「お母さんの木」/主催:実行委員会☎079‐222‐0684(姫路総合法律事務所)

淡路9条の会講演会:憲法施行71年の今―改憲発動を許さない市民の運動

5月13日(日)14時、洲本市市民交流センタービバホール/講師:小森陽一(東京大学大学院教授・9条の会事務局長/参加費:大人500円、中高生300円/☎0799‐65‐0475(岡田)

(兵庫民報2018年4月22日付)

2018年兵庫県内のメーデー開催予定一覧


開催日 開会時刻 集会名 会場
4月27日 18時 川西猪名川メーデー前夜祭 川西市役所西側ポケット広場
5月1日 10時 第89回兵庫県中央メーデー 神戸三宮・東遊園地
第89回東阪神地域メーデー 尼崎・橘公園
第89回統一メーデー西宮集会 西宮・六湛寺公園
第89回西播地域メーデー 姫路・シロトピア記念公園野外ステージ
17時30分 第89回メーデー東播地域集会 加古川・小柳公園
18時 2018芦屋地区反戦メーデー 芦屋市役所北側広場
第89回淡路地区メーデー 洲本市民広場(エディオン洲本店横) 雨天時:洲本市総合福祉会館3F多目的ホール
2018但馬統一メーデー 豊岡・総合体育館前広場
第89回メーデー丹有地域集会 篠山・四季の森生涯学習センター
(兵庫民報2018年4月22日付)

市民アクション川西が緊急学習会:自民党改憲案の危険さ


全国市民アクション川西実行委員会は四月二十日、川西市文化会館で緊急憲法学習会「自民党改憲案はなぜ問題なのか」を開催しました。
司会は、自治市民クラブの北上哲仁市議(社民党)が行い、落合恵子さんの講演会の成功を受けて、さらに取り組みを広げましょうとよびかけました。日本共産党の黒田みち市議が、市議会では超党派で憲法を守る取り組みをしてきた、あきらめないで次の世代にバトンタッチしていきましょうと挨拶しました。
講師は関西大学法学部の高作正博教授。同氏は――安倍政権下で日報、森友、加計問題で議会制民主主義が問われている。さらに、迎撃ミサイルシステムや長距離巡航ミサイル配備などで軍事化が進んでいる。この状態で集団的自衛権が付与された自衛隊が憲法に明記されると、極めて危険だと強調しました。また、憲法に自衛隊が明記されると自衛隊募集が市広報紙で行われ、学習指導要領改定で自衛隊が教育の場に公然と入ってくる。銃剣道指導のために自衛隊員が学校に配置されることも考えられる。集団的自衛権を行使して自衛隊が参戦した場合には、川西や伊丹の自衛隊基地や伊丹空港も攻撃対象になる――と、具体的な危険性を説明しました。
立憲民主党の桜井周衆院議員がかけつけ、国会での森友、加計問題、セクハラ問題で自民党政府を追い詰めていることが報告されました。
連合市民クラブの津田加代子市議が、市議会の超党派の取り組みと市民の力を合わせて憲法を守っていきたいと閉会の挨拶をしました。
―今西清(川西実行委員会事務局)

(兵庫民報2018年4月22日付)

9条改憲で軍事が地方自治の上位に

木下関大教授が県自治研の講演で指摘


兵庫県自治体問題研究所は四月二十一日、神戸市内で講演会「安倍九条改憲と地方自治の危機」を開催しました。
講師の木下智史・関西大学教授は安倍改憲について、何も変わることはないと思わせながら変えるのがそのやり口であり、自民党がまとめたとされる条文案は、九条二項を維持しながら自衛隊を明記し、「自衛隊違憲論」を封じるものだと強調しました。
条文案の内容について①「自衛のため」は軍事力行使の制限にならず、集団的自衛権も含む。米国の軍隊も「自衛のため」②「必要最小限度」の限定は取り払われ、軍事活動の装備・範囲が拡大。空母やミサイルも保持可能に③「前条(九条)の規定は……(自衛の措置を)妨げず」は九条の全面否定。交戦権を公然と認めるもの④「我が国の平和と独立」「国の安全」は、新たな軍事力行使の根拠となる―などと指摘。自衛隊をより強化し、世界中に展開できる軍隊にするものだと批判しました。
安保関連法制で自治体が戦争に動員される範囲が拡大したが、九条が改憲されると軍事が地方自治と同格以上の位置づけとなり、より広い範囲で自治体組織、人や物資が動員され、権利が制限されるなど、地方自治が蹂躙されるとしました。
国民運動には、自衛隊が海外に出て行って戦争する集団的自衛権が必要か、ここを対抗軸にして多数派になることが求められると結びました。
―岡田裕行(兵庫県自治体問題研究所副理事長)

(兵庫民報2018年4月22日付)

山下よしき「心洗われ、力与えられたひと時」

連載エッセイ4

なんて心地よい響きでしょうか。尼崎の後援会総会に来てくれた「新婦人めだかコーラス」のみなさんによる合唱です。
ひかえめで、やさしい、女性たちの歌声による童謡のメドレー。目を閉じて聞いていると、国会のなかでたかぶった気持ちがスッとしずまります。
たくさんの人が互いに耳を傾けあいながら紡ぎだすハーモニーに、安心感や心地よさを感じるのは人間の本性なのかも知れません。一強や忖度とは正反対の世界です。
童謡に続いて歌ってくれたのは「ヒロシマの有る国で」。私たちの世代が青年のころ、平和運動にとりくむなかから生まれた曲です(一九八三年、山本さとし作詞・作曲)。たまに口ずさむことはありますが、本格的な合唱で聴くのはずいぶん久しぶりです。

♪わたしの国とかの国の人の生命は同じ
……

コーラスに乗って歌詞の一節一節が胸に迫ってきます。自然と熱いものがこみ上げるのを抑えることができなくなりました。大勢の人々がうたごえ運動や平和運動を営々と時を超えて繋いできたことが被爆者の声、世界の願いと合流し、いま核兵器のない世界、核兵器のない北東アジアへの扉をひらく大きな力となって立ち現れている。そのことに思いが巡りました。
心が洗われ、力を与えられたひと時。めだかコーラスのみなさん、ありがとうございました。
(日本共産党参院議員・党副委員長)

(兵庫民報2018年4月22日付)

丹波市で「学校統廃合を考える講演会」

市島5つの小学校「統合」に住民の不安、批判広がる


「学校統廃合を考える講演会」が四月二十二日、丹波市のライフピアいちじま(丹波市市島町)で開かれ、和光大学の山本由美教授が、「子ども、地域、住民にとって学校とは!」と題して講演しました。
主催は「丹波市の教育と地域を守る会」(代表世話人=清水孝志・前川昌藏・中川龍美の各氏)で、この講演会には、地元市島地域をはじめ市内各地から約九十人が参加しました。
*
丹波市教委が事務局となり、自治会代表やPTA代表、学校長などで組織している「市島地域のこれからの教育を考える会」(以下「考える会」)が、市島地域の五小学校区で「小学校の統合」などについての住民説明会を開き、「できるだけ早く、五小学校を統合することが望ましい」とする教育委員会への「提言」素案を示したのに対し、参加者から不安や批判、反対意見が数多く出されました。
ところが住民説明会が終わった今年三月下旬、「考える会」は、多くの地域住民の意見を切り捨て、「子どもの教育環境整備が最優先である」と結論づけ、「できるだけ早く、五小学校の統合が望ましい」と教育委員会に「提言」したのです。
以前「考える会」自身が行ったアンケートでも、「統合」に賛成は多くても五三%(認定こども園)で、保護者や地域住民では賛否はほぼ拮抗していました。この状況で、一方的に結論を出すことは時期尚早であり、「地域住民の理解が得られた」とする「提言」に正当性がないことは明らかです。また、小規模校・複式学級では「学び合いができなくなり、多様な考えにふれることができない」などをことさら強調して、「統合が望ましい」と結論づけています。
*
こうした動きに対して、今年三月に、小規模校を統廃合することで「子どもの教育や地域を本当に守ることができるか」と、「丹波市の教育と地域を守る会」を結成し、今回の教育講演会を開きました。
山本教授は、「地域コミュニティーの拠点」、「歴史的に形成された伝統・文化」として大きな役割をはたしている小学校を、政府が主導する各市町村の「公共施設等管理計画」に沿って、統廃合する動きが全国で進められ、大企業が活動しやすいように、「効率的」に地域を再編しようとしていると指摘。「統合」の対象とされている小規模校や複式学級のある小学校について、「教育的効果と学校規模の相関はない」とし、小規模校の子どもたちは、どんな状況になっても安定的に生きている」と強調しました。
そして、こうした「統廃合」の動きに対し「保護者・住民・教師の共同が対抗軸になることが重要」としました。
参加者から、「統廃合のねらいがよくわかった」「小規模校のほうが、メリットが多いことがよくわかった」「目からうろこがおちた。何かしなくては」などたくさんの感想が寄せられました。
―西本嘉宏(丹波市議)

(兵庫民報2018年4月22日付)

借上弁護団らが石井新西宮市長に要請

入居者に寄り添い継続入居へ必要な措置を


四月十五日に就任した西宮市の石井登志郎新市長に対し、借上復興住宅弁護団は四月二十日、〝シティハイツ西宮北口の入居者の継続入居を〟求め、阪神・淡路大震災救援・復興兵庫県民会議、被災地と被災者を考える懇談会、兵庫県震災復興研究センター、ひょうご震災復興借り上げ住宅協議会との連名で声明を発表・提出しました。
石井市長は、市長選挙にあたっての借上住宅弁護団や借り上げ住宅協議会の公開質問への回答で、入居者に住宅明け渡しを迫った提訴に対し明確に反対の意を表明し、URからの戸別借り上げによる入居継続に賛意を示していました(今号「観感楽学」参照)。
声明は、「市長の交代にあたり、西宮市は、速やかに、目の前にいるひとりひとりの入居者の現状に寄り添い、継続入居に向け、URと借上期間の延長に向けた交渉を行うために所要の措置を講じられるよう」要請しています。また、市議会各会派あての声明も発表し、この問題の早期解決への尽力を求めました。


借上弁護団は二十二日、神戸市産業振興センターで「健康権」を主題にシンポジウムを開きました。
最初に神戸大学大学院の井口克郎准教授が講演し、岩手県のある地区で行った東日本大震災被災者の生活調査で、住み慣れた自宅に戻ることができた被災者よりも、避難所・仮設住宅・災害公営住宅など、住居の転居を余儀なくされることが多かった被災者の方が、震災前に比べて健康が悪化する傾向が強く、要介護者の出現率も後者の方が高い傾向が見られたことを報告し、借り上げ住宅からの意に反する転居も入居者の健康権を侵すおそれがあると強調しました。(「健康権」については本紙四月一日八日十五日付に井口氏による解説記事を掲載しています)。
次いで、公営住宅法に詳しい水野吉章関西大学准教授、借り上げ復興住宅問題調査研究者の関本英恵氏、佐伯雄三同弁護団団長らが、借り上げ住宅裁判での健康権の活用の仕方などについて議論しました。


(兵庫民報)

たつの市議選で堀譲氏が議席回復・佐用町議選で日本共産党1議席増


たつの市議選(定数二十二・立候補二十八人)は四月二十二日投開票で行われ、日本共産党の堀譲=元=が千三百九十三票を獲得(得票率三・七七%)、十二位で当選し、前回選挙以来の党空白議会を克服しました。投票率は五八・六〇%。
堀氏は前回より得票で三百九十五票、得票率で一・二六㌽伸ばしました。二〇一七年衆院比例票比では八百十七票減でした。

佐用町議選(定数十四・立候補十五人)は四月二十二日投開票で行われ、日本共産党の平岡きぬえ=現=、金谷英志=現=、児玉雅善=新=の三氏全員が当選し、一議席増を果たしました。投票率六八・八三%。
日本共産党の得票合計は千五百八十四票、得票率一五・六〇%(前回は四人立候補で得票数二千百九十三票、得票率一八・二一%)。二〇一七年衆院比例票(七百四十五票)の二・一三倍、得票率で七・四三㌽伸ばしました。

(兵庫民報2018年4月22日付)

倉敷民商弾圧事件無罪勝ち取る兵庫の会が総会

戦争する国づくりと一体

禰屋町子さん

「『戦争する国づくり』と一体となった『えん罪』『弾圧』許さない」と、「倉敷民商弾圧事件・無罪を勝ちとる兵庫の会」は四月十八日、第四回総会を開き百四十六人が参加しました。
同事件は、広島国税局が倉敷民商会員の法人税法違反を口実に、事件とは関係のない三人の事務局員を法人税法違反、税理士法違反で逮捕・起訴した権力による弾圧です。現在、最高裁と岡山地裁でたたかわれています。
一月の禰屋裁判控訴審で、広島高裁岡山支部は、「一審判決破棄、差戻し」と判決しました。これまで二つの裁判の三回の不当判決に対し、全国の支援を受けた粘り強いたたかいが実ったものです。
弁護団の則武透弁護士は「差戻し審となり延長戦となった裁判に勝利するために、これまで以上に支援をお願いしたい」と呼びかけました。
倉敷民商の禰屋町子事務局員は「私が四百二十八日もの人権侵害の長期拘留からの保釈後、最初に訴えにきたのが三年前の『兵庫の会』結成総会でした。私は、自分と民商が間違っていないことを証明するために、無罪を勝ち取るまでたたかいます」と支援を訴えました。
「勝利の光をのがさず、引き続き運動を強めよう」と、署名運動、財政支援、裁判傍聴運動、学習活動などが呼びかけられました。
―田中邦夫(兵商連)

(兵庫民報2018年4月22日付)

ノーモアヒバクシャ近畿訴訟・傍聴記:2018-04-16

国の不法行為に厳しく迫る司法を願って

副島圀義

四月十六日の大阪地裁。法廷では、双方からの書証や準備書面の提出や、次々回(八月二十七日)の弁論期日決定などだけでした。

この間に原告のうちお二人について、国は判決を待たずに原爆症と認定。医療継続の必要性や、四日後に爆心地近くに入った事実などを、認めざるを得なくなったのです。しかし高齢で病気の被爆者にたいへんな負担を強いてきたことへの、損害賠償請求は引き続き争訟中です。
「被爆者いじめ」のような態度を続けている国の不当性を明確にしないかぎり、問題のほんとうの解決になりません。
ところが裁判所はこのお二人の訴えについて、他の原告と切り離して早く判決を出す姿勢を示したと聞きました。今まで、原爆症を認定した判決でも、国に損害賠償を命じた判決はほとんどありません。その「流れ」のままに、損害賠償請求をあっさり却下ということにさせてはならぬ、と原告側が主張して分離は認めませんでした。
この日本で、国の不法行為を改めさせ、ただすところまで「司法の独立」を確立させることもまた、さまざまな裁判の大きな課題なんだ、と、思いを新たにしました。(速やかな審理で、よい判決を原告に届けるべきことは言うまでもありませんが…)

報告集会で藤原精吾弁護団長は、九年前、麻生現副総理が首相であったときに被爆者と交わした「8・6合意」にふれ、「今の麻生氏はもうボロボロだけど、彼が署名した『合意』は生きている。政権はいったい誰のために仕事しているのか。誰を守っているのか。被爆者をいじめるために多額の国民の税金を使うとは何事か。モリ・カケと同じではないか」と怒りの発言。支援者たちの共感をよびました。

(兵庫民報2018年4月22日付)

ひなたぽっころりん〈618〉


(兵庫民報2018年4月22日付)

映画「マルクス・エンゲルス」を鑑賞する人のために(2)

平野喜一郎


© AGAT FILMS & CIE ‐ VELVET FILM ‐ ROHFILM ‐ ARTEMIS PRODUCTIONS ‐ FRANCE 3 CINEMA ‐ JOUROR ‐ 2016

パリでの出会い

一八四四年、エンゲルスはパリを訪れマルクスと再会した。ここではじめて意気投合し共同の文筆活動をはじめた。その最初の成果が『聖家族』である。エンゲルスはマルクスの論文を高く評価しながらも、経済学的知識の不足を指摘し、スミスとリカードの著書の研究をすすめる。映画では、パリでマルクスは共和派の思想家プルードンに会って友好をふかめている。プルードンは、自然権思想の立場から、『所有は盗みだ』として所有の廃止を説き、労働者に人気があった。映画にはプルードンが登場する。立派な風貌で、監督のプルードンへのリスペクトが感じられる。マルクスはプルードンのサークルに参加する。そこには一瞬ではあるが画家クールベが映される。

プルードン(右から3人目)とともに
© AGAT FILMS & CIE ‐ VELVET FILM ‐ ROHFILM ‐ ARTEMIS PRODUCTIONS ‐ FRANCE 3 CINEMA ‐ JOUROR ‐ 2016

ところが、その頃、ドイツでプロシャ王暗殺未遂事件があり、それをきっかけに、フランス政府は在仏ドイツ人にきびしくなる。一八四五年、反動的なギゾー首相によって、マルクスはパリを追放された。二十四時間以内に去れという命令で、やむなくベルギーのブリュッセルへいく。経済的な困窮のなかで、映画では、彼はまず職を求めて鉄道局を訪れるが、悪筆のゆえに拒否される。だが、貧困に負けることなく、ブリュッセルでは共産主義通信委員会を結成する。
マルクスは、ロンドンにエンゲルスを訪ねる。エンゲルスはロンドンの正義者同盟に加盟していた。正義者同盟は、労働者や職人が結集して、社会的正義をかかげ、「人類はみな兄弟」を主張していた。映画では、二人が参加者に、この社会は階級社会であり、涙や親切心だけでは資本家に勝てぬと説き、この同盟には「情熱はあるが理論がない」と批判する。作家ジョルジュ・サンドの「闘いか死か」という言葉が発せられ、自分を解放し人類を解放する労働者の使命に多数が気付く。会場の正面に「万国の労働者、団結せよ」のスローガンがかかげられる感動的な一瞬である。

二人の友情の結晶、共産党宣言

マルクスとエンゲルスとは真理への熱中と労働者解放の実践ということでは違いはなかった。ただ、個人としては、それぞれが違った個性をもっていた。
後にマルクスの娘のアンケートの問と答えが「告白」として残っている。それによれば、「あなたの好きな美徳」という問いに、マルクスは「素朴」と答え、一方、エンゲルスは「陽気」と答えている。「あなたの幸福感」には、マルクスは「闘うこと」、エンゲルスは好みのワインの銘柄をあげている。「好きな仕事」にはマルクスは「本の虫になること」、エンゲルスは「からかいあうこと」と答えている。二十の質問で一致しているのは、好きな詩人・散文作家と問われて、ゲーテを揚げていることだけである。
映画では、肉体が強くスポーツにも秀でていたエンゲルスと、体が弱くワインで二日酔いをするようなマルクスが描かれている。また、どこまでも科学的に真理を追究しようとするマルクスと、そのことは前提としながら、何よりもかれらの説を労働者に理解させようとするエンゲルスとのあいだに考えの違いがあったことも描かれている。労働者にわかりやすいパンフレットを作ろうとするエンゲルスにたいし、マルクスがふたリの課題を結びつけた著作を提案する画面も印象的である。かれらの著作のなかでもっとも大きな成功を収めた『共産党宣言』の提案である。映画は、二人がジェニーの協力で『共産党宣言』を執筆し完成する感動的な場面でおわる。
(続く)
〔三重大学名誉教授〕

前回(1)は4月22日付←(2)→次回(3)は5月13日付

映画「マルクス・エンゲルス」

ラウル・ペック監督作品/2017年、フランス・ドイツ・ベルギー合作、118分/カール・マルクス生誕200年記念作品/公開予定:5月12日(土)~=シネ・リーブル梅田☎06‐6440‐5930、6月9日(土)~=シネ・リーブル神戸☎ 078‐334‐2126

公式サイト:http://www.hark3.com/marx/

(兵庫民報2018年4月22日付)

『ローマ法王になる日まで』:神戸映画サークル協議会5月例会

独裁下も民衆ととともに


二〇一三年三月、第二百六十六代ローマ法王にアルゼンチン出身のフランシスコが選ばれた。
新法王は貧しさや貧困にあえぐ人々に寄り添った活動を展開。昨年末には長崎原爆の「焼き場に立つ少年」の写真を教会関係者に配布し、核兵器と平和の共存を否定した。また、トランプ大統領の内向きな政策を非難。「壁を作るより、橋を架けよう」と世界に呼びかけ、今年四月の復活祭では「シリアに平和を」と訴えた。
この映画『ローマ法王になる日まで』は法王になるまでのフランシスコのアルゼンチン時代を実話を下に描いた作品だ。
十九世紀、英国資本投下により、ヨーロッパへの一大食糧供給基地となったアルゼンチン。第二次大戦中に起こった軍事クーデターから保守派・軍部と革新派の政権交替が繰り返された。一九七六年には「五月広場の母親たち」の運動が始まった…。
―松本正憲(神戸映画サークル協議会)

映画『ローマ法王になる日まで』

5月25日(金)①11時30分②14時30分③19時、5月26日(土)①11時30分②14時30分③18時/神戸アートビレッジセンター/監督:ダニエーレ・ルケッティ、出演:ロドリゴ・デ・ラ・セルナ/2015年、イタリア、113分/一般1300円(当日1700円)、シニア・障がい者・大学生以下1300円/主催:神戸映画サークル協議会☎078‐371‐8550、http://kobe-eisa.com/

公式サイト: http://roma-houou.jp/
予告編:  https://youtu.be/j1ZQEmgo0mA

(兵庫民報2018年4月22日付)

観感楽学

四月十五日の西宮市長選で石井登志郎氏が新市長に就任した。市長選挙で「借り上げ住宅問題どう解決するか?」を問う、借り上げ住宅協議会の公開質問と回答が選挙後も関心を集めている▼協議会は、告示前、候補者に質問状を送り、全候補者から回答を得て、直ちに機関紙「たんぽぽ」39号に質問と回答の全文を掲載し借り上げ入居者に配布した。質問の要旨は、①借り上げ住宅入居者に対する「提訴」は取り下げ話し合うべき②自治体間で対応が異なっているが被災者はみな平等に扱うべき③URとの契約を継続して「継続入居」が必要―という三項目である▼質問に対し入居者に寄り添う回答をしたのは上田さち子氏と石井氏の二人であった。石井氏の回答の要旨は「そもそもこのような裁判が行政から住民に対して起こされていること自体不幸であり残念、これまで市が行ってきたことを精査したうえで、基本的にはまず和解を視野に検討したい」「被災者はどこに住んでいようがみな平等、復興住宅ができた経緯を考えれば、継続入居を認めていく方向で考えるべき」「解決策として戸別借り上げ手法など、前向きに考えたい」▼「たんぽぽ」に掲載されたこの公開質問と回答は、たちまち全入居者に広がり、元気を取り戻した入居者は、さっそく四月二十日、弁護団と共に声明を発表して早期解決に向け動き始めている。(D)



(兵庫民報2018年4月22日付)

2018年4月22日日曜日

安倍内閣退陣を:憲法共同センター:200人でデモ


「安倍政権は退陣を!あたりまえの政治を市民の手で!」と憲法改悪ストップ兵庫県共同センターは四月十四日、「戦争させない・九条壊すな!総がかり行動実行員会」の呼びかけに応じ、全国一斉デモを行いました。
神戸・東遊園地の出発時には百五十人ほどだった二隊のデモの列は途中で増え、約二百人が三宮~元町駅前まで、「ウソをつくな」「隠蔽するな」「セクハラするな」などとコールを響かせ、森友公文書・「働き方」データ・自衛隊日報隠蔽―と国会をないがしろにする安倍政権は退陣をと訴えました。

(兵庫民報2018年4月22日付)

安倍内閣退陣を:市民アクション東灘:多彩に48人が訴え


発足して間もない三千万署名市民アクション東灘は四月十四日、JR住吉駅南広場で公文書の改竄、隠蔽に明け暮れる安倍内閣の暴走に抗議し退陣を求める緊急街宣行動を行い四十八人が参加しました。
「憲法は僕たちのもの、僕たちのもの」と軽快なラップのリズムのBGMを流しながら、同時進行でリレートークと街頭署名活動やスタンディングアクションなど多彩に取り組みました。
冒頭で、事務局長の森井俊行さんは、元大学教員の経験を披露。「今の安倍内閣は余りにも酷い。即刻の退陣を願う」と挨拶しました。
リレートークは十六人。社民党神戸支部代表の岡本薫さんは「安倍内閣の特徴は、国政の私物化。反国民的な政権運営は許されない」と訴え、キリスト教会の牧師やNHK問題を考える会事務局、とめよう戦争!阪神・兵庫連絡会代表などからも「文書の改竄や隠蔽は民主主義の崩壊を意味するもの」「立憲主義と民主主義が危ない」「政治の根底が崩れる」「捏造、隠蔽許さない」「安倍は即刻退陣」などと訴えました。
日本共産党の西ただす神戸市議と、きだ結県議も連帯と野党と市民の共闘の必要性、安倍内閣の即時退陣を訴えました。
青年たちにも歌いやすく分かりやすく伝えようと「憲法の歌」を作詞した関本英恵さんも参加し、二回にわたって歌を披露しました。
医師は白衣で参加。また当日、参加できなかった人たちのメッセージも披露されました。
当日は、八十六筆の署名が寄せられ、多くの市民から「頑張って」と激励されました。
―藤丸徹(東灘革新懇)

(兵庫民報2018年4月22日付)

「憲法の歌」


作詞・関本英恵 作曲・矢谷トモヨシ

1
憲法は僕たちのもの 僕たちのもの
政府が変えるものじゃない 僕たちが考える

憲法は僕たちのもの 僕たちのもの
憲法変えるか変えないか 僕たちが考える

9条うたう 戦争はもうしない
これが変わると どうなるの?

憲法は僕たちのもの 僕たちのもの
まもりたい人も変えたい人も みんなで考える

2
憲法は私たちのもの 私たちのもの
政府が縛るものじゃない 政府を縛るんだ

憲法は私たちのもの 私たちのもの
これでいいかダメなのか 私たちが決める

13条うたう みんなちがっていい
これが変わると どうなるの?

憲法は私たちのもの 私たちのもの
まもりたい人も変えたい人も みんなで考える

憲法は僕たちのもの 僕たちのもの
まもりたい人も変えたい人も みんなで考える
みんなで考える

https://youtu.be/LoxwTVK4mMg

(兵庫民報2018年4月22日付)

安倍内閣退陣を:市民アクション・赤穂:中心市街地1.5km行進で


安倍政権の九条改憲、国政私物化は許せないと、「安倍はやめろ」「憲法こわすな、九条守れ!」「戦争する国には、させないぞ」と三十人が参加して四月八日、赤穂市中心街を約一・五キロにわたり、市民にアピールしながら行進しました。
*
行進に先だって市民アクション・赤穂主催で大多和優子弁護士を講師に「憲法学習会」を市民会館で開き、これには四十人余りが参加し、安倍政権の憲法改悪の動きについて学習しました。
参加者は「安倍自公政権を中心とする改憲勢力に九条改憲案を国会に提出させないようプレッシャーをかけていかなければならない。そのためにも三千万署名を成功させよう」と確認しました。
―小林篤二(赤穂市議)

(兵庫民報2018年4月22日付)

丹波市で総がかり行動実行委員会の高田健共同代表が講演

改憲発議止めるのは3000万署名など市民運動


市民アクション篠山・丹波のつどいが4月10日、丹波の森公苑(丹波市柏原町)で開催され120人が参加しました。
ミニコンサートの後、戦争させない・九条壊すな「総がかり行動」実行委員会共同代表の高田健さんが講演し、3000万署名など市民運動が憲法9条改憲発議を止めることを丁寧に語りました。安倍内閣が様々な問題で追いつめられていることも明らかにし、市民と野党の共同のたたかいの重要性を強調しました。
(西脇秀隆丹波市議のフェイスブック記事から)

(兵庫民報2018年4月22日付)

日本共産党と日本民主青年同盟:ふたりの県委員長が宣伝


四月十一日、日本共産党兵庫県委員会は、三宮交通センタービル前で震災メモリアル定例宣伝にとりくみました。マイクを握って訴えたのは松田隆彦党県委員長と上園隆民青同盟県委員長。松田党県委員長は、連日報道される安倍政権の捏造、改竄、隠蔽疑惑の徹底糾明と内閣総辞職を訴え、三千万人憲法署名と五月三日の憲法集会への参加を呼びかけました。上園民青県委員長は、原発ゼロ・再稼働反対を訴え、カンキン行動、フィールドワークの体験談を交えて、再生可能エネルギーで電気は足りることなどを訴えました。

(兵庫民報2018年4月22日付)

神鋼石炭火力発電中止を:日本共産党県議団、神戸・芦屋市議団が政府に要請

左から西、味口、きだ、広瀬の各議員

日本共産党の県議団と神戸議団、芦屋市議団は四月十一日、神鋼石炭火力発電所増設問題で、環境省および経済産業省と意見交換し、事業計画を中止させるよう求めました。
上京したのは、喜田結県議、味口俊之神戸市議、西理神戸市議、広瀬久美子芦屋市議の四人です。
神鋼石炭火力発電事業計画については、環境アセスメントで既に「環境大臣意見」「経済産業大臣勧告」が出ていますが、四人はそれぞれの内容について当局に質し、地元住民の声も紹介しつつ、問題点を指摘しました。
今回の交渉で環境省は「二酸化炭素は削減し続けるべきものであり、目標値は可能な限り早期に超過達成するべき」「二酸化炭素排出量が多い、老朽施設や低効率な施設は縮小・廃止するべき」と答弁しました。また、データ改ざん問題について「アセスの精神は事業者自身が自主的に配慮するものであり、事業者自がやり直すと言えばできた」と述べました。
一方で環境省は、発電施設から住宅地まで四百メートルしか離れていないことや、長年大気汚染で苦しんでいるなどの地域の実情について把握していなかったことが明らかになり、四人は「地元住民の声も実情も知らずに大臣意見を出すのはアセスの精神に外れている。環境省自身がやり直すべきではないか」と厳しく指摘しました。
経産省は、「石炭を増やすことは考えていない。低減させていく」「二酸化炭素削減目標が達成できないと判断した場合は、中止を含め事業を見直しさせる」としましたが、勧告が導入を検討するよう促しているCCS(二酸化炭素回収・貯留)は、貯留場所が確保できるかどうかわからないなど、将来不安があることが明らかになりました。
議員団は引き続き事業中止を求めて取り組みを強めていくことにしています。
要請には、市田忠義参議院議員・副委員長(秘書)と金田峰生国会議員団兵庫事務所長が同席しました。

(兵庫民報2018年4月22日付)

電力兵庫の会が石炭火力と温暖化で学習会

再生エネルギーの爆発的普及が地球を救う

電力兵庫の会が「石炭火力発電所と地球温暖化」をテーマに学習会を四月十四日、あすてっぷKOBEで開きました。
講師に招かれた気候ネットワーク研究員の山本元氏は、二〇一五年のパリ協定で世界は「化石燃料時代の終わり」に合意し、個人・民間による投資撤退(ダイベストメント)、ニュージーランド、フランス、韓国など「脱石炭」にすすむ国々などのとりくみを紹介。
こうした世界の温暖化対策に逆行し、石炭火力発電所を増設しようとする神戸製鋼所と関西電力を批判。煤じんが基準を超え、発電を停止していたことを三週間も公表しなかった神鋼と神戸市の姿勢も批判しました。
さらに、エネルギー基本計画の見直しと再生エネルギーの爆発的普及こそが地球を救うと指摘しました。

(兵庫民報2018年4月22日付)

「これ以上、石炭火力発電所はつくらんといて」:近隣住民のねがい

神戸市灘区新在家南町 近藤秀子

神戸製鋼所の石炭火力発電所1、2号機(正面)と新在家南住宅(手前)

私の住んでいる神戸市灘区新在家南町の住宅は、北に国道43号線、南に湾岸線と非常に空気の悪い場所にあります。その上、神戸製鋼所の敷地とは道路と運河を挟んで百㍍程度しか離れていません。43号線を南下すると、生暖かい空気やイオウのような臭いにぞっとします。
今でも空気の悪いこの地域に、神鋼が、石炭火力発電所を増設するという計画を、私たち住民には一切知らせず、説明も何もないまま、進めようというのはあまりにも住民無視のひどいやり方です。これは黙っていられないと思いました。
*
「ここに入居してからせきがよく出るようになった」「ぜん息がひどくなった」「子どもがぜんそくにならないか心配」「においや音がうるさい」「洗濯物が汚れる」「玄関とベランダを開けて風を通せばたたみまで汚れる」
もう我慢できないと引っ越した方もいます。最近引っ越した方に話を聞くと、「湿疹がずいぶんましになった。神鋼の近くには住めない」と言われました。私自身も子どもも、風邪もひいていないのによくせきが出たり、のどが痛くなったりします。
これは石炭火力が原因と考えるのは私だけではありません。
*
今高炉が完全に止まり、音も静かで空気も良くなりました。すでに解体工事もずいぶん進んでいると聞きましたが、アスベストに対する対策はどうなっているのかすら、わかりません。私は昼となく、夜となく神鋼の様子が気になって仕方がないのでベランダからよく眺めています。夜おそくなると神鋼の海に近い東の方角がやたら明るくなっています。煙も見えます。何が起こったんだろうと不安です。

夜の神戸製鋼所

夜も安心して眠ることが出来ない、どんどんストレスがたまるばかりです。引っ越せる人はいいでしょう。でも引っ越したくても引っ越せない、これが現実なんです。
なぜ私たち住民が犠牲になる必要があるのでしょうか。
*
あの煙突から出る煙が、雲一つない青空にあぐらをかいているように思えて仕方がないのです。新在家の地域だけ雨雲のように暗くなる時もあります。「なんやこれ」とはじめは思いましたが、石炭火力の煙が原因と分かったときはショックでした。
真っ黒い煙が出たときは、思わず神鋼に問い合わせの電話もしました。答えは「見る角度によって色が変わるんです」というものでした。しかし、どんな色にせよ公害をまきちらしているのは間違いありません。遠くからでもはっきり見て取れます。神鋼の高く伸びた煙突からでる煙は異常です。
いまの二基に加えもう二基も威圧的な姿を現すのかと思うと、怒りを通り越して悲しくなります。今ある二基と合わせて四基の石炭火力発電所の煙突から出る煙が、青空を支配する姿は見るに堪えません。
*
私たち新在家に住む住民は、健康を害されても、不安で眠れなくても我慢しろと言うのですか。これ以上の石炭火力発電所はいらない、つくらんといてというのが私たち住民の願いです。

(兵庫民報2018年4月22日付)

西宮市長選:いきいき市民の会上田氏及ばず

西宮市長選挙は四月十五日投開票が行われました。
いずれも無所属新人の六人の争いとなりましたが、チェンジ!いきいき西宮市民の会代表幹事の上田幸子氏(70)=新、無所属・日本共産党推薦=は及びませんでした。
当選したのは、元民主党衆院議員の石井登志郎氏(46)。

候補者 年齢 党派 得票数 備考
石井登志郎 46 無所属 37831 元民主党衆院議員
吉岡政和 43 無所属、自民・公明推薦 37723 元県議
本井敏雄 67 無所属 27589 元副市長
上田幸子 70 無所属、共産推薦 19692 元市議
村上博 57 無所属 14286 元市議
中川暢三 62 無所属 5705 元加西市長
有効投票数 142826 (投票率37.52%)

(兵庫民報2018年4月22日付)

西宮市議補選:日本共産党樋口氏得票伸ばし健闘

西宮市議補欠選挙(欠員二、立候補七人)は四月十五日に投開票が行われ、日本共産党の新人・樋口光冬氏(34)は二万三千三百十七票(得票率一七・〇七%)を獲得しましたが、三位で及びませんでした。当選は自民党新人の植田篤治氏(41)と日本維新の会新人の脇田周和氏(36)。投票率三七・四九%。
*
樋口氏は、昨年の衆院選比例選挙(投票率四九・一九%)での日本共産党の得票と比べ七千四百十一票増と健闘しました。自民は二万二千九百七十一票減、維新は二千八百四十四票減。

(兵庫民報2018年4月22日付)

高砂市議選8月26日告示・9月2日投票

日本共産党、現職・坂辺氏、新人・大西氏で現有議席確保めざす

高砂市議選(定数二十一)は八月二十六日告示・九月二日投票で行われます。
日本共産党は現職の坂辺勝彦氏と新人の大西ゆき氏を立て、現有議席確保をめざします。
*
坂辺勝彦(60)=現=
中筋小、松陽中、東洋大姫路高で選抜(甲子園)準決勝進出。大阪体育大学卒。高校教諭・野球部監督など歴任。現在、市議会文教厚生常任委員会・広域ごみ処理施設対策特別委員会・国民健康保険運営協議会委員、党東播地区委員会地区委員。
生活相談担当=米田全域、阿弥陀全域、時光寺、春日野、金ケ田、中筋五丁目、竜山、百合丘、美保里、中島、緑丘二丁目、小松原一丁目〜五丁目、神爪

大西ゆき(52)=新=
神戸市立赤塚山高校卒。一九八四年資生堂神戸販売(株)入社、二〇〇二年(株)山陽百貨店入社。新日本婦人の会、九条の会たかさごの役員を歴任。
生活相談担当=中筋一丁目~四丁目、伊保全域、梅井、高砂町、末広町、今市、西畑、緑ヶ丘一丁目、曽根町、北浜町、松陽、高須、若宮、荒井町(小松原一~五丁目除く)

(兵庫民報2018年4月22日付)

尼崎平和委員会総会

平和と民主主義守るたたかい、沖縄とともに

「これまでもこれからも私たちは沖縄とともに平和と民主義を守るたたかいをすすめます」をテーマに四月十四日、尼崎市平和委員会総会を女性センター・トレピエで開きました。
*
伊木さち民青同盟県委員長代理から「世界にわかり合えるグループを作ることが平和を作る力になる」との司会の挨拶のあと、開会挨拶では庄本悦子会長が「政治に対して市民が声をあげることが議員の意識を変え議会を変える力になる」と新婦人の取り組みなどを紹介してその大切さを話しました。
総会では、新しく作成した横断幕の紹介の後、平和委員会主催の映画会や沖縄平和ツアー、戦争展など多くの取り組みの報告がありました。その後、今年の方針・役員提案・会計報告などと会則の改正について提案があり、討論のあと承認されました。
*
後藤氏

講演では、後藤浩・安保破棄兵庫県実行委員会事務局長が名護市長選挙について次のような特徴があると指摘しました
―①今回は自民以外に公明と維新が相手候補につき、企業や学会総ぐるみで動員をかけて期日前投票を徹底させていたこと②官邸主導で官房長官が二度訪沖したが演説会などの会場には顔を出さず裏で動いていたこと③相手候補は基地問題は徹底して触れず、基地交付税が下りたら市民生活が向上するなどの宣伝に徹した――など。そして秋の知事選挙に向けては、基地反対の意思表示をし続けておくことと強調し、最後に「安倍政権を倒すことが辺野古基地をつくらせない大きな力になる。そのためにも尼崎市平和委員会を大きくしてください」とまとめました。
後藤さんと一緒に支援に行った京嶌さんは「四日間、早朝・午前・午後・夜の四ラウンドできつかったけれど対話した誰もが基地反対を言われ、これはいけると思った。今までと同じことをやってたらだめだと実感した」と語りました。
菅村哲仁副会長から充実した討議がされたことと選挙はどうしなければならないかを考えさせられる総会だったとお礼を述べ閉会しました。
*
総会後、参加者の半数あまりの方の参加で阪急武庫之荘駅前でスタンディングと署名行動を行い、二十二筆の署名が集まりました。総会では二人の会員が増えました。
―松岡宗治(同会事務局長)

(兵庫民報2018年4月22日付)

中国帰国者二世の生活支援など求め日中友好協会が請願署名取り組み

中国「残留孤児・婦人」二世の多くは三十歳~五十歳で帰国したため国の支援対象とはならず、日本語が話せず、低賃金・苛酷な労働を余儀なくされています。高齢化を迎えている帰国者二世は、かつての「残留孤児」「残留婦人」一世と同様、生活保護に頼らざるを得ない人も多くいます。また中国の親族の冠婚葬祭、危篤の場合、墓参等の目的で中国へ渡航期間が二週間を超えた場合は収入認定により保護費が減額されるため中国の家族との交流もままなりません。
このような帰国者二世の状況は、一世に対する引き揚げ事業の遅延に加え、国が、国費により一世と同伴帰国できる二世を未婚で二十歳未満に限定したこと、二世に対する有効な支援策を全く講じてこなかったことに起因し、中国帰国者自身の責任といえるものではありません。
今年二月に開催した九州地区二世の会総会で、二世においても尊厳ある安定した老後生活が送れるよう生活支援等を求める請願署名に取り組むことが決まり、呼びかけを受けた日中友好協会兵庫県連合会はこの署名活動に取り組むことを決めました。

請願事項

①中国「残留孤児・婦人」二世に対しても、新支援法を改正して支援給付金と老齢年金の満額支給を適用するなどして、生活保護とは異なる老後の生活保障を行うこと
②私費帰国の中国「残留孤児・婦人」二世に対しても、新支援法に基づく自立支援通訳の派遣などの地域生活支援事業を利用可能とし、医療・行政サービス、日本語学習が容易に受けられるようにすること
③生活保護受給者一般に対する厚生労働省の課長問答により、中国渡航期間が二週間を超えた場合に収入認定する生活保護の運用を中国「残留孤児・婦人」二世に適用しないこと

連絡先:日本中国友好協会兵庫県連合会☎&Fax078・412・2228
―上田雅美(日中友好協会兵庫県連合会)

(兵庫民報2018年4月22日付)

映画「マルクス・エンゲルス」を鑑賞する人のために(1)

平野喜一郎


若きマルクスとエンゲルスを描く映画「マルクス・エンゲルス」が五月十二日からシネ・リーブル梅田で、六月九日からシネ・リーブル神戸で公開される予定です。この作品をより深く観賞するためにと経済学者で三重大学名誉教授の平野喜一郎さんにご寄稿いただきました。(三回連載)



ライン新聞時代のマルクス、出版取締法反対と農民の権利の擁護

今年はマルクス生誕二百年である。これを記念した作品でマルクスとエンゲルスを主役にした作品が映画史上はじめて登場した。ヨーロッパでのマルクスへの関心の高まりの反映であろう。たとえばイギリス労働党党首ジェレミー・コービンはマルクスを称賛している。
若くて、人間的魅力にあふれたマルクスとエンゲルスの友情物語である。一八四四年、パリで再会した両人が、一八四八年に共著『共産党宣言』を発表するまでの波乱万丈の物語である。ただ、一八四〇年代のヨーロッパの歴史については、日本ではかならずしも知られていない。そこで映画の舞台になった場所と、二人の生活と活動について書いてみよう。
マルクスはベルリン大学を卒業したあと、一八四二年から一八四三年にかけてライン新聞の執筆者として活躍した。この新聞は、ドイツでもっとも先進的な地方で、そこの自由主義的なブルジョアジーが発行していた新聞である。マルクスがライン新聞に最初に書いた政治的論文は、プロイセン政府の出版物検閲に対する反対論である。もうひとつの政治的論文は、「木材窃盗取締法」に反対する論文である。緑の枝を木から切り離せば、たしかに窃盗である。しかし、枯れ枝は所有から切り離されたもので、これを拾っても窃盗にはならない、とマルクスは主張した。映画はライン地方の森で農民が馬に乗った軍隊などに追われる場面からはじまる。それまで農民は地主所有の森へ自由に入って枯れ枝を拾っていた。それは慣習的に認められた農民の権利であった(江戸時代の日本にも同じような入会権があった)。ところが地主たちがこれは「木材窃盗」だといって禁止し、森に入る農民を暴力で追い払ったのである。

© AGAT FILMS & CIE ‐ VELVET FILM ‐ ROHFILM ‐ ARTEMIS PRODUCTIONS ‐ FRANCE 3 CINEMA ‐ JOUROR ‐ 2016

正義感にあふれたマルクスは、農民を擁護する論陣を張った。この論文は、後にマルクスが「初めて私はいわゆる物質的利害関係に口出しせざるを得なかった」といって経済への関心を持った事件であった。エンゲルスもマルクスからいつも聞いていた話として次のように書いている。マルクスは「木材窃盗取締法とモーゼル農民の状況を扱うことによってこそ、政治一本槍から経済諸事情へ注意を向けさせられ、社会主義ヘ到達したのだ」と。
ところが、支配層はマルクスの摘発文を許さずライン新聞を弾圧した。ドイツではやはり言論の自由がなかったのである。そこで、マルクスはルーゲの援助で結婚したばかりの妻とともにパリへいくことになる。そこでかれは「独仏年誌」を創刊した。
その頃エンゲルスは父親が経営者であるエンゲルス紡績会社ではたらいていた。彼は一八三七年に高校を中退して以来父親の手助けをしていたのである。しかし、小さいときから貧しい人に同情していたエンゲルスは、その立場と自分の考えとの矛盾に悩んでいた。ライン新聞の読者であったエンゲルスは、一八四二年、ライン新聞社へマルクスを訪ねている。一八四二年から一八四四年、彼はイギリスのマンチェスターの工場で働き、一八四三年末には「国民経済学批判大綱」を書いてスミス・リカードら古典派経済学を批判している。
(続く)→第2回第3回

映画「マルクス・エンゲルス」

ラウル・ペック監督作品/2017年、フランス・ドイツ・ベルギー合作、118分/カール・マルクス生誕200年記念作品/公開予定:5月12日(土)~=シネ・リーブル梅田☎06‐6440‐5930、6月9日(土)~=シネ・リーブル神戸☎ 078‐334‐2126

公式サイト:http://www.hark3.com/marx/
予告編:https://youtu.be/6t5on9lZOJw

(兵庫民報2018年4月22日付)

兵庫山河の会「山河」より

見の限りカタクリの花咲ける土手歓声しきり青空の下
 石井敏子

わが庭に初めて咲きし梅一輪米朝会談祝いての花
 古賀哲夫

雨雫受けつつ梅林上り行く茶店で温き甘酒いただく
 塩谷凉子

このチャンス拉致問題の解決へ時間がないぞ老いし家族は
 西澤 愼

踏青のささやかなりし街なかの空き地に咲いた小さき菫
 古谷さだよ

木々移り「ホーホケキョ」と初鳴きの鶯上手に春を告げゆく
 高木庸子

落ち椿孫と拾いて首飾り陽ざしの中で幼にかえる
 新井 幸

向かい家の白木蓮の黄緑の蕾ふくらみ開花間近に
 鵜尾和代

九条は戦没者の遺言とゼッケン着けて胸張り行進
 岸本 守

誰かから呼ばれたような気配して白木蓮に近づいてみる
 大中 肇

石垣に瑠璃唐草の咲きそむる前田医院は閉院せしまま
 山下洋美

歳ふりて厳しき顔の人多しあい然として日々を生きたし
 山下 勇

追及はなんと六分わが党よでも頑張ってと手に汗握る
 安武ひろ子


(兵庫民報2018年4月22日付)

亀井洋示「落城寸前」


(兵庫民報2018年4月22日付)

観感楽学

アベ政治の腐敗はとどまることを知らない。隠蔽・捏造・改竄につづいて口裏合わせまで出てきた。しかも八億円値引きの根拠説明として「トラック何千台も走った」とウソをつくよう、理財局のほうから森友側に持ちかけたのだからもう退廃のきわみ▼さてアベ政治の公的文書の扱い(国会と国民への対応)の非道さは先の三つの熟語で表現された。それらはいずれも中国で使われていたのと同じ意味で日本に輸入され通用している。したがって漢語である▼ところが文書ではなく、人との関係でうまれてくる口裏合わせの「口裏」とは日本で発明された和語である。もともとは「口占」とかき「人のことばから吉凶を占う」のが原義で源平盛衰記にも出てくるとのこと。やがて現在使われている意味に変化し「口裏」となったというのが辞書の説明。そのうえ「口占」と読む別の意味(文字を書かずに口ずさみで文案を作ること)の漢語があるというからややこしい▼日本テレビの世論調査では内閣支持率がついに三〇%割れ。漢語でも和語でも政治の土台を壊すこれらの発生源は「膿を出し切る」とうそぶくあの人。膿でも臭いでも元から絶たなければだめ!(T)


(兵庫民報2018年4月22日付)

2018年4月15日日曜日

安倍9条改憲NO!:退陣求める声ますます強く

姫路駅ピオレ前で訴える市民

川西で市民大集会


川西市では、安倍九条改憲NO!全国市民アクションの呼びかけ人の落合恵子さんを招いての市民大集会を四月七日、アステホールで開催し、四百三十五人が参加し大成功しました。
市民大集会は、三千万署名の取り組みを拡げようと計画し、ポスターを五百枚、ビラを五万枚配布し、前売りチケットも作成して前日までに三百枚ほど販売してきました。当日もビラを持って百人を超える方が参加し、会場は熱気いっぱいで満席になりました

講演する落合さん
実行委員会から元教師の矢野端さんが開会挨拶し、落合恵子さんの講演が始まりました。
落合さんは、森友公文書改竄問題や核兵器と原発、沖縄の問題なども交えながら、憲法九条を守る運動は「無関心の人も耳を傾けるような取り組みが大事。言葉が権力とたたかう武器になる」「私たち一人ひとりが主体性を持って声を上げ続け、あきらめないでやり続けよう」と熱く語りました。
立憲民主党の桜井周衆院議員も国会から駆けつけて来賓挨拶を行いました。
実行委員会の南野朝香さんが自民党改憲案の学習会を四月二十日に開催すること、五月三日の神戸東遊園地で行われる憲法集会を成功させ、三千万署名をやり抜こうと訴えました。署名は、集会中に五十七筆集まり、二枚・三枚と持ち帰る方もいました。
―吉岡健次

国民春闘共闘がデモ


国民春闘兵庫県共闘委員会・兵庫労連は四月五日夕、「安倍働き方改革反対デモ」を神戸花時計前から三宮センター街をを通り元町駅前までのコースで行いました。
出発に際し兵庫労連の成山太志議長が挨拶し、一つひとつの取り組みを重ね、安倍政権を退陣へ追い込もうと呼びかけました。
デモには「安倍インチキ内閣さっさと退場」の特大プラカードを持参する参加者もありました。

平和を願う姫路市民の会が毎週宣伝

JR姫路駅ピオレ前では、平和を願う姫路市民の会などが安倍内閣退陣を求め、三月十九日から毎週水曜日、連続して宣伝行動を行っています。四日には入江次郎県議らのトークや小野純一氏のライブなどもあり、三千万署名に応じた学生たちも「戦争は嫌っすよ」と語っていました。

(兵庫民報2018年4月15日付)

兵庫県女性後援会が総会

講演する山下よきし副委員長

日本共産党兵庫県女性講演会は四月八日、「講演と総会のつどい」をあすてっぷKOBEで開きました。
*
第一部では山下よしき副委員長・参院議員が記念講演をしました。
二部の総会では、最初に岡敦子代表世話人と、ねりき恵子県議団長が挨拶し、堀内照文前衆議院議員のメッセージが紹介されました。
*
松吉由美子事務局長が二〇一七年度の活動報告と二〇一八年度の活動方針提案を行い、東久美子事務局次長が財政報告。
活動方針では、参院選・統一地方選挙での新たな躍進をめざし、①比例代表選挙を選挙戦はもとよりあらゆる活動発展の軸にすえること②後援会活動を選挙活動日常化の要に位置付け、抜本的強化を図ること――を確認しました。これらを受けて活動交流を行いました。
*
明石市 新婦人内後援会で『女性のひろば』のつどいを毎月開き、読者を二十人増やした。
垂水区 「未来社会を語るつどい」「市政カフェ」など、若い世代にも共産党を知ってもらおうと工夫を重ねている。
中央区 定時定点の宣伝、三千万署名で五百三十軒訪問、百二十九軒と対話。「つどい」で三人の仲間を増やした。日帰りツアーや学習会なども行い、一人ひとりを大切に世代継承もしながら頑張る決意。
長田区 長田市議補選のたたかいや、月一回の世話人会・三カ月に一度の学習会、年に一度の総会などを続けてきた。県議候補も決まったので頑張る。
*
最後に次期役員を選出。新役員を代表して味口ヒサ子さんが挨拶しました。

(兵庫民報2018年4月15日付)

レ・パ:大橋豊さん再審申し立て

司法の汚点すすぎたい


レッド・パージ被害者の大橋豊さん(88歳・元神戸中央電信局)が、大阪高裁に対し再審を申し立てることを四月九日に発表しました。
一九六〇年、最高裁大法廷は、レッド・パージはマッカーサー連合軍最高司令官の指令によるものであり、超憲法的効力を有するとして被害者の救済を拒否する決定を行い、それが確定したものとされてきました。
大橋さんが川崎義啓さん(101歳・元旭硝子)、安原清次郎さん(元川崎製鉄・二〇一六年に95歳で逝去)とともに、「生きているうちに名誉回復を」と〇九年に提訴した訴訟も一三年に最高裁が原告の上告の棄却・不受理を決定。三次もの再審請求も棄却されてきました。
しかし、大橋さんらの訴訟は、従来のレッド・パージ訴訟と異なり、解雇・免職の効力を争うのではなく、レッド・パージにおける政府の積極的な関与を理由として、直接、国の責任を問う国家賠償請求訴訟でした。
この裁判の中で明神勲北海道教育大学名誉教授は、膨大なGHQ資料に基づき、レッド・パージが連合軍最高司令官の指示・命令によるものではなく、日本政府と企業が主体的かつ積極的に推進したものであったことを証言。のちに六〇年最高裁大法廷決定を裁判長として下した田中耕太郎最高裁長官自身が、GHQにレッド・パージ指令を出すよう要請していたことも明らかにしました。
今回の申し立ては、大阪高裁判決(二〇一二年)が、「レッド・パージが日本政府の主導によってなされたなどの事情がある限り、訴訟人らの主張に理由がある」としていながら、日本政府がレッド・パージを主導したと認定できるかの評価を漏れ落としているとして、大阪高裁での再審を求めるものです。
大橋さん一人の申し立てとなりますが、すべてのレッド・パージ被害者の救済、さらには日本に立憲主義が真に根付きすべての人々の思想良心の自由の保障を実現するためにと、大橋さんと弁護団は意義づけています。
記者会見で大橋さんは、「レッド・パージは共産党員を社会から排除するものだった」と強調し、家族も含め現在まで続く苦難を述べ、「司法の汚点をすすぎたい」と訴えました。

写真:決意を語る大橋さん(右から佐伯雄三弁護団長、大橋さん、松山秀樹弁護士、同職場でレッド・パ―ジされた小西武雄さん)

(兵庫民報2018年4月15日付)

南あわじ市議会:治安維持法犠牲者国家賠償法の制定求める意見書を採択

南あわじ市議会は三月二十六日の本会議で「治安維持法犠牲者国家賠償法の制定をもとめる意見書」を採択しました。
同市の蛭子智彦議員(日本共産党)は、「民主主義の先覚者として、その理念を現実のものにしようとして犠牲になられた方がたは、国からの正当な謝罪と賠償を求めるべきであり、それを尊重することが民主主義社会に生きる私たちの責務」と主張されました。
この「意見書」採択は、国賠同盟が全国で進めている請願運動で、これまでに全国四百四の地方議会で採択されていますが、兵庫県では二〇〇八年の尼崎議会以来、久しぶりの快挙です。
―戸崎曽太郎

(兵庫民報2018年4月15日付)

兵庫県が種子条例を制定

安倍政権による種子法廃止強行に対する県民の判批と運動で実現

兵庫県が三月議会に「主要農産物種子生産条例」(案)を提案、可決成立しました。
政府が「主要農産物種子法」を廃止し、消費者や農家から不安や危惧の声が上がっていました。
関係団体が県に対策を要請。日本共産党も県当局に聞き取りを行う一方、農協等と懇談。政府の種子法廃止強行に抗議し、「せめて県条例をつくるべきだ」と街頭宣伝をするなど、対応を強めてきました。
県条例の提案理由は、「食生活の変化に伴う消費者の需要の変化」「農業の国際化の進展」などを挙げ、「全国一律に義務付ける必要性が低下したから」としていましたが、実際は多国籍企業・バイオ企業の利益のためであり、種子法廃止は参議院での審議がわずか五時間。政府からは廃止理由について、なんら合理的な説明がありませんでした。
種子法は廃止が強行されましたが、国民・県民からの声と運動で、県条例が実現。入江次郎県議会議員の質疑で、従来同様に措置されることが確認されています。
今回、兵庫県以外に米どころの新潟県でも同様の条例を制定しており、安倍政権による種子法廃止強行が大きな問題と矛盾を持っていることが浮き彫りになっています。

(兵庫民報2018年4月15日付)

2019年統一地方選挙・日本共産党の兵庫県議候補(第一次発表)

現職

○宝塚市

ねりき恵子(55)=現・六期=
日本福祉大学社会福祉学部卒。保育園、特別養護老人ホーム勤務。党宝塚市議団事務局長。一九九五年県議初当選、宝塚で初の女性県議に。社会福祉審議会委員など歴任。
現在、党中央委員・県副委員長、党県議団長・県議会建設常任委員。

○西宮市

いそみ恵子(61)=現・四期=
一九九八年の県議補欠選挙で初当選。西宮市議一期。県議会文教常任委員会副委員長など歴任。
現在、党西宮芦屋地区常任委員、党県議団政調会長・県議会産業労働常任委員。

○神戸市東灘区

きだ結(47)=現・二期=
神戸女子薬科大学薬学部衛生薬学科卒。薬剤師。東神戸病院などに勤務。元保育所父母の会会長。
現在、党東灘・灘・中央地区委員、県議会総務常任委員

○尼崎市

庄本えつこ(63)=現・一期=
法政大学第二文学部教育学科卒。出版社などに勤務。尼崎市会議員団事務局長など歴任。
現在、党尼崎地区常任委員、県議会健康福祉常任委員。

○姫路市

入江次郎(44)=現・一期=
兵庫県立上郡高校卒。JR東海、大光陸運勤務。姫路市会議員二期。
現在、党西播地区常任委員、県議会農政環境常任委員。

新人

○神戸市中央区

大野さとみ(33)=新=
兵庫県立東灘高校、頌栄人間福祉専門学校卒。
現在、党中央区くらし相談室長、新日本婦人の会兵庫県本部委員・中央支部常任委員。

○神戸市兵庫区

前田みさ子(65)=新=
兵庫県立神戸商業高校卒。兵庫日産自動車㈱、㈱カルテック、㈲水野広告社などに勤務。
現在、党兵庫・長田・北地区委員、党兵庫区県政対策委員長、新日本婦人の会兵庫支部事務局長。

○神戸市長田区

宮野つるお(60)=新=
鹿児島県立川内高校、名古屋工業大学二部卒。神戸医療生活協同組合勤務。
現在、党長田区県政対策委員長、党兵庫・長田・北地区委員。

(兵庫民報2018年4月15日付)

加古川市議選6月17日告示・24日投票

日本共産党3議席回復めざす

日本共産党東播地区委員会はこのほど、六月十七日告示・二十四日投票で行われる加古川市議選の候補者を発表しました。三議席の日本共産党議員団の回復をめざします。
*

岸本たてき(63)=現= 県立東播工業高校を卒業後、旧志方町役場に就職。合併により加古川市職員に。加古川市議二期。生活相談担当=志方、平荘、上荘、八幡、神野、山手、西条山手、新神野、東神吉、西神吉、米田の各町。


高木えり(43)=現=日本毛織株式会社(ニッケ)で働きながら兵庫女子短期大学を卒業。加古川市議二期。生活相談担当=加古川町、野口町。


立花俊治(69)=新=宮崎大学卒。獣医師。兵庫県職員として勤務し、兵庫県職員労働組合東播磨支部副支部長など歴任。生活相談担当=平岡町、別府町、尾上町。

(兵庫民報2018年4月15日付)

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