記事を検索

2018年3月18日日曜日

観感楽学

韓国・北朝鮮の首脳会談につづいて米朝首脳会談も行われることに―最近まで偶発的な軍事衝突の可能性もある厳しい対立が続いていた。平和的に解決するための対話、交渉の可能性が追求されていた▼国連で核兵器の開発・保有・威嚇などを禁止する条約が採択され、この実効が解決のカギと見られたが、安倍首相は、米国側に立って禁止条約に反対し、対話を否定、「国際社会で最強硬派」として圧力策をリードした▼関係国の対話、会談の実現で、安倍政権は完全に「カヤの外」におかれた。金のばらまき・圧力策主導の「地球儀俯瞰外交」は完全に失敗・破綻した▼前例がある。日本が国連で旗をふってきた「究極的核廃絶決議」に賛成してきた米国が、二〇〇〇年NPT再検討会議で「核兵器廃絶の明確な約束」に合意。軍縮大使は、「二階に上がってはしごをはずされたの感で釈然としない」と嘆いた▼日米同盟の枠の中だけでしか外交を展開できないために国際的に孤立するのだ。そればかりか、核兵器を使いやすくするトランプ米政権の新しい「核態勢見直し」に付き従い、日本を核戦争の危険にさらす。安倍一強どころか「一凶」政権は退陣願いたい。(K)


(兵庫民報2018年3月18日付)

日付順目次