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2018年3月3日土曜日

生活保護削減に道理なし:「志位質問」で年金者組合・生健会と懇談

日本共産党兵庫県委員会は先日、志位和夫委員長の衆院予算委員会質問(二月五日)を掲載した「しんぶん赤旗」抜き刷りを持って、日本年金者組合兵庫県連合会と兵庫県生活と健康守る会連合会を訪問し懇談しました。
この質問は、安倍政権が狙う生活保護の削減について、利用者の暮らしの実態をリアルに示し、削減方針の撤回を求めるとともに、生活保護を使いやすくするための「緊急提案」―①生活保護法の名称を「生活保障法」に変える②国民の権利であることを明らかにし、制度の広報、周知を義務付ける③申請権を侵害してはならないことを明記し、「水際作戦」を根絶する④定期的に捕捉率の向上に努める――を行ったものです。
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全日本年金者組合兵庫県本部では、「憲法二十五条で『健康で文化的な最低限度の生活を営む権利』されている正当な権利として認められていることを正面から取り上げ、社会保障のあり方、国のあり方に関わる問題だと、安倍さんに貧困対策の充実を迫ったことがよい。安倍さんはどっちを向いて政治を進めているか、腹立たしい」「生活保護は制度を利用している人だけの問題ではない。様々な事情で誰もが貧困に陥ってもおかしくない。最後のセーフティーネットである生活保護のあり方の問題は、すべての国民の権利にかかわる大事なこと」「最低保障年金制度の早期実現はじめ、社会保障を充実させるために頑張りたい」と感想などが語られました。
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兵庫県生活と健康を守る会連合会では、この質問の全文を『政策討議資料』(写真)に掲載し、県下の単組、会員に届け、学習と運動の力にしようと活用していることが紹介されました。
また、「兵庫県の生活保護世帯は増加傾向にあり、二〇〇一年から二〇一五年までの十五年間でほぼ倍増の約八万世帯になっているし、高齢者の割合が半数を占めている。一般の低所得者層の中には、本来は生活保護の対象なのに周囲の目を気にして受給しない人も多い」「受給されている単身の高齢者の生活実態は、自炊し、おかずは三日間分をつくり、毎日同じものを食べている。風呂は夏一日おき。生活を切り詰め、スーパーの値引き時刻に合わせ買い物をしている。もう切り詰めようがない」「申請する前に面接があり、面接室があるのにカウンター越しで周りの市民に聞こえるような対応するなど、『水際作戦』は依然として横行しているのが現実です。申請権を侵害してはならないし、根絶しないといけない」などの実態が語られました。
さらに、「生活保護法の名称を『生活保障法』に変えスティグマ(恥の意識)をなくすなどの四つの提案は非常によかったし、賛成です。その方向で多くの団体・個人と法案化を一緒になって運動を進めていきたい」「共産党としても生活保護のしおりを各自治体から取り寄せて、どのように書いてあるか知ってほしい」「党支部でも貧困対策係りなど置いて取り組みを強めてほしい」と感想や要望も出されました。
浜本信義(党県機関紙活動部長)

(「兵庫民報」2018年3月4日付)

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