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2018年3月3日土曜日

内田・石川・冨田3氏:憲法が生きる政治を縦横に語る


二月二十一日、西宮革新懇主催で内田樹神戸女学院大学名誉教授、石川康宏神戸女学院大学教授、冨田宏治関西学院大学教授によるビッグ鼎談「憲法が生きる政治へ」が西宮市民会館アミティホールで行われ、約六百五十人が参加し、三人の話に聞き入りました。
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鼎談では「貧困と格差の拡大、国民的分断の進行の一方、核兵器禁止条約の採択に見られる国際社会の新たな変化などが現れている今日の世界の現状をどうとらえていけばいいのか」「日本の政治のあり様はどうか」「国民の絶望こそが安倍政権を続けさせている。絶望している方々に希望を届ければ、民主主義をもう一度取り戻すことができる。希望をどう届けるか」などについて、会場からの質問にも答えつつ三人が縦横に語り合いました。
最後に、石川康宏さんは、「過去に七十歳以上医療費無料化を実現した運動があり、今、市民と野党の共闘が壊されかけた時に立て直そうという運動があり、個人の尊厳を守るためにたたかう市民運動が初めてできたことは重要で希望がある」と強調しました。
内田樹さんは、「憲法に息を吹き込むことに成功できなかった、自分の力で壊していった。ビジョンを提示することが大事だ。自分の周りに手作りで未来社会のひな型を作っていく。その努力が未来をつくっていく」と発言しました。
これを受けて、冨田さんが「改憲を阻止し、民主主義・立憲主義を取り戻していくために、市民連合・市民と野党の共闘の拡大と三千万署名が重要になっている。そして、民主主義の破壊を止め、その上に希望をつくっていく。その点で、この一年二年が大事。安倍首相は、一九年七月がタイムリミットで追い詰められている。たたかい抜こう」とまとめ、鼎談を終わりました。
鼎談に先立って、「西宮さくらんぼ合唱団」が合唱を披露しました。
参加者からは、「明と暗の部分が様々語られ、私は明の部分を広げていきたいと思いました」「初めて聞く事も多く、本当に頑張らなければならないと思った」など多くの感想が寄せられました。
樫村庸一(西宮革新懇)

(「兵庫民報」2018年3月4日付)

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