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2018年3月18日日曜日

兵庫県議会予算特別委員会(1)

消費税頼みでなく法人税収伸ばす手立てを /小児救急相談窓口委託先の一方的変更の撤回を

兵庫県議会では、予算特別委員会が二月二十八日設置され、日本共産党からいそみ恵子、きだ結両議員が委員に選出されました。二〇一八年度県予算案に対して三月五日の財政状況審査を皮切りに連日、審査が行われています。

○財務状況

いそみ議員


財政状況では、いそみ議員が質疑に立ちました。
いそみ議員は、歳入について、消費税頼みではなく、法人税収を伸ばすなどの手立てを講じるべきだと提起しました。
二十四年ぶりの収支均衡は、創造的復興として大型公共事業をすすめてきた借金を県行財政構造改革の名のもとに福祉、教育、暮らしを削って返してきたもので、誇れるものではないと批判。新たな借金返しのために、「財政運営の新たな枠組みが必要」とする当局に対して、「これ以上、県民犠牲の『行革』をすすめてはならない」と主張しました。

○健康福祉部

健康福祉部では、いそみ、きだ両議員が質疑しました。

きだ議員

きだ議員は、小児救急医療相談窓口「#8000」の業務拡大に伴う委託先変更についてただしました。現在、同相談窓口業務では一人ひとりに丁寧に対応されていることに触れ、「委託先の変更は、質を後退させかねない」と指摘。現在従事されている方に、何の相談もなく、一方的に契約をうちきることを批判し、委託先変更の撤回と、契約の継続を求めました。
当局は最後の答弁で「現在従事されている方へ丁寧に対応する」と答えました。
きだ議員は、国民健康保険都道府県化に対しても質疑。市町の法定外繰り入れを妨げないことを県当局にあらためて確認し、子育て支援の一環として、均等割減免、県の法定外繰り入れを求めました。
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いそみ議員は、東部阪神地区への身体障害児者リハビリセンターの設置について質疑。「自力で通えることができるくらいの近くにセンターがほしい」などの切実な声を紹介しながら、身体障害者更生相談所の機能をもつ東部阪神地区へのリハビリセンター設置をもとめました。
当局は、「いま、有識者会議をつくり、検討をすすめている。身体障害者更生相談所の機能については、リハビリセンターとは別に、早期につくりたい」と答えました。
いそみ議員は、期限も示してぜひ早期の実現を求めました。

○農政環境部

農政環境部では、神戸製鉄所石炭火力発電所設置計画について、きだ議員が質疑しました。
世界の石炭火力発電所廃止の流れ、外務大臣諮問機関でも、日本の石炭火力発電所廃止の覚悟が必要としていることを紹介しながら、現在、環境影響評価審査が行われている神鋼火力発電所について、二酸化炭素低減策のでたらめさ、大気汚染物質の現状非悪化地域であることも明らかにし、環境保全のために是認できないとの知事意見を提出することを提案しました。さらに、県としても、石炭火力発電所廃止に向けた政治指針を示すべきだと求めました。
当局は、現在、審査中であり、適切な意見を形成したいと述べました。

○そのほか

そのほか、いそみ議員は、西宮障害者雇用支援センター協会への対応について、保育士宿舎借り上げ支援事業の要件拡大、付帯決議にもとづく風営法の運用についてとりあげました。
きだ議員は、子ども病院に入院する子どもの兄弟姉妹保育について、中小企業奨学金返済制度拡充について質疑しました。

(兵庫民報2018年3月18日付)

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