義士の街・赤穂で:高校生の反応に励まされ
「安倍九条改憲NO!アクション・赤穂」は十二月十八日午後、JR赤穂駅前で「安倍九条改憲NO!3000万署名」に九人で取り組みました。ハンドマイクで交互に「安倍改憲は戦争への道。ぜひ平和を守る憲法九条を守りましょう」と訴え、一時間で四十四筆集まりました。「寒いのに頑張っているね」と多くの方が署名してくれました。
「戦争になると若い者が行かされる。だから僕は九条改憲に反対です」など、署名に応じる高校生たちの姿が目立ちました。
祖父母からよく戦争のことを聞かされたという高校生は「前の戦争では大勢の人が死に、広島、長崎には原爆が落とされた。今度、戦争になったら核戦争です。唯一の被爆国、日本は絶対に戦争をしてはいけない。十八歳選挙権があるので国民投票になったら大事な九条守れに投じます」と頼もしく語っていました。
なかには来春卒業と同時に自衛隊入隊が決まっているという高校生も。迷った末、ペンをとり「日本の国土を守り、災害の時に国民の役に立つのが自衛隊だと思う。海外に出かけて戦争する自衛隊は絶対にいやです」と語っていました。
温かいたい焼きの差し入れもあったこの日の行動に参加した人は、「一時間でよく集まった」「高校生の反応に励まされた」など語っています。
赤穂では、毎週月曜日に隔週で朝と夕方宣伝・署名活動を行っています。
(武田信幸)
西宮革新懇:アメフト観戦の青年へも
西宮革新懇は、「安倍九条改憲NO!3000万署名」行動を十二月十七日午前、市内二カ所で行いました。ららぽーと甲子園西門前(球場南東)ではこの日午後から甲子園ボウルが開催されることもあって若い人が多く行き来するなか、二十人が行動に参加しました。
阿波角孝治代表世話人、杉山たかのり日本共産党西宮市議、上田さちこ同党西宮芦屋地区副委員長がマイクをにぎり、署名を呼びかけました。「甲子園球場は戦争中、芋畑とされ、外野スタンド下は飛行機の退避場として使用され、野球はできませんでした」「九条に自衛隊が書き込まれアメリカと一緒に戦争する国になれば野球やアメリカンフットボールなどが再びできない事態になるかもしれません」と訴えました。
四十人の通行人が署名を寄せました。署名した二十代の青年は、「戦争だけはいやです」と話しました。
西宮北口アクタ回廊では二十四人が参加、署名八十一筆が寄せられました。(阿波角孝治)
(兵庫民報2017年12月24日付)