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記者会見する新社会党県本部書記長・兵庫9区予定候補のきくち憲之氏(中央)、日本共産党衆院議員・兵庫8区予定候補の堀内照文氏(右端) |
日本共産党兵庫県委員会は十月二日、新社会党兵庫県本部と「第四十八回衆議院議員総選挙にあたっての選挙協定」に調印しました。
これにより、兵庫八区で新社会党兵庫県本部は、日本共産党公認で立候補を予定している堀内照文氏(比例近畿ブロック重複)を推薦、兵庫九区で日本共産党兵庫県委員会は、無所属で立候補を予定している新社会党兵庫県本部書記長の、きくち憲之氏を推薦してたたかいます(日本共産党の新町みちよ氏は立候補を辞退します)。その他の選挙区についても協力体制について協議するとしています。
両党はこれまでも、安保法制の廃止と立憲主義の回復という大義を原点として、市民と野党共闘を追求してきました。今回の総選挙ではこれまでの取り組みを踏まえ、▽安倍自公政権や自民党の補完勢力による改憲に反対▽特定秘密保護法、安保法制、共謀罪法など安倍政権が行った立憲主義に反する諸法律の廃止▽沖縄新基地反対▽原発ゼロ実現▽森友・加計・日報問題など疑惑の徹底究明▽消費税一〇%増税反対▽核兵器禁止条約調印…などをめざす十の政策課題について今回の協定で確認しています。
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同日、県庁記者クラブで堀内・きくちの両予定候補と新町氏、村上亮三共産党県委員長代理、粟原富夫新社会党県本部委員長が記者会見。
村上・粟原両氏が協定の内容や経過を説明。新町氏は「安保法制廃止の運動をいっしょにやってきたきくちさんを応援する」と述べ、きくち予定候補は「新町さんの英断に心から感謝します。安倍暴走政治をやめさせるために全力でたたかいます」と決意を語りました。堀内予定候補は、「市民と野党の共闘こそ政治を変える道。『憲法を守れ』の大きな共同をつくりあげたい。きくちさんの勝利と兵庫八区で勝ち抜くために頑張り抜く」と決意を表明しました。
兵庫9区
きくち憲之(61)(菊地のりゆき)新
無所属(新社会党、日本共産党、社民党、緑の党推薦)
広島県生まれ。神戸大学理学部物理学科卒。一九七七年、日本社会党入党。自治労兵庫県
本部勤務、同県本部執行委員など歴任。現在、新社会党兵庫県本部書記長(二〇一四年か
ら)、憲法を生かす会・ひょうごネット運営委員、ひょうご労働安全衛生センター監事、
神戸ワーカーズユニオンたるみ支部事務局長など。
ミナセン尼崎も堀内氏応援を決定
ミナセン尼崎は九月三十日に開いた「「尼崎市民が実現したい政治を話し合う集会」で兵庫八区の野党統一候補として堀内氏を応援することを決めました。(「兵庫民報」10月8日付)