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2017年11月12日日曜日

借り上げ住宅:神戸市が新たな被災者追い出し訴訟

神戸市が十一月六日、借り上げ市営住宅シティコート住吉本町の明け渡しを迫り、入居者を相手に提訴したことについて、借上住宅弁護団が次のコメントを発表しました。


このたび神戸市が、キャナルタウンウエストに続き、提訴による追い出しを図る暴挙に出たことは、復興災害の最たるものであり、極めて残念である。
また、先日のキャナルタウンウエストの入居者の一人に対して出された判決では、同じ借上げ復興住宅において、入居許可書に期限の記載がない者が先に入居しているという事実や平成二十一年度の審議会で、神戸市の住宅管理課長が「出てくださいとは言っておりません。」という発言をしている事実に目をつむり、審理を打ち切って、判決していた。今回、提訴された事件は、同じ借上げ復興住宅に、平成九年十月に同時に入居しているが、許可書への記載がある者とない者とが存在している。借上期間満了時における施策を全く用意しないまま、許可書への期限の記載も特段重視しないで、入居事業を進めていた事実が明らかになっており、当時、神戸市が、被災者を二十年後に退去させる方針であったことを前提とした先日の判決が不当であったことが裏付けられている。
弁護団は、裁判所には、二度と審理を打ち切ることのないように、慎重に審理をされるように訴えるとともに、支援者の方々とともに、この残された震災復興の解決に向け、今後も全力で入居者のために対応する所存である。


(兵庫民報2017年11月12日)

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