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2017年11月12日日曜日

観感楽学

学校を卒業しソフト開発会社に入社したころ、新入社員研修という名目でいろいろ社会人としての常識を習い、上司や先輩社員から「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」をするようにと、よく言われました▼自分が中堅社員となったころには「コーチング」という技法を教えられました。「知っている人が知らない人に教える」というのが一般的な指導法ですが、教える人からの一方通行の対話になりがちです▼一方、コーチングは対等な立場での対話が基本。対話を通して、相手自身から考え方や行動の選択肢を引き出します。この仕事をどう進めるかは、自分で考え決めていくよう、対話から動機づけをします。こちらは、相手が望む環境作りなどのサポートに徹します。コーチングする意味は「自ら問題を解決する力をつけさせる」「自分で考え行動できる」人材を作ることと教えられました▼大切なことも一杯ありましたが、組織内での人間関係、パワハラ、メンタル面の対処方などの教えはなかったと思います。最近でこそ企業内でこの手の学習も行われているそうですが、もっと力を入れないといけないと思います。ブラック企業、過労死をなくすためにも。(ふ)



(兵庫民報2017年11月12日)

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