憲法共同センターが神戸大丸前で
〝戦争の悲惨、繰り返したらあかん〟高齢の女性が署名
憲法改悪ストップ!兵庫県共同センターは十一月十九日、神戸大丸前で「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名」のスタート宣伝を行いました。
津川知久共同センター代表、成山太志兵庫労連議長、松田隆彦日本共産党県委員長がマイクを握り署名を呼びかけ、加盟団体の組合員、会員らが署名板をもちました。
須磨区の女性(83)は、「教育勅語はいまでも暗記している。当時は洗脳されていた。夫は神戸と疎開先で二度も焼け出された。戦争の悲惨を二度と繰り返したらあかん」と友人といっしょに署名に応じました。
「地元の三木で宣伝しているのを見て、協力したいと思っていた」と歩み寄ってきてくれた若い女性や、「国民を危険にさらすなんてどこの国の政治家か」と憤慨する三人づれ、「早く安倍総理をやめさせなくては」と語る女性などが次々と署名に応じていました。なかには署名に応じながら二十円をカンパする高齢者もありました。
神戸市北区の会がコープデイズ前で
〝今、学校で憲法を学んでいる〟と話を聞く中学生
戦争法に反対する神戸市北区の会は十一月十九日、コープデイズ神戸北町前での「ピースアクション」で「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名」の取り組みをスタートさせました。
午前十時から十五人で、全国市民アクション作成ののぼり・ポスター・横断幕を掲げ、北区の会のチラシ、「北区九条のつどい」のチラシも配りながら、署名を呼びかけました。一時間の宣伝で五十一筆を集めました。
四人の女子中学生が、今、学校で憲法を学んでいて、憲法九条を変えることがなぜいけないのか興味を持っていると言って、署名を訴える会員の話を熱心に聞いてくれました。
会員の一人が、父がビルマのインパール作戦で戦死したこと、その戦争で日本人が三百万人以上、アジア全体で二千万人以上亡くなったこと、戦後は憲法九条のもと戦争で日本人は一人も亡くなっていないことを話しました。
また、「北区九条のつどい」(十一月二十六日十四時、すずらんホール)では日本の安全保障で憲法九条を生かすことがどうして大切なのかについて防衛庁出身の柳沢協二さんが講演することも案内しました。
中学生らは「帰って家の人と話し合ってみる」と話し、会員からは全国統一署名を進めている全国市民アクションのホームページを見てみることもすすめました。
(吉田耕三=戦争法に反対する神戸市北区の会)
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北区の会は毎月十九日、月ごとに鈴蘭台駅前、北鈴蘭台駅前、コープデイズ神戸北町前、藤原台エコール・リラ前で「ピースアクション」を行っています。
(兵庫民報2017年11月26日付)