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2017年8月6日日曜日

三田市民病院:「統合再編許さず」と住民が集い



三田の地域医療と介護をよくする会が三田市民病院と地域医療を考える集いを七月三十日、三田市総合福祉保健センターで開催しました。
会代表の東浦徳次さんが――三田市が公共施設の再配置計画として市民病院のありかたを課題にあげ、市民病院改革新プランの中で県の地域医療構想にもとづき医療圏を越えた統合再編や経営形態見直しの必要性を打ち出した。市長は政治生命をかけて病院改革をすすめると公言し、今年度中に必要な協議をすすめるとしている。一方で、関係する会議は非公開で住民に隠れて協議している。この動きを許さず市民病院を守るために、住民の声を集めるアンケートを行った。市内の調剤薬局での配布・回収にも協力いただいた。病院に近い地域では、二百二十枚配布して八十枚を超える回答が寄せられるなど非常に住民の感心は高いと――紹介しました。
兵庫の地域医療を守る会の今西(筆者)が、アンケートの中間集約結果にもとづき、市民病院は総合病院であり、救急部門を充実させ、不採算部門である小児科、産婦人科を担うことへの期待の大きさが示されていること、患者対応の親切さや丁寧さへの感謝の言葉がたくさん寄せられていることを報告しました。
日本共産党の長谷川美樹三田市議が、市民の力を合わせて市民病院として存続させてきた経過を報告。――三田市当局は病院の赤字を経営形態見直しの必要性にあげているが、病院会計に繰り入れしている十八億円のうち、十六億円は建設費の償還分や政策医療分など法定内繰り入れであり、赤字は二億円にすぎない。医師、看護師が二十四時間三百六十五日奮闘し、多くの救急患者を受け入れ、三百人から四百人を越える出産もあり、ベッド稼働率は八〇%と高い。病院改革新プランへのパブリックコメントも五十一人・百八件が寄せられて市民の関心は高いのに、当局の検討会議は原則非公開で、市議会では指定管理を求める声も出されている。住民が力を合わせて市民病院を守るときだ――と訴えました。
参加者からは、「アンケート活動に参加して、住民の市民病院への期待の高さを実感した」「神戸市北区でも済生会病院を守り統合再編を許さない取り組みを開始する」「病院職場でも頑張るが地域の住民の声が一番」などの発言が続きました。
三田の会の奥村利雄事務局長が、市長への申し入れや市議会請願、住民署名、駅頭やスーパー前宣伝の取り組みを提案し、参加者全体で確認しました。
アンケートは七月二十六日時点で六百七十九人から回答が寄せられ、結果全文は兵庫の地域医療を守る会のホームページhttp://www.geocities.jp/hyogo_iryo/に掲載されています
(今西清=兵庫の地域医療を守る会代表)

(兵庫民報2017年8月6日付)

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