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2017年7月29日土曜日

三田市民病院と済生会兵庫県病院を統合か

地域医療守ろうと北神地域で学習会


北神地域の医療を考える学習会が七月二十二日、神戸市北区の有野台会館で開催されました。
県が策定した地域医療構想で神戸市北区と三田市の医療連携の必要性がうち出され、これをもとに三田市が市民病院を軸に圏域を越えた公立病院統合再編の検討という改革プランを出しています。この動きが五月下旬に新聞報道され、六月神戸市議会での日本共産党の西ただす議員の質問に対して、神戸市は関与していないものの三田市と済生会、兵庫県が相談している事実を認めています。
この日の学習会では兵庫の地域医療を守る会代表の今西(筆者)が、済生会兵庫県病院が小児科、救急医療、高齢者医療などで、神戸市北区の地域医療で果たしている役割を紹介し、課題となる地域包括ケアシステムの構築のためにも、絶対必要な病院となっていることを説明しました。三田市長が二〇一八年度には三田市民病院の統合再編や経営形態見直しを政治決断すると表明しているなかで、三田市や神戸市が方針を出すまえに、地域で済生会病院を守る取り組みが必要だ、と呼びかけました。
三田の地域医療と介護をよくする会の東浦徳次代表が、市民病院アンケートに市民が寄せている感謝の言葉と期待の声を紹介し、三田市と神戸市北区でそれぞれ公的医療機関を守ることが大事だと訴えました。
参加者からは、「神戸市北区では本区にある公的病院であるJCHO神戸中央病院の民営化の動きに対して、地域でたたかいを広げ政府交渉も行って病院を守った経験を持っている」「住民が立ち上がれば公立病院統廃合の攻撃を防ぐことはできる」「できるだけ早く住民の集いやカフェ、学習会などの取り組みをしよう」など、次々と発言がありました。
日本共産党の金沢はるみ神戸市議が、「神戸市議会でも当局の動きをしっかりと監視し、北区でも地域の公的医療機関を守る取り組みを行いたい。神戸市長選挙でも、地域医療確立を争点にすえたい」と挨拶しました(写真)。
(今西清=兵庫の地域医療を守る会代表)

「兵庫民報」2017年7月30日付掲載

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