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2017年7月9日日曜日

状況変える母親の力は無限大:西宮母親大会

講演する浜氏

第四十七回西宮母親大会を六月二十五日、西宮市役所東館で開催しました。小雨がぱらつく空模様でしたが二百八十名を越える参加者で成功裏に終えることができました。
第一部は湊愛子さんの「愛と平和のコンサート」。「オーソレミヨ」から始まり、ピアノ、篠笛、オカリナ、アコーデオン等多彩な楽器を使った演奏と歌。被災地の方々への思いに寄り添う「被災地への手紙」「一本の鉛筆」など、平和を守る熱い思いの歌唱は参加者を魅了。元気をもらいました。
主催者挨拶では、「首相が自ら改憲をいい共謀罪を成立させ、暮らしも脅かされている現状を変えるため、生命を育て守る私たちは声をあげていきましょう」と呼びかけました。
第二部は「格差・貧困の根底は何か―反グローバルの落とし穴―」と題して、エコノミストで同志社大学大学院教授の浜矩子さんの講演でした。
浜さんは、今は、誰も一人ぼっちでは生きていけない状況があり、みんなで平和を支えていく時代、国家とは国民に奉仕するのが当然の役割なのに安倍首相は一九三〇年代の世界に戻そうと考えている、そこに問題の根があるのではと述べられました。
トランプ大統領と安倍首相の共通性として〝幼児的凶暴性〟が見られるとし、違う点はトランプさんは〝引きこもり型〟――アメリカ・ファーストであるけれどアメリカ・ナンバーワンにこだわっていない――、安倍さんは〝拡張主義〟の発想で世界の真ん中で輝く国作りを言い、「大東亜共栄圏」の拡張を考えていると指摘し、安倍さんのいう「戦後体制からの脱却」とは戦前にもどるしかなく大日本帝国時代の世界だと語りました。
さらに、「母親たちの状況を変える力は無限大、その力の前には何物も何者も無力。引き続きご健闘を!」とエールを送っていただきました。
大会アピールを採択して大会は終了しました。参加者からは「難しい課題を淡々と語られましたが、力強い話にやはり声を上げねばと思いました」など、多くの感想が寄せられています。
(渡辺玲子=西宮母親大会実行委員長)


2017年7月9日付「兵庫民報」

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