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2017年7月23日日曜日

労働運動の違い越え労働法制改悪反対へ連続学習会

安倍政権「働き方改革」労働者は幸せになれるか!?――労働法制改悪反対連続学習会(全三回)が始まりました。労働法制に反対する弁護士有志の会の主催です。
第一回は七月十四日、神戸市勤労会館で開かれ、「安倍政権の『働き方改革』の全体像」をテーマに日本労働弁護団の佐々木亮弁護士が講演しました。

主催者挨拶をする丹治弁護士

兵庫連合顧問を務める丹治初彦弁護士は主催者を代表して挨拶し、「この連続学習会は、弁護士有志で主催したものだが、労働運動の違い越えた方々が取り組む集会となっている」「安倍政権は、成長戦略の破綻が明白になり、『一億総活躍社会』とか『働き方改革』と言い出した。そのなかで二年前に労基法改正を言い出したが、その時は連合も強く反対しており実現しないと思っていた。ところが連合がいま方針転換しようとしている。議論の積み重ねのない修正ではだめだ。この連続学習会の成果を職場に持ち帰っていかして欲しい」と呼びかけました

講演する佐々木弁護士

佐々木氏は、「同一労働同一賃金」や「長時間労働是正」など〝甘い言葉〟で、安倍首相は「働き方改革」に着手したと述べ、その経過や内容を九十ページにのぼる資料を使って解明しました。
長時間労働をなくすといいながら過労死ライン(月八十時間)越えを容認、非正規雇用をなくす方向には背を向け、解雇の金銭解決に道を開くことなど、この「改革」は労働者一人ひとりの健康や生活を守るためではなく、首相の発言に繰り返し出てくる「生産性」の向上にのみ関心がある方向だと批判しました。
そのうえで、これを容認する連合会長らの動きもあるが、世論と運動で労働者を守るルールを作らせる方向が大事だと訴えました。
羽柴修弁護士が閉会挨拶し、「『働き方改革』の目的が何なのかがよくわかった講演になった。労働運動が政府に巻き込まれてはならない」と述べ、学習会への引き続く参加を訴えました。
第二回、第三回の開催予定は次のとおりです。
  • 第2回:8月10日(木)18時30分/神戸市勤労会館講習室308/「過労死遺族は訴える」西垣迪代(兵庫労災を考える家族の会)/労働現場での取り組み報告
  • 第3回:9月2日(土)14時/神戸市勤労会館大ホール/「私たちの求める『働き方改革』」西谷敏(大阪市立大学名誉教授)
  • 参加費:各回とも資料代500円/申し込み不要
  • 主 催:労働法制の改悪に反対する弁護士有志の会☎078‐341‐3332(中神戸法律事務所)

2017年7月23日付「兵庫民報」掲載

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