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2017年5月28日日曜日

兵庫民報2017-05-28

  • 共謀罪法案許さず/
  • 堀内照文エッセイ(9)/
  • がんばってます!兵庫5区:村岡峰男さん/
  • 検証兵庫県政5:憲法擁護義務果たさず、米軍にも物言わぬ知事/
  • 「軍事的安全保障研究」/
  • 兵庫県母親大会/
  • 九条の会.ひがしなだ11周年:小森陽一さんが記念講演/
  • 若者憲法集会に兵庫の民青から参加/
  • 関電神戸支社前抗議行動255回目/
  • 粟生線の会・西区が総会/
  • 知事選挙たたかう最良のメディア/
  • 日本共産党文化後援会が学習講演会/
  • 段重喜「答弁不能」/
  • 神戸映画サークル協議会6月例会:『未来を花束にして』/
  • クリスタル短歌の会から/

共謀罪法案許さず

強行採決に抗議:憲法共同センターなどが宣伝


「共謀罪」法案が自民・公明と維新によって衆院法務委員会で強行採決された十九日夕、憲法改悪ストップ兵庫県共同センターは神戸大丸前で強行採決に抗議し、廃案を求める宣伝を行いました。
各弁士は、「『共謀罪』は実行していなくても協議したこと・国民の心の中を取り締まる憲法違反の悪法です。絶対廃案にさせましょう」「国会の法案審議で法務大臣も答弁不能になるボロボロの状態。オリンピックのためのテロ対策という根拠も崩れている」と厳しく批判し、ビラなどを配布しました。日本共産党の今井まさこ神戸市議も訴えました。
同時刻、元町東口では「戦争をさせない1000人委員会」も共謀罪反対の宣伝を行うなど、各地でさまざまな団体・個人が強行採決抗議の宣伝行動をとりくみました。
兵庫県憲法共同センターは毎週火曜日の神戸大丸前宣伝も決めていますが、二十三日緊急に地域・団体交流会議を開き、国会終盤へ向けて「共謀罪」廃止へ論議を行うことにしています。

市民と野党の共同で:共謀罪反対パレード 川西


五月二十一日に川西能勢口駅前で、市民と野党による共同行動、改憲と共謀罪反対のリレートークとパレードが実施され、二百人をこえる市民が参加しました。
この行動は、安保関連法に反対するパパとママの会、九条の会かわにし、川西革新懇準備会、連帯兵庫みなせん川西、地域にいきる市民の会など市民グループが実行委員会を構成し、日本共産党や社民党、連合市民クラブなどの市議会超党派の議員が協力しました。安倍政権による憲法改悪や共謀罪法に反対し、「平和とくらし、だれのこどもも幸せに」がキャッチコピーになっています。
リレートークでは多くの市民の飛び込み参加があり、「国民監視の共謀罪は許せない」「阪神タイガースは今年は好調。この勢いで安倍政権を追い詰めよう」などの発言が続きました。
絵本の朗読、フォーク演奏、オカリナの合奏など多彩な文化行事も行われ、多くの市民が足をとめていました。
日本共産党からは、川西市議会の黒田みち議員、住田由之輔議員、北野のり子議員、猪名川町議会の池上哲男議員(下坊辰雄議員は公務で欠席)がそれぞれ「共謀罪の衆議院強行可決を許さず参議院での廃案を目指し全力をあげましょう」「安倍首相による改憲がいよいよ九条本丸をねらっているなかで、市民と野党の本気の共同を発展させていきましょう」と訴えました。(今西清=川西革新懇準備会)

共謀罪とのびのび選挙:住民本位の自治体をつくる兵庫区の会などが学習会

住民本位の自治体をつくる兵庫区の会、国民救援会兵庫区支部、日本共産党兵庫区後援会の共催で「共謀罪&のびのび選挙学習会」が五月十八日、兵庫民商会館で行われ七十人が参加しました。
挨拶する津川氏

憲法が輝く兵庫県政をつくる会代表幹事の津川ともひささんもかけつけ挨拶。県下をまわり地域が壊されている状況を痛感、その中で頑張っている人たちと出会い、地域と人を守る県政に変える確信をもったと述べ、大きな拍手が起こりました。

講演する吉田弁護士

共謀罪法案については吉田維一弁護士が講演しました。共謀罪の危険性とテロ対策など政府のウソを具体的に解説。監視・密告社会の怖さを述べ、廃案にしようと呼びかけました。
のびのび選挙については救援会の茅野涼一県副会長が講演。自由な選挙の大切さ、警察の選挙干渉に対する心得について解説しました。
参加者一同、共謀罪阻止への決意をかため、自由な選挙活動への確信をもつ学習会になりました。
(近藤正博=国民救援会兵庫県本部事務局長)

堀内照文エッセイ(9)

「共謀罪」、9条改憲…支え進める自民・公明と維新

十九日金曜日の衆院法務委員会で、いわゆる共謀罪法案が強行採決されました。
最後に質問にたった委員外議員で質問を許された維新の議員が、「もういいでしょう。三十時間も議論した」と、採決をうながし、私たち野党の抗議も無視して採決に踏み切りました。野次と怒号が飛び交い、審議打ち切りと採決を求める動議の声も、委員長の声も、討論に立った公明党議員の声も何も聞こえない中での強行採決でした。
審議を通して、内心の自由を処罰するものではないという点も、「一般人は対象ではない」とか、「テロ対策」だという政府の論拠も、総崩れとなりました。
この日の審議で、例の「花見はビールと弁当を持っているが、テロの下見はメモ帳と双眼鏡をもっている」から、内心を侵さなくても外形からわかるとの珍答弁を繰り出した金田勝年法務大臣は、わが党の藤野保史議員の質問に答えて、犯罪の実行準備行為かどうかは「計画に基づく行為であるかどうかを判断する」、「例えば、犯罪計画を立てて公園を歩いていたとして、それが逃走経路など犯罪計画に関係のある場所なら準備行為に当たり、無関係な場所なら準備行為に当たらない」と言いました。そのうえで、「主観面も対象になるが、客観的証拠が重視される」と述べたのです。
語るに落ちるとはまさにこのこと。主観が対象とは、まさに内心の自由を侵すものですし、だいたい、計画をどうやって事前につかむのでしょうか。やはり、事前から私たちの会話や通信を盗聴、監視することにならざるを得ません。なのに、与党席からは「客観的証拠が重視されるのだから問題ない」などの野次。本気でそう思っているのなら、政府答弁の重大な矛盾を読み解く理性すらないのかと空恐ろしくなりました。
安倍総理がぶち上げた九条改憲も、この与党と維新で支え、進めようとの動き。絶対に許せません。来る尼崎市議選、県知事選、そして総選挙で、安倍政権にとって厳しい審判を!;(第四週号掲載)

がんばってます!兵庫5区:村岡峰男さん


兵庫県の四分の一以上の面積を持つ兵庫五区をさらに広げる案が出され、驚いています。
三田市、猪名川町のみなさんには申し訳ないことに、いまだほとんど行くことさえできていないのに、川西市の一部が五区に編入されるのです。
小選挙区制度の大きな矛盾を感じます。
ポスターができて但馬でも丹波など但馬以外の地域でも張り出されてきました。「しんぶん赤旗」読者や市職員からも「見ましたよ。良いポスターですね」などと声をかけられることも増えてきました。
四月八日には、「みなせん篠山・丹波」主催の「村岡みねおさんと語る市民の集い」に参加しました。
「野党共闘と言いながら、なぜ出るのか。すでに民進党の人が声をあげ、ポスターも張り出しているのに」との疑問も出され、私は「共産党として候補者を出さないということでは消極的な応援に留まってしまいます。候補者が絞り込まれるまではお互いに切磋琢磨して自民党を追い込んでいくことが、野党共闘を成功させる道です」と説明しました。
五月三日の憲法記念日には、但馬革新懇主催の「憲法改悪許さないリレートーク」が豊岡駅前のポケットパークで開催されました。
私も、「安倍政権がめざす『戦争できる国づくり』は、共謀罪の提案で、いよいよ国民の内心にまで踏み込んできました。国民の言論・政治批判を封じ込め、憲法擁護の世論と運動すらを委縮させるものです。いまこそ、共謀罪反対と憲法を守る世論を大きく広げましょう。いまこそ市民と野党の共闘を広げましょう」と訴えました。

検証兵庫県政5:憲法擁護義務果たさず、米軍にも物言わぬ知事

安倍首相が、期限を切って改憲を行う暴挙に乗り出そうとしています。憲法九条に第三項を新設、自衛隊を明記し、「戦力保持の禁止」を定めた憲法第九条の二項を無力化することで、海外における武力行使を無制限に行えるようにしようというものです。
憲法九九条は、国務大臣その他公務員に「憲法を尊重し擁護する義務」を負わせていますが、首相はもちろん自治体の長も憲法を尊重し擁護する義務を負っています。県知事も、憲法を守り尊重して県政にあたっているかどうかが問われます。
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しかし、井戸敏三知事は、安倍首相の改憲発言に関わり、五月十五日の記者会見で、「七十年間、憲法の改正が行われてない国というのは、もう唯一日本ではないかと思われます。七十年間解釈で色々な現実に適応してきたわけです。その解釈だけでやることの是非が今問われているということなのではないか。そのような意味での問題提起を安倍さんはされた、ということなのではないかな、と私は受けとめています」と容認する発言をしています。
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兵庫県は、世界に誇れる非核「神戸方式」を持ついっぽう、陸上自衛隊中部方面総監部(伊丹)、姫路駐屯地、青野原演習場(小野・加西・加東)、海上自衛隊阪神基地隊(東灘区)など自衛隊基地を抱え、但馬地方には「ブラウンルート」と名付けられた米軍戦闘機の低空飛行訓練区域があります(上の図)。このもとで県民の安全と平和を守りぬく県政が必要です。
ところが、井戸知事は、ドクターヘリが年間千七百回も飛ぶ地域に重なるブラウンルートへのオスプレイの配備をしないことを国に求めよという要請には、「オスプレイの配備は、国の専管事項」として、まともに国に求めようとはしません。
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地方自治体や住民を政府の軍事方針に従って動かす国民保護法や、アメリカの戦争で自衛隊に武力行使を行わせる安保関連法に対しても、井戸知事は、「国防及び外交に関する問題」「国の専管事項」と述べ、反対の姿勢を示しませんでした。
また、井戸知事は、二〇一四年度の兵庫県と阪神地域八市町の主催で実施する合同防災訓練に、「東日本大震災での『トモダチ作戦』の実績がある米軍の支援は、外すことのできない選択」だと、アメリカ軍を参加させました。
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01年8月28日姫路港に入港した米ミサイル巡洋艦Vincennes

入港に抗議する人々

核兵器の問題でも井戸知事は、就任直後の二〇〇一年、アメリカの軍艦が「核兵器を積んでいない」という証明をしないまま、県が管理する姫路港へ寄港することを認めました(写真右)。「非核平和都市宣言」を大多数の道府県が行っていますが、兵庫県は青森、栃木、東京、新潟、岐阜とともにいまだに宣言を行っていない六都県の一つです。

「軍事的安全保障研究」

学術の健全な発展脅かす:神戸大学学長に教員有志が要請

安倍政権による二〇一五年の安全保障関連法の制定などに見るように、近年、日本国憲法の理念とする恒久平和主義に反する軍事国家化に向けた動きが至る所で進められています。大学をはじめとする科学研究・教育領域においてもそれは例外ではなく、防衛装備庁の「安全保障技術研究推進制度」や米軍による研究費の研究機関への流入など、軍学共同圧力が強まってきています。
このような中、日本学術会議は三月二十四日に「軍事的安全保障研究に関する声明」を決定しました。同声明は、日本学術会議が従来出してきた声明を継承し、科学者が軍事研究に参加することを否定するものであり、「軍事的安全保障研究」が学術の健全な発展を脅かすことを危惧しています。
神戸大学においても五月十一日、教員有志によって「『軍事的安全保障研究』に関する要請」を学長宛に申し入れました。内容は、①一部メディアでも報道されている神戸大での米軍研究費受け入れ問題について大学当局の調査の経緯を明らかにし、見解を表明すること、②軍事転用が懸念される研究について扱いの指針を明確化することです。
教員有志は、今後も学内で一般教職員や学生・院生などもまじえて軍学共同に関する勉強会などを開催しながら、より細かい対応を議論し輪を広げていきます。
(井口克郎=神戸大学准教授・同要請世話人)

兵庫県母親大会

暮らしのすみずみに憲法の灯りを


第六十一回兵庫県母親大会が五月二十一日、尼崎市内で開催され、県下から七百七十人が参加しました。
午前中は市立成良中学校を会場に八つの分科会(親子クッキング、工作、学校で指導のあり方、生きづらさ、憲法と平和、介護・医療・年金、虐待・貧困、女性の活躍など)と実技講座(認知症予防、更年期)、見学分科会(寺町めぐりと世界の貯金博物館)に分かれて論議しました。
午後からはアルカイックホールオクトで全体会が行われました。
オープニングは「琉鼓会」による勇壮なエイサー。中村治子(兵庫県母親大会)実行委員長と喜久由喜江(尼崎母親大会連絡会)会長の挨拶につづいて、来賓として稲村和美尼崎市長から歓迎の挨拶がありました。
挨拶のなかで中村実行委員長は、「暮らしのすみずみに憲法の灯りを」との大会テーマに「憲法」の文字が入っていることで、神戸市が「政治的中立性」を口実に後援を拒否したことを報告。「要求をもちより、運動を広げ、いろんな意見があっていいのではないかと迫りましょう」と神戸市の態度を批判しました。
県下の運動の交流では、①兵保連から「保育の現状と課題」②但馬連絡会による日高病院のベッド数削減に反対するたたかい③新婦人から中学校のトライやる・ウィークでの自衛隊基地派遣の現状とたたかいがそれぞれ報告されました。
記念講演では落語作家の小林康二さんが「漫談で世相を斬る」のテーマで講演。参加者は大いに「笑い」ながら「自民党の改憲案の本質がよくわかった」などの感想をのべていました。
憲法県政の会の津川ともひさ代表幹事、県男女家庭課長、日本母親連絡会からのメッセージも紹介されました。
(平松順子)

九条の会.ひがしなだ11周年:小森陽一さんが記念講演

「9条空文化」許さず

対談する小森氏(右)と内田氏(左)

九条の会.ひがしなだは二十一日、神戸市内で十一周年総会と記念講演会を開催しました。小森陽一先生のお話を聞く会との共催で、日本国憲法施行七十年・夏目漱石生誕百五十年の節目に、〝アベ壊憲〟に抗して、九条を持つ平和憲法を守り、いかす意義を学びました。
第一部では、日本近代文学研究者の小森陽一・東京大学大学院教授(九条の会事務局長)が、「夏目漱石と平和思想~個人・自由を尊重し、新憲法の源流に」と題して記念講演しました。
冒頭で小森氏は、安倍発言(五月三日)にいう憲法九条に自衛隊保持を明記する第三項の加憲は、「公明党を抱き込むための姑息な欺瞞、猫だまし改憲」「九条を空文化し、安保法制に基づく戦争国家体制づくりへの布石」と喝破。「立憲政治を根本から突き崩す安倍政権を打倒する市民と野党の共同へ」と強調しました。
本論では、漱石をめぐる五つの戦争(戊辰戦争、西南戦争、日清戦争、日露戦争、第一次大戦)と「吾輩は猫である」「草枕」をはじめとする作品の背景を明示し、「百年の単位で漱石文学を読み直すことで見えてくる、憲法九条に結実した人間知の力」を語りました。
第二部は、内田樹・神戸女学院大学名誉教授との対談。「推理小説を読み、講談を聴くみたい」(内田氏)、「権力、金力を持つ支配層に自制を求めた、一九一四年の学習院での講演『私の個人主義』は、漱石の凄い勇気」(小森氏)など多様な話題で盛り上がりました。
*
記念講演に先立つ九条の会.ひがしなだ十一周年総会で、内田氏が新たに代表世話人に選ばれ、四人の共同代表による運営体制へと、大きく拡充されました。

若者憲法集会に兵庫の民青から参加

主権者として成長する時


若者憲法集会実行委員会と「未来のための公共」との共催で五月二十一日に東京で開催された若者憲法集会に兵庫県の民青同盟のメンバーも参加しました。
参加したメンバーは「時間のかかる作業だけれど対話を諦めたら、社会は成長する芽を失い、停滞・後退するのだと感じた」「憲法には、自由と権利を守る不断の努力をしなければいけない(一二条)とも書かれている。主権者としての国民が今こそ成長するべきなんだと感じた」「デモのときは、心からの叫びを大きな声で言うことができて、とても気持ちよかった。同じ想いの人たちが、全国にこんなにもいるということを再認識できて心強かった」などの感想を語っていました。

関電神戸支社前抗議行動255回目

高浜原発再稼働に抗議


高浜原発が再稼働されて二日目の五月十九日、二百五十五回目の関西電力神戸支社前抗議行動が取り組まれ、四十五人の市民が集まり「高浜原発再稼働反対」「大津地裁の判決思い出せ」「原発依存に未来はない」など声をあげました。
参加者のスピーチでは「福島へ行き、帰還困難区域や避難解除地域をみてまわってきた。帰還できるように急いでいるが本当に大丈夫か。五年後、十年後高齢者だけの町をどう存続させるのか大きな問題だと思う」「テレビ番組で福島の人たちの生活のルポをやっていた。これを見て大津地裁の判決を思い出した」など思いを交流しました。
関電神戸支社前抗議行動は金曜日十八時から同支社前で集会を行った後、マルイ前までデモをするという内容で、毎週休まず取り組まれています。毎月一回はデモ終了後にマルイ前でも街頭宣伝を行っています。
この日も、マルイ前でスピーチとオリジナルコール、替え歌などでアピールしました。通りがかりの人たちが「原発、おれいらんと思うわ」と会話していたり、手をふってくれるなど様々な反応がありました。

粟生線の会・西区が総会

市民の意見をもっと聞き、愛される粟生線に


「公共交通・神鉄粟生線/沿線住民の足を守る会」(粟生線の会・西区)は、五月十九日第六回の総会を行い三十二人が参加しました。
今回の総会では、粟生線活性化協議会が作成している「粟生線沿線地域公共交通網形成計画」について、神戸市住宅都市局公共交通課の「出前トーク」で説明を受けました。
同計画は、国民の公共交通への要求が強まり、「交通政策基本法」がつくられ、法改正により、粟生線だけの「連携計画」でなく沿線地域全体の公共交通網の計画をつくろうとするもので、まちづくりや、コミュニティ交通、バスやタクシーなども含めた計画にしたと説明がありました。
参加者からは質問や市への要望などが出されました。
*
総会での経過報告では、▽超高齢化、少子化がすすむなか、住み続けるために欠かせない公共交通をどうするのかが問われており、「会」として神戸電鉄や、兵庫県へ申し入れや懇談を行った▽粟生線の危機は一層強くなっており、国や自治体の支援はつよめられているが、粟生線だけでなく屋台骨の有馬線でも利用が落ち込んでいる▽『粟生線活性化協議会』が一致して取り組めていなくて、市民や利用者の声を聞いていない―などの現状が報告され、「市民からもっと意見を聞いて、愛される粟生線にすることが必要」「『会』としても、粟生線をしっかり応援しよう」と呼びかけられました。
討論では予定時間を超えて意見が続出しました。
「敬老パスを神鉄でも使えるような運動を強めるべきだ」「イベントも大事だが、利用者が広がるような取り組みを」「通学には学割が大きい鉄道はとても大事。電車を残してほしい」「沿線地域の農村部に昔から住んでいる人にも運動に加わってもらいたい」などの他、「地域の高齢化で、認知症や人口減、スーパー閉店で買い物難民が問題になっている。なんとかしないといけない」「自治会が見守り活動しているが、孤独死なども出て、発見が遅れて心配。独居の方も多い」など地域の様々な問題が出され、熱心な議論がなされました。
;(松本勝雄)

知事選挙たたかう最良のメディア

「兵庫民報」購読申し込み相次ぐ

浜本信義(日本共産党県機関紙部長)
〝県知事選挙をたたかう最良のメディアだ〟として活動の先頭に立っている方がたから「兵庫民報」購読の申し込みが相次いでいます。
兵庫・長田・北地区では、「七月に兵庫県知事選挙がたたかわれるが、現知事の十六年間の県政はどうだったのか。津川ともひさ知事候補が兵庫県をどう変えるのかがわかる」「県下各地の住民の要求と運動がひとめでわかる」「堀内照文衆院議員の奮闘やエッセイが載っている。衆院兵庫二区予定候補の平松順子さんも記事や手記を書いている」などの訴えに、「県下の運動や共闘の動き、要求の実現の取り組みがわかるからこの機会に購読します」と地域で中心的に活動している方々の購読が広がっています。
東播地区で購読を申し込みをされた方は、地域で四十年間以上にわたって「しんぶん赤旗」日刊紙配達に携わっていた党員の同僚で、政治をよくするために頑張っている党員の姿に信頼を寄せていました。
先日、その党員が亡くなり、お別れ会の相談をしている際、「この機会に遺志を継いで、県下の運動がよくわかる『兵庫民報』を購読します。『赤旗』もあわせて読むよ」と購読を申し込んでくれました。
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〝近畿のページ〟のない「しんぶん赤旗」日曜版の読者に兵庫県政はじめ県内の政治と運動を伝えるためにも「兵庫民報」はたいへん役立ちます。日本共産党兵庫県委員会・各地区委員会は、後援会員、運動の先頭立っている方がたをはじめ広く、「兵庫民報」購読を呼びかける取り組みを強めています。

日本共産党文化後援会が学習講演会

トランプ大統領当選の社会的背景を解明


「どこへゆくのか? トランプ大統領のアメリカ」をテーマに、日本共産党兵庫県文化後援会は五月二十一日、こうべまちづくり会館で学習講演会を開催。大塚秀之神戸市外国語大学名誉教授が講演を行いました。
講演では一九六〇年代以降の大統領選挙の推移を分析し、民主、共和両党の支持状況の変遷を振り返り、今回、共和党のトランプ氏が当選した社会的背景について詳しく解明しました。
アメリカの主要工業生産が停滞、行き詰まり生産の主な担い手であった白人労働者の憤りが頂点に達し、雇用の促進、偉大なアメリカの復活を叫んだトランプ氏に期待が寄せられる結果となったと分析しました。
その背景にはアメリカ社会の複雑な問題があり、白人中心の人種意識は根強く、法的には解決されてきている問題も実際の社会生活では矛盾は解決されておらず、「自由と民主主義の国」というイメージには大きな疑問があると指摘。日本の作家やジャーナリストのリアルな作品やリポートも少なくはないが、実像を伝える報道はまだまだ少ないことを作品名もあげて紹介しました。
集会では講演に先立ち、段野太一文化後援会会長が四月に開催された文化後援会全国交流集会について報告しました。
段野氏は、日本文化の第一線で活躍している文化関係者が多数参加した全国交流会で田村智子党副委員長が記念講演を行い、安倍暴走政権をやめさせるために日本共産党の奮闘役割がきわめて大きくなってきており、後援会活動の重要性を指摘したことを強調しました。
文化の各分野や地域での後援会活動の交流では、兵庫県文化後援会のニュース誌『風を起す』が注目されていることも報告しました。

段重喜「答弁不能」

神戸映画サークル協議会6月例会:『未来を花束にして』

参政権めざし闘った女性たち


『未来を花束にして』は、女性参政権の獲得を目差して闘った女性たち(サフラジェット)の活動を描いている。
主人公モード・ワッツは、幼いころから洗濯婦として働く労働者階級の女性。同じ工場に働く夫サニーと幼い息子と共に暮らしている。劣悪な労働条件の職場だけれど、この生活を維持するためには仕方がないと感じていた。ある日、洗濯物を届ける途中で、眺めていた洋品店のショーウィンドウにいきなり石が投げ込まれて驚く。女性参政権を求める運動WSPU(女性社会政治同盟)の「行動」に偶然出くわしたのだ。
彼女は同僚の紹介で、上流階級や中流階級の女性活動家とも出会い、戸惑いながら活動に同行していく。やがてカリスマ的リーダー、エメリン・パンクハーストの演説を聞いて、信念をもって活動するようになっていく。
その頃、女性参政権運動への警察の取り締まりも厳しくなってくる。アイルランドでのテロ対策で成果をあげたスティード警部が配属された。彼は捜査に初めてカメラでの監視システムを導入し、彼女たちの運動を妨げようとする。
*
彼女たちが生きた時代のイギリスでは、貴族の家に生まれても女性だというだけで、財産を受け継ぐことはできなかった。
一方で職場では男性よりも長時間働いても賃金が低く、家庭では家事労働が待っている労働者階級の女性たち。
だれにも平等で有効な法整備は、社会的弱者であるモードのような女性にこそ、より必要なのだ。
私たちが、当たり前のように手にしている権利は、長い年月を要し、志ある誰かの犠牲を伴っていることが多い。それは、女性参政権という固有のものだけではない。
『未来を花束にして』を観た後で少しでも考えることになったら、サフラジェットたちの意志ある行動が今に生きることになるのだろう。
(宮下宜子)

映画『未来を花束にして

6月16日(金)①11時②13時30分③16時④19時、17日(土)①11時②13時30分③16時④18時30分/神戸朝日ホール/2015年イギリス、106分/一般当日1,700円(前売1,300円)、シニア・障がい者・大学生以下:1,300円/☎078‐371‐8550、http://kobe-eisa.com/

クリスタル短歌の会から

安武ひろ子選

核禁の国連会議不参加の日本政府に抗議の折鶴
 大西千鶴子
少子化の波わが街にも迫れるや学校統合のうわさ流るる
 広瀬弘子
戦争が一番いやと言い残し一〇一歳の母逝きませり
 平野万里子
基地あるゆえ沖縄いまだ戦中との糸数議員の訴え重し
 長谷川一枝
教え子を再び戦に送らぬとメーデー参加重ね来りし
 宮川菊代
滝桜千年余りの時を生き今満開の紅流るる
 三浦良子
五分咲きの桜見ながら散歩する夫は仕事一人さびしく
 塩野菜美
さあ出勤若き母親児をのせてフルスピードで自転車を漕ぐ
 岡本征子
海峡を渡り眺むる故郷は花ちりばめて春はたけなわ
 島田国子
桜らんまん若き母子にシャッターを押してと頼まる広場のひとゝき
 正津房子
ゆく春の雨に打たれて花散りぬ生きとしものの命愛しも
 清水淑子
山頂より見下ろす里山ゆったりと春光の中に広がる平和
 西嶋節子

感観楽学

「そもそも」を辞書で調べると「基本的に」の意味もあると、かの人物が「共謀罪」の国会審議中に答弁。本当に辞書を引いたのか、辞書の文言がかれには理解できなかったのか、それはわからない。わが家にある四種類の国語辞典にはそんな意味は載っていない。毎日新聞の校閲記者は三十種類以上の辞書にあたったが「基本的に」とするものはない、としている▼問題はそこから。そのことで野党議員から質問主意書が出され、次のような答弁書が閣議決定された。「『大辞林(三省堂第三版)』には『どだい』の意味があり、『どだい』については『基本』などと記述されている」「そもそも」の名詞的用法と副詞的用法をわざと混同させて、かの人物を支えようとするこの答弁書はさらにひどい▼そもそもこの問題は「共謀罪」が一般人は対象にしないとする政府説明の矛盾を衝かれ、苦し紛れの強弁が発端。この悪法は日本語をも破壊する▼国の機関に文化庁国語課というのがある。「国語の改善及びその普及」を担当する部署。社会での日本語の使われ方を調査・検討し提言する役割を持っているが、ぜひとも閣僚の言葉遣いもチェックして欲しいものだ。;(T)

(「兵庫民報」掲載)

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