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2017年4月30日日曜日

兵庫民報2017-04-30

  • 津川ともひさ@7月兵庫県を変える!大集会/
  • 尼崎で街頭演説 山下副委員長、堀内衆院議員ら/
  • 山下さん・堀内さんと青年たちがアマトーーク/
  • 検証兵庫県政:県「行革」を振り返る①下/
  • 検証兵庫県政:県「行革」を振り返る②/
  • 川重に商船建造継続要請を:日本共産党県議団が知事に申し入れ/
  • 認可施設の抜本的拡充を:堀内衆院議員が質問/
  • 兵庫2区:がんばってます!/
  • 福崎町議選:小林・いしの両氏再選/
  • 兵庫県憲法会議が総会/
  • 治維法国賠同盟創立50周年記念映画と講演のつどい/
  • 弁護士9条の会で猿田ND事務局長が講演/
  • ひなたぽっころりん〈595〉/
  • 『太陽のめざめ』:愛とは見捨てないこと/
  • クリスタル短歌の会から/
  • 観感楽学/

津川ともひさ@7月兵庫県を変える!大集会

県政転換の願い総結集


七月二日の兵庫県知事選投票日まで二カ月あまり、憲法が輝く兵庫県政をつくる会は、「津川ともひさ@七月兵庫県を変える!大集会」を四月二十一日、神戸文化ホール大ホールで開き、県内各地から千五百人が参加しました。
労働者、年金者、女性など各分野の人々が横断幕やのぼりを掲げ、要求パフォーマンスを行いました。ひょうご借り上げ住宅協議会の安田秋成代表も切々と訴えました。
未来の社会を考える仲間たちの久一千春さん、福島原発事故で相馬市から避難してきた木幡智恵子さん、明日の自由を守る若手弁護士の会兵庫支部の園田洋輔弁護士、安全保障関連法に反対する学者の会の岩佐卓也神戸大学准教授、連帯スピーチや、津川代表幹事の東播磨高校での教え子・井上清美さんの期待のスピーチが行われました。
安保法制に反対するママと有志の会@兵庫の向山桂子さんからのメッセージも紹介されました。
*

津川ともひさ憲法県政の会代表幹事は――
「この間、県下各地をかけまわり、さまざまな人々と懇談・対話してきたなかで見えてきたのは、地域が壊されていること。地域から病院が奪われ、学校がなくなり、交通手段が奪われ、生きることが困難になっています」「その原因は、国民の生活実態に心を寄せない安倍暴走政治と、それに右へならえで、ハッパをかける兵庫県政にあります」
「こんどの知事選は、地域を住民の手に取り戻す選挙です。住民一人ひとりがそこで人生サイクルを充分に完結できる、そんな地域につくり変えていく選挙です」
「地域を守りたいと願う人々としっかり手を結び、憲法が輝く兵庫県政を実現します。兵庫県政を変え、安倍政治を追い詰めるため、全力でたたかいます」
―と決意を表明し、大きな拍手に包まれました。
*

集会では、政策パンフレット、ワンコイン募金袋・ミニリーフ、SNSの活用など、ただちに構成員が力を一二〇%発揮して必ず「五百五十万人、県民のための兵庫」を実現しようとの行動提起もされました。

尼崎で街頭演説 山下副委員長、堀内衆院議員ら

日本共産党伸ばし暮らし守ろう:尼崎市議選7人・総選挙勝利へ


目前にせまった尼崎市議選(五月二十八日告示、六月四日投票)での七人全員勝利と総選挙勝利をめざして、日本共産党の山下よしき副委員長・参院議員をむかえた日本共産党の街頭演説が四月二十三日午後、JR尼崎駅前で開かれました。
山下副委員長は、北朝鮮への軍事的圧力を強めるアメリカのトランプ政権と、これに追従する安倍政権を批判。「朝鮮半島の問題を戦争で解決することは絶対にできない」と力説しました。国民の内心を処罰の対象にして、盗聴や密告など日本を監視社会にする「共謀罪」の廃案を訴えました。
山下氏は、「希望あるとびらを尼崎から開こうではありませんか」と呼びかけ、尼崎市議選に言及。対決構図は「福祉を切り捨てる自民、公明、維新」対「市民の暮らしを守る日本共産党だ」とのべ、「共産党を伸ばし、暮らしを守ろう」と訴えました。
党市議団の役割ついて、三つの角度――①市民の切実な願いをとりあげて実現する②市民の暮らしの防波堤として市政をチェックする③市民に開かれた清潔な議会へ改革をすすめる――から豊富な実績を紹介しました。
堀内衆院議員は、いまの国会状況にふれ、〝森友問題を質問したのが気に入らない〟と質疑を打ち切る与党、与党の顔色をうかがい国会への資料提出も拒む態度など〝そんたくと隠ぺい、モラルハザード国会だ〟と批判しました。〝介護はずし〟と負担増はやめよと論戦をつくしていることも紹介。民主主義と暮し破壊の暴走政治にたいし、野党と市民の共闘で政治の流れを変える動きにもふれて「一人ひとりの願いを力に、暮らしをまもるために全力つくす」と訴えました。
まさき一子、徳田みのる、川崎としみ、松沢ちづるの各市議、さとう貴志、こむら潤、広瀬わかなの市議予定候補の七氏が「国民を苦しめる安倍政権をささえる自民、公明、維新と対決し、くらしを守る日本共産党を伸ばしてほしい」「子育て支援の充実、子どもの医療費無料化を」「高い国保料の引き下げ、住宅リフォーム助成の実現を」「中小企業、商店街がある尼崎をいつまでも住み続けたい街にしたい」などと訴え、声援に包まれました。
「明日の自由を守る若手弁護士の会」の弘川欣絵弁護士が「野党と市民の共闘をすすめてきた共産党を高く評価しています」と期待を語りました。
街頭演説の参加者からは「国会でも市議会でも、共産党の役割がよくわかった」「共産党を伸ばすためにがんばりたい」などの感想が寄せられました。

山下さん・堀内さんと青年たちがアマトーーク

野党共闘発展のためにも民青と日本共産党へ


山下よしき党副委員長・参議院議員と堀内照文衆議院議員を招いた「兵庫JCPアマトーーク」が二十三日開催され、約三十人が参加しました。この企画は党尼崎地区や民青尼崎地区、尼崎民商などの有志でつくる実行委員会が主催し、六月四日投票の尼崎市議選での日本共産党七議席を若者の力で実現しようと取り組まれました。
司会者から「尼崎の印象はどうですか?」とはじめに聞かれた山下さんは、「尼崎の人たちはあたたかい。演説会でもたくさんの声援もらって気持ちよかった」と話し、和やかな雰囲気で企画がスタートしました。
企画では、参加した青年が仕事や学校での実態、政治や社会に対する思いを語り、山下さんと堀内さんが一つひとつ丁寧に答えていきました。
「正規と非正規の対立があって職場の雰囲気が悪い。自分は非正規で時給八百九十円。これでは一人暮らしも結婚もできない」「介護の仕事をしていて、八十人の利用者を職員二人で対応しないといけない。一人ひとりにしっかり対応できなくて申し訳ない。介護現場で働く人の処遇を改善してほしい」「残業が多い月は百時間を超える。職場からも早く帰るように言われるが、生産性はそのままでと言われ無理がある」などの働く実態が語られました。
山下さんと堀内さんは、日本共産党の長時間労働解消・過労死根絶の緊急提案などを紹介し、大企業が働く人を犠牲にして内部留保を増やしていることや、政治の責任で働く人を守る必要があることを話しました。
SEALDs KANSAIに参加していたという青年からの「いまの政治は共謀罪、森友学園問題、南スーダンの問題など訴える中身が多すぎてまとめられない。どうしたらいいか?」という悩みや、尼崎でデモを計画しているという人の「国会前の抗議行動やデモにはどれだけの効果がありますか?」などの質問も出されました。
最後に山下さんが「いま、野党共闘の努力が進んで、すごいことが起こっています。市民、国民に後押しされて野党も変化しています。日本共産党も変化しました。野党共闘をさらに発展させるためにも日本共産党と民青同盟にぜひ入ってください」と訴えました。
アマトーク終了後には参加していた青年が「仕事が忙しいですが、自分にできることはやりたい。学んでいきたい」と入党を決意し、民青同盟へも加盟しました。

検証兵庫県政:県「行革」を振り返る①下

教育の切り捨て

教育では、「行革」で「事務費削減」や「施設管理費抑制」が方針とされたため、県立高校の予算が大幅減に。生徒の学ぶ権利が損なわれかねない事態も起こりました。
*
私立高校への経常費補助は、国の交付税措置が増えた分、県税相当分を削るというやり方で、本来必要な増額を抑え続けてきました(下の表)。私立高校授業料補助は、国の就学支援制度ができると県予算を半減。全国四位と高い私立高校の学費負担の軽減にはほど遠い状況です。
都府県2010(H22)年度予算額前年度比増額伸び率
東京都43億3,700万円9億5,700万円18%増
京都府9億8,500万円8億8,500万円885%増
大阪府65億1,600万円1,700万円0.3%増
和歌山県2,400万円300万円14%増
広島県5億7,200万円6,700万円13%増
兵庫県6億2,200万円▲5,900万円9%減

検証兵庫県政:県「行革」を振り返る②

職員と県民サービス大幅カット

削減率全国一位


井戸敏三現知事は、二〇〇八年策定の「新行革プラン」で、二〇〇九年度~二〇一八年度の十年間で、県職員の三割削減方針を打ち出しました。一般行政部門で二千七百人、教育部門で四百二十人、警察で百十人、公営企業で二百人の大幅削減です。
二〇〇七年度で八千二百七十九人だった一般行政部門の職員数は、二〇一六年度で六千六十三人となり、削減率は全国一位です。

官製ワーキングプア

そのもとで、県職場では職員の長時間労働や「官製ワーキングプア」が横行する事態になっています。
本庁では、二〇一五年度、大きな災害がなかったにもかかわらず、ひと月あたり八十時間以上の残業を八カ月連続して行った職員や、ひと月あたりの残業が二百九十時間を超える職員まで出ています。県が目標とし、厚労省が健康維持ラインとしている年間三百六十時間を超過した職員は、全職員の約一割にもなっています。
出先機関の一部では、公務職場であっても労働基準法三六条が適用され、残業に労使協定の締結が必要ですが、職員が千二百五十四人から九百六十人に大幅に削減された土木事務所や港湾事務所では、二〇一四年度から二〇一六年度の間だけでも全ての事務所で労使協定を上回る違法な超過勤務が行われていました。県立病院でも違法な超過勤務が慢性化していることが明らかになっています。
県では、本来自治体がやるべき仕事を、民間業者などに請け負わせる、民間委託や指定管理が進められ、県営住宅の管理にあたる労働者が「時給八百円」で募集されていたり、専門性や経験の必要な仕事が、短期のアルバイトで募集されるなど、安い賃金や不安定な雇用を広げています。

民間委託・指定管理で住民サービス低下

こうしたもとで、住民サービスの低下、「福祉の向上」という自治体本来の姿が失われる事例が起こっています。
ある女性は、娘の教育資金を「母子父子寡婦福祉資金」から借り、生活保護を受けながら、県との約束で毎月千円ずつ返還していましたが、県から委託を受けた債権回収会社からいきなり「四十万円一括返済」を求められました。
また、県営住宅の入居者が、収入がなくなり、指定管理者となっている民間会社に相談に行ったところ、本来は家賃減免を受けられる資格があったにもかかわらず、何も教えてもらえなかったという事例も起こっています。
少ない県職員:全国43位
人口10万人当たり(2016年度)
一般行政部門職員数:108人(全国43位)
職員削減率全国1位:27%減
2007年度:8,279人
2016年度:6,063人

川重に商船建造継続要請を:日本共産党県議団が知事に申し入れ


日本共産党兵庫県会議員団は四月十九日、川崎重工業の神戸工場での商船建造撤退の発表を受け、「神戸工場での商船建造継続を川崎重工業に求めること」などを井戸敏三県知事に申し入れました。
申し入れは、①県は地域経済と労働者の雇用を守り、ものづくりの灯を絶やさない立場で、神戸工場での商船建造継続を川崎重工業に要請すること②関連中小企業とともに、請負、派遣など含め労働者からの相談を受ける窓口を設け、雇用・労働の実態を把握すること―の二点を求めました。
ねりき恵子県議団長らは、「私企業といえども県内の経済に大きな影響を及ぼす大企業なので、県として撤退すべきでないと求めるべき」「川重で長年、商船建造の技術者として働いてきた方は、その仕事を誇りにしている。配置転換で対応するということにも無理がある。撤退の撤回とともに、労働者の実態を県としてもつかみ、相談窓口など必要な対策を」と要望しました。
応対した安部斉産業労働部政策労働局長らは、「地域経済への影響への配慮、下請企業などの影響などの把握につとめながら、必要な対応をしていきたい。商船建造の撤退については、経営の根幹にかかわる部分なので、注文をつけるのは難しいと考えている」などと応えました。

認可施設の抜本的拡充を:堀内衆院議員が質問

姫路・わんずまざー保育園、芦屋市の認定こども園化などとりあげ


日本共産党の堀内照文議員は四月十九日、衆院厚労委員会で、重大な法令違反が発覚し、制度初の認定取り消しとなった認定こども園(姫路市・わんずまざー保育園)の事例を取り上げ、国の責任をただしました。
同園は個人立の認可外施設です。子ども・子育て支援法では設置主体が個人であれば施設給付の対象外ですが、二〇一五(平成二十七)年四月までに地方裁量型の認定こども園になれば個人立の認可外施設であっても認定こども園の実績があるとみなして給付が受けられます。
内閣府の中島誠子ども・子育て本部審議官は同園の認定が「平成二十七年三月一日」だったと答弁。堀内氏は姫路市内のもう一つの個人立施設の認定が新制度施行直前の三月三十一日であることも示し「駆け込み認定」と批判。待機児童が多い地域で「質の確保が十分でないまま受け皿づくりを急いだと言わざるを得ない」と指摘しました。
堀内氏はわんずまざー保育園が二年近く監査を受けていなかったことを指摘するとともに認可外施設が認定こども園に認定できるような地方裁量型の仕組み自体を見直すべきだと主張しました。
中島審議官は「地方裁量型の認定こども園のあり方について、今回の事案等を参考に考えていく必要がある。情報を把握し、必要に応じて、指導監査のあり方について見直しが必要であれば積極的にやっていきたい」と述べました。
*
最後に堀内氏は、芦屋市などで公立の就学前施設が統廃合され認定こども園化が進められていると指摘。規制緩和の受け皿づくりではなく、公立保育所を含む認可施設の抜本的拡充を求めました。

兵庫2区:がんばってます!

平松順子さん


核兵器禁止国際条約交渉会議が国連で行われ、歴史上はじめて、核兵器が違法化されようとしています。
ここに至るまでには、被爆者のみなさんのたたかいと、それに連帯し、長年核廃絶の署名を国連にとどけてきた原水協など日本はじめ各国の反核運動の積み重ねがありました。その活動が評価され、国連の会議としては初めて、市民社会が会議の正式な構成員とされました。
綱領に核廃絶を位置づけてきた日本共産党の代表団も市民社会の一員として会議で発言。会議に参加した三十カ国以上の代表・NGOと個別に懇談するなど、会議の成功に大きな役割をはたしました。
私も、二〇一五年のNPT(核不拡散条約)再検討会議の際、会議成功をめざす兵庫代表団としてニューヨークを訪れ、反核団体などと交流、現地での署名行動にも参加しました。言葉の違いを超えて快く核兵器禁止署名に応じてもらえたことに、世界共通の思いを実感しました。
なのに、被爆国でありながら、今回、「交渉には参加しない」と表明した日本政府の姿勢は恥ずかしい限りです。カナダ在住の被爆者サーロー節子さんは「心が裂ける思い」「母国に裏切られた」と言われました。
安倍政権は、シリアや北朝鮮に対してのアメリカの危険な軍事対応の動きにも、いち早く賛同するなど、対米追随の姿勢を続けています。
北朝鮮の非核化を求めるにも、核兵器禁止国際条約が有効です。日本政府は態度をあらため、アメリカに「軍事攻撃はやめるよう」に伝えるべきです。
街頭宣伝でも、「北朝鮮とアメリカの対応がすごくこわい」「安倍さんでは日本が戦争にまきこまれるのではないか?」「兄を戦争で亡くした。二度と戦争はいや」との切実な声がよせられます。
戦前に逆戻りさせないために、憲法と民主主義をまもらなければ、そのために総選挙に勝利しなければと、改めて決意をかためています。

福崎町議選:小林・いしの両氏再選

小林氏は全国最多の14選

小林ひろし氏
いしの光市氏

福崎町議選は四月二十三日、投開票で行われ、日本共産党の小林ひろし氏(74)、いしの光市氏(61)が再選を果たしました。小林氏は全国の日本共産党議員で最多の十四期連続当選です。
日本共産党の得票合計は千五百八十一票、得票率一七%。前回比で二百三票、四㌽伸ばし、二〇一六年参院比例票の二・二倍の得票となりました。(投票率五九・八%)
両氏と党福崎支部は安心・安全で活力ある住みよい町づくりなど五つの重点政策をかかげ支持を広げました

兵庫県憲法会議が総会

県政に憲法いかせばこう変わる:津川さんがミニ講演

憲法改悪阻止兵庫県各界連絡会議は、二〇一七年度総会を四月十八日、高教組会館で開催しました。
恒例の冒頭ミニ講演は代表幹事の津川知久さん。憲法県政実現のリーダーとして昨秋来、県下各地で、各界の方々との懇談のもようをリアルに語りました。
津川さんは①「学校」「病院」「足」、そして「雇用」が奪われて地域が壊れかかっている、②地域が一部のもの(大企業)の利益(全体に還元されない)をあげるための草刈り場になっている、③その中でも地域では、それぞれ関係者の方々が必死の工夫と努力が行われている、など県下の姿を説明。アベ暴走政治の中、自治体行政がどちらを向くのか、〝全体の奉仕者なのか、福祉向上の責務を第一義にしているのか〟の基本姿勢が問われていると強調しました。
兵庫県の位置について、経済力、幸福度、雇用や収入状況、非正規率、完全給食率など、全国比の詳しい説明では、総会参加者は驚きの声もあげていました。
こうした井戸県政の方向よりも、憲法の各条項をいかし、例えばわずか一・八%の組み替え予算を実現するだけでも県民の暮らしを守る県政になると説明、そのためにも、こうした具体的な政策で一致出来る党派を超えた共同を、早期に全地域で実現しようと訴えました。
憲法会議総会は、上脇博之事務局長が激動の憲法情勢を詳しく説明、津川さんの極めて詳細な講演内容も含め、憲法をめぐる国内外・県内の活動報告や二〇一七年の方針を討論し深め、積極的な意見も出されました。
閉会挨拶で和田進代表幹事は、「兵庫県でも憲法会議が結成されて以来、解釈改憲、立法改憲と強行され、いま、明文改憲で大変な事態となっている。あるゆる階層の方々と共同し、この危機を乗り越えるため奮闘しよう」と訴えました。

治維法国賠同盟創立50周年記念映画と講演のつどい

「共謀罪法」が監視社会もたらす:平野喜一郎氏が講演で警鐘


治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟兵庫県本部が四月二十三日、神戸で開いた「映画と講演のつどい」に約七十名が参加しました。
最初に同盟創立五十周年記念製作の映画「種まく人びと」を上映しました。映画では治安維持法弾圧の歴史を生存する犠牲者が語っています。
戸崎曾太郎県本部会長が主催者挨拶をし、「四・一六弾圧」を紹介し、「共謀罪法案」と「治安維持法」の「目的遂行罪」が似ていると話しました。
講演は、「治安維持法の時代と今日の情勢」と題して三重大学名誉教授で兵庫県革新懇代表世話人の平野喜一郎氏が行いました。
平野氏は明治末の「大逆事件」に衝撃を受けた文学者たち、その後の「冬の時代」から「大正デモクラシー」へ、そして「治安維持法」が日本を侵略戦争へ導いた歴史を述べ、「共謀罪法」が完全な管理・監視の社会をもたらすと警告。歴史に学びたたかうことの大切さを強調しました。

弁護士9条の会で猿田ND事務局長が講演

日本・世界の様々な声が外交に反映される社会を


兵庫県弁護士九条の会は定期総会を四月二十二日、神戸市勤労会館で開催、あわせて開かれた公開講座で「トランプ政権の日米同盟の行方」と題し、弁護士で新外交イニシアティブ(ND)の猿田佐世事務局長が講演しました。
猿田さんは、ワシントン留学中、政権交替で誕生したその直後に鳩山政権が米国の強い反発を受けているという日本での報道とワシントンの世論とのギャップに気付いたことがきっかけで、米国政府・議会へのロビーイングを開始し、NGOのシンクタンク「新外交イニシアティブ」を創設した経緯などを紹介しました。
日米外交について猿田さんは、
―ごく少人数の知日派の見解が、日本では米国の意向として大きく報道されているが、連邦議会の大多数の議員は日本についてほとんど関心・知識をもっていないこと、知日派の中にも様々な意見(アーミテージ氏も普天間基地移設に辺野古以外の別案の検討が必要だと述べたりしていることなど)があること、
―日本政府や大企業は、知日派シンクタンクへの資金提供、ロビーイスト、与党国会議員の訪米などを通じて、その意向を米国側に代弁させる「ワシントン拡声器」とも呼べる仕組みを作っていること、
などの現状を解説。ロビー活動をすすめるには米側に対し説得力のある政策が必要となることも指摘しました。
その上で、沖縄訪米団や新外交イニシアティブのワシントンでのロビーイングで、米国の国防権限法から「辺野古が普天間代替施設の唯一の選択肢」という条項を取り除くことができたという成果も紹介し、日本・世界にある様々な声が外交に反映される社会、市民が政策形成に関われる社会をつくることが必要だと強調しました。

ひなたぽっころりん〈595〉


『太陽のめざめ』:愛とは見捨てないこと

神戸映画サークル協議会5月例会


この映画『太陽のめざめ』はカトリーヌ・ドヌーヴ扮する家庭裁判所の判事フローランスが、心に傷を抱えた少年マロニー(ロッド・パラド)を見守り、更生させようとする作品だ。
不遇な時代を送り、親の愛を知らずに育った少年。子どもを持ちながら自立できずにいる母親。「子どもは親や大人が守り、育てる」という自明の理が揺らいでいる日本。大人社会を反映し、子どももまた生き辛い時代だ。
映画はフランスを舞台に一人の少年の更生を願う人々の取り組みをフローランスを中心に描いている。自分の誕生日を祝ってくれる更生施設の職員や仲間たちの前でケーキを前にして屈託のない笑顔をこぼす少年。その笑顔の中に彼がどんなに寂しい人生を歩んできたかが現れている。
人間は誰かに愛され、信頼されていると実感することで、前に向いた人生を歩んでいける。「人間の誤ちは人間が真剣にかかわる事でしか治らない」というある家裁調査官の言葉はこの映画のテーマとともに重い。
(松本正憲)

映画『太陽のめざめ』

神戸映画サークル協議会市民映画劇場5月例会/5月19日(金)①11時②13時30分③16時④19時、5月20日(土)①11時②13時30分③16時④18時30分/神戸朝日ホール4階/2015年・フランス・119分/監督:エマニュエル・ベルコ、出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、ロッド・パラド/一般1,300円(当日1,700円)、シニア・障がい者・大学生以下1,300円/主催:神戸映画サークル協議会☎078‐371‐8550、http://kobe-eisa.com/

クリスタル短歌の会から

安武ひろ子選

重き上衣脱ぎすてペダル漕ぎてゆく陽ざしやさしき啓蟄の土手
岡本征子

啓蟄も催花雨も過ぎ春は来ぬ夫亡き吾にも優しき春が
清水淑子

引っ越しを終えて冬日の暖かし昨日のつづきの今日が始まる
平野万里子

ふる里のぎぼし花咲く池の辺で未来夢みし少女のわれは
正津房子

酷寒に耐えて咲きにしびわの花はやも小さき青実抱けり
宮川菊代

山あいに匠の手入れの枝垂れ梅短き陽を受け見事に咲きぬ
島田国子

防護服まといピアノを弾く少女避難解除の飯館村の
長谷川一枝

放射能いっぱいの街へ戻れという政府に一かけらの良心もなし
森ひろ美

窓越しに咲く寒あやめの色深し平和ならこそ穏やかに見ゆ
広瀬弘子

花などが供えてありぬ餌をもとめ鳴きいし猫らここに眠るや
三浦良子

籠池氏窮鼠となりて猫を噛む慌てる猫は何匹いるや
西嶋節子

観感楽学

安倍内閣の腐敗が続いている。新聞や週刊誌がこぞって報道しているように、暴言を吐いて謝罪する議員、平気で国民にうそをついて追及される議員、質問に答えられない大臣など安倍内閣の閣僚の無能ぶりと腐敗に国民はうんざりしている。そしてまた週刊誌に、中川という政務官が「妻子がありながら別の女性と結婚式を挙げた?」などと「重婚」疑惑が報道され、当人は「私の不徳の致すところで…」といって自民党を離党した▼「不徳の致すところ」という言葉は、ただ言い訳しただけで謝罪にはなっておらず、自民党を離党すれば終わりという無責任さにあきれはてる▼ところで、四月十五日に東京で開かれた日本共産党文化後援会全国交流会で、田村智子さんが教育勅語に触れ、次のような挨拶をした。「森友学園問題をめぐる国会質疑の中で、教育勅語の『父母に孝に、兄弟に友に、夫婦相和し』などの一節を平然と評価する風潮がありますが、天皇主権の下では、家督相続権は長男だけ、女性の参政権はなく、離婚請求もできず、姦通罪は女性のみに適用されました。家父長制の下で、兄弟姉妹は長男に従い女性は男性にかしづくことを前提としたこの言葉のどこが評価できるのでしょうか」と▼この教育勅語を礼賛する者らは、闘病中とされる彼の妻が無責任な夫の不始末を謝罪する姿を見て何とも思わないのだろうか。腐敗を極める安倍内閣は早々に退陣すべきだ。(D)

(「兵庫民報」掲載)

2017年4月23日日曜日

兵庫民報2017-04-23

  • 関西電力神戸支社前抗議行動 250回/
  • 太陽光発電所:非常識な設置について堀内衆院議員がエネルギー庁に説明求める/
  • 堀内照文エッセイ「緊迫する課題」/
  • 兵庫1区 がんばってます!/
  • 宝塚市長選 中川智子氏3選/
  • 検証兵庫県政:県「行革」を振り返る①/
  • 切実な県政要求次つぎ「地域の会」総会・集会で/
  • 雪害被害で日本共産党県議団が再度申し入れ/
  • 香美町議選25日告示・30日投票/
  • 県春闘共闘・兵庫労連が決起集会/
  • 過重労働「重点調査」で労基法違反7割/
  • JAL争議兵庫県支援連絡会第五回総会/
  • 民青同盟神戸大学班・春の連続講座①/
  • 民青と党が力あわせ対話・宣伝行動/
  • 「緊急事態条項」に反対:日弁連・永井弁護士が「あすわか」宣伝で訴え/
  • 兵庫山河の会「山河」73号より/
  • 段重喜「安倍政権は強暴から凶暴に」/
  • 観感楽学/

関西電力神戸支社前抗議行動 250回

雨の日も風の日も元旦も毎週かかさず「再稼働反対」「原発なくせ」声あげ続け


二〇一二年七月六日から毎週欠かすことなく、「再稼働反対」「原発なくせ」と声をあげ続けてきた関西電力神戸支社前抗議行動(通称「カンキン行動」)が四月十四日金曜日、二百五十回目となりました。

発端となった2012年7月6日の抗議行動

「第二百五十夜」として取り組まれた今回の行動は約八十人の市民が参加。十八時から関電神戸支社前で抗議の声をあげ、十八時四十分からデモへ出発、三宮センター街を通りマルイ前でデモ終了後、街宣でアピールしました。

関電前の集会

デモ

関電前では抗議のコール以外にも「原発労働者の方から話を聞いた。二号機で作業したが建屋の中は除染の専門家が繰り返し除染、それでも十五分しか入れない。先が見えない状況が続いている」「初めて参加した。こうして行動が続いているから参加できたし、六年経った今も問題が続いていることを再認識できた」など参加者が思いを交流しました。
マルイ前でのアピール行動では、憲法が輝く兵庫県政をつくる会の津川ともひさ氏もかけつけ「雨の日も風の日もこうしてみなさんが行動を続けて来られたことが、本当に兵庫県の宝だと思います」とエールを送りました。

マルイ前でエールを送る津川氏(右)

イギリスやアイスランドへ行き世界中の脱原発の活動家と交流してきた小橋かおるさんは「アイスランドでは地熱発電が普及していた。再生可能エネルギーはコストがほとんどかからないので電気料金も大変安い。しかもこの地熱発電機は日本製だった」と発言しました。
替え歌の披露や参加者オリジナルコールでのアピールなども行われ、道行く人たちの注目も集めました。

太陽光発電所:非常識な設置について堀内衆院議員がエネルギー庁に説明求める

再生可能エネルギーを根付かせるためにも地域環境との調和を

エネルギー庁から説明を受ける堀内議員(左)
(金田峰生衆院兵庫10区予定候補も同席=中央)

多可町で、電気事業者が住宅の周囲をぐるりと囲む太陽光発電施設の建設を計画。その白紙撤回を求める住民運動が起こっています。
この問題で、堀内照文衆議院議員がエネルギー庁の担当者を呼び、「FIT法(電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法)」の改正ポイントについて改めて説明を求めました。
今回のFIT法改正は、再生可能エネルギーを根付かせることと、国民負担抑制の両立を図りたいというもの。トラブルが多発しており、法遵守と事業に対する本気さを求め、事業計画を審査することにしています。
担当者は「改正法は四月一日施行だが、昨年八月一日以降は『みなし認定』の移行措置が取られ、事業者に改正法や新ガイドラインの遵守を誓約させている」と説明、多可町で〝非常識な〟設置工事を行おうとしている事業者についても、「連絡があれば対応する」としました。
太陽光発電施設を巡る問題では、兵庫県も「太陽光発電施設等と地域環境との調和に関する条例」(七月一日発効)を定め、三月三十一日には「太陽光発電施設の設置等に関する基準」を告示しており、事業者の対応が求められています。

堀内照文エッセイ「緊迫する課題」

強行採決、軍事力行使の選択肢支持…

四月十二日の衆院厚労委員会で、与党と維新は、審議中の地域包括ケアシステム強化のための介護法案の質疑を一方的に打ち切って、採決を強行しました。森友学園問題を質疑した民進党議員の行為が、自民、民進両筆頭理事間の「信頼を壊した」というのがその理由です。
両筆頭間でどんな約束事があったかは、私たちには知る由もありません。しかし、問題があれば、それはそれとして解決されるべきであって、発言内容を理由に審議を打ち切り、採決を強行するなどは、前代未聞です。議員の質問権への重大な侵害であり、こんなことがまかり通れば、与党の許容する範囲でしか質問できなくなり、国会の自殺行為です。
厚労理事会では、自民党理事から「安倍総理は俺たちのボスだ。ボスを守らなければならない」との趣旨の発言も飛び出したといいます。〝忖度〟が流行語大賞に選ばれそうな勢いですが、ここまでくると笑えません。
一方、米国によるシリア攻撃にかかわって、北朝鮮に対する軍事力行使につながりかねない危険な動きも。
トランプ大統領は、安倍総理との電話会談で「あらゆる選択肢を排除しない」といい、自らのツイッターでは米国単独の軍事力行使も示唆しています。安倍総理はトランプ発言を「力強い発言」と歓迎し、攻撃への支持を表明した際には、わざわざ「東アジアでも大量破壊兵器の脅威は深刻さを増しています」と強調するなど、米国による北朝鮮に対する軍事力行使の選択肢を容認、支持するなど、きわめて危険で重大です。半島での軍事力行使が、日本を含む東アジアでどれだけの破滅的な惨状をもたらすかについて、総理にはその想像力すらないのかと本当に恐ろしい。
この安倍政権が秘密保護法、戦争法に続き、共謀罪をも得ようとするなど、絶対に許せません。
国内外の緊迫した課題にしっかりと対応し、引き続き奮闘したいと思います。(第四週号掲載)

兵庫1区 がんばってます!

こんどう秀子さん


衆議院兵庫一区予定候補のこんどう秀子です。
候補者発表からもうすぐ一年、毎日の定時定点宣伝、訪問、集いなど候補者活動に取り組んでいますが、森友学園に国有地をただ同然で売却した問題を日本共産党が国会で追及してからというもの、街頭でも訪問でも大きな変化が生まれています。
街頭では「共産党は昔から大嫌いだった、だけど今度の森友学園の問題では共産党を全面的に応援する。国会中継を見ていると安倍さんは国民をバカにしている、われわれには一票しかないけど今度は共産党に入れるよ」と熱いエールをいただいたり、訪問では共産党が嫌いでよく共産党員をいじめたという方からも、「今度はがんばってほしい」と後援会ニュースを読んでいただくなど新たなつながりが生まれています。
この激動の情勢を語れば語るほど、日本共産党への新たな期待と注目が高まることを実感しています。うそと偽りの安倍政権に未来はありません。今こそ野党と市民が力を合わせて退陣に追い込む時です。今度こそ改憲勢力に厳しい審判を下すために全力で頑張ります。

宝塚市長選 中川智子氏3選


宝塚市長選挙は四月十六日投開票され、「みんなでもっと宝塚!市民の会」の現職・中川智子氏(69)が四万二千二百二十二票(得票率五七%)を獲得し、当選しました(投票率三九%)。
清潔で豊かな実績と、ガーデンフィールズ跡地を文化・芸術の拠点に、エイジフレンドリーシティ推進、教育環境整備などの政策が広く支持を得ました。日本共産党が支持、民進・社民・無所属市議が支援、連合兵庫も推薦。自民党推薦候補らを大差で破りました。

検証兵庫県政:県「行革」を振り返る①

福祉・医療、子育て切り捨て

兵庫県知事選挙(六月十五日告示・七月二日投票)が間近に迫ってきました。井戸敏三現知事の十六年間の県政を連載で検証します。
二〇〇一年の就任以来、井戸知事は、前知事時代からの「行財政構造改革推進方策」を受け継ぎ、さらに「後期五か年の取組み」(二〇〇四年)、「新行革プラン」(二〇〇八年)を策定・更新し、県民の暮らしに大なたを振るってきました。

医療費助成

国の制度の対象とならない県民に対して県独自に行われてきた医療費助成制度(福祉医療)は、十六年の間に大幅に削減されました。
なかでも、六十五~六十九歳を対象とした老人医療費助成は、対象年齢人口の約七割(二〇〇〇年)が受けていましたが、制度縮小が繰り返され、今年度はついに廃止(グラフ)。代わりに、低所得で要介護二以上という要件を加えた「高齢期移行助成事業」を開始しましたが、対象年齢人口の約三%、一万二千人しか対象になりません。

県の老人医療費助成制度改悪の歴史
  • 1971~83年:無料
  • 2000年 貝原知事:1割負担を決定
  • 2004年 井戸知事:2割負担、対象者6万人削減を決定
  • 2008年:対象者削減17万人→4万人を決定
  • 2014年:低所得者の負担1割→2割
  • 2017年:廃止を決定

重度障害者児やひとり親家庭への医療費助成も、一部負担金の増額、所得制限の強化が繰り返されてきました (表)。
乳幼児・子どもへの医療費助成は、県民の運動で対象年齢が引き上げられましたが、一部負担金の値上げや所得制限強化が行われました。今も知事は「負担の公平性」を理由に、「中三まで無料に」との願いに背き続けています。
他にも、知事は、これら「行革」の名で、入院生活福祉給付金や、在宅老人や重度障害者の介護手当、民間福祉施設に働く職員の処遇改善の予算などを削ってきました。
各医療費助成改悪の歴史
子ども(乳幼児)
行革プラン 策定年 外来 入院 所得制限*1
2003(H15)年以前 定率1割負担 負担なし
行財政構造改革推進方策後期5か年の取組み 2004年 1医療機関あたり1日700円(500円)*2 定率1割負担
新行財政構造改革推進方策〔新行革プラン〕 2008年 800円(600円)に値上げ 強化:住民税所得割額27.6万円未満相当→23.5万円未満*4
〔第2次行革プラン〕 2011年 強化:判定単位を世帯合算に変更
〔第3次行革プラン〕 2014年

重度障害者〔児〕
行革プラン 策定年 外来 入院 所得制限
2003(H15)年以前 負担なし 負担なし
行財政構造改革推進方策後期5か年の取組み 2004年 1医療機関あたり1日500円(300円) 定率1割負担 強化*3
新行財政構造改革推進方策〔新行革プラン〕 2008年 600円(400円)に値上げ 強化:住民税所得割額28.4万円未満相当→23.5万円未満*5
〔第2次行革プラン〕 2011年 強化:判定単位を世帯合算に変更
〔第3次行革プラン〕 2014年

ひとり親家庭(母子家庭等)
行革プラン 策定年 外来 入院 所得制限
2003(H15)年以前 負担なし 負担なし
行財政構造改革推進方策後期5か年の取組み 2004年 1医療機関あたり1日500円(300円) 定率1割負担
新行財政構造改革推進方策〔新行革プラン〕 2008年 600円(400円)に値上げ
〔第2次行革プラン〕 2011年
〔第3次行革プラン〕 2014年 800円に値上げ(低所得者は400円のまま) 強化:所得268万円→95万円
  • *1 ゼロ歳児の場合、所得制限なし
  • *2 かっこ内は低所得者の負担額/所得基準は、
    • 04~09年6月:年金収入65万円以下かつ所得なし
    • 09年7月以降:年金収入80万円以下もしくは年金収入を加えた所得80万円以下
  • 扶養親族2人の場合:
    • *3 障害者本人の給与収入728万円→613万円
    • *4 扶養義務者の所得608万円→540万円
    • *5 扶養義務者の所得675万円→540万円

切実な県政要求次つぎ「地域の会」総会・集会で

明石の会の総会

「憲法が輝く兵庫県政をつくる会」の津川ともひさ代表幹事をなんとしも押し上げようと県下各地の「地域の会」が総会や決起集会を開き、切実な県政要求を話し合い、県政転換への決意を交流しています。
加東市内で開いた「北播磨の会」では、「農家はますます困難になる。営農がつづけられる支援が切実。津川さんと一緒に地域のJAをひととおり訪問したい」「先日出会った老人会の役員が、なんで老人会の補助金まで削るのかと怒っていた」「老人医療費助成などは、県の制度改悪をやめさせなければならない」などの声がだされました。
「姫路の会」の「決起の総会」では、「待機児童の解消など保育所が大問題となっている。子育てをもっと支援する県政に」などの声も。「明石の会」の総会でも「(就学援助の)入学準備金の増額を」「教育勅語から子どもたちを守る学校にしていほしい」(全教明石)、「いま高齢者夫妻のどちらかが倒れたら、やってゆけない。安心できる医療、介護の制度を」(年金者組合)、「自衛隊へのトライやるウィークはやめてほしい」(新日本婦人の会)、適正な賃金を保障する公契約条例をつくってほしい」(東播建設労働組合)などの切実な要求をだされています。

雪害被害で日本共産党県議団が再度申し入れ

被災地・丹波市の西本丹波市議も要請

実情にあわせ弾力的な支援を


日本共産党兵庫県議団は、今年の大雪による雪害被害問題について四月十二日、再度、県知事に申し入れました。農政環境部の馬場弘明農林調整参事、災害対策局の津田徹防災・危機管理班長らが応対。西本よしひろ丹波市議が同席しました。
申し入れは、▽県として再度実態調査を行い、実情にあわせた補助・支援を弾力的に行うこと▽県の復旧支援事業を施設変更にも弾力的に運用すること▽ビニールハウスなど撤去の場合も災害廃棄物として扱うなど、補助・支援を行うこと―などを求めました。
西本丹波市議は、「県の支援事業を受け、丹波市では二百七十件の申し込みがあったということだが、撤去のみの場合など、支援を受けられないと言われて不安がひろがっている。農業資材置き場としてのビニールハウスを強固にするための対応なども含めて柔軟な対応をお願いしたい」と実情をふまえ、要望しました。
馬場参事らは、「いま再度、被害実態、申し込み状況をまとめている。再検討のうえ、適正に執行できるように検討したい」と話しました。

写真:申し入れる(左から)庄本えつこ・きだ結・ねりき恵子各県議、西本市議、いそみ恵子・入江次郎各県議

香美町議選25日告示・30日投票

町民の声がまっすぐ届く町政へ:山本・谷口両氏が奮闘

山本けんし氏

谷口しんじ氏

香美町議選(定数十六)は四月二十五日告示・三十日投票で行われます。
日本共産党は、山本けんし(64)氏、谷口しんじ(66)氏=ともに現=を立て、現有議席確保をめざします。
山本・谷口両氏は、「日本海からハチ北・小代高原まで町民が輝く香美町政、町民の声がまっすぐ届く町政を」として、①国保税、介護保険料減免・引き下げ、公立病院と診療所の医師確保、特養ホーム整備、出産祝い金の大幅引き上げと保育料の減免・無料化など、くらし・福祉・子育て・教育施策②中小企業振興条例制定、農林漁業を地域経済の柱に、獣害対策、農道・水路復旧など「地域の力」が輝く産業振興③町民バス低料金化・土日運行、ごみ最終処分場の安全管理、原発再稼働反対・再生可能エネルギー推進など「安心・安全」のまちづくり④自治と自治体の再生を―の政策を掲げ支持を広げています。

県春闘共闘・兵庫労連が決起集会

最賃引き上げで貧困根絶、「働き方改革」NO!の声を


県春闘共闘・兵庫労連は、春闘後半最大のたたかいとなる最低賃金(以下、最賃)の大幅な引き上げをめざして四月十四日、神戸市内で決起集会を開催しました。
全労連雇用・労働法制局長の伊藤圭一氏が最賃闘争と安倍「働き方改革」について講演しました。伊藤氏はアベノミクスの失敗で景気が低迷していることをデータで示しながら、最賃を上げることで貧困根絶、地域経済回復に繋がり、さらに社会保障の土台になることを強調し、社会的波及力のある最賃闘争の意義を語りました。
アベ「働き方改革」での「同一労働同一賃金」は正規・非正規の待遇差が不合理かどうかのガイドラインが示されましたが、賃金差別容認のガイドラインだと指摘。時間外労働についても月百時間の残業を合法化するもので、これでは労災と認定されてきたものがされなくなると批判し、このことを広め、安倍政権に「働き方改革」NO!を突きつけようと講演の最後を締めくくりました。
事務局から時給千円以上を求める最賃請願署名の取り組みと、六月一日に労働局前での座り込みとデモの行動が提起され、たたかう意思統一を行いました。また、兵商連と農民連の代表も集会に駆けつけ連帯の挨拶をしました。
(土井直樹=兵庫労連)

過重労働「重点調査」で労基法違反7割

残業月200時間超も――兵庫労働局

兵庫労働局はこのほど、昨年十一月におこなった、過重労働解消のための「重点監督」の結果を発表しましたが、約七割の事業所で労働基準法などの関係法令に対する違反があったことがわかりました。
「重点監督」は、過労死の労災申請や過重労働が疑われるとの情報提供があった三百五十八事業所を対象に実施。二百五十事業所(六九・八%)で労働基準法関係法令違反が認められました。
「違反内容」は「違法な時間外・休日出勤」が最多の百二十八事業所で、法令違反の約三五%を占めました。長時間労働による過労死など健康被害の解消が社会問題となっていますが、いまなお過重労働が兵庫県内で横行している実態がうきぼりとなりました。
百二十八事業所のうち、残業時間が「過労死ライン」とされる月八十時間を超える従業員がいた事業所が六十九、百時間超が三十八、百五十時間超十一。二百時間超えたところも一事業所ありました。
このほか、「賃金不払残業」が二十事業所(法令違反の五・六%)でありました。
具体的な事例として、労働者十一人に月八十時間以上、うち二名は百時間以上の残業をさせていた「港湾運送業者」や、労働者六名に月八十時間以上、うち一名は月百三十時間の残業をさせていた「電気通信工事業者」などがありました。
兵庫労働局は「今後も、月八十時間を超える残業が行われている事業場に対する監督指導の徹底をはじめとした、長時間労働の是正に向けたとりくみを積極的に行っていきます」としています。

JAL争議兵庫県支援連絡会第五回総会

早期解決へ行動提起

JAL争議兵庫県支援連絡会の第五回総会が四月十日、神戸市勤労会館で開かれ、支援者など五十人が参加しました。
総会では、日本航空キャビンクルーユニオン(CCU)の前田環副委員長が二〇一〇年末の不当解雇から七年目となる争議の報告を行いました。
―この間JALは毎年千四百億円から千九百億円もの利益を上げ、三千人を新たに採用しながら、ILOの二次勧告の中で、解雇者の職場復帰は新規採用活動の中で解決を行う要請が出されていること、また、昨年九月に最高裁でJALの不当労働行為が確定したことを受けて早期解決に向けて前進がみられ、日本航空の三労組が統一して要求書を提出したことなどが報告されました。
―しかし、JALはILO勧告を履行せず、また、不当労働行為と解雇問題は関連させない態度であり、解決に向けての真摯な姿勢がまったく見られないJALの不誠実な態度が解決の障害となっている現状の打開に向けてさらなる運動の拡大が必要であることが示されました。
支援連絡会の北島隆事務局長から、この一年の活動報告が行われ、八月に三週連続での伊丹空港宣伝が行われたこと、兵庫県選出のすべての国会議員事務所を訪問していることなど、早期解決に向けての行動が報告されました。
行動提起では、支える会への加入の促進、元町東口での定例宣伝と全国一斉空港宣伝に合わせ五月二十七日十五時から伊丹空港での宣伝への参加などが提案されました。
支援連絡会の代表として新たに成山太志兵庫労連議長を選出し、活動報告、行動提起、会計報告と合わせて確認されました。
(岡崎史典=兵庫労連)

民青同盟神戸大学班・春の連続講座①

トランプ大統領誕生の背景学ぶ:受験生・新入生との対話からテーマ設定


民青同盟神戸大学班は四月十四日、春の連続講座①「トランプ企画」を六甲道勤労市民センターで開きました。
この間、大学受験生や新入生を対象としたシールアンケートなどで「今のニュースで何に関心があるのか」との問いで、トランプ政権についての関心がもっとも高かったことから、神戸外大名誉教授の大塚秀之氏を講師に招く学習会を企画。当日は学生三人が参加、合計十人の学習会となりました。
大塚氏は、トランプ大統領が誕生した背景を、貧困格差と白人至上主義的な差別の二つの視点から捉えて解説しました。
参加者から「年齢別や男女別の投票数だけではなく、高等教育を受けたかどうか、人種別ではどうか―など、広い視野でアメリカ社会全体を捉えた学習ができすごく勉強できた」「差別を容認することは許せないし、危険」などの感想が寄せられるなど、今の社会をどう見るかという力がつく学習会になりました。
次回の春の連続講座②「社会のかじり方」は四月二十六日(水)十七時から神戸学生青年センターで開催。神戸女学院大学の石川康宏教授を講師に大学での学びについて学習します。

民青と党が力あわせ対話・宣伝行動

青年の思い聞き、つながれる機会

関学門前での宣伝

民青同盟県委員会と日本共産党の西宮・芦屋地区委員会、党居住支部のみなさんと四月十二日、関西学院大学上ヶ原キャンパス門前で、宣伝・対話を行いました。
桜が舞い散る中での対話はとても気持ちが良く、民青と党が力を合わせることで、学生との対話もはずみ、「ヒバクシャ国際署名」も集めることができました。
対話のなかで「憲法を変えないで欲しい」と話す学生に、どの条項に特に関心があるかと尋ねると、「憲法第二四条です。女性だから」という答えが返ってきました。男女平等が憲法で保護されているものとして捉えているのだと頼もしく思いました。
現在安倍政権は、「教育勅語の精神は今も取り戻すべきだ」と公言しますが、「夫婦相和し」が発布直後の解説書で「夫に従い逆らうな」と解釈されていたように、ここに男女平等の精神はありません(詳しくは「赤旗」四月十七日付)。今の青年の思いとは真逆です。
対話・宣伝はこのような青年の思いを聞き、つながれる機会です。今後もこうした行動を引き続き行っていきます。
(長谷川晃士)

「緊急事態条項」に反対:日弁連・永井弁護士が「あすわか」宣伝で訴え

災害関連法規はすでに整備

左が永井弁護士
四月十七日朝、神戸駅前で明日の自由を守る若手弁護士の会(あすわか)が、「共謀罪」「緊急事態条項」で内閣が国民の自由や権利を制限できる独裁社会になる危険性を訴えビラとティッシュを配りました。三月二十三日の衆院憲法審査会で参考人として意見陳述した日本弁護士会災害復興支援委員会の永井幸寿弁護士がゲスト参加。災害関連法規は十分に整備されており、災害を理由に三権分立を停止、内閣に権力を集中する「緊急事態条項」を憲法に設けるべきではないと訴えました。

兵庫山河の会「山河」73号より

おみなには花の季節はいちどきり白木蓮の白の羨しき
山下洋美

地下鉄の窓より見ゆる菜の花のなだりに咲きて今盛りなり
鵜尾和代

木枯らしにひたすら耐えて花開くちさきタンポポ一輪の春
山下 勇

蕗の薹よもぎも摘みてタラと揚げ春の香りを妻と食さん
小林誉穂

変わりゆく色を楽しみ花梨ジャム午後の長きをゆるり煮詰める
塩谷凉子

春になれば釘煮つくりて送りくれし父逝きてはや十年過ぎぬ
新井 幸

コーヒーも米も世界で第二位とベトナムたくまし平和よ続け
岸本 守

あの日には太陽が二度昇ったとビキニ被曝の生き証人は
西澤 愼

夢希望あたためながら降りていく午後九時半駅の階段
大中 肇

ただならぬ世ゆえか巨木の枝垂れ梅凛然と咲く大地覆いて
安武ひろ子

段重喜「安倍政権は強暴から凶暴に」


観感楽学

片道の通学時間が一時間半以上の生徒が七百四十九人。昨年度の県内公立高校の新入生約三万三千人から県教育委員会がまとめたデータの一つです。高校生が生活の八分の一以上を通学時間にとられてしまう。通学費用も深刻です。「電車やバスを使わないといけないので経済的な負担が増えた」保護者からの声です▼兵庫県の高校通学区が十六から五学区に拡大されて三年目。旧学区外から通う生徒の数は増加傾向です。この学区拡大で旗振り役になったのが、大阪府私学審議会会長のあの梶田叡一氏。当時は兵庫教育大の学長で、県の学区拡大検討委員会の委員長でした。「六三三制は戦後異民族から押しつけられた」「十五の春は泣かせたらよい」との暴論を吐いてきた〝実績〟を持つ人物でした▼学区拡大のあとに危惧されるのが高校統廃合。通学不便な学校や「人気のない」学校への圧力が予想されます。学校の統廃合といえば加西市で、十一ある小学校を五校に統廃合しようとしたのが当時市長の中川暢三氏▼住民の反対運動が起こり六年前の市長選で敗北。小学校数は維持されました▼この夏の県知事選挙は、子どもたちと学校を守る選挙でもあります。(T)

(「兵庫民報」掲載)

2017年4月15日土曜日

兵庫民報2017-04-16

  • 共謀罪法案許すな/
  • 「みなせん」が候補予定者招き集い/
  • 連帯兵庫みなせんが2区で「囲む会」/
  • 福崎町議選4月18日告示・23日投票/
  • 宍粟市議選4月23日告示・30日投票/
  • 尼崎市議選に さとう貴志氏/
  • 山下よしき副委員長きたる/
  • 県立淡路島公園でソナが事業展開/
  • 戦争する国づくりと一体の/
  • 原発の廃炉へのみちすじは?/
  • 平和委員会・安保破棄実行委員会が学習会/
  • みんぽう川柳〈三月〉「卒業」/
  • 「あさぎ」四月詠草 姫路年金者組合/
  • 観感楽学/

共謀罪法案許すな

審議入りに抗議:神戸での緊急宣伝に60人参加


「共謀罪」法案の国会審議入り強行に抗議して四月六日昼、兵庫県憲法共同センター、兵庫県憲法会議、自由法曹団兵庫支部、弁護士九条の会、国民救援会兵庫県本部、安保破棄兵庫県実行委員会、原水爆禁止兵庫県協議会は神戸大丸前で抗議緊急アピールを行い、約六十人が参加して同法案の廃案を訴えました。


兵庫県原水協の梶本修史事務局長、明日の自由を守る若手弁護士の会(あすわか)兵庫支部の八木和也支部長、自由法曹団兵庫支部の吉田維一事務局長、兵庫労連の北島隆事務局長、日本共産党の森本真神戸市議らが、憲法で保障された思想・良心の自由、プライバシーを侵害し、監視・密告を日常化させるなどの「共謀罪」の危険性を訴え、市民や労組組合員らが兵庫県弁護士会作成のポケットティッシュチラシなどを配り、国会請願署名を呼びかけました。

戦争・原発・貧困・差別を許さない尼崎共同行動が集会


戦争・原発・貧困・差別を許さない尼崎共同行動の呼びかけで「共謀罪を許さない尼崎行動」が四月九日、JR尼崎北広場で行われ、二百五十人が参加しました。
呼びかけ人を代表して開会挨拶をした今西正行阪神医療生協前理事長は、「これ以上安倍政権を延命させない取り組みを強めよう」と訴えました。
明日の自由を守る若手弁護士の会の弘川欣絵弁護士が「共謀罪」の内容について解説。「LINEで『既読』になるだけで『合意』と見なされる」など身近な例に参加者が大きくうなずいていました。
日本共産党の堀内照文衆院議員は、「犯罪の下見と散歩との違いは何か」との質問に金田勝年法相が「目的だ」と答弁したことをあげ、「目的を探るには心の中をのぞきこむことになる。『共謀罪』の本質を示している。反対の声を大きく上げましょう」と呼びかけました。
緑の党の丸尾牧県議もパレルモ条約批准のために「共謀罪」が必要のないことなどの問題点について発言しました。
日本共産党の庄本えつこ県議、辻修・川崎としみ・松沢ちづる・まさき一子各尼崎市議、社民党の綿瀬和人市議も紹介されました。


集会後は商店街などを一周する「ピースウォーク」を行い、市民に広く訴えました。

戦争法廃止・共謀罪反対・憲法を守る―戦争させない・長田の会が発足


「戦争法廃止・共謀罪反対・憲法を守る――戦争させない・長田の会」の発足集会が四月九日、新長田勤労市民センターで開かれました。
「戦争法廃止二〇〇〇万署名実行委員会」から発展した会です。
日本共産党から平松順子兵庫二区国政委員長、新社会党、みなせん兵庫、自由党(メッセージ)から連帯の挨拶がありました。
集会では、吉江仁子弁護士と戸崎曽太郎治安維持法国賠同盟兵庫県本部会長を講師に「共謀罪」について学習を行いました。
最後に新長田の商店街をパレードしました。(森本真神戸市議のフェイスブック記事から)

劇団あすわか有志が危険性を訴え:秘密保護法に反対する三田市民の会


秘密保護法に反対する三田市民の会は四月九日、キッピーモールで劇団あすわか有志による新作「共謀罪であなたも狙い撃ち!?」の上演と講演の集いを開催し、五十数人が参加しました。
三十分の劇と吉田維一弁護士による一時間の講演で、参加者らは「憲法が保障する国民の『知る権利』を守り、監視社会へとならないよう、共謀罪法案を廃止させるために頑張ろうとの思いを新たにしました。(長谷川よしき三田市議のブログ記事をもとにしました)

特定秘密保護法・安保法制廃止に加え「共謀罪」阻止も


「特定秘密保護法・安保法制廃止」を掲げ毎月行われてきた憲法改悪ストップ兵庫県共同センターなど8団体主催・兵庫県弁護士会協賛の昼休みパレード。4月11日から、「共謀罪阻止」もスローガンに加わりました。

兵庫県弁護士会が4月29日に街頭パレード

兵庫県弁護士会は「いわゆる共謀罪法案に反対する街頭パレード」を4月29日(土)に行います。13時に神戸・東遊園地に集合。三宮センター街を通って元町までパレードします。
「どなたでも自由に参加できます。アピールパレードの趣旨に合致するノボリ、横断幕、ボードなどの持ち込みは自由ですが、趣旨を逸脱する政治的主張や政党名の表示はご遠慮ください」とのこと。

「みなせん」が候補予定者招き集い

ミナセン篠山・丹波:村岡みねおさんと語る集い


ミナセン篠山・丹波主催の「村岡みねおさんと語る市民の集い」が四月八日、丹波の森公苑で開催され、日本共産党、新社会党、緑の党の関係者を含め四十人を越える市民が参加しました。
村岡みねお氏は衆議院兵庫五区(但馬・丹波・三田・猪名川)の予定候補者として活動しています。十九歳で農水省の労働組合活動の中で共産党に入り、三十歳から豊岡市議を九期務めていると自己紹介した後、日本共産党の政策を紹介しました。とくに、戦争する国づくりは許さないとりくみ、野党と市民の共闘について強調しました。
参加者からは、野党共闘の進め方、共謀罪法案、五区の課題、高額の供託金などについての質問が出され、村岡氏がていねいに答えました。
(西脇秀隆=丹波市議)

連帯兵庫みなせんが2区で「囲む会」

連帯兵庫みなせんが「兵庫二区候補予定者を囲む会」を四月八日、新長田勤労市民センターで開き、午前に民主党のふなかわ治郎氏から、午後に日本共産党の平松順子氏から、それぞれの人となりや政策を聞きました。
平松氏は、長田区尻池に生まれ、兵庫中学、兵庫高校から、働きながら神戸大学に進んだこと―若くして婦人運動の専従者となったこと―五十歳で日本共産党の参院選候補者となり、今度で七度目の立候補となる―と自己紹介し、安保法制や森友学園問題、共謀罪法案など、安倍政治のモラルハザードを食い止めなければならないと訴えました。
とくに自らの強い政治信条として平和の実現をあげ、ヒバクシャ国際署名の推進・核兵器禁止条約の制定への思いを語るとともに、非核「神戸方式」がいかに世界に大きな影響をあたえているか、その意義を強調しました。
また、実行委員会の一人として取り組んできた東日本救援バザーや、福島県への直接訪問などの経験も語りました。
参加者からは、「日本共産党が政党助成金を受け取らないのはなぜか」などの質問や、「話はわかるが、人の心をつかむ工夫を」などの助言が出されました。
(山本こうじ)

福崎町議選4月18日告示・23日投票

憲法を暮らしに活かし、国政でも町政でも住民利益第一

小林ひろし氏
いしの光市氏

福崎町議選(定数十四)は四月十八日告示・二十三日投票で行われます。日本共産党はともに現職の小林ひろし氏(74)、いしの光市氏(61)をたて、現有二議席確保をめざします。選挙戦は十五人(現職十、元職二、新人三)の立候補で一人はみ出しの激戦となる見込みです。
小林氏、いしの氏は安部自公政権の憲法破壊の暴走政治のもとで、「憲法を守り憲法を暮らしに活かす福崎町政を」と、国政でも福崎町でも住民利益第一に活動する日本共産党議員の役割を訴えています。
小林氏、いしの氏がすべての定例議会で一般質問に立ち、住民の願いを町政に届け実現する役割を果たしている一方で、前回町議選で当選した後、県議選・町長選出馬のために議員辞職した二人の元職が立候補し、「宣伝自粛」を申し合わせ、候補者カーを用意しない候補者が三人になるなど、真面目な政策論争を避ける動きに町民からも「何を考えているのか」「不真面目だ」との批判の声が出ています。
日本共産党福崎支部は①安心・安全で活力ある住みよい町づくり、②行き届いた教育と子育て支援の充実、③福祉・医療の充実、④農業・地元商工業、自然と歴史を生かした観光の発展、⑤公正な町政とそれを守る開かれた議会へ―の五つの重点政策をかかげ、二議席確保めざし、奮闘しています。

宍粟市議選4月23日告示・30日投票

予算の優先順位を暮らし・福祉重点に

山下ゆみ氏

宍粟市議選(定数十六)は四月二十三日告示・三十日投票で行われます。日本共産党から現職の山下ゆみ(56)氏が四期目をめざします。
山下氏は、①国保税一世帯一万円引き下げ、介護保険料・利用料減免②こども医療費を高校卒業まで無料に③学校給食無料化、就学援助制度の改善・充実④使いやすい「宍粟市公共交通」に⑤引きこもり相談支援の充実⑥年金収入で入所できる高齢者施設増設⑦市立幼稚園・保育所の廃止ノー―に直ちに取り組み、実現をめざしたいと訴えています。財源については財政調整基金三十一億円の活用などをあげています。
宍粟市は第三次「行革」として昨年度から五年間で三億五千万円の支出削減を目標にしています。合併特例措置の終了(二〇一一年)で収入が減っており、二一年には収支がマイナスに転じるとの試算によるもの。削減項目には福祉制度の見直し、ゴミ収集や水道業務の民間委託、給食センターの機能集約、下水道施設統合、各種補助金見直しなどがあげられ、市民サービス低下・料金値上げなどが懸念されます。
山下氏は、収入源対策は必要だが、予算の優先順位を市民の暮らし・福祉を重点にして、自治体が本来の役割を果たせるように切り替えていくことを強く求めていきたいとしています。

尼崎市議選に さとう貴志氏

松村市議と交代

日本共産党尼崎地区委員会は、尼崎市議選(五月二十八日告示・六月四日投票)に立候補を予定していた松村ヤス子市議(73)に代わって、党尼崎地区社会保障・中小企業対策責任者の、さとう貴志氏(53)を擁立することを四月十日、発表しました。
松村市議から「体調がすぐれず、議員活動は難しい」との申し出があり、地区委員会で検討し、交代に至ったものです。

さとう(佐藤)貴志(53)新


神戸大学農学部卒。元神戸大学新聞会編集長、元有機栽培八百屋ポパイ経営。現在、尼崎民主商工会理事、党尼崎地区常任委員。

山下よしき副委員長きたる


日本共産党街頭演説

  • 4月23日(日)14時
  • JR尼崎駅北=キューズモール前
日本共産党尼崎地区委員会☎06・6411・6633

県立淡路島公園でソナが事業展開

自然や地元経済への影響に懸念


日本共産党の入江次郎県議、かまづか聡淡路市議らは四月七日、地元住民と人材派遣最大手パソナグループが「ニジゲンノモリプロジェクト」と称し、事業を展開しようとしている県立淡路島公園内を視察しました。
パソナグループの事業計画の概要は、日没から午後十時までの間、公園内にある森林スペースを利用し先進技術のプロジェクションマッピングを用いて光と音で演出するコンテンツや、一棟あたり二人~四人宿泊可能な「グランピング」施設を二十~三十棟整備する等というものです。
県立淡路島公園にはカワセミなど複数の野鳥が生息し、多種類の草花が植樹され、遊具や芝生広場なども整備されており自然観察や憩いの場として市民に親しまれています。
この日同行した地元の人々からは、「日没から開催されるプロジェクションマッピングによる光と音で野鳥の生息できない公園になるのではないか」「高速道路内で宿泊、食事が完結してしまい地域の観光産業、飲食業は大打撃を受けるのではないか」「県立公園の設置目的から外れるのではないか」など不安の声が広がっていることが語られました。
また事業の概要が地元自治会に説明があったのが今年の二月、工事着工が五月、七月にはオープンするという計画だということもあり、「あまりにも知らされていない」「広い説明会を要請している」との意見も寄せられました。
写真:プロジェクションマッピングが計画されている森林を歩きながら地元の人々から事情を聞く、かまづか市議(左)と入江県議(右)

戦争する国づくりと一体のえん罪・弾圧許さない

倉敷民商弾圧事件「兵庫の会」が総会


「『戦争する国づくり』と一体となった『えん罪』『弾圧』許さない」と、「倉敷民商弾圧事件・無罪を勝ちとる兵庫の会」は四月七日、第三回総会を開き百五十三人が参加しました。
同事件は、広島国税局が倉敷民商会員の法人税法違反を口実に、事件とは関係のない同民商の三人の事務局員を法人税法違反、税理士法違反で逮捕・起訴した権力による弾圧。現在、不当判決に対し、最高裁と広島高裁でたたかわれています。
岡山地裁は、三月三日、無実の禰屋町子事務局員に対し、懲役二年、執行猶予四年の不当判決を下しました。判決は、申告納税権は「憲法上保障されているものでないことは明らか」と暴論を展開するとともに、検察側証拠の国税局査察官報告書を「鑑定書」として採用する前代未聞の訴訟指揮を行いました。さらに、判決言い渡し直後、「不当判決」と抗議の声が噴出する中、江見健一裁判長は、岡山県警の警察官数十人を法廷に導入し、傍聴者を威圧するという暴挙も行いました。
東京から講演にかけつけた鶴見祐策弁護士は「前代未聞の人権侵害の長期拘留により迅速な裁判を受ける権利を侵害した。検察側の証人・証拠のみを採用する訴訟指揮により憲法三七条『公正な裁判を受ける権利』を踏みにじった。査察官報告書の「鑑定書」採用によって刑事訴訟法の基本にそむいた。傍聴に対する様々な規制によって公開裁判を否定した」と岡山地裁の訴訟指揮と判決をきびしく指弾しました。
倉敷民商の禰屋町子事務局員は「私が四百二十八日もの人権侵害の長期拘留からの保釈後、最初に訴えにきたのが二年前の『兵庫の会』結成総会でした。私は、自分と民商が間違っていないことを証明するために、無罪を勝ち取るまでたたかいます」と支援を訴えました。
「会」会長の松山秀樹弁護士は、「禰屋裁判の地裁裁判は、最初から被告や弁護団の主張に聞く耳をもたない予断にもとづくもの。攻撃に負けずに運動を広げよう」と呼びかけました。討論では、民商・救援会の三人がたたかう決意を表明し、当面の活動として、署名運動、財政支援、裁判傍聴運動、学習活動などが呼びかけられました。
(田中邦夫=兵商連事務局次長)

原発の廃炉へのみちすじは?

原発なくす会電力兵庫の会「考える学習会」開く

「原発なくす会・兵庫」と「電力兵庫の会」共催の学習会が四月八日、あすてっぷKOBEで開催されました。
福島事故後、あらゆる世論調査は「原発やめよ」が圧倒的です。しかし「どのように廃止していくのか」は市民にあまり知らされていません。一般的に老朽化した建造物を解体するのにダイナマイトで爆破する映像が報道されます。しかし原発はそんなことは絶対出来ません。
電力問題プロジェクトチームを代表して速水二郎さんは十六枚の画像に整理し、人々のくらしに全く被害をもたらさない「廃炉工程」になっていくため、留意すべき様々な側面を説明しました。
いま日本では、建設された五十四基のうち二〇一六年末現在十四基が廃炉工程へ向かっています。しかし建設時のように「地元住民・自治体等との合意」などはなく、数十年を要し、数百億円規模が必要な工事が進められています。危険な使用済み核燃料の、長期にわたる処理・処分方法なども国民に知らされないままです。特に原発を建設してきた利益共同体が、そのまま「廃炉ビジネス」で再び〝もうけ本位〟へ突き進んでいる実態に対し、市民や関係自治体はもっと声を上げようと強調しました。
参加者から多くの意見も出され、「もっと解りやすくし、パンフにしてほしい」との要望も出されました。
まとめで速水さんは「この三月末、電力自由化でちょうど一年経ち、関西電力管内では約七十二万軒が関電を離脱、その内三十二万軒は大阪ガス系に移った。その差四十万軒の方々のほとんどは原発ではなく、再生可能エネ発電が多い新電力を選択されたと考える。こうした方々と広く共同する運動となれば、エネ問題でも日本は大きく変革できるはず」と述べました。

平和委員会・安保破棄実行委員会が学習会

岩国が極東最大の危険な航空基地に

兵庫県平和委員会と安保廃棄兵庫県実行委員会の共催で、学習会「日米同盟強化の実態―岩国はいま」が四月七日、神戸市総合福祉センターで行われました。
講演したのは山口県平和委員会会長・原水爆禁止岩国協議会理事長・九条の会岩国世話人の吉岡光則氏。
吉岡氏は冒頭、岩国基地は、二つの「殴り込み部隊」(第三海兵遠征軍第一海兵航空団第十二海兵航空群と海軍第七艦隊第五空母打撃群第五空母航空団)が融合、沖縄と直結し、極東最大の危険な航空基地に再編強化されようとしている現状を報告。「際限のない増強で、嘉手納基地を上回る機能を擁するとんでもない危険な航空基地になる」と告発しました。
愛宕山の将校住宅建設など新たな米軍基地建設に八千億円もの莫大な血税を投入、集団的自衛権行使容認で重要性を増す海上自衛隊の実態、爆音被害や墜落事故、犯罪・事故など岩国基地と国家主権・国民主権などの実態に話を進めました。
特に兵庫県にかかわる問題として、低空飛行訓練ブラウンルートに言及。防衛政務官が説明にきて「運用・訓練は従来機と同程度。低空飛行についても、米軍は住民の安全に十分配慮するはず」と発言したことについて、「F35戦闘機で訓練をやるよということであり、重大問題だ」と強調しました。
最後に、日本国憲法を正面に掲げながら、「平和委員会としても、東アジア平和共同体をの声を上げていきましょう」と講演を締めくくりました。
参加者からは、「岩国基地に関わる事件や事故の実態、市民の反応は」「基地強化を進めている市長に対する市民の反応は」「『ざ思いやり』映画を見て岩国の実態のひどさを知ったが、国の思いやり予算について地元ではどう思っているか」など質問が出され、吉岡さんは一つひとつていねいに答えました。
この学習会では、憲法県政の会の津川ともひさ氏(知事予定候補)も挨拶。日本共産党の平松順子氏(衆院兵庫二区予定候補)も参加しました。

ひなたぽっころりん〈594〉



みんぽう川柳〈三月〉「卒業」

選者 島村美津子

特 選

繰り上げの卒業式はもうごめん
 神戸市 塩谷凉子

【評】所謂、旧制中学校と女学校は普通なら五年で卒業のところを繰り上げ卒業という名目で一年早く卒業させて若い命を戦場へと駆り立てて行った。そういう事を知っている人も少なくなった昨今、二度と繰り返してはならないと改めて思いました。

今回は初めての人のため添削を試みました。
原作 いつの世も 嬉しく淋しい 卒業式
添削 卒業式嬉し淋しいいつの世も
五・七・五と空けずに書く。「中七」を守る。重いものは頭に持ってくる。

入 選

卒業式蕾大きな花となれ
 神戸市 山元三恵子

何処行った卒業証書震度七
 神戸市 山本尚代

あらぬ事情越えて卒業定時制
 神戸市 玉山歳子

卒業式先生と泣いた夜間生
 芦屋市 梶原嘉代子

別れの日せんせい泣いた声そろえ
 吹田市 喜田啓之

頑張りや廃校巣立つ児にエール
 神戸市 長沼幸正

タンポポの種はフワフワ卒業式
 明石市 小西正剛

まだまだよ桜咲いても卒業はなし
 尼崎市 富田明美

白寿まで元気に生きて人生卒業
 神戸市 高馬士郎

大卒も高卒もなく高齢者
 明石市 門脇かつ子

離婚じゃなくて卒婚だとか言うらしい
 神戸市 水田裕子

人生の卒業準備四苦八苦
 神戸市 梶山洋枝

介護はずし無理に卒業させられる
 神戸市 松尾美恵子

闘いに卒業はなし選挙戦
 神戸市 古賀哲夫

「あさぎ」四月詠草 姫路年金者組合

やわらかき春の日浴びて蝶々のひとひら舞いてしばし魅せらる
歌友の抗癌イレッサ効きめなく医師の言葉にいよよ気落ちす
  藤原信子

土手道に空色群れていぬふぐり行きつ戻りつ春は近くに
薪の火に飽かず眺むる手をかざし昔の人の営み近し
 山本直子

冷静に安倍内閣の本質を追い求めたき森友問題
「象徴は狼煙の煙」目に見えぬ気配流るる安倍首相陣
 衣川有賀子

姫路では見られぬ程の雪景色雪の厚みに圧倒される
雪の朝送迎バスが遅れたり「心配するな」声は胸打つ
 江藤雅江

岩手にて食みにし生芋コンニャク味忘られず道の駅めぐり
夕暮れにいつもと違う集金人二月は忙しとあたふた帰る
 常田洋子

裂傷の痛みに耐えかね医師に告ぐ入院治療勧められおり
認知症老人病室へ入れられて寝言うめき声響きてやまず
 田渕茂美

観感楽学

核兵器禁止条約国連会議(第一会期)の様子を志位委員長が詳細に報告した。志位報告は、国際政治における市民社会(NGO)の存在感の大きさを生き生きと語った。核兵器を議題とする国連会議が各国政府と市民社会の構成で行われたのは初めてのことだ▼この前史がある。二〇〇〇年五月、国連は世界一千以上のNGO代表を招請し、「二十一世紀の国際社会のあり方」についての新しい方針を諮問。「最終宣言」では、「強化・民主化された国連と活気ある市民社会」の共同が提言された▼国連事務総長は、「ピープルパワー」の力を評価し、「固く団結した強い声で、グローバル化が世界中の人々のために機能するように力をかしてほしい。連帯のグローバル化を実施するために働いてほしい」と表明した▼この方針を受けて、原水爆禁止世界大会では〇一年から政府代表が参加、〇八年から国連代表も参加しはじめた。原水協などが核兵器署名を国連に届け続けたことが核兵器廃絶の課題で国連・各国政府と市民社会の共同を重ねさせた▼国連会議で発言した志位委員長が「今日の世界の希望ある姿」を語る嬉しさに満ちた表情を中継映像で見ていただきたい。(K)

(「兵庫民報」掲載)