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兵庫民報2017-03-05

「共謀罪」法案国会提出反対:県弁護士会がパレード

米田会長(左)を先頭にパレード。後ろには市民も多数。

兵庫県弁護士会の主催で「いわゆる共謀罪法案に反対する街頭パレード」が二月二十六日に行われ、米田耕士会長らを先頭に弁護士や市民ら三百人を超える人々が神戸・東遊園地から、日曜日で賑わう三宮センター街を元町駅東までパレード。政府が「テロ等準備罪」と名前を変えて法案の国会提出を狙っている「共謀罪」では、日常行為が、犯罪の準備行為とされる恐れがあること、その捜査のため普段から電話やメール・LINEなどの会話を監視されるようになることなど、思想信条の自由ばかりか市民生活とプライバシーも脅かす危険性をコールなどで訴え、法案の国会提出への反対を呼びかけました。
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東遊園地での出発集会で、米田会長は「テロ等準備罪が、これまで三回廃案となった共謀罪と同様の危険性を持っていることを一人でも多くの人に知ってもらいたい。いよいよ正念場です」と呼びかけました。
阪南大学の坪井兵輔准教授が、特派員として滞在した旧東ドイツでの監視社会の実態を報告。国家の維持を目的に秘密警察が盗聴や手紙を開封したばかりでなく、国民の六・五人に一人が情報提供者・密告者になり、家庭や学校、教会でも相互監視が行われていたことを報告。密告者の組織には、誰にでもある個々人の弱みに付け込むという方法がとられていたこと、東ドイツ崩壊後、子どもが、恋人が密告者だったと明らかになったことによる心の傷の深刻さも指摘し、日本での共謀罪創設の危険性を強調しました。相互監視によりムスリムや在日外国人の多い神戸でも不寛容さが広がることへの懸念も表明しました。

選挙勝利へSNS生かそう

党県委員会が講座


日本共産党兵庫県委員会は二月二十五日、「SNS(ソーシャル・ネットワークキング・サービス)講座」を行いました。講師は日本共産党中央委員会宣伝局の星野正弘氏。
森勇治県副委員長は「大会決定でも新しい情勢にふさわしく選挙方針を抜本的に発展させることが提起され、SNSでの発信もいっそう重視すると述べられています。県内でも、尼崎市議選や知事選など選挙戦が続きます。SNSで情報を発信して勝利のため生かしていきましょう」と挨拶。
星野氏は「SNSは日常、職場や地域で行っている活動をネット上でするということです。友だちづくりの第一歩はクリックすることからです。始めるにあたり、交流を広げるとか、一日一回発信するなど目標をもって始めることが続けるためのコツです」とスライドを使って説明しました。
質疑応答では、「フェイスブックをやっているがプライバシー上の問題で気をつけることは?」「つながりをつくろうと思ったら、ある程度自分の情報を明らかにしたほうがいいのでは?」「公職選挙法との関係で気をつけることは?」などの質問や「政治に関心がなかった人にアピールするために活用している。右寄りの人も含め、世間の反応をみるために活用している」など経験も交流されました。

「選挙公約」放棄の神戸市新年度予算案

金沢はるみ・山本じゅんじ議員が代表質疑

二月二十三日に開かれた神戸市議会本会議で、日本共産党議員団から、金沢はるみ、山本じゅんじ両議員が代表質疑に立ち、久元市長の政治姿勢をただしました。
久元喜造市長は四年前の選挙時には「中学卒業まで子どもの医療費をゼロ」にすると公約。就任後も議会で、「任期中には必ず実現する」と答弁していました。
しかし、市長は、予算発表の記者会見で「どのような候補者も実際に当選をして、百%実施できることはあまりない」「知事や市長に就任してきて初めてわかる事柄もあるわけですから、一般論としては実現できないものもある」と発言し、無料化を提案しなかったことを合理化しました。
金沢議員
金沢議員は、「この発言は、公約違反と言われても仕方がない。久元市長は市民との約束は守らなくていいとお考えか」と厳しく批判しました。

自作自演で「公約先送り」―議会をあざむくものと批判

久元市長は「完全無料化ではなく、すべての子どもができるだけ安い一部負担、あるいは無料で受診できる今回の対応が最もふさわしい」と公約放棄を宣言。「完全無料化を公約したのは事実だが、そうするべきではない意見も聞いている」として、神戸市子育て施策に関する有識者会議や二〇一五年十二月の政令指定都市会の提言で「限られた財源の中で利用者の自己負担を求めるべき」とされていることをあげました。
金沢議員は、政令指定都市会の提言を取りまとめたのは誰かと問い、久元市長は当初「部会がとりまとめた」としていましたが最後には「私が中心にとりまとめた」と認めました。公約撤回を合理化するために自作自演したことが明らかになる中、金沢議員は「市民も議会も欺くものと言われても仕方がない」と批判し、公約通り、完全無料化を求めました。

際限ない大型開発―大阪湾に新たな海路整備も

山本議員
久元市長は、震災復興でできなかった大型プロジェクトに着手したとして、大阪湾岸道路西伸や神戸空港、神戸港など陸海空の交通結節機能の強化や都心の再生などに取り組むとしています。
さらに市長は、海と陸の連携強化も考え、新たな海路をふくめた大阪湾ベイエリア調査費も新年度予算に計上しています。
山本議員は「神戸経済を支えてきた地元中小企業などは置き去りで大型開発をすすめても、地域経済はよくならない」として、際限なくふくらむ大型開発路線を批判しました。

生きづらさ抱える青年にとって希望ある社会との出会いに

民青同盟や日本共産党

長谷川晃士

私は六歳のときに両親が離婚し、母が女手一つで子ども三人を育てました。
介護職をしていた母の賃金は安く、生活も貧しかったため遊びにいくことをせずに休日はほとんど寝たきりでした。
私が小学五年のときにいよいよ母の精神病が重症になり、仕事を辞め、生活保護を受けたりしながら生活をすることになりました。母の精神病の症状は小学生の私にはつらく、目の前で死のうとする親の姿を見ると、自分が生きている意味さえわかりませんでした。そのときから私は自己肯定感というものが持てず自傷行為をしたり、親を恨んでいました。
親が精神病をわずらってから六年程が過ぎ、高校二年のとき、私は福島原発事故を境に社会に関心を持ち、兄の紹介で民青同盟を知り、加盟をしました。
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はじめは原発問題を通じて日本共産党綱領を学びました。日本の対米従属と大企業・財界いいなりの二つの異常を知り、利潤第一主義の社会の仕組みによって、国民の生活はないがしろにされている、貧困と格差は生み出されている、と感じたときに、自分の母も生きづらさを抱える人間の一人であると気付きました。
母の苦しみや病気に対しての理解ができたときに初めて自分の生きづらさとも向き合うことができ、死にたいという思いから解放されました。
人間らしい尊厳のある生き方を考えるようになり、社会を変える活動をすることを決め、十八歳で入党をしました。そして今年、大学を卒業後、党の専従者として兵庫県委員会で働くことを決意しました。
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日本共産党第二十七回大会決議第五章でもあるように、党建設での世代的継承は、綱領実現の戦略的課題です。
長期の自民党政治のもと、将来がみえない生きづらさを抱えた若い世代にとっての日本共産党との出会いは、希望ある社会との出会いであり、尊厳ある人間としての生き方を模索するスタート地点になります。
先日、民青同盟に加盟した私の大学の後輩は、大学進学にあたり高知から兵庫に引っ越し、一人暮らしをしています。
食費を削っていると話してくれ、食生活について聞くと、「朝は食べていない。お昼過ぎに朝食と昼食分を食べて夜も食べていない。お腹が空くから深夜に少し食べて寝る」とまともな食生活を送れていない実態が明らかになりました。「友だちはお金に困っていないからご飯によく誘われる。理由をつけて断るが、断ってばかりでは駄目なので外食をした次の日はほとんど食べない」など過酷な貧困生活も語られました。
普段はとても明るい女の子ですが、バイト先での理不尽な働かされ方や日々の貧しい生活、将来に対する不安、学びたくても学べないという悩みは誰にも話せないということでした。
こういった学生は沢山います。私もその一人だったことから、「政治や社会は生活にとても密接な関係を持っている。難しそうというハードルを下げたい。困っている人こそ一緒に変えるために行動したい」と伝え、加盟にいたりました。
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私は、党と出会い、綱領を学ぶことで生き方が大きく変わりました。一人でも多くの青年と結びつき、生きづらさをともに乗り越えていけるような、あたたかな人間同士の付き合いの中で社会を変えたいと思いを新たにしています。



*民青の役割を輝かせようと決議した第40回全国大会(昨年11月)の決定集(表紙前列左から3人目が筆者)、全国の経験満載、800円で普及中

兵庫県が雪害対策へ補正予算

兵庫県は二月二十二日、一月以降の豪雪で被災した丹波、但馬地域などの農業者に対する二億三千万円の支援策を盛り込んだ二〇一六年度補正予算案を県議会定例会に追加提案しました。
農業用パイプハウスや畜産施設の復旧を支援する雪害施設復旧補助事業を設け、損壊した施設の撤去費用や修繕費用、新しい施設や機械の取得費用など農家の再建に一億七千八百万円を投入します。
日本共産党県議団は二月八日、丹波、但馬の地元市議らとともに雪害対策を県に求めており、要望が一定実ったものとなりました。
二月十日以降の大雪もあり、被害はさらに拡大していることも予想されるだけに、党県議団は、県へのさらなる支援とともに、補正で組まれている補助額は二分の一に留まっているので、国の「被災農業者向け経営体育成支援事業」の発動を要請するとしています。

国公立入試受験生に向け宣伝

トランプ政権や安保法制、憲法問題に関心と危機感

日本共産党兵庫県委員会と東灘・灘・中央地区、神戸西地区は民青同盟兵庫県委員会と一緒に、二月二十五日・二十六日に行われた国公立大学入試の受験生に向けた宣伝に取り組みました。
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神戸大学の受験生に向けた宣伝では、学費・奨学金やブラックバイトの不安の声が出されるとともに、アメリカのトランプ政権や安保法制への関心が多く出されたことが特徴的です。
ある受験生は「トランプみたいな人が大統領になってやばいと思う。なんでもいいなりの日本は金魚のふんですよね」と安倍政権の対応への批判を語りました。
「テレビでトランプ政権について報道しているけど、本当はどうなっているのかを学びたくて経済学部を受験しました」など真実を模索する声も出されています。
安保法制に関心あるという受験生は「安倍さんがどんどん憲法違反の法律を作っていて、自分たちの知らない間に気づいたらしょうもない憲法になってしまうんじゃないか」といった危機感も語られました。
神戸大学の宣伝には近藤秀子・衆議院兵庫一区予定候補が参加しました(下の写真、左)。


神戸市看護大学の入試宣伝は党神戸西地区から六人が参加しました。シールボードで受験生に関心を聞くと、ここでもトランプ政権や安保法制への関心が多く出されています。
「トランプは危ないと思います」「差別進めるから嫌いです」などの声や、「戦争はみんなが不幸になるから反対です」といった思いが語られました。学費の値下げやボランティアなど民青同盟の活動も共感され、連絡先を交換する受験生もいました。
兵庫県立大学姫路環境人間キャンパスでも入試宣伝を行いました。

全労連・小田川議長が津川さんと街頭宣伝

雇用・くらし守る兵庫県政へ

訴える津川氏(右)と小田川氏(左)

全労連の小田川義和議長は二月二十五日、憲法県政の会の津川ともひさ代表幹事とともに神戸市内三か所で街頭宣伝。「津川さんを先頭に、県民の雇用と暮らしを守る兵庫県政に転換しよう」と訴えました。兵庫労連が憲法県政の会ととりくんだ「ディーセントワークを求める労働者宣伝行動」。
小田川議長は、津川氏が、高校教師として生徒の成長と教育条件の向上にとりくむとともに、すべての労働者の雇用と労働条件の改善の先頭にたってきたことを紹介。「津川さんは、理不尽なものに立ち向かう勇気と気概をもつ信念の人。課題山積の兵庫県のかじ取りを安心して託せる」と訴えました。
小田川議長は、津川氏が掲げる「働く貧困層をなくす」「返さなくてもいい奨学金制度をつくる」「大企業呼び込みではなく県内の中小企業や地場産業、農林漁業を応援する」などの政策を紹介。「県民のみなさんの願いを、津川さんに託してください」と呼びかけました。

国民春闘共闘決起集会

政治と社会動かすたたかいに

二〇一七年春闘決起集会を二月二十五日、国民春闘兵庫県共闘委員会、兵庫労連が開催しました。
開会挨拶で成山太志兵庫労連議長は、「貧困と格差の広がりの原因は――郵政でも二十万人の非正規職員が年収二百万円以下のワーキングプアになっているように――非正規化と賃上げ抑制にある。今春闘では全労働者を対象にした対話を重視して組合員も増やし政治と社会を動かすたたかいにしよう」と訴えました。
小田川氏
小田川義和全労連議長・春闘共闘代表委員が「春闘共闘が最低賃金にこだわる理由」をテーマに講演。小田川氏は、一般紙でも大企業の内部留保の拡大が労働者に還元されていないことを報道し、「労働分配率は旧東欧圏並みの異常な低さにある。この間非正規労働者は減らず、一方で正規の長時間労働も減らない、労働生産性は決して低くないことは政府統計でも明らか。資本の『対立と分断』攻撃を越えて、八時間働けば普通に暮らせるよう、全労働者を対象に社会的賃金闘争の意義を訴えよう」とよびかけました。
また、「いま最低賃金が地域ごとに決まっているが、商品の値段や生活費は変わらない」と問題点を指摘し、「『全国一律千円以上』の実現が急務であり、対話と共同を広げ、国民的支持をうけた大きなたたかいを起こそう」と訴えました。
北島隆兵庫労連事務局長が、この間の共同の歴史的発展の上に各課題の共同をさらに発展させることを春闘とともに行動提起。産別、地域から決意表明の発言もありました。
*
この集会には堀内照文衆議院議員も駆けつけ安倍暴走政治の行き詰まりの実態を国会論戦から生々しく紹介、国民的共同のたたかいの発展で政治を変えようと訴えました。

身勝手な工場閉鎖・解雇の前例をつくってはいけない

連合・播労連と津川氏・金田氏らが懇談

懇談する(左から)津川氏、金田氏、長谷川氏

播州労働組合連合会(播労連・連合)を二月二十一日、津川知久憲法が輝く兵庫県政をつくる会代表幹事と金田峰生日本共産党国会議員団事務所長、小林明男党県委員会労働部長が訪問し、懇談しました。
二〇一四年、西脇市にあった半導体製造のタワージャズジャパン工場閉鎖・八百人全員解雇に対し、労働者は労組を結成し、退職金などの支払い、雇用の確保を求めて闘ってきました。この間このたたかいにかかわって播労連と日本共産党は懇談を続けてきました。今回も労組委員長の長谷川英明氏(播労連事務局次長)と懇談しました。
長谷川氏は、「退職金は満額支払われたが、解決金などは工場が売れたら払うと企業側は言っていた。タワージャズジャパンの工場は売られ、企業も解散となる。いまタワージャズ本社(イスラエル)と交渉中だが、先日の交渉での回答は、『工場などは売れたが希望額より低く、解決金を払うことは出来ない。売却金額は言えない』という不誠実な態度だった」と説明。企業の勝手な閉鎖・解雇の前例をつくってはいけないと最後まで闘う決意を述べました。
津川、金田、小林の三氏はたたかいへの激励と連帯を表明し、今後の協力を約束しました。
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金田、小林両氏は日本共産党第二十七回大会決定パンフを渡し、参院選での野党共闘の発展などについても説明しました。

継続入居へ活動交流:借り上げ住宅協議会

相談会、請願・陳情、裁判支援


震災復興借り上げ住宅協議会は二月二十三日、第五十六回の協議会を神戸市長田区内で開き、神戸市内各区や西宮市の入居者、支援者らが参加しました。
各地域の連絡会の代表らが「のべ三十人が参加した一月の相談会につづいて二月も集まりをもつ」「民間借り上げ住宅で入居者との懇談会をもった。NHKが取材した。行政による退去強要の不当性をひきつづきアピールしていこう」「借り上げ住宅の自治会長さんが入居者に声をかけてくれて十数人が集まってくれて懇談できた」などと活動を交流しました。
継続入居を求める請願・陳情を毎議会、ねばり強く提出し、陳述する活動などを通じた前進・成果なども報告されました。神戸市や西宮市が起こした「強制退去裁判」でも、弁護団や入居者らの奮闘で、攻勢的な弁論がおこなわれていることが紹介されました。
ひきつづき各地で入居者の相談会・懇談会の開催、議会請願・陳情、県や市との交渉、裁判支援、宣伝などにとりくむことなどが呼びかけられました。
裁判は、三月七日午前十時半から神戸地裁一〇一号法廷、同午前十一時半から同法廷、三月二十三日午前十時半から同法廷で開かれます。裁判後、報告集会も予定されています。

南スーダンPKO派遣差止訴訟初口頭弁論を傍聴

だれの子どもも、殺し殺されてはなりません

兵庫県平和委員会事務局長 田中信一

原告の平さん(左)と筆者
現職自衛官の母親が、自衛隊の南スーダンPKO派遣差止を求める全国で初めての裁判の第一回口頭弁論が二月二十一日札幌地方裁判所で開かれました。
安保関連法(戦争法)の廃止を目指す運動にとって、この裁判は具体的取り組みの一つとして連帯支援することが大事だと思い二十一日朝八時、神戸から空路、札幌(新千歳空港)に向かいました。
十五時三十分からの口頭弁論は、原告平和子さんの意見陳述で始まりました。自身の生い立ち、裁判に至った経緯が淡々と四十五分にわたり語られました。
そして最後に「私は自分の息子さえ無事であればいいとは毛頭考えていません。海外に派遣される一人ひとりの自衛官にはそれぞれに家族がおり、恋人がおり、友人がいます。自衛官の一人でも安保関連法によって命を奪われ、危険にさらされることはあってはなりません。私は、国民を守るために日々厳しい訓練を重ね、大災害などいざというときは危険を顧みず国民を守ってくれる自衛官は、国の宝物であると考えています。私の息子に限らず、自衛官が一人でも安保関連法による危険な任務により危険にさらされることが耐えがたい苦痛なのです」「だれの子どもも、殺し殺されてはなりません」と締めくくりました。
次に代理人の弁護士が、南スーダンの情勢、国連等の対応、日報等の隠蔽、PKOの違憲性など陳述し「南スーダンの現状からして、PKO参加五原則を満たしていないことは明らかである」「南スーダンへのPKO派遣は憲法違反であることを自ら認め、速やかに南スーダンから自衛隊の撤収をすべきである」「裁判所が本請求を容認することを求める」とまとめました。
政府弁護団は、原告に請求権はないとの門前払いを狙っているそうです。

報告集会

裁判後、報告集会が十七時から隣接する札幌教育文化会館で開催されました。集会では弁護団長の佐藤博文弁護士から「裁判だけで勝とうとは毛頭思っていません。世論と運動で勝利し裁判を取り下げられるよう全国に広げてほしい」と訴えがありました。
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報告会の後、原告の平和子さんと佐藤弁護団長とお話しし、兵庫でも集会を開きたいので是非来ていただきたいとお願いし、快諾を得ました。

神戸映サ3月例会:『栄光のランナー 1936ベルリン』

スティーヴン・ホプキンス監督作品

「ヒトラーのオリンピック」が「オーエンスのオリンピック」になる瞬間


「ヒトラーのオリンピック」と言われた一九三六年のベルリン大会で四つの金メダルを獲得したアメリカの黒人の陸上選手ジェシー・オーエンス。この作品は、彼がオリンピックに出場するまでの心の軌跡と、大会で成し遂げた奇跡の四冠達成の記録、栄光を手にして帰国したアメリカでのその後の人生を周囲の人々との関わりや当時の国際政治や国内の社会状況を背景に丹念に描いた感動作。
ジェシー・オーエンスは貧しい黒人家庭に生まれますが、中学時代から陸上競技の稀有な才能を発揮。オハイオ州立大学に進学を果たした彼に注目したのが、コーチのラリー・スナイダーでした。
白人コーチと黒人選手、徐々に心を通い合わせ、共にオリンピックを目指すパートナーとなっていいきます。
一方で米国オリンピック委員会ではナチス政権の人種差別政策に反発し、オリンピックをボイコットしようとする動きがでます。
又、ドイツに行くことは、人種差別を受け容れることだと、黒人社会からも反発を受けることに。
オリンピックをナチスの思うようにしたい宣伝大臣のゲッペルス。映像製作を任されたレニ・レーフェンシュタール。後にIOC会長となったブランデージなど歴史に名を残す人物たちの描き方も映画を興味深いものにしています。
ヒトラーの思惑を打ち砕き、快挙を成し遂げて喝采を浴びたアスリート、母国アメリカではひとりの黒人市民として生きたオーエンスの人生を通して、スポーツ、オリンピックと国家、人種差別や戦争についても考えさせられる作品です。(宮下宜子

映画『栄光のランナー 1936ベルリン』
2016年アメリカ・ドイツ・カナダ、134分/3月17日(金)①11時②13時30分③16時④19時、18日(土)①11時②13時30分③16時④18時30分/神戸朝日ホール/一般当日:1,700円(前売:1,300円)、シニア・障がい者・大学生:1,300円、中学生・高校校生500円/☎078-371-8550、URL http://kobe-eisa.com/

俳句 新俳句人連盟兵庫支部

冴え返るソーラーパネル増産中
まり子
手袋の踏まれ片っぽ道の端
くにこ
密やかな雨音群青春の暮
れい子
こうのとりの窓に寡黙の雪景色
ふみ子
腕返す奉納相撲梅の花
典子
懐紙から飛び出しそうな鶯餅
由美子
二ン月や昭和の星がまたひとつ
好子
モノクロのアベの一族春の雷
邦子
一茶句碑たづねる曽根の寒紅梅
俊子
柊に挿す信心の脂ぎる
くに枝
難民を蹴散らす漢凍返る
山明

観感楽学

ツイッターを駆使して発言し、大統領令を頻発して顰蹙を買っているトランプ大統領に、アメリカの主要メディアが果敢にたたかいを挑んでいる。新聞記者たちは報道官に鋭い質問を浴びせ、雑誌は、大統領を風刺する記事や写真を掲載して、報道の自由を守ろうと努力している。トランプ大統領は「マスコミは野党だ」とののしり、排除しようとわめき散らすが、記者たちはひるむことなくたたかっている。立派である▼一方、日本のマスコミはどうだろう、NHKは、アメリカから帰国した安倍首相をゴールデンタイムに登場させ、三十分間、好き放題にしゃべらせた。また、大阪の「森友学園」問題でも日本会議の構成員である理事長の言い分を、批判もせず、そのまま時間をかけて報道した▼国会質疑でも、野党側の質問よりも、安倍首相の言い訳に時間をかけ報道する。ここには報道する側の矜持も倫理観も、残念ながら見られない。今日、半ば公然化している首相との食事会はこんなところで効果をもたらしている▼ところで国有地の値引きが問題になっている「森友学園」だが、安倍首相夫人の昭恵氏が名誉校長(最近、辞任)、安倍首相の名で寄付を集め、稲田防衛大臣が感謝状を贈る。日本会議の三役そろい踏みだ。この学校の系列幼稚園では、園児に高らかに教育勅語を唱和させ、運動会では日の丸を掲げて行進、みんなで安倍首相万歳とさけばせている。こんな常軌を逸した学校が存在することに背筋が寒くなる。(D)

(「兵庫民報」掲載)

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市議六期、元副議長。元尼崎民主商工会会長。尼崎社会保障推進協議会事務局。

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「子ども食堂」のとりくみが神戸市長田区でも始まりました。

アベノミクスのもと格差と貧困が広がるなか、無償で食事を提供して子どもたちを支えようという「子ども食堂」が全国各地で取り組まれています。

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毎月第三土曜日の午前十一時三十分から午後二時三十分まで。小学生以下(入学前の子どもは保護者同伴)に無料でランチを提供します。(大人のランチ=四百五十円=もあります)。


初日の四月十六日には、看板をみて近所の親子連れが訪れました。

藤田さんは、「チラシをまいたり、初めから大規模にはできませんが、少しずつはじめて、一人でも多くの地域の子どもたちを支えたい」と語っています。

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(2016年5月1日付「兵庫民報」掲載)

兵庫民報2016-11-20

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