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兵庫民報2017-01-29

変えよう兵庫県:津川ともひさ氏先頭に県下いっせい宣伝

憲法が輝く兵庫県政をつくる会は一月二十日、兵庫県内二十カ所以上で「いっせい宣伝」をおこないました。

JR兵庫駅前で訴える津川ともひさ氏

津川ともひさ代表幹事は、JR兵庫駅前と神戸元町・大丸前の二カ所の宣伝に参加しました。
JR兵庫駅前では、「生活を支える県政」「平和にこだわる県政」などと書いたオレンジのプラスターを手に宣伝する人など二十人が参加しました。
津川さんは、六十五歳から六十九歳の医療費助成を削減する県「行革」を批判。この助成制度を守るとともに、子どもの医療費は高校卒業まで無料化しようと訴えました。高校通学区拡大、教育予算の削減など生徒や父母らに冷たい現状を告発。「教育費を増やし、少人数学級を拡大し、返還の必要のない県独自の奨学金をつくろう」と呼びかけました。
参加者は、「みんなにやさしい兵庫をつくろう」と訴えた会報を通行人らに配布。「津川さんを先頭に兵庫県を変えよう」と訴えました。立ち止まって会報をじっくり読む人や「七月に知事選挙があるんですか」「がんばってください」と声をかける人も。JR本竜野駅前では、兄が防衛大にいる女子高生が「心配している」と戦争法廃止の署名をしました。

洲本イオン前での宣伝

淡路島でも洲本市イオン前で、淡路労連、年金者組合、新婦人、民主商工会、日本共産党などから八人が参加して、「津川ともひさを先頭に安心して暮らせる兵庫県を」と訴えました。


高浜原発動かすな!:関電本店包囲全国集会


一月二十二日、大阪市北区の関電本店前で「高浜原発うごかすな!関電包囲全国集会」が開かれ、全国各地の原発再稼働反対・原発からの撤退とりくみや決意が語られ、「関西電力、原発やめろ!」「高浜原発動かすな!」などのコールが響きました。
この行動には、三月に「兵庫県も原発に反対してよ!いのちとくらしを守るデモ」を共同で主催する「さよなら原発神戸アクション」と、日本共産党も参加する「原発をなくし自然エネルギーを推進する会」(原発なくす兵庫の会)からも参加しました。
「兵庫県も原発に反対してよ! いのちとくらしを守るデモ」は、三月十九日十四時から神戸三宮・東遊園地で集会をおこない、東遊園地~三宮~元町~県庁南の神戸栄光教会前のコースでデモをする予定です。

それに先立ち、原発なくす兵庫の会は、二月十日夕方にはパレードを、三月十一日には福島第一原発事故メモリアル集会の開催を計画。集会では原発事故被災地訪問を通じて原発問題をテーマに学習している神戸女学院大学の石川ゼミ生の報告などが検討されています。

復興県民会議メモリアル集会

陸前高田市長が記念講演


阪神・淡路大震災救援・復興兵庫県民会議は、大震災から二十二年目の一月十七日、岩手県陸前高田市の戸羽太市長らを招いて、神戸市勤労会館で「メモリアル集会」を開き、三百人を超える市民が参加しました。

講演する戸羽陸前高田市長

記念講演した戸羽市長は、東日本大震災による、死者・行方不明千七百五十人以上、市職員百十一人の犠牲にもふれ、「事前予測を超える津波によって、避難場所に逃げた人が犠牲になってしまった」と悔やみました。少ない財源と人材のもとでの復興事業の苦労、今後の自然災害に生かす教訓などを語りました。阪神・淡路にも言及。借り上げ復興公営住宅について、「困っている人を救うという政治の原点にかえって考えるべき」と指摘しました。「だれもが生きていてよかったと思える町にすることが復興」とのべ、「一人ひとりが国民として国にしっかりと意見を伝えることを続けてほしい」とエールを送りました。

熊本の上田さん

熊本県益城町在住で新婦人熊本県本部会長の上田たかこさんは、熊本地震への全国からの支援にお礼をのべ、被災者の救援・復旧のとりくみを紹介。一部損壊、宅地・擁壁被害への公的支援の拡充をめざす運動とその支援を訴えました。

県民会議を代表して岩田伸彦事務局長が発言。東日本大震災や熊本地震の支援活動、阪神・淡路での災害援護資金の返済免除、震災復興借り上げ公営住宅からの追い出し問題の現状と課題を報告しました。

段野さん

震災復興借り上げ住宅協議会・運営委員の段野太一さんが、借り上げ住宅入居者の実態と神戸市の冷たい対応などを紹介。保険医協会や弁護士会の意見書も示し、裁判の争点を報告しました。

集会は、松平晃さんのトランペット演奏で開会。日本共産党の堀内照文衆院議員、全国災対連・代表世話人の住江憲勇さん、「憲法が輝く兵庫県政をつくる会」代表幹事で県知事予定候補の津川知久さんが来賓あいさつしました。新しく県民会議の代表委員に就任した畦布和隆氏が閉会あいさつしました。

長田メモリアル

教訓は生かされたか:熊本・仙台からも報告

(左から)太田弁護士、上野熊本市議、嵯峨・高見両仙台市議と森本神戸市議(右端)

長田区では、震災復興長田の会などでつくる「1・17長田メモリアル21」実行委員会主催で「長田のつどい――ひと・まち・くらし」が、神戸平和と労働会館でひらかれ、長田ウォーク、大田悠記弁護士による「『震災と人権』の話」、熊本市の上野えみこ市議、仙台市の嵯峨サダ子・高見のり子両市議(三議員とも日本共産党)からの熊本・東北両被災地の現地報告、松平晃氏のトランペット演奏などが行われました。その様子を震災復興長田の会の竹﨑智博さんに報告していただきました。

一月十七日午前九時、阪神・淡路大震災で亡くなられた六千四百三十四名とその後の東日本大震災や熊本地震などの震災で亡くなられた方々への黙禱から二〇一七年の長田メモリアルウォークが始まった。
今年のウォークには仙台と熊本からも来られ、会場からあふれるほどの百五名が参加された。
地元長田区の森本真神戸市議の説明をうけて、二グループに分かれて、新長田駅南の再開発エリアを見て回った。
再開発エリアにはアスタくにづか一番館から六番館まで六つの商業ビル・住宅との複合ビルが立ち並んでいる。地階・一階・二階の三層構造となる商業エリア中には建物竣工以後、一度もテナントが入居したことがない区画もある。
メモリアルウォークに毎年参加している人たちは、シャッターが閉められた店舗を見て、神戸市のずさんな計画で進められて復興事業に怒りを感じている。
ウォークを終えて、スタート地点の神戸平和と労働会館にもどり、昨年三月に発生した熊本地震からの復興の取り組みの紹介と、大田弁護士による「震災と人権」についての講演で学んだ。
熊本からの報告に立った上野熊本市議は、阪神・淡路大震災、東日本大震災の教訓が熊本地震でいかされなかった。行政の怠慢で何も事前に準備できていなかったことが、多くの被災者を苦しめたと訴えた。
参加者からは「阪神・淡路大震災で自宅を失った経験から、三百万円の生活再建支援金では足りなさ過ぎる」と被災者生活再建支援法の改善を求める声が発せられた。

借り上げ住宅追い出し

「こんなひどいこと許せない」:伊豆の民宿の方も怒り

民宿前で黙禱する兵庫の代議員

伊豆で開かれた日本共産党第二十七回党大会に参加した兵庫県の代議員も阪神・淡路大震災の起こった午前五時四十六分、宿泊した民宿の前にそろって黙禱しました。
あとで民宿の方にそのこと話すと、「ご苦労様」とねぎらいの言葉とともに、「神戸ではひどいことやってるね」と驚きと怒りの声が返ってきました。

しんぶん赤旗1月17日付

代議員が宿泊する民宿には毎朝「しんぶん赤旗」が届けられ、うち一部は宿の方に提供されます。その日の紙面に掲載されていた借り上げ公営住宅から退去強要についての記事を読まれたそうで、「年寄りにこんなひどいことするなんて許されない」と驚かれていました。
「神戸市はこの人が出ていかないと市が倒れるほど困る訳でもないのでしょう。二十年の期限も、被災して家がなくて困っている時に、そんなこと言ってられないじゃないの。この人たちもそんなに長く生きられるわけでもないのに、こんな年寄りいじめてどうするの。困ったときはお互い様、そんなこともわからない人が役人しているんやね」と怒を抑えられないようすでした。代議員が、共産党議員が議会でこんな無法は許されないと取り上げ追及し、運動も起こし、一緒にたたかっていることを伝えると、「さすが。頑張って下さいね」と激励されました。借り上げ住宅からの被災者追い出しは、初めて知った人でも激怒するひどいことだと改めて実感し、被災者本位の復興への決意を固めました。
(小林明男)
「しんぶん赤旗」1月17日付

「野党は共闘!西宮芦屋市民の会」準備会発足

「野党は共闘!西宮芦屋市民の会」準備会が一月十四日に発足しました。
足立喜作(元阪神土建西宮支部長)、今西雄介(弁護士)、大野至(関西学院大学学生)、喜田ふみ代(西宮女性九条の会)、佐治孝典(近代日本思想史研究者)、冨田宏治(関西学院大学法学部教授)、安井芳子(日本絵手紙協会公認講師)、渡辺武(元大阪城天守閣館長)、渡部明(一級建築士)の九氏らの呼びかけで十四日、西宮市内で「相談する集い」がひらかれ、活動の方向や体制などを決めました。

集いで呼びかけ人を代表して挨拶をした冨田教授は、「野党共闘の破壊力は大きい。『野党は共闘』の声を市民の側から大きくあげていくことが大事。その際、市民の要求に基づいた政策を作りあげることがカギになる。市民と野党の共闘へ知恵を」と呼びかけました。
また、民進党のはたなか光成兵庫七区総支部長(前衆院議員)、新社会党の前田辰一芦屋市議がメッセージを寄せ、日本共産党の上田さち子西宮市議(衆院七区予定候補)、社民党の小柳久嗣兵庫県連合顧問、緑の党のよつや薫西宮市議、みなせん@西宮芦屋の川元志穂共同代表(弁護士)らが来賓挨拶しました。
主催者側からの問題提起を受けた討論で、「このような相談会が行われたことを歓迎したい」「(衆院兵庫)七区に根ざした政策を」「要求を持ち寄ることが大事」「一日も早く野党統一候補をつくって、力関係を変えよう」「希望が持てる運動にしよう」「こういう方向で頑張っていると市民に見える企画を」など活発に意見が交されました。
準備会は、「市民への呼びかけ」を近日中に発表し、賛同運動などにとりくむ予定です。

神鉄粟生線:北区連絡会と住民の足を守る会が県に要請

支援強化と、活性化協議会での主導的役割発揮を

赤字などで危機にある粟生線を応援しようと取り組んでいる「みんなで乗って残そう神戸電鉄粟生線北区連絡会」と「公共交通神戸電鉄粟生線/沿線住民の足を守る会」(西区)は一月十六日、兵庫県に対し、無利子貸付の延長などさらなる支援強化や、粟生線活性化でもっと主導性を発揮して欲しいことなどの要請を行いました。この申し入れには県から衣笠達也県土整備部企画局長、登日幸治交通政策課長が対応、入江次郎、きだ結日本共産党県議が同席しました。


二〇一〇年に神戸電鉄が「粟生線は、毎年十億円以上の赤字が続いており、廃線の危機にある」と表明し、「活性化協議会」がつくられ再生が取り組まれており、兵庫県も神戸市や三木市、小野市によびかけて二〇一三年に四十億円五年間無利子貸付等を実施、当面の危機を回避しました。昨年暮れの粟生線活性化協議会で兵庫県は、神戸電鉄の決算が黒字になっていることなどを理由にこの無利子貸付を今年三月に終了したいと表明していました。
神鉄全体の連結決算は黒字になっていますが、ダイヤを大幅に削減したり、トイレをなくしたり、大幅な人員削減をおこなっての黒字です。
国や県・市の支援は、線路交換等の安全対策に加え、車両の更新にも補助が出されるなど強められていますが、少子高齢化や環境問題・エネルギー問題などで、鉄道の役割が見直され、公共交通の充実が叫ばれています。兵庫県には、四十億円無利子貸付の延長のような粟生線支援の継続・強化や、活性化協議会で主導性を発揮し、効果的な粟生線再生の取り組みになるようにすることが強く求められています。
兵庫県は「『ダイヤ変更』は神鉄と話している。時間短縮もあり昼間だけのダイヤ削減だ」「黒字を出している神鉄に無利子貸付を続けられない」「安全対策や車両更新は補助を続ける」などと述べました。
「会」からは、粟生線の現状について受け止めが違う、楽観的過ぎると意見をのべました。
兵庫県(右手前)に要請する2つの会の人々(右奥は入江・きだ両県議)

兵庫県憲法共同センターが総会

憲法改悪ストップ兵庫県共同センターは第十三回総会を一月十八日、高教組会館で開催。九団体十三人、七地域センター十人、事務局等三人が参加。兵庫労連の北島隆事務局長の議長のもと、熱心な討論が行われました。
挨拶を兼ね津川知久代表は、年末年始の安倍政権の動きとその発言をリアルに分析、「国民の利益を踏みにじる姿が一層露骨になったが、一方で安倍首相の動揺と焦りも見えている」と指摘しました。また今国会で憲法審査会に自民党が提示する「論点整理」は、「国民に毒を食べさせるため、砂糖まぶし案を幾つも出して来る可能性があるため全力でたたかおう」と訴えました。
次いで和田邦夫事務局長が活動報告と二〇一七年度方針を提案、特に昨年の参院選直後から「各地域を主戦場とする幅広い共同」のたたかいが広がった県下各地の奮闘をたたえました。これを「二月四日の全県交流会議」で互いに学びあってさらに一段飛躍させようと提起しました。
討論では九団体と七地域の代表が、この一年間の活動体験や教訓、二〇一七年へのたたかう決意を述べました。戦争法のもと県内でも軍事状況が各地で拡大され、くらしもアベノミクスで賃金・重税・営業・医療全てで強権政治が横行、だからこそ憲法の各条項をいかすたたかいの必要性が強調されました。

知事選での津川氏支援も決議

総会は、今年七月の県知事選で立候補表明の津川知久代表への支援決議も行いました。まとめと閉会挨拶で新婦人の会の櫻井文子事務局長は「私たちの果たすべき役割が非常にはっきりした。安倍壊憲を阻止し、憲法通りの施策で平和と県民生活向上に全力を」と締めくくりました。
(速水二郎)

兵庫県文化後援会が総会

日本共産党兵庫県文化後援会は一月二十一日、二〇一七年度の総会を開きました。

総会では段野太一会長の開会のあいさつに続いて、小林明男党県委員会常任委員がこのほど開かれた第二十七回党大会について、自ら参加した実感を込めて報告しました。小林氏は、党大会での他の野党の代表や市民団体代表の発言などを紹介して野党共闘への真剣な追求が始まっており、こうしたあたらしい情勢のもとでの党や後援会の活動の発展が求められていると指摘しました。
総会議事では、堤隆二事務局長が前年度の活動報告及び二〇一七年度の活動について報告。文化分野での地道ではあるが粘り強い後援会活動がますます重要になってきている。一つひとつのイベントの成功とともに定期発行しているニュース『風を起す』の読者網をさらに広げていく努力をと呼びかけました。
また今年前半の行事として、大塚秀之神戸市外国語大学名誉教授を迎えて「米トランプ大統領誕生の背景と影響」(仮題)の講演会を五月二十一日に開催することを報告しました。
討論では、民主文学、写真、演劇、美術などの分野から発言があり、文化活動の充実と発展のためにも文化後援会の役割が重要であることがこもごも語られ、最後に段野太一会長などの役員を確認しました。

特別講演は「夏目漱石と資本論」

講演する平野氏

平野喜一郎三重大学名誉教授(文化後援会幹事)が「夏目漱石生誕百五十年・『資本論』発刊百五十年、そしてロシア革命百年」をテーマに特別講演を行いました。
平野氏は、あまり知られていない夏目漱石と『資本論』の関係について、漱石がイギリスの留学を経て、『資本論』も読み、経済に敏感に反応して作品に書き込んでいることを解明しました。
参加者からは「特別講演は大変興味深かった」「文化後援会の意義がわかった」などの感想が寄せられました。
(堤隆二=文化後援会事務局長)
記念講演をおこなう平野喜一郎三重大学名誉教授
『風を起す』No.97(A5判16ページ)

堀内照文エッセイ(5)

来賓挨拶に胸熱く野党共闘前進へ

十八日までおこなわれた第二十七回党大会は、党史上初めて、他党幹部――民進、自由、社民の野党三党と参院会派である「沖縄の風」から――が来賓として出席し、挨拶をするというこの間の市民と野党との共闘の流れを反映し、またそれ自体がさらに野党共闘を前進させる画期的なものとなりました。
民進党の安住淳代表代行・衆院議員、自由党の小沢一郎代表・衆院議員は、それぞれ原稿も用意をして(つまり、各党の指導機関で集団的に検討された内容で)挨拶をされたことも注目されました。
なかでも、小沢一郎氏が登場した時は、会場からどよめきがおこりました。事前には、森裕子参院議員が出席されると知らされていたからです。
後で聞けば、小沢氏は海外出張中だったといいます。その日程を一日切り上げて、党大会当日の早朝五時に日本に着き、空港から直接、熱海の党大会会場までこられたというから、小沢氏の野党共闘に対する並々ならぬ熱意を感じます。当日も挨拶を聞きながら胸を熱くしましたが、その話を聞いてさらに、さらに、です。
国会もはじまり、安倍総理の施政方針演説とそれを受けた代表質問、補正予算審議も始まっています。改めて改憲への野望をあらわにし、共謀罪法案の国会提出も狙うなど、平和と民主主義、暮らしを壊す安倍政権の暴走が続いています。
党大会の成果を力に、野党共闘をさらに前進させ、わが党の議席の値打ちも光らせる論戦を!いつ、いかなるときに解散・総選挙を迎えても、受けて立てるよう奮闘したいと思います。
(日本共産党衆院議員)

神戸演劇鑑賞会2月例会

東京ヴォードヴィルショー『田茂神家の一族』


二月の舞台は〝選挙〟を庶民の目線で描く、大爆笑喜劇です。笑って、笑っている内に、選挙ってなに、と感じさせられる。文学座の角野卓造氏を客演に迎えて、初笑い、笑いころげましょう。
東北にある朳村の村長が、頭を馬に蹴られて引退をする事になった。六期二十四年にわたって村長を務めた田茂神嘉右衛門の勇退に村人たちは、田茂神の時代はついに終わりが来たと思った。
幕開きは、次の村長を決める、村長選挙の合同演説会。司会を務めるのは、田茂神四郎(嘉右衛門の四男)。候補者が次々と呼び上げられる。
北の風雲児、田茂神三太さん。亡き夫の遺志をついで、田茂神たか子さん。選挙といえば、田茂神常吉さん。田茂神健二さん。東京から引越してきた、田茂神茂さん。なんと候補者五名とも田茂神姓である。そして、合同演説会とは名ばかり。村人の目を後目に、壇上では互いの家族の秘密の暴露。せこいスキャンダルが飛び交う。そこへ、登場したのは嘉右衛門。なんと、自らも村長選への出場を宣言する。果たして村長の座を射止めるのは、誰でしょう…。
この舞台ではコロスを登場させている。コロスはナレーションの役割をはたし、場面の区切り、区切りに出てくる。コロス最後の言葉、「お送りしました物語/村長選挙の一部始終/こんな話は絵空事/思うはあなたの勝手だが/あるかも知れない物語/ないかも知れない物語」さて、観客のみなさんはいかがでしょうか。 (小谷博子)

東京ヴォードヴィルショー公演『田茂神家の一族』

作=三谷幸喜、演出=山田和也、出演=佐藤B作、あめくみちこ、角野卓造(客演)ほか/①2月16日(木)18時30分②17日(金)13時30分③18日(土)13時30分/神戸文化ホール中ホール/会員制(入会時に入会金1,000円と月会費2カ月前納)、月会費3,500円(大学生2,000円、中高生千円)/☎078‐222‐8651、Fax078‐222‐8653

クリスタル短歌の会から:安武ひろ子選

真向かいに原発建屋のぞむ地にわずかに残るは廃校のみか
正津房子
人生を狂わせられて住む仮設原発事故の被災者老いて
三浦良子
劣化した詰め替え費用に一枚・一万円フレコンバッグの短い命よ
塩野菜美
アメリカのオバマ氏チェンジでトランプ氏反対デモありいかにおさめる
島田国子
目覚めてはしばし眺むる額の絵の初恋に似しチューリップの赤
平野万里子
羽音高くかるがも一家の沐浴は去りゆく秋を謳歌するごと
岡本征子
オウンゴールこれも技だと解説者わが人生と重ねて聞きぬ
広瀬弘子
七十の手習の習字の稽古場で未知の友との出会いも楽し
清水淑子
来し方の苦労を互に労いつゝ義妹と歩む神戸はいま秋
宮川菊代
音のなき濡れ落葉深き山路行く夫の気配を背に感じつゝ
西嶋節子
きっかけをもらえば子らは変わるものマイクを前に堂々と孫
長谷川一枝
傷つけども励ましくるゝ友持てるわれは幸せまた歩み出そう
森ひろ美

「大スキー九条」ツアー9回目


〝スポーツは平和とともに〟を合言葉に、白銀の世界でスキーと交流を楽しもうと取り組み、九回目となった「大スキー九条・兵庫の会」のツアーは一月六日~九日、北信州の野沢温泉スキー場に行きました。
地球温暖化の影響でしょうか雪が近年少なく、今回も少ないのではとハラハラしましたが、ほぼ全コースで滑走できホッと一安心。十一歳から七十歳後半のバラエティあふれる年齢構成の三十数名が参加しました。
記念撮影の後、四つにクラス分けを行い、さっそくゲレンデへ! 広いゲレンデを縦横に滑るクラスやゆったりと雪の感触をたしかめながら滑るクラスなど、思い思いのゲレンデを楽しみました。
夕食とビールに舌鼓を打った後は恒例の大交流会。バスの運転手さんも入って歌やくじ引きを楽しみました。今回も小布施町の「いわいリンゴ園」の人に無理をお願いし、りんごの出張販売もしていただきました。
二日目もクラスごとに分かれて早朝からゲレンデに出発。夕方遅くまでコーチの厳しい指導に耐えたクラスもあったようです。
フリーの三日目。ゲレンデに早くから行く人、野沢温泉の外湯巡りを楽しむ組とに分かれて思い思いに野沢を楽しみました。六つの外湯を回った豪傑もいたようです。
野沢温泉に別れを告げ、午後には出発。途中で買ったリンゴを受け取り、楽しい思い出を胸に秘め、神戸に。参加された人たちは「三日間もコーチをしてもらい本当に良かった。来年も参加したい」「親切で楽しかった」との感想をバスの中で話していました。
(伊藤善次=ツアー呼びかけ人・元兵庫県争議団合同スキーツアー事務局長)
ツアー参加者で記念撮影

段重喜「トランプ大統領就任に抗議の声」


観感楽学

東京・浅草寺境内の一角に「まんしゅう母子地蔵」があります。旧満州(現・中国東北部)からの引き揚げ中に犠牲になった人々を悼み、残留孤児らの心のよりどころとするため二十年前に建立されました。幼子をおんぶしもう一人の手を引く母をかたどり引き揚げをイメージした母子像で、これをデザインしたのは漫画家のちばてつやです▼彼も六歳の時に、父母そして三人の弟と奉天(現・瀋陽)から引き揚げてきました。そのさい一時、自宅倉庫にかくまってくれたのが、奉天の印刷会社で父と同僚だった徐集川さん。いまから十八年前に彼はその娘さんである徐栄華さんと遼陽市の彼女のアパートでやっと再会できました▼そのとき栄華さんは奥から古い日本製の毛布を出してきてこう語りました。「これはあなたのお父さんが、幼い私の誕生日にくれたものです。私もきょうだいも私の子どもたちもみんなこの毛布でそだったんですよ」(『ちばてつや自伝 屋根うらの絵本かき』より)▼いまから三年前、ちばてつやは毎日新聞のインタビューでこう言っています。「いまの日本は石を投げられたからといって、投げ返そうとしているように見えるんだよ」。(T)

(「兵庫民報」掲載)

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日本共産党尼崎地区委員会は十月三日、来年六月に行われる尼崎市議選の候補者を発表しました。

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「子ども食堂」のとりくみが神戸市長田区でも始まりました。

アベノミクスのもと格差と貧困が広がるなか、無償で食事を提供して子どもたちを支えようという「子ども食堂」が全国各地で取り組まれています。

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毎月第三土曜日の午前十一時三十分から午後二時三十分まで。小学生以下(入学前の子どもは保護者同伴)に無料でランチを提供します。(大人のランチ=四百五十円=もあります)。


初日の四月十六日には、看板をみて近所の親子連れが訪れました。

藤田さんは、「チラシをまいたり、初めから大規模にはできませんが、少しずつはじめて、一人でも多くの地域の子どもたちを支えたい」と語っています。

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佐藤さんは、「夫の職もなかなか見つからず、私も出産で働けず、貧困そのものでしたが、なかなか周りの人にわかってもらえませんでした。でも、ここへ来るとスタッフのみなさんやお客さんが子どもたちを温かく見守ってくれ、安心できました。他の子どもたちも安心できる店にしたい」と語っています。

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兵庫民報2016-11-20

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