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2017年12月10日日曜日

新名神高速工事現場で相次ぐ労災事故

原因の徹底究明を:日本共産党が労働局に申し入れ


日本共産党の堀内照文・清水ただし両前衆議院議員らは十一月二十九日、新名神高速道路(NEXCO西日本)工事現場で重大な労災事故が相次いでいることについて、兵庫労働局に申し入れを行いました。
「新名神建設現場での建設労働者の安全確保を求める申し入れ」の内容は、「一連の事件を異常事態と認識し、直ちにNEXCO西日本および現場へ調査に入り、今回(十一月十四日に起きた)の事故原因を明らかにし、再発防止を図ることはもちろん、今後の教訓とし、事故根絶を図るためにも、今回を含めこれまでの事故原因、再発防止のためにとった措置、その実施状況をすべて明らかにすること」「関係省庁と連携し、当該工事の工期、工法、労働環境の適否についてあらためて検証し、その結果を明らかにすると共に、必要な是正を図ること」の二点です。
対応した労働基準部安全課の山本博一課長は、「新国立競技場の事件もあり、工期の問題は大きいが、法的にどうこう言う権限がない」と労働安全衛生法の限界を示唆。その中でも、発注者連絡会議の開催や墜落・転落災害防止キャンペーンなどに取り組んでいるとしました。
堀内氏は、「個別の事故原因を解明し、対策を講じるのはもちろんだが、一連の事故は工期や工法など、事故の背景までメスを入れなければ解決できない」と指摘。清水氏は「発注者も含め、厳しい指導が必要。再発防止に何が必要か知恵を出して欲しい」と求めました。
この要請には堀内、清水両氏の他、宮本たけし衆院議員秘書、庄本えつ子県議、黒田みち川西市議も参加。「〝骨折くらいでは休まない。もちろん労災申請もしない〟と現場の職人は言う。そうしないと仕事がもらえない」など過酷な実態も出され、実態に応じた対応を重ねて要請しました。
(金田峰生=日本共産党国会議員団兵庫事務所長)

(兵庫民報2017年12月10日付)

日本共産党神戸市会議員団:来年度予算要望を提出

三宮再開発より福祉と暮らし市民要求の実現こそ


日本共産党の神戸市会議員団は二十八日、「二〇一八年度予算編成にあたっての要望書」を神戸市長に提出しました。要望には、森本真議員(議員団長)、西ただす議員、赤田かつのり議員、大かわら鈴子議員、大前まさひろ議員、今井まさこ議員、朝倉えつ子議員が参加。神戸市からは遠藤卓男市長室長が対応し、懇談しました。

地方自治体の原点を

安倍政権は「国際競争力の強化」を口実に、地方自治体に対しては、大企業のもうけのための大型開発と「規制緩和」を押しつける一方、住民福祉と暮らしの破壊、公共施設の廃止・集約化、自治体窓口業務と公共施設運営の民営化をすすめ、地域経済の低迷・衰退に拍車をかける政策を強行しています。
新自由主義的な経済政策が地方自治体にも押しつけられ、地方政治をめぐる矛盾が深刻になっているもとで、福祉と暮らしを守るという地方自治体の原点を取り戻し、切実な市民要求を実現することが強く求められています。

五つの基本姿勢で

日本共産党市会議員団は、二〇一八年度予算編成にあたり、次のような基本姿勢で臨むよう要望しました。
第一に、暮らし応援、福祉・子育て支援の充実を第一とすること。
第二に、大企業応援、企業誘致・新産業偏重の経済対策をあらため、既存の中小業者の仕事づくりと雇用の安定のための直接支援を行うこと。
第三に、安倍政権に追随し、「国際競争力の強化」を口実にした三宮一極集中による巨額の投資ではなく、地域バランスのとれた生活密着型の投資をすすめること。
第四に、施策決定にあたっては、幅広く市民の意見を聞き、約束を守り、その声を予算編成に反映させること。
第五に、日本国憲法を市政にいかすとともに、市民の命と暮らしを守ることや平和と民主主義を守るためにも国や大企業に対して積極的に意見を述べること。
*
懇談で森本団長は「三宮再開発優先よりも、地域に密着した市民の暮らしを第一に考えて欲しい」「地域の市民の意見を取り入れた施策を考えて欲しい」と求めました。遠藤室長は「各局で検討してもらえるように伝える」と話しました。

(兵庫民報2017年12月10日付)

革新懇全国交流集会に参加して

「市民と野党の共闘」と革新懇運動の前進へ

日本共産党兵庫県書記長 村上亮三

十一月十八・十九日の二日間、愛知で全国革新懇の「地域・職場・青年革新懇全国交流会」が開かれました。全体会、特別分科会の討論を通じて、市民と野党の共闘がいかに蓄積され、試練を乗り越え再構築し、鍛えられたかが、浮き彫りになりました。
十八日の全体会では、全国革新懇の小田川義和・代表世話人が、交流会全体の基調を示した問題提起と報告を行いました。
総選挙では、野党共闘が大きな困難に直面しながら、共闘の破壊・改憲翼賛体制づくりの企てを打ち破り、今後の展望を切り開きました。小田川氏は、逆流を打ち破った力は、「この二年間の共闘のたたかいの蓄積」「市民と野党の共闘は鍛えられ、国民の間に根付いている」と指摘しました。
続いて首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさん、市民連合の広渡清吾・日本学術会議元会長、総がかり行動実行委員会代表の高田健さんの三人から連帯の挨拶、さらに、渡辺治・一橋大学名誉教授、渡久地修・オール沖縄代表幹事・日本共産党沖縄県議団長、日本共産党の志位和夫委員長の三人が特別発言を行いました。全体会の後半は、参加者による討論でした。
十九日は十二会場に分かれて分散会・分科会が開かれ、私は特別分科会に参加しました。特別分科会は、石川康宏・神戸女学院大学教授、五十嵐仁・法政大学名誉教授、日本共産党の穀田恵二・国対委員長が発言し、討論を行いました。

市民の奮闘が共闘再建の大きな力に

北海道の代表は、安保法制以来の二年間の共闘の努力のうえに、総選挙では、選挙区ごとに野党共闘を求める「会」を結成し、統一候補づくりをすすめるところまで共闘が発展したと述べました。希望の党への民進党の合流決定という事態のもとで、「会」は、希望の党を共闘の対象とせず、安保法制廃止、立憲主義・民主主義の尊重、安倍政権下での改憲阻止に同意する政党と無所属候補との共闘を追求すると表明。その後雪崩を打ったように次々と民進党の候補者が希望の党への合流を否定し、小選挙区・比例併せて二十議席のうち、立憲民主党が八議席に対して自民九議席まで追い詰めたと報告しました。
東京の代表は、都内二十五の選挙区の内二十一で市民連合を結成したと報告。ある選挙区では統一候補に予定していた民進党候補が希望の党からの立候補を表明したが、市民連合から「リベラルへ戻れ」と働きかけ、共産党は、戻れば自党候補を降ろすと表明。結果、立憲民主党から立候補し、共闘を再建、小選挙区で勝利したと報告しました。
その他、多くの地域で、選挙直前に共闘に逆流が持ち込まれるなかで、市民の側から政党に強く働きかけ、それが共闘を再建する大きな力になったと報告されました。

複雑なたたかい通じ鍛えられた共闘

同時に、今回の選挙は、共闘に対する突発的な分断攻撃があっただけに、大変複雑な対応を強いられました――
▽参院選以降の共闘の積み重ねのなかで、市民の間で統一候補として信頼されていた民進党の候補者が希望の党を選択したが、共産党は候補を擁立せず自主投票になったところ。
▽ほぼ全選挙区で統一候補の合意ができていたが民進党県連が候補者全員の希望の党入りを決定。急遽擁立した共産党候補を市民の間で統一候補として合意を確認する苦労をしたところ。
―しかし、その複雑なたたかいを通じて、共闘が鍛えられ、今後の展望が生まれている経験も共通していました。
兵庫でも、選挙区によってそれぞれ事情は違いますが、複雑さ、難しさを経験しました。選挙区によっては、候補者擁立で市民の方と意見の違いが生じた選挙区もありました。そして最後には、意見の違いを認め合ってともにたたかうことができた体験も大きな財産になりました。

市民の頑張り支えた革新懇運動

革新懇運動が、共闘発展のための市民の頑張りを支える役割を果たしたことが、どの発言でも共通していましたが、兵庫でも同様です。小田川氏の報告では、地域の革新懇の奮闘の実例の一つとして西宮革新懇があげられましたが、西宮・芦屋、伊丹、三田、明石、加古川で市民と野党の共闘を求める市民連合や「会」を結成するなど、共闘をすすめるうえで、県内の地域革新懇が市民と協力して力をつくしました。
志位委員長は、発言で、第四次安倍政権とのたたかいにおける革新懇の二つの役割――①市民と野党の共闘を草の根から発展させて安倍政権を倒す推進力としての役割、②「三つの共同目標」を国民多数の合意にしていく努力――を提起しました。
全体会では、兵庫革新懇を代表して、前哲夫代表世話人が発言し、兵庫における総選挙での市民と野党の共闘の経験と、そのなかでの県内の革新懇運動が果たした役割について述べたうえで、二〇一九年の秋に予定されている「全国交流会」の兵庫での開催を歓迎し、開催県として市民と野党の共闘と革新懇運動の前進に全力をつくす決意を表明しました。
*
日本共産党兵庫県委員会として、革新懇運動の発展に責任を果たすとともに、市民と野党の共闘の前進、日本共産党の躍進をかちとるために全力をつくす決意です。

(兵庫民報2017年12月10日付)

平野後援会が「つどい」

安倍改憲許さない世論広げよう

安倍政権が改憲策動を強めるなか、神戸市兵庫区の日本共産党平野後援会は「日本の平和があぶない」をテーマに集いを十二月三日、喫茶店「チャップリン」を借り切って開催しました。
小林誉穂後援会長が開会挨拶で、「安倍首相は憲法九条に自衛隊を書き込むだけといい、アメリカの起こす戦争に参戦できる国にしようとしている。絶対に許せない、大いに学んで改憲を許さない世論を広げよう」と呼びかけました。


小林明男日本共産党兵庫県常任委員が講演しました。小林氏は、「今回の総選挙は安倍政権が追い詰められたなかで打って出た。しかし改憲勢力一色の国会づくりを許さなかった」と総選挙の結果に触れ、安倍首相が執念を燃やす改憲策動の危険性を説明。改憲への賛同が国民の多数ではないもとで、〝自衛隊を憲法に書くだけだ〟とごまかして、日本を戦争ができる国に変えようとしていると批判。安倍九条改憲を許さない共同を「三千万署名」のとりくみで思い切って広げようと訴えました。
参加者から「ネットの右翼論調が心配。兵器をかっこいいという若者も多い」「日本も核武装するのでは」などの質問が出されたのに対し、小林氏は、「緊迫する北朝鮮問題でも米朝の直接対話が急務であり、外交で平和解決するべき。それが世界の流れ」「若者には情報を提供し、いっしょに考える姿勢が大事」と答えました。
「三千万署名」にさっそく応じる参加者もいました。
大かわら鈴子神戸市議も参加し、三宮駅前巨大開発に走るなどの神戸市政の状況を報告しました。

(兵庫民報2017年12月10日付)

NHK問題を考える会が〝安倍9条改憲NO!〟三千万署名

プラカード掲げ、マイクで訴え


「NHK問題を考える会(兵庫)」は十一月二十八日、神戸大丸前で「安倍改憲NO! 三千万署名」アピール行動をしました。
十二人がプラカードを掲げての訴えは活気が出ました。六人が交代でスピーチをして一時間二十分ほどで八十二筆の署名が集まりました。チラシがなかったのが残念でした。平日でしたが、人が多い割には高齢者でも無関心が多く「これから、もっともっと、アピールが必要だね」という話になりました。
次回はルミナリエの後にしようと思います。
(西川幸=NHK問題を考える会(兵庫)事務局)(三面に関連記事)

(兵庫民報2017年12月10日付)

憲法共同センター神戸市9区交流会議

安倍9条改憲NO!3000万署名運動を大きく

全国三千万筆、兵庫百四十万筆の目標のもと、兵庫県憲法共同センターは、神戸市九区交流会議を毎月第一土曜日に開催。今月は十二月二日に開きました。
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冒頭、兵庫県憲法共同センター津川知久代表が改憲をめぐる直近の情勢について報告しました。▽十一月三十日に行われた衆院憲法審査会で英・伊などの〝国民投票〟に関する視察報告で、自民・維新を除きどの報告者も〝国民投票〟への疑問を述べ、「時の政権への信任投票」となる危険性も指摘されたこと▽自民党改憲推進本部の動き、これに呼応する維新・希望・日本会議の具体的な動き―について語り、その上で津川氏は、「安倍改憲阻止運動が市民連合まで広がっている政治的結集」をさらに盛り上げるポイントを提起しました。
和田邦夫事務局長は、十一月から一斉に始まっている県下各地のスタート決起集会の模様を紹介しました。
これらを受け、各区からリアルな意見が数多く出されました。
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オール灘区の会の画期的な〝作戦計画と実践〟は、すでに全国に紹介されました。参加者は「なかなか真似はできないね」と言いつつも、これを参考に地域ごとの「あらゆる団体・市民の結集と参加」への意見・方向を語りあいました。
神戸市最大人口を持つ西区共同センターは、既に自動車パレードも含め、雰囲気を盛り上げる行動を実行しています。しかし西区の六万筆目標への挑戦は至難。区内の十団体と九条の会は常時連絡を取り合っています。さらに区内で地域に大きな影響を持つ玉津・岩岡・伊川谷などの「九条の会」と手をつなぎ、地域ごとの〝署名推進会議〟もつくっていく方針です。
兵庫区は、三万五千筆目標へ向け十二月二十一日にスタート集会を成功させる準備をしています。二千万署名のとき区内の中心的四地域への全戸訪問を全団体で協力して成功させた経験もいかしつつ方針を練り上げています。
須磨区は、隣の垂水区が各野党や市民団体と共同で十二月十日にスタート集会を行うことを参考に、いま全団体・九条の会で相談をしています。こうしたなか区内の新社会党からも「一緒にやりましょうか」との訪問を受け、十二月十三日の立ち上げ集会へ向け方針案を精査中です。年明けには区内全駅いっせい宣伝も予定しています。
こうした取り組みとともに、オール灘区の会も指摘している対話の為に必要な〝政治論議・学習の大切さ〟も議論になりました。「あの二千万署名の時は安倍政権の戦争法強行への怒りが充満していたが、今は北朝鮮ミサイル、自衛隊必要論もあって、署名のうったえはかなり大変だ」との意見もだされ討論を深めました。
*
津川知久代表はまとめとして、①行政区ごと、壊憲に勝ち抜く大きな目標を真正面に掲げる大切さをしっかりつかもう、②この達成のため行政区全体の雰囲気を大きく変えていくために、すべきことをしっかり企画する。特に全戸訪問への決断は、私たち一人ひとりの心を変革させていく活動となる、③青年達が安倍暴走とマスメディアの影響で、私たちとの落差も出てきているので、学びたい・真実を知りたいとの要求に応える活動も強化しよう―と訴えました。
(速水二郎=憲法共同センター)

(兵庫民報2017年12月10日付)

日本共産党高羽後援会がつどい

ストップ!石炭火力発電所


日本共産党高羽後援会は十二月三日、「ストップ!神鋼石炭火力発電所増設」と題して、NPO法人気候ネットワークの山本元さんを講師に招いてつどいを開催、会場は四十五人の参加者で満席になりました。
気候ネットワークの山本さんは世界の動向と地域への影響の二つの観点から石炭火力発電の問題点をわかりやすく報告されました。世界では脱原発、脱石炭という方向性はすでに議論を終え、行動に移す時になっており、その理由としてパリ協定の発効、大気汚染、政権に対する批判が高まっていることがあげられました。日本では、安倍政権が石炭火力発電を原発と並んで重要なベースロード電源としているなど、世界の流れに逆行していること、神鋼や神戸市は一体となって石炭火力発電を推し進めている実態も明らかになりました。
神鋼石炭火力公害問題灘区連絡会(略称=灘区連絡会)事務局長の広岡豊さんから、公害調停について報告があり、神鋼のお膝元、灘区で百人の申請人を集めようと提起がありました。
参加者から「石炭はどこの国から輸入しているのか」「調停人はどんな立場の人か」「石炭火力発電所の計画が中止になっている所があると聞いたがどういう理由か」など質問が多岐にわたり、いい勉強になったと感想が寄せられました。
その場で申請人になる方や、家族で申請人になりますという方、頑張れば百人という目標は達成する勢いです。
灘区連絡会は震災後一九九六年から定期的に会議を開き、宣伝では手作りのビラを配布し、神鋼石炭火力発電公害問題の追及を続けています。そのたゆまない努力と活動が、神鋼石炭火力増設計画にストップをと、全国にも共感を広げています。
集いには日本共産党の味口としゆき市会議員も参加しました。(近藤秀子)

公害調停申請者2次募集も

神戸の石炭火力発電を考える会」が、同社と関西電力を相手に公害調停の申し立てを呼びかけています。申請人には、年齢、性別、国籍を問わず、兵庫県内に住んでいる人、発電所による公害の影響を受ける地域へ通勤・通学している人がなれます。実際の調停の場での話し合いは弁護士に委任。この弁護士費用や調停団の運営のために一人(一世帯)につき年三千円の会費が必要です。
十二月七日締め切りの第一次募集分は同月十四日に申請。その後も二次募集を行い、二月に二次申請を行う予定です。
第一次申請の報告会は、十二月十四日十八時、兵庫県民会館十階福の間で行われます。
問い合わせは☎080・2349・0490(同会事務局)へ。https://kobesekitan.jimdo.com/

(兵庫民報2017年12月10日付)

神戸製鋼所データ不正原因究明と再発防止を

神戸製鋼所の神戸製鉄所と本社前で十一月二十八日、日本共産党神戸製鋼委員会と兵庫県労働者後援会はデータ改竄・捏造問題を取り上げた職場新聞「展望」特別号を配布。この宣伝には堀内照文前衆議院議員、味口としゆき・松本のり子神戸市会議員も参加しました。
この「展望」で党神戸製鋼委員会は、①従業員への説明責任を果たし、現場の声を聞くこと②不祥事の損失を従業員・下請けに転嫁してはならない③外部調査報告書の全面開示をすること―の三つの緊急提案を訴えています。
この間のデータ偽装発覚後、多くの神鋼労働者、関連業者に親族・知り合いから「どうなっている、大丈夫か」と声がかかり、連日の報道でさらに不安も増しています。また、毎年の賃金が収益連動になっているため、来年以降の収入への不安もあります。
「展望」では、会社が十一月十日に発表した「原因究明と再発防止報告書」について、①儲け優先・効率化の経営で人減らし、人材育成欠如の反省がない②不正容認の企業風土と反省を書くが、経営陣自身の責任や、物を言えない職場づくりへの深い反省もない―と批判。また、いまこそ労働組合が企業から自立して役割を果たすことも求めています。
「展望」特別号は日本共産党神戸製鋼委員会のホームページ(http://www.jcp-shinko.jp)に掲載されています。

衆院経産委で笠井議員が追及



日本共産党の笠井亮衆院議員が十二月一日の衆院経済産業委員会で神鋼をはじめとする検査データ改竄問題を取り上げ、当該企業や経済界任せにせず監督官庁として産業全体に責任を持った調査をするよう政府に求めました。

その中で神鋼が全従業員約一万二千人を対象に今年五月に行った「コンプライアンス意識調査アンケート」で、JIS法違反等の疑いがあったと二百六十人が答え、同法違反が今後新たに起こるとの答えも六百三十人にのぼっていたことを紹介し、経営陣の危機意識の無さを指摘しました。
また、全国の原子力発電所の燃料被膜管が神鋼関連会社の製品であること、その中に不正が行われたものがあるかどうかは各電気事業者が調査中であることを政府に認めさせ、原発の稼働・再稼働をやめ廃炉へ向かうべきだと強く主張しました。

(兵庫民報2017年12月10日付)

兵庫県AALA学習会:どう解決する?北朝鮮問題

世界の流れから北東アジアの平和を考える


兵庫県AALAは十一月二十五日、学習講演会「どう解決する? 北朝鮮問題――世界の流れから北東アジアの平和を考える」を開き、約九十名が冨田宏治関西学院大学法学部教授の講演を聞きました。

冨田教授は「いま一番怖いのは偶発的な衝突。それが起これば犠牲ははかりしれない」と述べ、「アメリカが核兵器を搭載可能な爆撃機を飛ばしている隣で日本の自衛隊機が護衛の役割を担った合同演習をやっている。核による威嚇を日本も一緒になってやっていることになる」と日本政府の対応を批判しました。
さらに、「北朝鮮とアメリカはまだ戦争状態にあり休戦中にすぎない。北朝鮮が金日成の時代から受け継いでいる幻想は、〝核兵器を持てばアメリカと対等に話し合える〟〝フセインやカダフィのようにならないためには核兵器が必要だ〟ということ。だからこそ、対話の中で『核を捨てれば体制を保証する』などの外交カードを使うのが大事なのに、トランプ大統領の登場で北朝鮮とのチキンレースになっている」と分析。
北朝鮮ミサイルをめぐる報道のうそについても解明し、最後に解決の方向について「国連安保理北朝鮮決議(安保理決議二千三百七十一号)は六者協議を呼びかけている。これが不動の立場で、日本が世界から求められている解決の方向だ。国連決議に基づいて六者協議に立ち返る。そして日本、北朝鮮、韓国がいっしょになって核兵器禁止条約に入るというイニシアチブを日本がとれるのが一番いいと思う」と力説しました。
質疑応答では「日米安保条約を無くさなくても、核兵器禁止条約に入ることができるのか」「トランプ、安倍、金正恩、習近平、プーチンといった面々をみると六者協議をやっても意味があるのかと思えてくるがどうか」などの質問が出され、冨田氏はそれぞれに対し「日米安保条約はなくさなくても入ることができる。入ることによって安保条約を事実上機能停止にすることにつながる」「現在の面々でも六者協議は意義がある。さらに意義あるものにするためには日本の首相を変えなければいけない」と答えました。(上園隆)

(兵庫民報2017年12月10日付)

大門みきし「名前を変えないで」

連載エッセイ22

選挙で後退するたびに支持者の皆さんから、「党名を変えたらどうか」という善意の意見が寄せられます。
共産党という名前は、いずれ資本主義社会をのりこえて真に人間が豊かにくらせる未来社会(社会主義・共産主義)をめざすという党の綱領にもとづくものです。綱領をそのままにして党名だけ「〇〇党」に変えても、(共産党)とカッコ付きで呼ばれ続けるだけでしょう。
綱領があるからこそ日本共産党の存在意義があります。当面の政策が的確であり姿勢がぶれないのも綱領という屋台骨がしっかりしているからです。綱領をふくめ日本共産党の姿をまるごと知ってもらう努力がもっと必要だと痛感しています。
*
かつて国会で論戦相手だった竹中平蔵氏(元・経済財政担当大臣)は、新自由主義派の経済学者でしたが、資本論やわが党の綱領にも詳しく、立場は一八〇度違っても日本共産党に一定のリスペクト(尊敬)を抱いていた人でした。
ある時、私に「日本の政党は自民党の改革派(新自由主義派)と共産党だけでいい。あとは中途半端な連中だ」と語ったことがあります。資本主義を未来永劫に続くものとして全面的に肯定する新自由主義と、資本主義はのりこえられると考えるわが党の綱領路線の対決こそ本物の対決軸だという意味でした。
いまや学者というよりビジネスマンと化した竹中氏ですが、それだけに、聞けば、「共産党だけは共産党のままでいてほしい」といってくれるのではないかと思います。
(日本共産党参院議員)

(兵庫民報2017年12月10日付)

みんぽう川柳〈十一月〉「文化祭」選者 島村美津子

特 選

カッコ良くエレキ弾く子の文化祭
 神戸市 玉山歳子

【評】賑やかなパフォーマンスを交えながらエレキを奏で大いに文化祭を盛り立てている我が子の姿に母親としてもカッコイイと思わず心の中で叫んでしまったのだと思う。
平和であってこその九条あってこその楽しい文化祭、ずっと戦後の続くことを祈らずにはいられない。

入 選

九条講話場内もえる文化の日
 神戸市 山本尚代

九条と平和あっての文化祭
 神戸市 高馬士郎

反戦を自由をうたう文化祭
 神戸市 山元三恵子

非正規の悩みも歌う文化祭
 神戸市 長尾粛正

反戦歌金賞得たる文化祭
 尼崎市 中内眞佐子

川柳のコーナーもあり文化祭
 尼崎市 富田明美

文化祭壁の川柳恥ずかしげ
 神戸市 梶山洋枝

それぞれの持ち味生かしお祭りだ
 芦屋市 梶原嘉代子

感嘆の溜息混り作品見てる
 神戸市 熊谷敏子

すこしでも参加したいな文化祭
 神戸市 藤田幸子

幼稚園どれが我が子かぬいぐるみ
 神戸市 松尾美恵子

文化祭あの日の高二共白髪
 神戸市 水田裕子

過疎の村一人四役文化祭
 神戸市 小林尚子

消えました学童疎開で文化祭
 神戸市 古賀哲夫


(兵庫民報2017年12月10日付)

河野太通「映画『明日へ』を多くの人々に」





花園大学総長で全日本仏教会元会長の龍門寺(姫路市)住職・河野太通氏がこのほど、実行委員会の要請に応じ、映画『明日へ』上映運動成功のための「代表呼びかけ人」に就任。次の推薦文を寄せています。



かつて、日本が太平洋戦争を起こしていった当時の日本の社会的状況と今の状況が酷似しているのを思うのは私だけではありません。この戦争で日本人だけでも三百万人近い人命が犠牲になり、これに付随して起こった不幸は量り知れないものです。
戦争を阻止する終の砦は、自他のいのちを尊重する国民一人一人の心にあります。かつての大戦の最中に戦争の非道を説き、獄屋に繋がれた一仏教者の心を学びたいと思います。是非、多くの人々にこの映画をご覧いただきたいのです。

映画『明日へ―戦争は罪悪である―』(日本の青空シリーズⅣ)

12月22日(金)①10時②14時③18時30分(上映時間105分)/新長田勤労市民センター別館ピフレホール/一般:前売り1,200円・当日1,500円、学生・障がい者:前売り・当日とも1,000円/問い合わせ先(上映運動実行委員会)☎078‐335‐3770、Fax078‐335‐3830(兵庫労連、担当:北川伸一)

(兵庫民報2017年12月10日付)

画:亀井洋示

(兵庫民報2017年12月10日付)

観感楽学

政党の活動や選挙活動にもインターネット、SNSはもう欠かせないもののひとつになっています。ここで苦労するのが「どうしたら発信した情報を見てもらえるか」「少しでも多くの人に見てもらえるか」という課題です▼インターネットだ、SNSだと言っても、見ている人の興味をひかないとスルーされるだけです。見る人も目的(探し物)があってインターネットをしているので自分に関係のない情報はスルーするのは当然です。そういう人たちの目にとまるようにするのですから、そう簡単ではありません▼海外での実話ですが、軽度の障がいがある子どもの母親が、子どもの誕生日会を自宅で開くことにしました。しかし、誕生日会の当日、誰も友達が来ません。寂しそうな子どもを見た母親は、この悲しい状況をSNSで発信しました。するとSNSの投稿を見た近所の人たちが続々とお祝いに集まり、地域のパトカーや消防車まで駆けつけ誕生日会を盛り上げてくれたそうです▼SNSの拡散力は大きいです。これはSNSが良い方向に進んだ話ですが、その反面、悪い話も一気に広がります。人の心をつかむ発信は難しいが考えないといけない課題です。(ふ)



(兵庫民報2017年12月10日付)

2017年12月3日日曜日

日本の未来と日本共産党を語るつどい各地で

須磨:共闘の成果はっきりと


日本共産党神戸西地区委員会は、田村智子参議院議員(日本共産党副委員長・青年学生委員会責任者)を招き、「日本の未来と日本共産党を語るつどい」を十一月二十六日、神戸市須磨区の須磨パティオホールで開催。定員三百五十人のホールいっぱいの参加がありました。
*
日本民主青年同盟神戸西地区委員会の齋藤泰信さんは、青年学生のおかれている状況や青年の悩みを分かりやすく語り、科学的社会主義を学び、日本共産党の綱領を学ぶ民主青年同盟について説明し、民青同盟の全国大会へ向けた同盟員拡大運動への協力を訴えました。
*
掘内照文前衆議院議員は、総選挙での支援へのお礼を述べ、市民と野党の共闘でたたかった兵庫八区での選挙戦の模様をエピソードも交えて報告しました。
みなせん尼崎が中心となり、社会民主党・新社会党・立憲民主党・緑の党と立場を超えて共闘が広がったこと、「比例は共産党」の声は最初は小さかったが、共産党の議席の値打についての理解が広まるにつれ、市民団体の方もはっきり訴えてもらえるようになったこと、災害復興や厚生労働の分野で頑張ってきたことが知られるにつれ、堀内氏の議席をなんとしても守らないといけないとの奮闘が広がったことなどを報告しました。
また、選挙後に新社会党の幹部から「これからのたたかいの共通の基盤ができた」と発言があったことも紹介しました。
*
講演する田村氏




田村智子副委員長は最初に総選挙での支持者、後援会員、党員の奮闘にお礼を述べ、「選挙後の情勢を見ても、日本の未来を展望できるたくさんの種がまかれていると思う。今度の総選挙は政治を変える力がどこにあるのかが証明された選挙だった」と振り返りました。

「森友・加計疑惑隠しの冒頭解散、希望の党の立ち上げと民進の合流などがありましたが、結果は永田町の論理が通用しなかった」「政治を変える力は、憲法を真ん中にした市民と野党の共闘にあるとはっきり示された」と述べ、「私たちが一瞬たりとも揺るがなかったのは、政治を変える力は統一戦線だと綱領ではっきり掲げている政党だからです」と強調しました。
北朝鮮問題については、偶発的事態から戦争になる危険を絶対に避けるために対話による平和的解決を求める党の立場を語りました。
最後に、「日本共産党を大きくしていただいて、アメリカの軍事力頼みの外交から抜けだそう」と訴えました。
講演が終わった後の質問タイムでは、邦人避難計画のことについて、垂水区の掖済会病院小児科の撤退問題、選挙の総括についての三つの質問がありました。どの質問にも田村氏が丁寧な回答をしました。(戸田晃)

柏原:参加者と双方向で

語る堀内氏

日本共産党丹波地区委員会が「日本共産党綱領と日本の未来を語るつどい」を十一月二十三日、柏原自治会館で開き、四十人が参加しました。
参加者と双方向で語り合えるよう、「講師に聞きたいこと」などのアンケートを講演が始まる前に書いてもらいました。「野党共闘の実際」「安倍政権をどう打倒するか」「種子法」などがあげられており、講師にすぐに読んでもらいました。コーヒー・お菓子も出ました。
西本嘉宏地区委員長の挨拶の後、小松忠重さんが「丹波地区党の歴史と未来」と題して二十分話しました。
小松さんは八十二歳。党地区委員長を三年、柏原町議を九期、農業委員を十三期務めた丹波地区党の顔です。一九四六年、丹波の党は二人の東大卒の人から始まり、自分は一九五九年に三十一人目の党員になったこと、綱領制定時の大論議、ソ連・中国からの干渉問題など、党の歴史を振り返り、党を大きくしたいと述べました。
堀内照文前衆議院議員は「日本共産党綱領と日本の未来を語る」と題して四十分の話をしました。
先の総選挙での支援へのお礼とおわびを述べ、共産党の議席は減らし残念だが、野党は三十八から六十九議席になったこと、立憲民主党が野党第一党になった意義、市民と野党の共闘で貴重な財産ができたことなどを語りました。特に、堀内さんが統一候補となった兵庫八区での市民団体や他の野党との共闘について詳しく報告しました。
さらに、国会の様子を森友・加計問題を中心とした国会の様子、憲法問題・北朝鮮問題について話しました。
質疑応答では四人から軍拡と社会保障削減、小選挙区制の害悪、規制ばかりの選挙法改正、政党助成金などについて質問や意見が出されました。
終了後、「堀内さんの話はわかりやすかった」「もっとたくさん誘えばよかった」「野党共闘の財産の話がよかった」など、集いの充実を反映した感想が参加者から寄せらました。
(西脇秀隆=丹波市議)


(兵庫民報2017年12月3日付)

日本共産党兵庫県議団が50周年

伝統受け継ぎさらなる発展を


日本共産党兵庫県会議員団は、一九六七年四月に戦後初めて加茂鶴一氏、井ノ口薫氏の二人の県会議員を誕生させ、今年五十周年を迎えました。
十一月二十二日には、団五十周年記念の集い(同実行委員会主催)が行われ、現役県会議員に、元県会議員、元事務局員ら二十人あまりが集いました。
冒頭、ねりき恵子現団長が挨拶。「今の議員団があるのは、諸先輩方の営々とした努力の賜物。伝統を受け継ぎながら、さらなる発展のために奮闘していきたい」と述べました。
続いて元団長の安田秋成氏が挨拶。議員時代のエピソードにも触れながら、「いま五人の議員団を、六人、それ以上にして、代表質問ができるようにし、さらなる前進を期待したい」と述べました。
来賓として挨拶した前衆院議員の堀内照文氏は、配られた資料に触れ、戦前一九二七年に労農党から、日本共産党籍もある長尾有氏が議席を獲得した九十年の伝統をふまえつつ、県議団の前進が、兵庫県から国会議員を送る力になっていることを紹介し、「再び国会に戻れるようにがんばりたい」と述べました。松田隆彦兵庫県委員長は、次期いっせい地方選挙での、県議団前進への決意を語りました。
県議OB、事務局OBも次々と挨拶し、八鹿高校事件のたたかい、阪神・淡路大震災救援活動の取り組みなどが語られ、和やかに懇談しました。


(兵庫民報2017年12月3日付)

安倍9条改憲NO!憲法を生かす3000万署名

平和を願う姫路市民の会がスタート集会

講演する和田氏

平和を願う姫路市民の会は十一月二十三日、姫路労働会館多目的ホールで「安倍九条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名」のスタート集会を開き、百二十人あまりが参加しました。
主催者挨拶で松本滋会長(兵庫県立大名誉教授)は、「安倍九条改憲は、災害救助、海外での人道支援といった私たちが思っている自衛隊と真逆の自衛隊にするためのもの。署名の目標は大きいですが、頑張りましょう」と呼びかけました。
記念講演で神戸大学名誉教授の和田進さんは、――九条改正反対の国民世論は多数を占めるが一方で自衛隊に対する国民の強い支持がある。改憲勢力は「ありがとう自衛隊」の声を広め自衛隊を憲法に明記しようとのキャンペーンで、すでに署名を一千万近く集めている。衆議院選挙の結果、改憲政党が八割を占めているが、マスコミのアンケートでは、自衛隊の憲法明記に賛成しているものは当選議員の五割から六割で三分の二に達していない。世論調査でも半々。これからが勝負、自衛隊明記の危険な狙いを徹底して暴露して、改憲発議にストップをかけよう――と述べました。
市民の会からは、署名目標を十万筆とし、一人五十筆百筆集める〝チャレンジャー〟を広げること、宣伝署名セットを大いに活用することなどが呼びかけられました。
会場からのトークでは、中学生のH君が中学生が見た今の政治と平和の思いを述べ、ママの会などで活躍する女性からは若い人たちが参加できるような工夫や若者の思い・考えが語られました。また、今日、署名を集めて参加したと報告する人や、子ども医療費無料化の取り組みの経験などを踏まえて三千万署名を頑張ると表明する人もありました。(稲村知)

市民アクション東園田の会キックオフ集会、街頭宣伝

キックオフ集会

「安倍改憲NO―市民アクション東園田の会」は十一月十九日十一時から約四十分、阪急園田駅前で三千万署名行動を十五人で行いました。
当日は大変寒くポケットに手を入れている人が多いなか七十二筆が集まりました。その後、数人が保育所バザー会場入り口で四十五筆を集め、初日は計百二十二筆になりました。
*
前日十八日に「安倍改憲NO―市民アクション東園田の会」キックオフ集会を開催しました。
東京で開かれた「11・3国会包囲大行動」の模様を十五分間に編集した映像を上映し、七人の呼びかけ人が、憲法や九条に対する思いや、ご自分の生い立ち、戦争についてなどを語りました。参加者からもそれぞれの思い、意気込みなどを語りました。
この運動でどの様な活動ができるか――街頭宣伝署名活動に参加する、カンパに協力する、チラシを配布するなど――をアンケート。署名目標は何筆とするか目標も書いてもらいました。これを参考にして、「会」の目標数を決めていくことになりました。
また、当面、毎月三日に阪急園田駅前でスタンディングを、毎月十九日に十一時から阪急園田駅前で宣伝、署名活動を行うことも決めました。
*
「安倍改憲NO―市民アクション東園田の会」結成にあたっては、先の「二千万署名」から目標が三千万に引き上げられており、それにふさわしい体制をと考え、呼びかけ人を、九条の会結成時の地域の著名人十九人から大きく増やそうと、東園田に在住、もしくは地域で活躍している人々に幅広く訴え、三十人が応じました。
九条の会結成の時には呼びかけ人になってもらえなかった方が、安倍内閣はひどすぎると、今回快く呼びかけ人になるなど、地域の人々に変化が起きていることが反映しています。
(岩田伸彦=同会)


(兵庫民報2017年12月3日付)

平和憲法守る11・24集会:「安倍9条改憲NO!3000万署名」推進をアピール

講演する石川氏

「平和憲法を守る11・24兵庫県集会」が十一月二十四日、神戸市勤労会館で開かれました。
この集会は、毎年自治労兵庫県本部、医労連などが中心に労働組合のナショナルセンターの違いを超えて10・21集会を開催していますが、今年は総選挙・神戸市長選もあり、この日の開催となったものです。
*
石川康宏神戸女学院大教授が「特定秘密保護法・戦争法・共謀罪と違憲の法律を強行採決させた安倍政権が次に狙うものと運動の課題」を主題に講演しました。
石川氏は、総選挙直前の民進党の希望の党への合流が八〇年の「社公合意」と同じ国民統一の分断を思い出したと語り、これは追い詰められた安倍政権のもとで大掛かりな分断策だと解明。しかし今回は「共闘」解体を許さない市民の力があり、共産・社民の共闘から立憲民主党を市民が立たせ、市民と野党の共闘で議席を前進させ善戦したと総選挙結果を振り返りました。
自民党の変質、財界の危険な狙いの一方で、市民と野党の共闘の発展があり、共同の基礎には市民連合と野党の七項目合意があると指摘し、「安倍九条改憲NO!」三千万人署名運動で保守層も含めて共同を発展させることの重要性を強調しました。
異常な日本の長時間労働を規制する上で労働組合運動の役割、若者への接近の課題も提起し、安倍改憲の道か日本国憲法の道かの転機のなかでの奮闘を訴えました。
司会者から、総がかり行動兵庫県実行委員会が来年五月三日に東遊園地で一万人規模の憲法集会を予定していることも紹介され、三千万人署名成功、平和憲法を守るために全力あげようとの集会アピールを確認、「団結ガンバロー」で意志を固めあい閉会しました。


(兵庫民報2017年12月3日付)

北区九条のつどい:〝今が正念場〟と訴え

講演する柳澤氏




北区にある六つの「九条の会」が「第十二回北区九条のつどい」を十一月二十六日、すずらんホールで開催し、会場いっぱいの約三百五十人が参加しました。

星和台九条の会代表で兵庫県弁護士九条の会事務局長の羽柴修弁護士が主催者を代表して挨拶。「一万人意見広告運動」への協力のお礼を述べるとともに、安倍首相の改憲案の危険性、安保法制によって平和は守れないことを多くの人に広げることが必要であり、今が正念場だと訴えました。
第一部は柳澤協二氏(国際地政学研究所理事長)が「日本を取り巻く戦争危機と憲法」と題して講演しました。
柳澤氏は、第一次・第二次世界大戦の要因が「富・名誉・恐怖」だったと述べ、日本国憲法の平和主義は「他者の戦争に関わらないこと、専守防衛つまり他国に脅威を与えて戦争の誘因を作らないことだ」と指摘。
北朝鮮情勢について、北朝鮮とアメリカが戦争を始めれば日本が戦場になると指摘。「核の違法化による安全」の立場を世界に広めることが戦争被爆国としての日本の役割であると強調し、安倍政権の安全保障政策を厳しく批判しました。


(兵庫民報2017年12月3日付)

神鋼石炭火力発電所増設中止を:公害調停申し立てへ

申請者募集中(第1次締め切り12月7日)

右が稼働中の発電所、左奥の高炉を廃止して石炭火力発電所を増設する計画

神戸製鋼所が神戸市灘区に現在運転中の二基百四十万キロワットに加え、二基百三十万キロワットの発電所を増設する計画をくいとめようと、「神戸の石炭火力発電を考える会」が、同社と関西電力を相手に公害調停の申し立てを呼びかけています。
公害調停では、行政機関である兵庫県公害調査会の委員三人で構成される調停委員会が、申請者と事業者との間に入って、両者の話し合いを進め、必要に応じて調査を行うなどして、双方の合意によって紛争の解決を図ります。
「考える会」が公害調停で主張しようとしているのは――
大気汚染 汚染物質を大量に排出し、住民の健康を損なう恐れのある石炭火力発電所を建設しないこと
電磁波 発電所からの高圧送電線が発生させる電磁波により周辺住民の健康リスクを高めないこと
温暖化 膨大な二酸化炭素を発生させ、温暖化対策に逆行する計画は見直すこと
温排水 大量の温排水によって海洋環境を悪化させないこと
アセスメント 不十分な環境アセスメントをやり直すこと
申請人には、年齢、性別、国籍を問わず、兵庫県内に住んでいる人、発電所による公害の影響を受ける地域へ通勤・通学している人がなれます。実際の調停の場での話し合いは弁護士に委任。この弁護士費用や調停団の運営のために一人(一世帯)につき年三千円の会費が必要です。
第一次募集は十二月七日締め切りで、同月十四日に申請。その後も二次募集を行い、二月に二次申請を行う予定です。
また、十二月十四日には「申請報告会」を県民会館で開催します。(行事案内欄参照)
*
「考える会」は、神戸公害患者と家族の会、西淀川公害患者と家族の会、公益財団法人公害地域再生センター(あおぞら財団)、特定非営利活動法人地球環境市民会議(CASA)、特定非営利活動法人気候ネットワーク、神鋼石炭火力公害問題灘区連絡会、石炭火力発電を考える市民ネットワーク、ひょうごECOクラブ、神鋼石炭火力発電所増設問題を考える芦屋市民の会と学識経験者などで構成しています。事務局は神戸市灘区の学生青年センター内、☎080・2349・0490。
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神鋼石炭火力公害問題灘区連絡会と日本共産党灘区委員会は十一月二十五日、灘民商会議室で公害調停についての学習会を開き、今後の取り組み方などについて意見交換をしました。党高羽後援会は十二月三日に学習会「ストップ! 神鋼石炭火力発電所増設」を開きます。

神戸製鋼石炭火力発電所増設計画に対する公害調停申請報告会

12月14日(木)18時30分~20時30分/兵庫県民会館10階福の間/増設計画に対するこれまでの活動と公害調停までの経過報告、今回の公害調停の内容について、申請人・団体のメッセージなどを予定/参加無料/主催:神戸の石炭火力発電を考える会・神戸製鋼石炭火力公害調停弁護団/会事務局☎080‐2349‐0490、Email kobesekitan@gmail.com、URL https://kobesekitan.jimdo.com/


(兵庫民報2017年12月3日付)

神鋼「データ改ざん・捏造」:日本共産党神戸製鋼委員会が緊急提案

宣伝には堀内照文前衆院議員も参加

神戸製鋼所の「データ改ざん・捏造」問題について、日本共産党神戸製鋼委員会は、根底の原因を明らかにし、本物の改善策を実行して信頼回復へつなげるため組合員の一員として積極的に関わっていきたいとして、三項目の緊急提案―①従業員への説明責任を果たし、現場の声を聞け②不祥事による損失を従業員・協力会社に転嫁するな③外部調査報告書の全面開示を―を発表。十一月二十八日朝、神戸市灘区の同社本社前と灘浜工場前で職場新聞「展望」を配り、従業員に訴えました。


(兵庫民報2017年12月3日付)

入居者激励のつどい12月12日に:借り上げ住宅協議会

挨拶する安田代表

ひょうご震災復興借り上げ住宅協議会は十七日、神戸市内で第六十五回の会合を開き、大阪高裁に公正判決を求める署名の推進や「入居者激励のつどい」開催などのとりくみを相談しました。
神戸市が借り上げ復興住宅に住む七十九歳のNさんの退去を求めて提訴した裁判は現在、大阪高裁にかかっています。
同会代表の安田秋成さんは「私たち入居者は高齢者が多いですが、互いにいたわりあい、結束した力を示していきましょう」と訴えました。
段野太一さんは、神戸市があらたに東灘区の二世帯を提訴したことも報告。希望者全員の継続入居をかちとるため、大阪高裁にむけた署名推進、十一月二十八日と二十九日の裁判傍聴、十二月議会にむけた請願・陳情、十二月十二日に開く「入居者激励のつどい」成功などのとりくみを呼びかけました。
会合には日本共産党神戸市議団の松本のり子市議が参加。神戸市によるあらたな提訴を厳しく批判し、東灘区でも入居者を激励する集会を開くことなども紹介しました。

借り上げ住宅「裁判闘争」勝利と入居者激励のつどい

12月12日(火)14時/神戸市勤労会館2階多目的室/主催:ひょうご震災復興借り上げ住宅協議会☎&Fax078‐371‐5789


(兵庫民報2017年12月3日付)

どうなる川西病院:市長が指定管理化・移転を構想

住民署名を報告する高須さん

「どうする、どうなる! 川西病院みんなで考えよう住民の集い」が、十一月二十六日に川西市商工会館で開催されました。川西市長が、住民説明も不十分なまま、市立川西病院の指定管理化と南部への移転構想案を出しているもとで、地域医療と住民自治のあり方を考える集いとして企画されました。
日本共産党、社民党の議員が参加する市民と野党の共闘の〝病院版〟としての実行委員会方式で開催し、川西市、猪名川町、豊能町、能勢町の住民と様々な会派の議員が百人参加しました。
実行委員会を代表して、川西北部に総合病院の存続を求める会の高須賀俊之さん(写真)が、住民署名が一万二千名を超えて集まってきていることを紹介しました。
立命館大学の森裕之教授が記念講演し、地域医療にかかせない市立川西病院のありかたは、市長が一方的にきめるのではなく、住民が主役になって考えることが大事。公立病院の民営化や統廃合を進めている政府の方針に盲従するのは地方自治とは言えない。地域医療という最後のセーフネットが確保できていない地域は崩壊してしまうと指摘しました。
実行委員会事務局から今西(筆者)が、川西病院が北部の医療を支える拠点であり、北部での建て替えを計画していたのに、協立病院と統合再編し、南部へ移転する構想案を市長が一方的に出したことの非民主性と指定管理にすることの問題、巨額の財政負担になる問題などの論点整理を行いました。
市内在住の住民が様々な地域から川西病院を守ろうとリレートークで訴えました。
川西市民だけでなく、猪名川町、豊能町、能勢町から毎日四百五十七人が通院し、年間五千三百人もの住民が入院する川西病院は、いのちをまもる地域の宝、首長、議員、住民の英知を結集して守って行こうとアピールを採択しました。(今西清=兵庫の地域医療を守る会代表)


(兵庫民報2017年12月3日付)

ノーモアヒバクシャ近畿訴訟・傍聴記:2017-11-17,20

国の態度を改めさせる熱意を

副島圀義

十一月十七日には大阪地裁第七民事部、二十日には同第二民事部での弁論がそれぞれ行われました。
と言っても、両日ともに、双方からの書面や証拠提出や次回期日の確認などの手続きだけ。以前にも書いたことがありますが「公開原則」の形骸化では?との疑問を感じます。
弁護士会館での報告集会では、弁護団の藤原団長や尾藤事務局長の挨拶が印象的でした。
―七十二年前の原爆被害がまだ続いている。政府はその責任をいまだにとらないどころか被爆者と対立している。
―安倍首相は「認定審査を急ぐ」というが「認定のあり方を改める」とは言わない。国が敗訴しないと救済しないとの態度だ。
―訴訟の場には大人数の国側代理人を送り込んでくる。
―こうした状況を打ち破るために、弁護団も集団訴訟の原点にたちかえって緊張感をもって臨みたい。
裁判を支援する立場としても「毎回、一人でも多くの方に傍聴に来ていただき、国にも裁判所にも、支援者の熱意を示す努力を」と受け止めました。
来年一月には四回の日程が決まっています。『兵庫民報』読者のみなさんにも、ぜひ大阪の裁判所に足を運んでいただきたいと願っています。
十六日(火)午前十一時、二〇二号大法廷で高裁判決。原告六人のうちお二人は死去され、ご遺族が継承。午前十時より事前集会。
二十二日(月)午後二時~五時、一〇〇七号法廷で地裁第二民事部の証人尋問。
二十三日(火)午後一時十分、八〇六号法廷で地裁第七民事部。宮本義光さんについて判決。
二十五日(木)午前十一時~、八〇六号法定で地裁第七民事部の弁論。


(兵庫民報2017年12月3日付)

大スキー九条・兵庫の会2018年スキーツアー

2018年1月5日(金)〜8日(月・祝)赤倉温泉スキー場 参加費38,000円

昨年のツアー




各地から雪の便りが届き、スキーを楽しむ人たちにとっては待ちに待った季節の到来です。〝スポーツは平和とともに〟を合言葉に、白銀の世界でスキーと交流を楽しもうと取り組んできた「大スキー九条」スキーツアー十回目となる今年は、久々に「赤倉温泉スキー場」で行います。

地球温暖化で雪の少ない年が続いていますが、「私の記憶では雪に困ったことは一度もありません。安心してお越しください」と豪語する香嶽楼のおかみさん。多い時には六メートルも積もる赤倉温泉ならではの言葉です。
安倍自公政権で戦争へのきな臭い動きが色濃くなる中、「戦争法廃止!九条守れ」の声を日本中で大きなうねりにしていくことが大切です。
平和でなければスキーも出来ないと、平和を愛し、憲法九条を愛するみなさんの、積極的な参加をお待ちしています。

申し込み・問合せ先

「大スキー九条・兵庫の会」ツアー事務局
〒650-0025神戸市中央区相生町5-12-1
電力兵庫の会宛
Tel078-579-7490、Fax078-579-7491
または伊藤090-7489-6601まで
Email dfcwq600@kcc.zaq.ne.jp


(兵庫民報2017年12月3日付)

ひなたぽっころりん〈609〉



(兵庫民報2017年12月3日付)

観感楽学

「あなたたちとお会いできるのは今日が最後かもしれない」といわれ、みんな苦笑いした。笑うところではないのだが、「今日が最後かも…」というのは彼女に会うたびに聞かされてきた常套句だからだ▼元神戸市議の貫名初子さんの「白寿」を同じく元市議の堀之内照子さんや尾崎敏江さんなどの呼びかけで祝った。当時の近しい人だけのささやかなお祝いだったが、娘のゆうなさんと連れ立って現れた初子さんのなんと若々しいことか!▼満年齢では来年四月で九十九歳になるが、彼女は常に「数え年」で百歳になるとおっしゃる。ここまでくると九十九でも百でも関係なく、ずっと聡明で一人で生計を立て生き抜いてこられたことに頭が下がる▼昨年、体調を崩し、長年住み続けてきた自宅から娘さんのところに転居されたと聞き心配していたが、会ってみると、足元も耳も眼も不自由なく、愛用のベレー帽をかぶった艶やかな表情に安堵した▼健康維持のため毎日歩いて足を鍛えている高齢者は多いが、貫名さんのすごいところは常に社会活動にかかわり実践するところである。平和運動をライフワークとしながら、消費税なくす会のニュース百名分を自筆で宛名書きをして毎号配送する。転居したいまも、マンションの廊下やテラスを毎日歩いている。頭を使い、足を鍛えている「白寿」の超人である。(D)



(兵庫民報2017年12月3日付)

2017年11月26日日曜日

安倍9条改憲NO!3000万署名各地で宣伝

憲法共同センターが神戸大丸前で

〝戦争の悲惨、繰り返したらあかん〟高齢の女性が署名


憲法改悪ストップ!兵庫県共同センターは十一月十九日、神戸大丸前で「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名」のスタート宣伝を行いました。
津川知久共同センター代表、成山太志兵庫労連議長、松田隆彦日本共産党県委員長がマイクを握り署名を呼びかけ、加盟団体の組合員、会員らが署名板をもちました。
須磨区の女性(83)は、「教育勅語はいまでも暗記している。当時は洗脳されていた。夫は神戸と疎開先で二度も焼け出された。戦争の悲惨を二度と繰り返したらあかん」と友人といっしょに署名に応じました。
「地元の三木で宣伝しているのを見て、協力したいと思っていた」と歩み寄ってきてくれた若い女性や、「国民を危険にさらすなんてどこの国の政治家か」と憤慨する三人づれ、「早く安倍総理をやめさせなくては」と語る女性などが次々と署名に応じていました。なかには署名に応じながら二十円をカンパする高齢者もありました。

神戸市北区の会がコープデイズ前で

〝今、学校で憲法を学んでいる〟と話を聞く中学生


戦争法に反対する神戸市北区の会は十一月十九日、コープデイズ神戸北町前での「ピースアクション」で「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名」の取り組みをスタートさせました。
午前十時から十五人で、全国市民アクション作成ののぼり・ポスター・横断幕を掲げ、北区の会のチラシ、「北区九条のつどい」のチラシも配りながら、署名を呼びかけました。一時間の宣伝で五十一筆を集めました。
四人の女子中学生が、今、学校で憲法を学んでいて、憲法九条を変えることがなぜいけないのか興味を持っていると言って、署名を訴える会員の話を熱心に聞いてくれました。
会員の一人が、父がビルマのインパール作戦で戦死したこと、その戦争で日本人が三百万人以上、アジア全体で二千万人以上亡くなったこと、戦後は憲法九条のもと戦争で日本人は一人も亡くなっていないことを話しました。
また、「北区九条のつどい」(十一月二十六日十四時、すずらんホール)では日本の安全保障で憲法九条を生かすことがどうして大切なのかについて防衛庁出身の柳沢協二さんが講演することも案内しました。
中学生らは「帰って家の人と話し合ってみる」と話し、会員からは全国統一署名を進めている全国市民アクションのホームページを見てみることもすすめました。
(吉田耕三=戦争法に反対する神戸市北区の会)
*
北区の会は毎月十九日、月ごとに鈴蘭台駅前、北鈴蘭台駅前、コープデイズ神戸北町前、藤原台エコール・リラ前で「ピースアクション」を行っています。


(兵庫民報2017年11月26日付)

市民と野党の共闘:「共闘の絆」財産にたたかいさらに

今回の総選挙で日本共産党は、比例近畿ブロックで四議席から二議席へと後退し、堀内照文前衆議院議員の議席を失いました。大変残念な結果であり、原因は党の力不足にあります。党内外のみなさんのご意見に耳を傾け、県委員会として総括します。同時に、今回の選挙では、市民と野党の共闘に奮闘した結果、県内各地で「共闘の絆」がつくられ、たくさんの友人を得ることができました。このことは、今度の選挙の最大の財産となりました。
*
兵庫では、六区と九区で日本共産党が予定候補を降ろし、六区は立憲民主党、九区は新社会党県書記長の無所属候補を野党統一候補としてたたかいました。そして、そのことが共闘の機運を高める力にもなって、三区、七区、八区では、社民党、新社会党、緑の党の各党と、みなせんなどの市民団体が、共産党候補を野党統一候補として支援し、その他の選挙区でも、共産党候補を他の野党や無所属の地方議員、市民団体などが応援演説を行ったり、支援のための集会を開くなど、共同が広がりました。
新社会党の粟原富夫県本部委員長は、わが党の応援のために街頭にたち、「私たちは国政に議席がない政党であるにもかかわらず、国政で大きな力を持つ共産党の候補者を降ろしていただいて統一する。本当に、野党と市民の共同、本気の共闘ということはこういう意味なんだと理解いたしました」と訴えられました。
*
選挙後、わが党が、共闘勢力全体が議席を増やしたことを「大きな喜び」と表明したことに対して、県内でともにたたかった他党の方々から、「あの発言に感動した」「涙が出ました」などの声が寄せられました。これらの発言は、希望の党の結成と、それへの民進党の合流という逆流に抗して、わが党が、予定候補者を降ろす決断をふくめ、共闘を揺るがず貫き、歴史的な役割を果たしたことへの兵庫県党全体に対する評価です。
*
そして、各地で一緒にたたかった市民や野党の方々が、選挙結果を受けて「がっかり感」を乗り越え、この共闘をさらに発展させよう、そして、九条改憲を許さないたたかいをはじめ、次に向けて「ともにたたかおう」と意気軒高な姿勢を示しておられることも、今後の大きな希望です。
*
逆流を乗り越えて、共闘を貫くうえで、この間の共同の努力の粘り強い積み重ねが、力になりました。その一つは、昨年二月に結成された総がかり行動兵庫を軸にした、立憲主義と民主主義を守るための共同です。憲法共同センターと1000人委員会、九条の心ネットワークによる共同が、多くの困難を乗り越えて実現し、その後も共同の旗を掲げていることです。
もう一つは、県内各地で、市民連合やみなせんなど、多様な市民団体によって、市民と野党の共闘を後押しする運動と組織づくりの努力がすすめられたことです。
*
選挙戦のなかで、ともにたたかった市民の方々が、共産党の活動や訴えに直接ふれるなかで、共産党への信頼感を深め、比例もふくめて、共産党の前進を願う人も生まれてきました。
みなせん尼崎の阪本賢士さんは、選挙後、「自分も共産党員の方に負けないぐらいの気持ちで堀内さんを応援した」と述べ、フェイスブックでこういうコメントをよせてくれています。「共産党アレルギーはもったいない」「党員に名前を変えたらと言ったこともあるが、党員のみなさんは誇りを持っている」「上手にやるよりも、誠実にしていたらいつかは理解してくれると思って進む、高倉健みたいな政党だと思いました」と。大変うれしいメッセージです。
同時に、党躍進への期待の広がりを、今後、「比例を軸に」現実の選挙結果に結びつけるためには、さらに広い人々に、党そのものを理解してもらう努力がもっと必要だと思います。
*
市民と野党の共闘を前進させながら、いかにして日本共産党の躍進をかちとるか――これは、新しい努力と探求が求められる課題です。そのために二つの取り組み①党をまるごと理解し、支持してもらうための「集い」の開催②党員拡大を根幹にした党勢拡大―に、今こそ力をつくすことが求められています。
(RM)


(兵庫民報2017年11月26日付)

但馬革新懇主催の第4回平和の集い

「今こそ核兵器のない世界」めざし、安倍9条改憲NO!署名・ヒバクシャ署名を広げよう


「今こそ核兵器のない世界を」をスローガンに、但馬革新懇主催の第四回平和の集いが十一月十九日、豊岡市民会館四階大会議室で開催されました。
総選挙と豊岡・朝来市議選、新温泉町議選の選挙結果を受けての最初の集会になりました。
午前中は、日本原水協製作のドキュメンタリー映画『一歩でも二歩でも』が上映され、平和のうたごえコーナーでは、但馬年金者組合や新婦人、母連などが「折り鶴」など全員で大合唱しました。午後からは関西学院大学教授で原水爆禁止世界大会起草委員長の冨田宏治氏が「今こそ核兵器のない世界を」と題し、核兵器禁止条約の意義と課題について詳しく講演しました。
冨田氏は、核兵器禁止条約が国連加盟の六割を超える百二十二カ国の賛成で採択されたこと。日本は交渉会議で条約に反対し、交渉不参加を表明したこと。コスタリカのホワイト議長や中満泉国連軍縮担当上級代表、日本被団協など市民社会の努力により、核兵器の違法性が宣言され、核兵器に「悪の烙印」が押されたことなどを説明。最後に核兵器は市民と兵隊を区別せず、人間の尊厳を否定するものであり、核兵器廃絶の運動を広げようと呼びかけました。
約九十名の参加者からは、「核兵器の違法性がよくわかり、元気がでた」「安倍政権の核抑止力を断ち切るために、安倍退陣の運動を」など感想がありました。
集会の最後は「平和へのアピール文」を採択。三千万署名とヒバクシャ署名を市民に訴え、改憲を許さない運動を広げ行動しようと確認しました。
(藤原敏信=但馬革新懇事務局)


(兵庫民報2017年11月26日付)

日中国交正常化45周年記念講演

民間交流の大切さ強調:中国社会科学院大学院の胡澎教授


日中国交正常化四十五周年を記念し、日中友好協会関西ブロック主催で「現代中国問題」講演会を芦屋市民センターで開催し、四十人が参加しました。
講師の胡澎さん(写真の緑の服の女性)は、日本留学後、中国社会科学院で日本研究に携わり、現在、同大学院教授・日本社会研究室長。「日中関係と民間交流の新たな扉を開く―日中国交正常化四十五周年に寄せて」と題して胡さんは、自身の学生時代・八〇年代に日本の映画、アニメが中国で流行し、日本を知るきっかけとなったことや、日本留学時、親身に世話をしてくれた日本の人々のことなど、民間交流の役割と大切さを話しました。
現在の日中関係については、歴史問題・領土問題などで摩擦が絶えないが、「平和と発展」のテーマは変わらず、両国の貿易・経済や人的交流による両国国民の恩恵はかつてなく大きく、これは両国の国民の手によってもたらされたものでかけがえのない宝。
「しかし国民感情は親密にはなっていない。どう解決するか」という問題について胡さんは、国交正常化四十五周年を期に一九七二年の日中共同声明をはじめとした「四文書」と「平和」「友好」「協力」の三つのキーワードが日中関係の基本精神と原点だとして、初心に帰る「原点回帰」が重要と強調。社会科学院日本研究所が発表した「日中発展の基本的見解」―①歴史を正しく受け止め未来をめざす②原則を守り信頼関係の蓄積③経済協力を通じウイン・ウインをめざす④交流を深めおだやかな共存関係の構築⑤お互いの違いを受け入れ、摩擦を防ぐ⑥平等に接し、次世代に平和を残す―の六点を示しました。
参加者から「国と国でなく人と人が対話することが日中友好を成熟させるのだと思った。学生の立場としても日中交流を大切にし、互いにウインウインの関係を築きたい」などの感想が寄せられました。(前田清=日中友好協会県連会長)


(兵庫民報2017年11月26日付)

治安維持法国賠同盟高砂支部総会と「つどい」

暗黒政治と戦争を再び許さず

治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟(治安維持法国賠同盟)高砂支部は第三回総会と「つどい」を十一月十九日、高砂市ユーアイ帆っとセンターで開催しました。
治安維持法国賠同盟は、戦前の歴史の真実を明らかにし、日本国民の平和と民主主義のためのたたかいの伝統を受け継ぎ発展させること、このたたかいの故に国家権力による弾圧を受けた人々に対する国の謝罪と賠償を実現しようと結成され来年で五十周年。兵庫県本部は三十五周年を迎えます。高砂支部は結成から実質二年、会員は八十二人になりました。
来賓の岡正信中央本部常任理事は、総選挙の結果にふれ、「野党の分裂という危機に瀕した際に日本共産党は六十七人の候補者を降ろし、身を挺して逆流を止めた。このことに多くの知識人からも激励の声があがっている」と述べました。
総会では、高砂にも三菱製紙労働者など治安維持法犠牲者がいたことが紹介され、「暗黒政治と戦争を再び許さない」ことを誓い合いました。新役員を代表して井上治支部長が挨拶をしました。
第二部の「つどい」では東播センター合唱団有志による小林多喜二、管野須賀子にちなむ歌は参加者の胸にしみ入りました。記念講演は安武ひろ子元参院議員が「戦争体験から、戦争への道は許さない」と題して話しました。神戸空襲の生々しい体験に涙をぬぐいながら聞き入る人もいました。
「本当によい総会でした。また来年も呼んでね」と感想をよせる参加者もいました。
この催しは、朝日新聞、神戸新聞でも事前に紹介されました。(小松美紀江=同同盟県常任委員)


(兵庫民報2017年11月26日付)

学び舎教科書で歴史を学び直す


西宮市で「目からウロコの歴史教科書カフェ」が毎月続けられています。「子どもの側に立って、子どもの目を意識しながら」作られた中学歴史教科書『ともに学ぶ人間の歴史』(学び舎発行)を読み、語り合い、理解を深めています。
目からウロコの歴史教科書カフェ
12月2日(土)14時~16時/プレラにしのみや4階学習室/テーマ:日露戦争ってどんな戦争だった?―「ロシアに勝った」って本当?/参加費300円(小中高生無料)/☎0798‐71‐3920(新婦人西宮支部)


(兵庫民報2017年11月26日付)

多可町議選:酒井よう子氏無投票当選

多可町議選は十一月十四日に告示されましたが立候補が定数十四と同数のため無投票となり、日本共産党の酒井よう子氏(57)=新=が当選し、日本共産党の現有議席を確保しました。


(兵庫民報2017年11月26日付)

多可町長選―辻誠一氏及ばず

多可町長選挙は十一月十四日に告示されに新人四人が立候補、十九日の投開票の結果、「あったか多可町をつくる会」の辻誠一氏(46)は二千二百十一票(得票率一九・四〇%)を得ましたが及びませんでした。当選は自民推薦の吉田一四氏(61)。(投票率六三・九六%)


(兵庫民報2017年11月26日付)

厚労省「過労死等防止対策推進シンポジウム」

企業トップ先頭に職場を変える必要

「過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ」を掲げ「過労死等防止対策推進シンポジウム」が厚生労働省の主催で十一月十七日、神戸市産業振興センターで開催されました。このシンポには過労死等防止兵庫センターや兵庫県過労死を考える家族の会、社会保険労務士会や兵庫県弁護士会などが協力しています。
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代々木病院の天笠崇医師が「過労自殺を防ぎ働く人の命を守ろう」をテーマに基調講演を行いました。
大手広告代理店での過労自殺などを機に努力はあるが過労死・自殺は減っていないと警告。長時間労働やハラスメントなど職場のストレスでうつ病などを発症し、過労自殺に追い込まれる流れをデータも示し、これは本来職場で防げるものであり、企業トップが先頭に職場を変える必要を強調しました。
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兵庫労働局の片野圭介監督課長は、長時間労働が疑われる会社では月八十時間を超える違法残業が四割、平成二十八年度には過労死等との認定が三十六人、警察統計で勤務原因自殺が百十二人もあったがまだ氷山の一角だと現状を報告。やはり、長時間労働やパワハラを容認する企業風土をトップが先頭に変える必要を語りました。
*
過労死を考える家族の会からは体験が報告されました。
*結婚四年、三十歳で夫が急死。夫は仕入れ販売など一手にまかされていたが、残業代は一定額で超えた分はサービス残業だった。亡くなったあと「過労死110番」で相談し、訴訟・和解したが九年半かかった。人は幸せに生きるために働いているのにそこで亡くなるなんて。もう過労死はなくしてほしい。
*自治体の福祉職場の長時間と緊張した仕事のなかでうつ病を発症したが、労災申請が認定されず退職。いまはゆっくりサポートの仕事ができるようになった。
*夫はIT関連でリーダーをしていた。月百五十二時間の残業で大動脈解離を起こし、一命はとりとめたが障害が残った。管理職の教育や正確な労働時間管理など企業のコンプライアンスが必要。企業の繁栄は社員あってこそです。
*息子は二十歳で過労自殺した。上司のパワハラ、百時間超える残業。「辞めたい」というと「お前が辞めたら出身校からもう採用しない」と脅され辞められなかった。親としてうつや過労死の知識がなかったことを悔いている。社会を変え働く人を守りたい。
家族の会が高校、大学で行っている啓発授業を受けた学生のインタビューを坂本知可弁護士が映像で紹介。「サービス残業こわい」「アルバイトで半分社会人になった。でも違法行為に一人では言えない」「他人事ではない」と語る映像が流されました。
企業の実践例について企業・労組からも報告され、後援する兵庫県、神戸市からも挨拶がありました。
*
閉会挨拶で藤原精吾弁護士・過労死等防止推進兵庫センター共同代表幹事は、「今日のシンポで何を変えなければならないかも明らかになった。実践するのは私たちだ。憲法が保障する権利を生かし、いっしょに企業を変え社会を変えていきましょう」と呼びかけました。


(兵庫民報2017年11月26日付)

防止対策推進兵庫センターが総会

「過労死等防止対策推進シンポジウム」に先だって過労死等防止対策推進兵庫センターの第三回定期総会が開かれました。
渡部吉泰弁護士が開会挨拶で、「過労死を生む長時間労働は減っていない。賃金も上がってないから残業せざるを得ないことになっている。ここを変えないと過労死はなくならない」と指摘しました。
今西雄介弁護士がこの間の大学・高校への啓発授業などのとりくみと次年度方針などを提案。討論を経て方針等を確認しました。
討論のなかで藤原精吾弁護士が、過労死をはじめて学会でとりあげるなど大きな貢献をし、十一日に亡くなった上畑鉄之丞氏について報告。
堀内照文前衆院議員は、「政府がすすめる『働き方改革』は生産性向上のための人減らしまで持ち上げるもの。今後もごいっしょに過労死などうまない社会のためにがんばりたい」と発言しました。


(兵庫民報2017年11月26日付)

済生会兵庫県病院の存続・充実求め学習会


済生会兵庫県病院の存続・充実を求める会は十一月十九日、北神区民センターで学習会を開催しました。
浜本宏代表が、「三田市長が三田市民病院の医療圏域を越えた統合再編を検討しており、北区では済生会病院が対象になる。済生会病院を守るために、三回の地域ビラを発行し、駅頭やショッピング前での署名も進めているが、自民党から住民運動を敵視するニュースが発行されるなかで、改めて正確な情勢を学び、確信をもって運動を進めよう」と挨拶しました。
兵庫の地域医療を守る会の今西(筆者)が、安倍政権のもとで進められている医療費抑制と、知事による公立病院統合再編が全県で進められていることと、三田の市民病院「改革」の現状を紹介し、済生会病院を守る住民の声をオール北区の署名運動にして広げることを呼びかけました。



日本共産党の金沢はるみ神戸市議(写真)が、県の地域医療構想にもとづき、北区でも公的病院の病床再編が進んでいること、市議会で済生会病院を守るため引き続き奮闘することの決意を表明しました。
三田の地域医療と介護をよくする会の東浦徳次代表が、三田市でも市民病院を守る署名運動を開始したことを紹介し、エールの交換を行いました。
(今西清=兵庫の地域医療を守る会代表)


(兵庫民報2017年11月26日付)

「秋の文化講演会」:岩崎明日香さんが講演

小林多喜二・宮本百合子の遺産を引き継ぎ発展させる作品を


日本共産党兵庫県文化後援会は十一月十八日、県立中央労働センターで、新進作家・岩崎明日香さんを招いて「秋の文化講演会」を開催しました。
講演会は濱本鶴男文化後援会副会長(兵庫多喜二・百合子の会会長)の司会で進められ、段野太一会長、小林明男共産党兵庫県委員会常任委員の挨拶に続いて、元町界隈で人気者のマジシャン、モハメッド・福岡さんの手品を楽しみ、講演に移りました。
岩崎さんは日本民主青年同盟東京都委員長を務めたあと現在、日本共産党中央委員会の国民運動委員会で活動、また日本民主主義文学会幹事でもあり、昨年、小説「角煮とマルクス」で民主文学新人賞を受賞した若い世代を代表する作家です。
岩崎さんは、総選挙の結果をうけて「文学と政治 今考えたいこと」をテーマに講演。受賞作「角煮とマルクス」の内容を紹介しながら、現代を生きる人々、とりわけ自己責任論で自縛させられている青年労働者に人間の尊厳と連帯で生きる勇気を与えていくことの大切さを指摘しました。
▽バブル経済崩壊後労働運動が低迷し、非正規労働者が増え、しかも労働環境が過酷になるもとで苦しむ労働者が多数いたが、3・11の原発事故やその後の安倍政治に反発する国民運動と連帯してたたかいに立ち上がる青年学生も広がりつつあり、状況は明らかにかわりつつあること▽こうした状況は文学の世界にもいろいろ屈折しながらも反映し「九条を守る会」でも文学者が大きな役割を果たしていること▽民主文学も、いまこそ小林多喜二や宮本百合子の遺産を引き継ぎ発展させる作品を創作することが求められていること―などを感銘深く語りました。
参加者からは「若い世代のみずみずしい感性に触れて心が軽やかになった」「『文学』とは生き方だ、ということを感じることができた。すばらしい方が党に居られることに大きな安心と感動を覚えた。素晴らしい一日になった」などの感想が寄せられました。(堤隆二=文化後援会事務局長)


(兵庫民報2017年11月26日付)

神戸映画サークル協議会12月例会:『ヨーヨー・マと旅するシルクロード』

音楽と異文化そして人との交わり



世界的なチェロ奏者であるヨーヨー・マが立ち上げた「シルクロード・プロジェクト」を取り上げた作品。彼を中心として四人のメンバーに焦点をあてた、彼らの音楽と「旅」のドキュメンタリーです。
このプロジェクトを追ったのはモーガン・ネヴィル監督。トップスターたちの陰に隠れてきたバックシンガーにスポットを当てた『バックコーラスの歌姫たち』(二〇一三)でアカデミー長編ドキュメンタリー映画賞を受賞しています。
現在と過去、世界各地の風景、演奏、人との出会いなど、時間と場所を自由自在に移動しながら各自がたどってきた道を振り返ります。その中で伝統を守りながらも「音楽の可能性」を追う姿が紹介されます。そして、音楽にとどまらず、伝統の継承と異文化の交わりまで広がりをもった世界を描いています。
ヨーヨー・マの多彩な演奏が紹介されるのはもちろんのことですが、ケマンチェ(バイオリンのルーツとなる楽器)の奏者であるイランのケイマン・カルホールや中国の琵琶(ピパ)奏者のウー・マンなどの民族楽器の演奏を聴くことができるのも大きな楽しみのひとつです。
映像、音楽、楽器に人々の輪も交じり合ったまさに「アンサンブル」的作品です。(岡風呂賢)

映画『ヨーヨー・マと旅するシルクロード』

12月1日(金)①11時30分②14時30分③19時、2日(土)①11時30分②14時30分、3日(日)①11時30分②14時30分/2015年・アメリカ・95分/神戸アートビレッジセンターKAVCシアター/一般当日1,700円(前売:1,300円)、シニア・障がい者・大学生以下1,300円/☎078‐371‐8550、URL http://kobe-eisa.com/


(兵庫民報2017年11月26日付)

兵庫山河の会「山河」79号より

「見返りは民主主義だ」と晃さん立憲伸びて褒めるはすごし
 岸本 守

身を切りて野党と市民共闘を果たす党こそ筋通す党
 塩谷凉子

戦争を語り残せと生かされいる命と思うわが残生は
 安武ひろ子

若者よすばらしきデモ・プラカード「お前が国難」「希望に絶望」
 古賀哲夫

歳ふりて歳ふりて尚夢はるか夢のためにビラを手わたす
 山下 勇

平和なるノーベル賞はICANに核禁の想ひ遂に届きぬ
 西澤 愼

手に取りてもっこくの実をよく見れば赤く輝くルビーのごとし
 新井 幸

孫娘の結婚式は情熱的披露宴にて二人でギタ―を
 鵜尾和代

くずれゆく「安全神話」も辞書にのりいかなる文章となりて続くか
 古賀悦子

まいらせてもらへることのありがたき血縁なけれどこの身の限り
 石井敏子

大和路を米寿の君のもとへ行く笑顔に逢える喜び胸に
 高木庸子

遊園地子ども遊具が出来上がり歓声やまぬ日が暮れるまで
 大中 肇

一枚の絵を探したるひとひなり青をバックにゴッホの自画像
 古谷さだよ

つわぶきに黄菊白菊咲きていし廃屋の庭ゆめの如しも
 山下洋美


(兵庫民報2017年11月26日付)

画:亀井洋示




(兵庫民報2017年11月26日付)

観感楽学

審議抜きでの冒頭解散を「国難突破解散」と名付けた安倍首相。特別国会でも北朝鮮情勢と少子高齢化を「国難」と称し、国民の信任なければこれを乗り越えることはできないと押しつけがましい所信表明をおこなった▼でも彼が「国難突破」と言うとき、それは「国民難儀の解決」ではない。困難をいっそう助長しておきながら、または自らの施策の結果でありながら「大変な事態だ」と国民を脅し、貧困格差のいっそうの拡大と戦争する国づくり推進で国民を突破していくのがねらい▼「国難」ということば、二千年前に編纂された中国歴史書の「漢書」にすでに登場している。日本ではかつての侵略戦争に国民を思想動員するため多用された。一九三七年、中国全土への侵略を開始した直後の八月に東京多摩川では「挙国一致で国難突破」という仕掛け花火も登場したそうである▼しかし今回の選挙で「お前こそ国難」と首相に向けられた怒りの反撃ステッカーは見事な切り返しであった。ただ関西人のもつ語感からすれば「お前」より「あんた」のほうがピッタリだったかな。何にせよ首相にとっての真の困難である「市民と野党の共闘」は見事に発展した。(T)



(兵庫民報2017年11月26日付)

2017年11月24日金曜日

兵庫民報が国会図書館に

1963年創刊以来の「兵庫民報」が近々、国会図書館が閲覧できるようになります。 

先週、2015年1月以降の分を納本しました。いま、書誌を作制中のようです。


現在のところ1949年に創刊された第1次の「兵庫民報」の書誌と、1963年創刊の第2次の「兵庫民報」の書誌とが分離していません。 

2014年12月以前の第2次「兵庫民報」については兵庫県委員会に保存しているものをこの年末に整理し(残闕も多少あるもよう)、年明けに国会図書館に納本する予定です。

 なお、第1次分は兵庫県委員会にはまったく残っておらず、GHQが収集したものが収められているプランゲ文庫に収録されています。

 (Web版のみ)

2017年11月22日水曜日

田村智子さんが日本共産党を丸ごと語る

つどい成功へ日本共産党が宣伝



田村智子党副委員長・参議院議員を迎えて開く「日本の未来と日本共産党を語るつどい」の成功に向け、日本共産党神戸西地区と県青年・学生部が十一月二十日、学園都市駅前で宣伝しました。気温も下がり小雨がちらつく中でしたが、学生や主婦、年配者と幅広い層がビラを受け取りました。
地区委員会では、総選挙での党議席減という結果を受け、自力をつけること、そのためには党を丸ごと語ることが必要、「つどい」はその絶好の機会であり、「周りの知人にも声を掛け、若い人にもぜひ党を知ってもらう機会にしよう」と話し合い、学園都市に通う若者向けのビラも作成し、宣伝に取り組みました。
*

日本の未来と日本共産党を語るつどい

田村参院議員
11月26日(日)14時/須磨パティオ健康館3階パティオホール(神戸市営地下鉄名谷駅南)/おはなし:田村智子(党副委員長・参院議員、写真左)/入場無料/主催:日本共産党神戸西地区委員会☎078‐753‐5287


(兵庫民報2017年11月26日付)

2017年11月19日日曜日

大飯原発再稼働反対! HYOGO ACTION!


大飯原発再稼働反対!HYOGO ACTIONが十一月十一日、神戸・波止場町緑地で開かれ、山形からフォークグループ影法師、東京から社会派アイドルユニット制服向上委員会、福井から原発設置反対小浜市民の会の中嶌哲演事務局長、兵庫から原発賠償ひょうご訴訟原告の伊藤伸子さんがそれぞれの形で訴えました。呼びかけたのは原発をなくし自然エネルギーを推進する兵庫の会、原発ゼロ!核兵器ゼロ!ZEROこねっと、さよなら原発神戸アクション。約四百人が参加し、集会後は会場から関西電力神戸支社前を通り三宮、元町までパレードして市民にアピールしました。
*
主催者挨拶で橋本銀河さん(ZEROこねっと)は、二〇一二年七月六日以来毎週欠かすことなく続けてきた関電神戸支社前での行動を紹介し、最初は首相官邸前行動に呼応しようという小さなつぶやきから始まり、参加者の思いを大事につながりを広げてきたことが今日の集会はじめ共同を広げてきたと述べ、一人ひとりの力を合わせて原発をなくすという大きな転換を実現しようと訴えました。
*
伊藤さん

福島市から避難してきた伊藤さんは、福島、宮城、栃木、首都圏などから多く家族が関西へ避難し、六年半の間には、母子避難だったけれど夫が合流した家族、伊藤さんのように今も離れ離れの家族、戻ると決断した家族、住宅支援が打ち切られ泣く泣く不本意ながら戻った家族など様々な状況だと紹介。
国や自治体が信じられないなか、また本来ならいちばん身近で支える家族・親族から厳しい非難の声をかけられるなか、子どもを守るという必死の思いで避難してきた一人ひとりが悩み苦しんだ長い六年半だったと振り返り、「このような辛い思いをするのは私たちで最後にしたい。未来に生きる子どもたちに辛い思いをさせたくない」と訴えました。
飯舘村では至る所、汚染土を入れたフレコンバッグが詰まれたり、ソーラーパネルで田畑が覆われているなど、美しかった景観がずたずたにされ、放射線測定値もまだ高いのに、故郷への強い思いに便乗して、東京オリンピックまでに避難者をゼロにするというスローガンが掲げられるのは、憲法で保障されている健康で文化的な最低限度の生活をするという権利がないがしろにされていると批判しました。
こうしたおかしな事態に「ノー」というために国と東京電力を相手に、関西では、京都、関西、ひょうごと三つの訴訟を起こし、①原発事故を起こした国と東京電力の責任を明らかにすること②避難の正当性を認めさせること③避難生活を国の責任で救済させること―を求めていることを紹介。裁判傍聴に詰めかける支援者のみなさんの姿に胸を打たれていると述べ、引き続く支援を訴えました。
*
中嶌さん

中嶌さんは、関西電力など「原発村」や原発行政が再稼働に向け暴走する背景について、①放射線には、五感で感じ取れない、悪影響は時間がたってから現れるという特性があることから、原発安全神話から放射能安全神話に乗り換え「直ちに影響はない」などと居直っているが、市民が福島の実態をどれだけ知っているのか。
②原発は過疎地に立地され、その電力を大都市が享受するという差別的な構造があり、それが大都市の市民に原発に対する無関心を引き起こしてきている。大都市での原発反対の運動と世論は風化していないだろうか。
―と指摘しました。
十月に「関電が大飯一、二号機の廃炉方針固める」との報道があったことについては、原発維持の費用が巨額になるという関電の事情があると述べるとともに、もんじゅ同様、その地元県市を蚊帳の外に置いた決め方は非民主的だと批判しました。
これらを踏まえ中嶌さんは、次の三つの取り組みが必要ではないかと提起しました。
①すべての反原発運動の基礎に福島の実態・実相を絶対に忘れてはならないし、それによりそってその実態を常に明らかにし、自分のものとして共有していく。
②原発依存経済脱却へ明確なビジョンと施策を地元住民に説得力をある形で示していくこと。
③一般顧客が「原発をすすめるならば私たちはあなたたちと縁をきるよ」「もし脱原発を決断するなら、サポートする用意はあるよ」とそういう関電からの顧客離れを加速・拡大する運動を目標を明確に立て組織的に都市部で進めていく、それがなにより若狭の私たちに対する連帯になる。
最後に、若狭の美しい風景、日常の暮らしへの思いを語り、ともに悩み、ともに考え、ともに行動しましょうと訴えました。
*
影法師

制服向上委員会

参加者は、影法師の福島の帰還困難地域を歌った「花は咲けども」に聞き入り、制服向上委員会は「ダッ!ダッ!脱・原発の歌」に盛り上がりました。制服向上委員会はデモでもコールをつとめました。


(兵庫民報2017年11月19日付)

安倍改憲NO!憲法が生かされる政治を3000万全国統一署名運動

共同の力で大きく広げよう

「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名(3000万署名)運動」の成功へ、憲法改悪ストップ兵庫県共同センターが十一月九日、次の訴えを発表しました。

共同の力で、大きな目標達成をめざしましょう

憲法改悪ストップ!兵庫県共同センター

安倍改憲阻止の活動に敬意を表します。
安倍首相による「不意打ち解散・総選挙」の結果は、小選挙区マジックで改憲派多数となりました。しかし、選挙結果を冷静に分析する報道でも、例えば自民・公明が合わせて二千五百四十九万票に対し、立憲・共産・希望を足すと二千五百二十四万票でほぼ拮抗し、七割もの議席による横暴は許されないとの指摘も広がっています。
オール沖縄から野党共闘がはじまり、今回は北海道や新潟などで大きく広がり、兵庫県でも議席獲得はならなかったものの、野党共闘+市民運動は尼崎市や六区で着実に広がり、そして九区・明石市で頑張った諸団体は、確かな手応えに確信を持ち、強固な市民連合つくりを開始されています。
十一月八日、当センター拡大代表者会議は、こうした現状を基礎に意見交換を行い、一気に3000万署名運動の展開を誓い合いました。この署名運動は「国民投票の対決」そのもので主戦場は各行政区です。既にこの十一月、全域でスタート集会が始まりました。以下、具体的な取組み例も参考に大きな飛躍へ向け出発しましょう。
*
一、3000万署名の兵庫県目標は百四十万筆とします。各団体では、既に兵庫労連十二万、共産党県委五十万、兵庫民医連三十四万などで署名用紙も大量活用されています。全団体が早急に目標を掲げましょう、ぜひご連絡下さい。
二、県下全行政区は、有権者数の三~四割(万が一の国民投票に打ち勝つ数値)を目標に掲げ、この十一月、灘区・長田区・姫路市などでスタート決起集会が行われています。目標設定ではどの地域でも〝過去最大〟となります。そのため行政区内の全団体結集が最低限必要で、その上で幅広いさらなる共同へのアタックとなります。
三、署名の集約方法は、昨年の二千万署名運動と同じようにします。各団体は上部へ提出毎に出来るだけ行政区別に数値をお知らせ下さい。各行政区センターは、直接中央へ届けてもらって結構ですが、集約の状況は必ず当センターへお知らせ下さい。第一次集約日は十二月二十日です。
四、この3000万署名は、「九条の会」も取り組まれることになりました。ぜひ、「九条の会」の状況もお知らせ下さい。昨年の二千万署名の時、例えば尼崎市・東園田九条の会は、あちこちの商店や住宅に署名集約ポストを置き大きな成果を上げられました。
五、各団体や地域ごとに、様々な活動をどんどんニュースにして雰囲気を盛り上げましょう。


(兵庫民報2017年11月19日付)

オール灘区の会が3000万署名スタート集会

毎月100回の署名運動など取り組み決める


十一月十一日、六甲道勤労市民センターで暮らし・平和・民主主義をまもる灘区の会(略称「オール灘区の会」)は「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名(3000万署名)運動」を成功させるため、スタート集会を開催しました。
*
十月の総選挙で自民党が圧勝し、改憲勢力が改憲発議に必要な三分の二の議席を確保する事態となりました。来年一月の通常国会で、憲法九条への改憲案を提示するつもりです。しかし、改憲勢力も順風満帆ではありません。共同通信の世論調査を見ても、安倍政権の下での憲法改正は、「反対」が五割を超え、憲法九条に自衛隊を明記することにも「反対」は五割を超えています。
「安倍改憲NO!3000万全国統一署名」の目的は、国会で発議させない国民世論を作ること、もし国民投票になった場合、有権者の過半数三千万、兵庫県においては百四十万以上、灘区では三万三千以上を獲得することです。
そのために「オール灘区の会」として、三万三千筆に見合う署名用紙(六千六百枚)・宣伝ビラ一万五千枚の作成と区内全団体への配布、駅頭・街頭宣伝など毎月百回の署名運動に全力をあげることが提起されました。十二月二十日の第一回目の集約には五千筆を目標とします。一人一人が自分の言葉で対話が出来るように、参加者には「憲法会議」発行のパンフレットが配布されました。
*
会場からの発言で、元小学校の校長をされていた方から、「安倍さんはもう一度教育し直す必要がある、私は教師として教え子を再び戦場に送らない決意だ」という力強い言葉にみんなが励まされたことは、言うまでもありません。
安倍九条改憲NO!市民と野党の共同で、必ず改憲発議をさせないための世論を、この灘区から大きく広げようと最後は「がんばろう」で思いを共有し、いよいよ新たな運動のスタートがきられました。
集会では灘革新懇を代表して、田付宜雄さんから総選挙の結果をどう見るか、憲法改定をめぐる情勢と改憲阻止に向けた今後の展望、全国統一署名運動の意義と目的が報告され、オール灘区の会共同代表の田中徳太郎さんから、行動提起がなされました。(近藤秀子=オール灘区の会)


(兵庫民報2017年11月19日付)

RideOnPeaceWave:青年たちが原水爆禁止世界大会報告

自分のこととして捉えて


原水爆禁止世界大会に参加した学生による報告と今年の世界大会が築いた到達を学ぶ学習会「Ride On Peace Wave」が開かれ、約二十人が参加しました。
はじめに二人の学生が報告しました。
大学一回生のKさんは、「岡まさはる記念長崎平和資料館へ行きました。原水爆禁止世界大会には今回で三回目の参加でしたが、今回初めて加害の歴史を学べました。慰安婦問題や731部隊など加害の歴史についての資料が集められていて、とても衝撃を受けました。学校では平和教育というと被害に焦点があてられるけれども、加害についても目を逸らしてはいけないと思いました」と語りました。
大学四回生のMさんは「今回原水爆禁止世界大会に参加するまでは、平和というものについて画面ごしのどこか遠いイメージだったのですが、今回被爆者の方のお話を聞き、戦争の悲惨さと核兵器のおそろしさ、核廃絶に向けて頑張っている人の思いに直接ふれたことは、身体に刻みつけられるような体験でした。そうした体験を通して他者とのつながりを感じるなかで、今回初めて戦争と平和を自分のこととして捉えることができました。、来年はもっとたくさんの友達を誘って参加したいと思いました」と報告しました。
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今年の原水爆禁止世界大会の成果と今後の展望については県原水協の梶本修史事務局長が講演。日本政府の立場を変えさせるためにも、今集めているヒバクシャ国際署名に取り組もうと呼びかけました。
芦屋市在住の被爆者の千葉孝子さんは、「被爆者として生きてきてつらいことはいっぱいあった。しかし頑張って体験を語ったから、それを聞いてくれた人が応援してくれたから、核兵器禁止条約が七月に採択されたんですね。被爆者として生きてきたことに誇りを感じました」と、核廃絶の運動に取り組んでいる思いを語りました。
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講演後には、阪急西宮北口駅前でヒバクシャ署名に取り組み、三十分間で三十筆が集まりました。
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ネットでの告知を見て参加したという大学三回生は「今年核兵器禁止条約ができてから、この動きについて注目していて、学びたいと思っていたのですごくいい機会になりました。自分のこととして捉えることが大事という話が一番胸に響きました」と感想を話し、署名行動にも参加しました。


(兵庫民報2017年11月19日付)

日本平和大会に参加:岩国基地の巨大さ・強化を実感


「なくそう! 米軍基地・日米軍事同盟」をスローガンに二〇一七年日本平和大会が十月二十八・二十九日、山口県防府市と岩国市で開催されました。
アメリカ海兵隊岩国航空基地は、今年後半以降、米空母艦載機六十一機の移転が計画され、百三十機もの米軍機が常駐する東アジア最大の米軍航空基地として大増強されていることから、今年の平和大会は、岩国基地強化反対に焦点を当てて山口県での開催となりました。
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開会集会の主催者報告で日本平和員会の千坂純事務局長は「総選挙の結果、自民、公明に希望、維新を加えた九条改憲勢力が衆院の三分の二以上を占めましたが、一方で、分断を乗り越え、野党共闘はその議席を大幅に増やしました。大義の旗をしっかりと掲げ、市民と野党が力を合わせて闘うならば、安倍政権を打ち破ることはできる」「共同を発展させよう」と述べ、「北朝鮮問題の平和的解決」「核兵器禁止・廃絶を求めるヒバクシャ国際署名」「安倍九条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名(3000万署名)」「沖縄・岩国はじめ基地強化に反対、名護市長選挙勝利」などの課題で「共同を広げながら日米軍事同盟を抜け出し憲法を生かす展望を語ろう」と呼びかけました。
集会はその後、全国各地の活動の報告と韓国・参与連帯から連帯の挨拶が行われました。
翌日にシンポジウムと七つの分科会が岩国市内で行われました。「国際交流シンポジウム―非核平和の北東アジアの展望を考える」「憲法九条守れ、戦争法廃止、自衛隊を戦場に送るな」「沖縄と連帯し、岩国基地はじめ米軍基地強化許すな」「子どもたちを〝戦争する国〟の人づくりから守れ」「くらし・原発問題と日米安保体制」「入門編―岩国基地って何やってるんですか?」「映画『ザ・思いやりpart2』上映とバクレー監督と語る」「動く分科会―岩国基地視察」。

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兵庫県からは十名が各分科会に分かれて参加しました、初めて参加のYさんは、「米軍基地再編強化が進められるなか、増強されていると言う岩国基地の実情を知り、学びたいと思い参加しました。岩国基地見学ではその巨大さを実感。基地強化の実態を知ることができました。分科会では横田基地、横須賀海軍基地、木更津基地、佐世保基地など各地の報告で具体的に学べ、大会に参加する大きな意義を感じました」と感想を寄せています。
閉会集会は岩国市役所前広場で行われ、岩国駅までのピースパレードで市民にアピールしました。(田中信一=兵庫県平和委員会)


(兵庫民報2017年11月19日付)

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