堀内議員通じて回答求め立ち退き迫る根拠なさ明確に
「モトコーを守る会」と日本共産党の堀内照文衆院議員との懇談が十月七日に行われました。こんどう秀子兵庫一区くらし相談所長、大前まさひろ・林政人両神戸市議、金田峰生国会議員団兵庫事務所長も参加しました。
元町高架通商店街(通称モトコー)は昭和レトロな雰囲気を持つ三百店舗以上からなる商店街で長く市民に親しまれていますが、今年はじめ、JR西日本が耐震化を理由に山側は二〇一七年・海側は二〇一八年の契約期間満了での立ち退きを求めてきました。
しかし、七月末に開かれた説明会では、当初の話と異なり、「リニューアル」前面に出したものでした。不審に思った「会」メンバーが民商とともに、国土交通省に説明を求めたところ、当該区分の耐震化は済んでいるかの回答。そこで改めて、堀内議員を通じて国交省に対し明確な回答を求めたところ、「安全性の条件を満たしている」と正式に書面回答がありました。南海トラフ地震をも想定した基準です。
さらに防火についても基準を満たしていることが、神戸市議会での消防局答弁で明らかにされています。
今回の懇談で、堀内議員は「今後も皆さんと力を合わせていきたい」と発言。大前市議も「耐震化、防火基準を満たしていることが明らかになったが、神戸市は商店街を守る立場にたたず、JR側についている。モトコーを守るためにがんばりたい」と発言しました。
「モトコーを守る会」からは「堀内議員のおかげで、重要な国交省回答を得て、道が開けた。ありがたい」「これで振り出しに戻った。JRに計画を撤回させよう」との発言がありました。
(2016年10月23日付「兵庫民報」掲載)
