大門みきし参議院議員を迎えて、但馬地区の日本共産党創立九十四周年記念講演会が豊岡市出石町で八月六日、開催されました。
最初に前田貞夫党但馬地区後援会長が猛暑の中の参加にお礼を述べ、続いて今年十月に行われる養父市議会議員選挙の予定候補、竹浦昭男(69)=現=、津崎和男(57)=新=の二氏が必勝の決意を表明しました(二氏の略歴は二面)。
さらに参議院選挙で兵庫選挙区候補としてたたかいの先頭にたった金田峰生氏が、支援に感謝し、複数定数の兵庫県で日本共産党の比例代表得票が前進し、野党共闘の流れが力強く生きたことを力説しました。
大門みきし参議院議員の但馬入りは三回目で、「大門さんの話は人間味があふれ楽しい」と期待があり、マイクロバスでの参加もありました。
大門議員の記念講演は約一時間。三期十六年※の国会経験を縦横に織り込み、安倍政権の異常な暴走の危険性を暴露。「議員になり八人の総理と論戦したが、安倍氏以前の七人が善人だったのではと思えるほど」と会場を笑わせました。
大門議員は前日行われた志位和夫委員長の日本共産党創立九十四周年記念講演を踏まえ、「政治は変えられる」との国民的意識を生んだ、野党と市民の共闘の歴史的意義を強調しました。これに恐怖する自公などの「野合」攻撃に対して、日本共産党綱領に明記された統一戦線の方針が生きた具体例をあげて紹介しました。
最後に次期総選挙が「憲法改悪阻止の決戦」となる可能性を指摘し、日本共産党の自力をつけることが何より重要だと強調。参加者に入党を訴えて講演を締めくくりました。
※ 二〇〇一年に繰り上げで初当選。
(2016年8月14日付「兵庫民報」掲載)
