「野党共闘の勝利と日本共産党の躍進で安倍政権を倒し、新しい政治を」「比例四十六万票・日本共産党の躍進の大波をつくり『命と個人の尊厳を大切にする政治』を信条とする金田さんを押し上げよう」
―参院選公示まで十日となった六月十二日、日本共産党は神戸三宮・そごう前で街頭演説を行い、志位和夫委員長、堀内照文衆院議員と、参院選比例予定候補の大門みきし氏、参院兵庫選挙区予定候補の金田峰生氏が訴えました。また、安保関連法に反対するママと有志の会@兵庫の向山桂子さんが応援のスピーチをしました。
この街頭演説には雨の中、二〇一四年衆院選時を上回る五千五百人がつめかけ熱気にあふれました。
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ママと有志の会の向山さんはスピーチで、「一市民として、子どもをもつ母親として現政権に危機感を感じ声をあげずにいられなかった」「あなたの大切な一票で未来は変わります」と訴えるとともに、「戦争法廃止二千万人署名など市民団体とともに活動している(日本共産党の)姿にとても共感し、民意を反映してくださると確信しています」と期待を表明しました。
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堀内衆院議員は、派遣労働やブラック企業、借り上げ住宅、アスベスト被害などの問題をあげ、草の根で国民と結びついている日本共産党だからこそ、国民の声をじかに国会に届け、世論や運動とスクラムを組んで政治を動かすことができると確信を持って言えると強調。参院選で日本共産党議席を大きくしてほしいと訴えました。
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大門比例予定候補は、消費税増税は延期でなくきっぱり中止・断念せよとの声を参議院選挙でつきつけようと呼びかけました。「〝税金は大企業・大金持ちから取れ〟の声を大きくし、消費税に頼らない別の道を一緒に進みましょう。そのためには日本共産党をこの選挙で躍進させてください」と訴えました。
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金田選挙区予定候補は、「とうとう夫に派兵命令が出ました。助けてください」と街頭で言われたことを紹介。「戦争法は国民を守るのではなく国民に犠牲を強いる法律であり、一刻も早く廃止する」「憲法九条を守り生かす政治を貫いてしっかり平和と安全を確保する」と述べ、平和の願いを日本共産党と金田峰生にお寄せくださいと訴えました。
また、大学時代、運転手の過労によるスキーバス事故で友人を亡くしたことから、もっと人の命を大切にする社会にしたいと入党したと述べ、憲法に基づいて個人の命・尊厳・個性を大切にする政治に変えると決意を表明しました。「今度の選挙で日本共産党を伸ばし兵庫で金田峰生を勝たせていただくことは、憲法改悪を許さない明確な審判になり、野党共闘を発展させ政治を変える確かな力になる」と強調。「公約実現にむけ、最後までがんばりぬきます。どうかこんどこそ国会へ送ってください」と力をこめ訴えました。
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志位委員長の訴えの大要は十四日付「しんぶん赤旗」に掲載されています。
(2016年6月19日付「兵庫民報」掲載)
