日本共産党の金田峰生国会議員団兵庫事務所長らは七日、大阪市内の関西電力本店を訪れ、高浜原発四号機の相次ぐ重大事故に抗議するとともに、四号機の再稼働中止と三号機の運転停止を申し入れました。(写真:申し入れ書を手渡す(左2人目から)わたなべ結(大阪)、金田峰生(兵庫)、いずみ信丈(奈良)、大河原としたか(京都)、 佐藤こうへい(滋賀)、 坂口多美子(和歌山)の各氏)
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申し入れは、大門みきし参院議員と近畿の参院選挙区予定候補、国会議員団近畿ブロックの連名。金田氏のほか、二府三県の参院予定候補らが参加しました。
申し入れ書では、高浜原発四号機の緊急停止が「トラブル公表五段階の基準で最も高いレベル四という重大事態であった」と指摘。冷却水漏れに続く今回の緊急停止と相次ぐ事故の責任は重大であり、安全軽視、再稼働優先が引き起こした事故だと抗議しています。
高浜原発四号機の事故原因の徹底調査と全容の公表、四号機の再稼働中止と稼働している三号機の運転停止、四十年を迎える高浜一、二号機の廃炉、全原発からの撤退を強く求めています。
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提出にあたって金田氏は、「私たち国民に原発を再稼働してもらわなければならない理由は一つもありません。関電が動かした原発が事故を起こした時、私たち住民は逃げられませんが、それでも動かすというのは、企業としても人としてもおかしいと気づくべきです」と言い添えました。
高浜原発の再稼働問題では、金田氏が一月二十七日、関西電力神戸支社を訪れ、再稼働中止を要請するともに、二月二十五日、四号機の再稼働中止と三号機の停止を求める緊急要請書を神戸支社に提出しています。
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(2016年3月13日付「兵庫民報」掲載)
