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2016年11月6日日曜日

川崎さん百歳:レッド・パージ名誉回復求め

「たたかうしかない」と意気高く


懇談会の仲間に囲まれる川崎さん(中央)と大橋さん(その左)

レッド・パージの名誉回復を求めてたたかっている原告の一人・川崎義啓さん(元旭硝子)が十二月に百歳を迎えます。兵庫県レッド・パージ懇談会が、百歳を祝う会を十月二十八日、川崎さんが入所している施設で開きました。
レッド・パージは、憲法制定後、朝鮮戦争直前に共産党員とその同調者であることを理由に職を奪われ、社会からも「村八分」にされたもので、被害者は数万人、多くの自殺者も出しました。この憲法違反の行為が「占領軍の命令」でなく政府の決定で行われたことがこの間の研究で明らかになっています。しかし、最高裁は川崎さんらの第三次再審請求を参院選告示直後に棄却しました。
祝う会では、原告の大橋豊さん(もう一人の原告の安原清次郎さんは都合で不参加)が「最高裁が憲法判断を避け棄却したことは許せない。勝ち目はないという人もいるがたたかいたい」と決意を述べ、川崎さんが徴兵された戦地で非戦を貫き住民から信頼があったこと、戦後、反戦でたたかった党を知り学習にとりくんだことなどを紹介、「今後もご支援を」と訴えました。
川崎さんは、耳が聞こえにくくなっていますが、大橋さんから最高裁が棄却したがどうするかと問われると、「たたかうしかない」「みなさんも仕事で大変だろうが、体調に気をつけて、今後ともよろしく」と決意を述べ、参加者の大きな拍手につつまれました。
懇談では野党共闘や運動の広がりも交流され、専門家の協力も得ながら、さらに運動を発展させようと確認しました。

(2016年11月6日付「兵庫民報」掲載)

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