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2016年10月9日日曜日

日本aalaのラオス(東アジア首脳会議議長国)要請に参加して

日本アジア・アフリカ・ラテンアメリカ(AALA)連帯委員会は、東アジアに「不戦、平和、協力、繁栄の共同体」をつくることをめざし、東アジア諸国の首脳への要請署名「戦争するな!国際署名」に取り組んでいます。九月には東アジア首脳会議の議長国・ラオス人民共和国に訪問団を送り、ラオス平和連帯委員会のカンパン会長に国際署名個人分一万四千筆と団体署名五百筆を手渡しました。昨年、当時の議長国・マレーシアの駐日大使館に提出した分と合わせると個人署名は二万四千筆、団体署名は五百筆。AALA連帯委員会は引き続き、署名を訴えています。今年のラオス訪問団に参加した兵庫県AALAの須増唯理事の手記を紹介します。

東アジアに不戦・平和・協力・繁栄の共同体を

非核「神戸方式」パンフも手渡し

兵庫県AALA理事 須増 唯

須増さん
私は九月二十二日から二十八日までラオスを訪ねました。
ラオスはASEAN加盟国の中で唯一の内陸国で、中国、ベトナム、タイ、カンボジア、ミャンマーと国境を接しています。メコン川という大河が流れているので、魚料理も沢山あります。国民の九〇%が仏教徒で、街のいたるところにお寺が見受けられます。
東アジア首脳会議も見学する予定でしたが、会議の日程が早まり、私たちがラオスを訪れたときには、もう終わっていました。しかし、ラオスの与党である人民革命党に事務所を置くラオス平和連帯委員会を訪問し、会長を務めるカンパンさんとお会いできることとなり、日本で集めた署名を手渡すことができました。
今、日本のまわりの中国、韓国、北朝鮮などの国々との関係が問題になっています。より良い国際社会をつくるには、もっと協力し、お互い信頼できる関係をつくらなければなりません。そのために、ASEANのやり方を学び、アジアでの平和をつくっていく必要があると考えた結果、この署名ができました。
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ラオス平和連帯委員会のカンパン会長(右)に
非核「神戸方式」パンフを渡す須増さん(左)

署名提出の際、私は神戸市からの参加ということで非核「神戸方式」の英語版パンフレットを渡すと、カンパンさんは、「ラオスは他国の基地を作らせないし、何があっても核は使わない」とおっしゃいました。神戸は神戸のやり方で平和を作り、ラオスはラオスのやり方で国を守っていると感じました。いつか日本が他国の基地を作らせず、核の傘から抜け出し、核の脅威に頼ることをやめ、本当の意味での平和を求めるようになればいいなと思いました。
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今回ラオスを訪れて、歴史を知ることがどんなに大切なことか、あらためて気付きました。過去を知らなければ今を知ることができないと思います。
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私が生まれたのは一九九七年。生まれた時にはソ連はなく、中国で何があったか、ベトナムでなにがあったか、世界で何があったかなんて知りませんでした。しかし、想像力を働かせ、その時代の人々に思いを馳せ、思考し、勉強することで本質を捉えることができると思います。
私が今進んでいる道を振り返ると、険しいながら闘い進んできて道を作ってくださった方々が沢山いたことに気付かされます。命懸けで闘い、志半ばで倒れた方もいたでしょう。どんなにか細く小さな道になったとしても、決して途切れることなく切り開いてきてくれた、私たちの先輩方には本当にいつも感謝しています。彼等が繋げてきてくれたから、こうやって活動ができると思います。いろんな国のいろんな人々が、自分たちの平和や生活のために切り開いてくれた道を、今度は私たちが先頭に立ち後世へと繋げていきたいと思いました。

(2016年10月9日付「兵庫民報」掲載)

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