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2016年9月18日日曜日

はたらく女性の兵庫県集会

パドサマリ関西によるバリ舞踊

九月十一日、西宮で、第三十五回はたらく女性の兵庫県集会を開きました。
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午前は三つの分科会がありました。
①「ペットとともに最後まで生きる」―獣医師の牧田牧子さんを囲み、参加者の体験や質問を出しあいました。牧田さんは、「ペットは大切な家族の一員」「人生に喜びを与えてくれる」「ペットが最期を迎えた時には少しでも幸せに見送ってあげられるように」と話しました。
②「デンマークの働く女性事情」―元高校教師の市原秀美さんがデンマークの労働・家庭・子育てについて報告しました。兵庫県とほぼ同じ人口のデンマーク。十五時がお迎えのピーク、エネルギー自給率は原発なしで一〇〇%、食料自給率はカロリーベースで三〇〇%……など驚きの連続でした。〝高福祉で世界一幸福な国〟は実感を伴い、自分たちがつくりあげているという意識の高さと誇りからきていると感じました。競争ではなく、協同とリスペクトの教育が根底にあるのでしょう。
③「体験しよう 自立整体」―健康で働き続けたい、そのためには自分の体と向き合って、自分でメンテナンスをしていくことが大切だと、古川泰子さんの指導で二時間ゆっくり体と向き合いました。
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午後は、文化行事のパドサマリ関西によるバリ舞踊から始まり、記念講演は京都教育センター事務局長の本田久美子さんが「女性がはたらき続けるために――職場でも家庭でもゆったりイキイキ働きたい」をテーマに語りました。

本田久美子さん

本田さんは―自分自身の生い立ちの中で憲法第二五条の「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」という言葉にひかれたこと。誰もがあたりまえに働き、あたりまえに生きる、そのために憲法がある。憲法が暮らしのなかにいかされることを求めていかなければならない。
―女性が働き続けられたのは、先輩の女性たちがたたかって勝ちとってくれた権利があったからこそ。そのことを次の世代に伝えていかなければならない。
―職場には仲間が、家庭には働き続けるために助け合う家族がいたから、自分が働き続けられた。
―労働組合の役員をやったからこそ、違う職種の仲間とつながり、連帯することの大切さを実感できた。
―京都市長選挙に立候補した時、相手陣営から「女性に政治は任せられない」と言われた―などを語りました。
参加者は、女性が連帯し、様々な言葉を発信して、「あたりまえに働き、あたりまえに生きる社会」を目指して行動していくことの大切さを学びました。
(文=K・Y〈兵庫教組〉、写真=由利美香〈新婦人県本部〉)

(2016年9月18日付「兵庫民報」掲載)

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