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2016年8月21日日曜日

ナガサキデー集会に参加して:原水爆禁止世界大会

肌で感じた世界の動きと希望


庄本えつこ(兵庫県議)

高校生たちの活動報告

毎年参加している原水爆禁止世界大会。今年は公務等で日程が合わず、広島へは行けず、何とかナガサキデー集会に参加できました。今年どうしても行きたかった理由は、核兵器廃絶にむけて世界で新たな動きが生まれており、それを肌で感じたかったからです。

昨年の第七十回国連総会で、核兵器禁止条約の交渉開始を求める決議を採択、「具体的で効果的な法的措置」を議論する国連核軍縮作業部会の設置を決めました。作業部会は、核兵器禁止条約の内容や二〇一七年に条約交渉の会議開催なども提案しています。世界大会「国際会議宣言」では、今年の国連総会に具体的な勧告をおこなうことを要請しています。「宣言」は「しんぶん赤旗」で読んでいましたが、長崎の地で大会実行委員会議長団の安斎育郎氏からあらためて報告を受けると、感動もひとしおです。

この「国際会議宣言」がジュネーブで開催中の作業部会に世界大会実行委員会の手紙を添えて送られ、作業部会議長に直接手渡されたこと。各国代表団にも配布されたことが土田弥生日本原水協事務局次長から「うれしいこと」として報告されました。会場中が一緒に喜びあいました。

被爆者の谷口稜曄さんの来賓あいさつ、特別企画「被爆七十一年、被爆者の願い」の深堀悟さんをはじめとする被爆者の訴え、次いで山口仙二さんの生涯を描く合唱と朗読、厳粛な気持ちになります。九州各県の運動の報告は連帯感であふれます。

そして被爆二、三世を含む若い世代の決意、国際青年リレー平和行進に参加した青年たちの言葉に、この運動が確実に引き継がれ世界に広がっていることを実感しました。

国連や世界の政府代表、平和団体代表・個人が集まり「核兵器廃絶」を議論・提案し、運動を交流・学びあう世界大会は、国連以外では一番大きな会議です。被爆者を先頭に核兵器廃絶の情勢を切り開いてきた原水爆禁止世界大会は、私にとって希望の場でもあり、来年も参加したいと強く思いました。

(2016年8月21日付「兵庫民報」掲載)

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