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2016年8月7日日曜日

借り上げ住宅:世界人権宣言・社会権規約にも反する明け渡し請求

「なぜ訴えられたのか、なぜ出て行かねばならないのか分からない」と訴える吉山さん

神戸市が、借り上げ復興市営住宅のキャナルタウンウエストの入居者に住宅明け渡しを求めた訴訟のうち、吉山隆生さんをめぐる裁判の第三回弁論が神戸地裁で行われました。

入居者側からは、借上住宅弁護団の佐伯雄三団長が陳述し、世界人権宣言二五条一項が、十分な生活水準を享有する権利と生活保障を受ける権利を規定し、社会権規約一一条も、住居に関し相当な生活水準の権利を認めていることをあげ、改正公営住宅法二五条二項が定める事前通知の解釈でも「居住継続の法的保障」の趣旨が反映されるべきだと指摘し、強制退去のためには入居時点で明け渡し期限が通知されていることが必要不可欠だと主張しました。


(2016年8月7日付「兵庫民報」掲載)

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